マスクによる肌荒れの原因と対策を徹底解説!効果的な塗り薬や予防法も紹介

マスクによる頬の赤みやぶつぶつなどに悩んではいませんか?

マスクをする機会が増え、マスクによる肌荒に悩んでいる方もいることでしょう。

今回は、マスクによる肌荒の原因とその治し方・予防策について詳しく解説していきます!

ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

  • マスクによる肌荒れの原因は、摩擦・乾燥・蒸れの3つ!
  • 肌荒れを防ぐための重要ポイントは保湿

マスクで肌荒れしてしまう原因

マスクによる肌荒れの原因には、摩擦・乾燥・蒸れの3つが考えられます。

まずは、マスクが与える肌への影響について解説していきます。

摩擦による肌への刺激

マスク着用中に肌とマスクが擦れることによって摩擦が生じます。

この摩擦による刺激によって、外部の刺激から肌を守る角質が削られ、赤みやかゆみ、炎症などが発生することがあります。

乾燥によるバリア機能の低下

マスクを付けていると肌が保湿されていると感じるかもしれませんが、実際はマスクは肌の乾燥を招く原因の一つです。

マスクを外すと水分が一気に蒸発します。その際に、肌に必要な角質層の水分まで奪ってしまうのです。

肌の乾燥はバリア機能を低下させます。肌のバリア機能が低下することで肌が外的刺激を受けやすくなり、ニキビや赤み・湿疹などの肌荒れが起こります。

蒸れによる菌の繁殖

マスク内は呼吸や汗によって湿度が高く、蒸れやすい環境です。

肌が蒸れた状態は、ニキビ菌が増殖しやすいため、ニキビや吹き出物ができやすくなります。

マスクで起こる肌荒れトラブル

マスクによって引き起こされる肌荒れにはいくつか種類があり、それぞれ治療方法や予防方法が異なります。

間違った方法ではかえって肌荒れを悪化させる可能性もあるので、自分の症状を理解し正しい治療を行いましょう。

毛穴詰まりによるぶつぶつは「ニキビ」

マスクによる、乾燥や摩擦などは肌のバリア機能を低下させ、肌のターンオーバーも乱れます。

肌のターンオーバーが乱れると毛穴周りの角質層が厚くなり、毛穴が詰まりやすくなります。

したがってニキビができてしまうのです。

また、マスク内は湿度が高くニキビ菌が増殖しやすいため、ニキビができやすい肌環境なのです。

とくに、マスクとの接触面である、あごや頬骨などにできやすいです。

赤みや腫れがある場合は「接触性皮膚炎」

赤みや腫れ、かゆみ・ヒリヒリなどの症状がある場合は、「接触性皮膚炎」である可能性が高いです。

「接触性皮膚炎」は、皮膚が特定の刺激物質やアレルゲンに反応して炎症を起こす、発疹性の炎症反応です。

赤みや腫れがなかなか引かない場合は、すぐに皮膚科に行くことを強くおすすめします。

カサカサしている場合は「脂漏性皮膚炎」

鼻や口周りなどの皮脂分泌が盛んな部分にカサカサした発疹がある場合は、「脂漏性皮膚炎」である可能性が高いです。

「脂漏性皮膚炎」は皮脂の過剰分泌により皮膚が乾燥し、かさつく症状が現れる皮膚の疾患です。

マスクによる肌荒れの治し方

ニキビや皮膚疾患などの治療には薬を塗布することが有効的です。

それぞれの症状に効果的な治療薬を紹介します。

かゆみを伴うニキビ・皮膚炎には抗ヒスタミン作用のある薬を使う

かゆみを伴うニキビや皮膚炎に対処するためには、抗ヒスタミン作用のある薬が効果的です。

抗ヒスタミン薬は、かゆみや炎症を軽減させる効果があります。

市販薬

マスキュア

赤みや腫れを抑えるウフェナマート(抗炎症成分)や、かゆみの発生を抑えるジフェンヒドラミン(抗ヒスタミン成分)が配合されており、炎症ニキビ・接触性皮膚炎・脂漏性皮膚炎の3つに効果が期待できる市販薬です。

医薬品

レスタミンコーワクリーム1%

レスタミンコーワクリーム1%は主に皮膚炎に効果がある処方薬です。抗ヒスタミン作用により、赤みやかゆみ、腫れなどの改善が期待できます。

膿のあるニキビ・ジュクジュクした皮膚炎には抗生物質を含む薬を使う

市販薬

フルコートf

抗生物質だけでなく、抗炎症作用のあるステロイド成分である「フルオシノロンアセトニド」も配合されているので、赤みやブツブツからジュクジュクした皮膚炎まで効果が期待できる市販薬です。

医薬品

リンデロン

リンデロンVG軟膏は炎症を抑える作用のあるステロイドと抗菌作用のある抗生物質が配合されているため、皮膚の赤みやかゆみを改善することができます。

そのほかのニキビ・皮膚炎には殺菌効果のある薬を使う

市販薬

オロナインH軟膏

オロナインH軟膏は、医療機関でもよく使用される「クロルヘキシジン」という殺菌消毒剤を使用しているため、高い殺菌効果が期待できます。殺菌成分のみ配合されているのでニキビや皮膚炎だけでなく、様々な傷に使用することができます。

医薬品

ナジフロキサシン

アクアチム(一般名:ナジフロキサシン)は、ブドウ球菌やアクネ菌を殺菌・除去する効果がある抗菌薬です。炎症前の白・黒ニキビから炎症後の赤ニキビにまで効果が期待できます。

マスクによる肌荒れの予防法

長時間のマスク着用によってニキビや皮膚炎はできやすくなります。

しかし、特定の職業や感染予防などでマスクを着用しなければいけない状況の人もいると思います。

マスクをしていてもなるべく肌荒れしないためには、マスクの選び方や扱い方・日々のスキンケアが重要になります。

それぞれの方法について詳しく解説していきます。

自分にあったマスクを使用する

自分にあったマスクを使用することでマスクによる摩擦を抑えることができます。

自分に合うマスクを見つけるための2つのポイントを紹介します。

顔に合うサイズのマスクを選ぶ

大きすぎるマスクは、肌とマスクとの間に隙間ができます。それにより、水分の蒸発とマスク内の蒸れが起きやすくなり、肌の感想を招く可能性が高まります。

反対に、小さすぎるマスクは顔に密着しすぎることで少しの動きでも摩擦が生じやすくなります。

このように、サイズの合わないマスクは肌荒れの原因である蒸れや乾燥、摩擦を生じやすくしてしまいます。

適切なサイズのマスクを使用することは、肌荒れの予防に非常に重要です。

刺激の少ない素材のマスクを選ぶ

刺激の少ない素材のマスクを選ぶことは、肌への負担の軽減とアレルギー反応の予防に非常に重要です。

シルクやコットン・ウレタンなどの柔らかい生地は肌との摩擦が比較的少ないため、赤みやかゆみのリスクを低減してくれます。

シルクやコットン・ウレタンで作られたマスクは洗うことで繰り返し使用することのできる商品が多いです。一度使用したマスクをそのまま使うことは、雑菌が繁殖しやすく、新たな肌トラブルを招きやすくします。そのため、使用後のマスクは必ず洗剤を使って洗ってから使用するようにしましょう。

マスク内を清潔に保つ

マスクの選び方だけではなく、マスク内を清潔に保つことも、マスクによる肌荒れを防ぐために重要なポイントです。

マスク内を清潔に保つためにおうかてきな2つの方法を紹介します。

マスクを1日に1~3回変える

長時間同じマスクを使用することは菌の増殖に繋がります。

一日中同じマスクを付けるのではなく定期的に新しいマスクに交換しましょう。

また、食事などのタイミングでマスクを外した際に、マスクの内側に菌が付着する可能性があるので、マスクケースに入れたり、新しいマスクに付け替えるなどの工夫を行いましょう。

マスク内の汗をこまめに拭き取る

マスク内は熱がこもるため、汗をかきやすくなります。

汗が肌に付着した状態が続くとかゆみなどの原因になることがあるので、吸水性の高いガーゼなどで汗をこまめに拭き取るようにしましょう。

その際に肌を擦ったりはせず、優しく押し当てるようにしましょう。

日々のスキンケアを怠らない

マスクによる肌荒れを防ぐためには、マスクの選び方や扱い方も重要ですが、日々のスキンケアも大切です。

肌荒れを防止するために効果的な方法を紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

マスクを外したら化粧水・乳液で保湿をする

マスクは肌の乾燥を招く一因です。

そのため、帰宅してマスクを外したら、化粧水と乳液でしっかりを保湿を行いましょう。

乳液には化粧水の水分が逃げないように封じ込める役割があるので怠らないようにしましょう。

冬場など特に乾燥する季節には、保湿美容液を使用することもオススメです。

こちらの記事では肌荒れしないための正しいスキンケアについて詳しく紹介しているので参考してみてください。

【目指せ美肌!】正しいスキンケア方法で美肌を手に入れよう

マスクをつける前にワセリンやフェイスパウダーを塗布する

ワセリンやフェイスパウダーは、マスクとの擦れから肌を守ってくれるため、バリア機能の低下を防ぐことができます。

マスクを付ける前に頬骨やあごなど、マスクとの接触面に塗布することで、摩擦を軽減する効果が期待できます。

マスクによって紫外線が直接肌に当たらないからと日焼け止めを塗らない方もいるかと思います。しかし、マスクは紫外線を100%カットしてくれるわけではありません。マスクをしていても肌は紫外線を浴びています。マスクをする際でも必ず日焼け止めは塗るようにしましょう。

マスクによる肌荒れが改善されない場合には医師に相談

お仕事などでマスクを着用しなければならない方も多いかと思います。

肌荒れが悪化してしまった場合や、なかなか改善されない場合は、すぐに医師の診断を受けることをおすすめします。

忙しく皮膚科に通う時間が取れない方は、オンライン診療の活用がおすすめです。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

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当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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