【医師監修】ほうれい線の消し方を徹底解説!年代別の原因や即効性のある治療法

ほうれい線ができて、老けた印象を与えてしまっているかも…。

ほうれい線に長年悩んでいたり、コンプレックスに感じている方もいるかと思います。
実は、ほうれい線は、年齢ごとに効果的なアプローチ方法が異なる場合があります。

この記事では、ほうれい線の消し方について徹底的に解説します。
ぜひ、ご自身にあった対処法を見つけてくださいね。

この記事でわかること

  • ほうれい線を消すためには、コラーゲンの摂取やアンチエイジングが重要
  • セルフケアでは筋肉をほぐすことや「ためしてガッテン」で紹介されたマッサージが効果的
  • より効果的にほうれい線を消したい場合は美容施術を受ける必要がある

目次

ほうれい線のタイプ別の原因と消し方

ほうれい線は、いくつかのタイプに分けられます。
人それぞれ骨格や、肌状態など、ほうれい線ができている原因が異なるためです。

この章では、ほうれい線のタイプ別に効果的な消し方を解説していきます。
まずは、あなたのほうれい線の原因は何かを探してみてくださいね。

ほうれい線の原因をチェック!

自身に当てはまる状態のものを選択すると、それぞれの原因の解説欄をご覧いただけます。

顔の骨格によるくぼみの場合はヒアルロン酸注入

歯茎が前に出ているような骨格の場合、鼻の横に骨格のくぼみができやすい状態です。
骨格がくぼんでいると、皮膚表面に凸凹が生まれることで、ほうれい線が現れます。

顔の骨格によってほうれい線が深く見える場合、ヒアルロン酸注入が効果的です。
ヒアルロン酸でくぼみを埋めて、肌にボリュームが与えられることで、ほうれい線を目立たなくします。

身体の骨格のゆがみの場合は骨格矯正

身体の骨格のゆがみが原因でほうれい線ができることがあります。
身体の骨格がゆがんでいると、重心が前に傾くことで、シワやたるみが目立ちやすくなるためです。

この場合、整体やカイロプラクティック(※)による骨格矯正が有効です。
骨格のバランスを整えることで、顔全体の筋肉や皮膚のたるみが改善され、ほうれい線も薄くなります。

※カイロプラクティックとは、主に脊椎の調整を中心とした骨格矯正に効果的な手技療法のことです。

肌のハリ不足の場合はコラーゲン摂取

肌のハリが不足すると、ほうれい線が目立ちやすくなります。
肌は、「真皮層」と呼ばれる肌の奥の層で、コラーゲンやエラスチンが十分に生成されることで、ハリを保っています。

そのため、肌のハリが不足している場合は、コラーゲンの摂取が効果的です。
コラーゲンを含む食品やサプリメントを摂取し、肌の弾力を保つことで、ほうれい線の改善につながります。
例えば、豚足や鶏皮、手羽先、牛スジ、エビなどには、コラーゲンが多く含まれています。

紅茶やコーヒーに溶かして飲むだけで、コラーゲンを摂ることができます。

表情筋の衰えの場合はエクササイズ

表情筋の衰えは、ほうれい線の原因となります。
口角を上げたまま、数秒維持するのが難しい場合は、表情筋が衰えている可能性があります。

表情筋が衰えていると感じる方は、顔のエクササイズで、筋肉を鍛え、ほうれい線を目立たなくしましょう。
頬を膨らませて10秒キープする・口を大きく開けて『あいうえお』を繰り返すなどが有効です。

頭のコリの場合はブラッシング

頭のコリがあると、顔の筋肉を支えられなり、ほうれい線ができることがあります。
顔の筋肉は頭と繋がっているため、頭にコリがあると、顔の筋肉が引っ張られやすくなります。

頭皮を指でつまんだり、揉んでも動かすことが出来ない場合、頭のコリがある状態だと考えられます。
頭皮をブラッシングすることで血行を促進し、筋肉のコリをほぐし、ほうれい線軽減しましょう
柔らかいブラシを使って、毎日数分間ブラッシングするだけで、頭のコリはほぐれやすくなります。

頭皮を傷つけないソフト球ピンが毛先についているブラシ。やさしく頭皮をほぐすのに効果的です。

顔のむくみの場合はフェイスマッサージ

顔のむくみが原因でほうれい線が目立つ場合は、フェイスマッサージが有効です。
顔がむくむと、頬が垂れ下がることで、ほうれい線が現れやすくなります。

頬を手で持ち上げるように、大きく円を描いてマッサージをしましょう。
リンパの流れを促進し、むくみを解消することで、ほうれい線が薄くなります。

また、水分をしっかりと補給することや生活習慣の見直しも、むくみ解消において重要です。

乾燥による小じわの場合は保湿ケア

小じわが原因でほうれい線が浮き上がることがあります。

肌が乾燥しやすい人や、ほうれい線がちりちりと細かく縮れているような見た目の場合は、小じわが原因のほうれい線かもしれません。

乾燥が原因でできる小じわには、保湿ケアが重要です。
保湿成分を豊富に含んだスキンケア製品を使用しましょう。
肌をしっかりと保湿することで、小じわを防ぎ、ほうれい線を目立たなくします。

栄養不足の場合は食生活の見直し

栄養が不足すると、肌からハリが失われるため、ほうれい線がくっきりと刻まれやすくなります。
特に、無理なダイエットは栄養不足に陥る可能性があるため、注意が必要です。

肌のハリを保つコラーゲン生成に必要なアミノ酸やビタミンCを摂ることが大切です。
これらの成分を含む、肉や魚、野菜、果物を日々の食生活に取り入れましょう。

DHCのビタミンCサプリ。水に溶けて体内に留まりにくい性質を持つビタミンCが、ゆっくり溶けるように工夫された商品です。

年代別のほうれい線の消し方のコツ

年代によって、ほうれい線のアプローチが変わることがあります。
ほうれい線には、複数の原因があり、年代によって陥りやすい原因が異なるためです。
あなたの年齢では、どんな消し方を実践したら効果的か、参考にしてくださいね。

10代・20代では生活習慣の見直しが大事

若い世代でもほうれい線が現れることがあります。
特に、10代・20代でほうれい線が現れる場合は、生活習慣の乱れが原因の可能性があります。
肌のハリを保つコラーゲン量や、30代以降で減少しやすい傾向にあります。
そのため、10代・20代では、肌のハリ不足以外の原因でほうれい線が現れている可能性が高いです。

適切な睡眠、バランスの取れた食事、適度な運動を心がけ、ストレスを溜めないようにすることで、ほうれい線を予防しましょう。

30代・40代ではアンチエイジングが大事

30代・40代になると、肌の老化が進み始めるので、アンチエイジングが必要です。

30代・40代は、肌の新陳代謝の周期が長くなったり、ハリを保つ成分が減少し始める年代です。
加齢に伴い、皮膚の弾力とハリを保つために、重要なコラーゲンとエラスチンの量が減少すると、肌がたるみ、ほうれい線が目立ちやすくなるのです。

肌老化の対策としては、抗酸化成分を含むスキンケア製品での保湿などが効果的です。

50代以上では専門的なケアが必要

50代以上になると、肌の弾力が大幅に低下し、ほうれい線が深くなります。

女性は閉経に伴い、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの分泌量が減少します。
エストロゲンは、コラーゲンの生成を促す役割があるため、減少すると、肌の弾力が低下します。

この年代では、深いほうれい線がある場合は、美容皮膚科などでの専門的なケアが必要です。
年齢を重ねると、ほうれい線が深くなってしまい、セルフケアでの解消が難しくなる可能性が高いためです。
症状が、比較的深刻なほうれい線には、糸リフト・ハイフなどの美容施術が効果的です。

【補足】男性と女性で効果的な消し方は変わらない

ほうれい線の消し方に関しては、男性も女性も基本的に同じ方法が有効です。

ただし、もしかすると男性の場合は、紫外線対策をしないという方も多いかもしれません。
紫外線は、肌にダメージを与え、肌のハリやうるおいを保ちにくくすることで、ほうれい線の悪化や出現につながります。
男性の方でも、日焼け止めを塗るなどで、紫外線対策をしましょう。

マッサージでのほうれい線の消し方①「筋肉のコリをほぐす」

ほうれい線の効果的な消し方の一つに、マッサージが挙げられます。
この章では、1回2~3分で出来るマッサージを紹介します。
どなたでも、比較的簡単にできるので、試してみてください。

頬を左右に揺らす

頬を左右に軽く揺らすことで、表情筋のコリをほぐします。
マッサージ時の摩擦を防ぐために、クリームを塗って、すべりを良くしてから行いましょう。
指の腹を使って、頬の中央部分あたりを、優しく左右に動かします。

頬を上に持ち上げる

両手の指先を使って、左右に揺らしていた部分を、上に持ち上げるように動かします。
これにより、たるみが改善され、ほうれい線が目立たなくなります。

筋肉を引き上げる

頬の筋肉を指で引き上げるようにマッサージします。
内側から外側に向かって引き上げることで、リフトアップ効果が得られます。

マッサージのは朝と夜で1回ずつ毎日継続すると良いでしょう。

マッサージでのほうれい線の消し方②「ためしてガッテン」版

NHKの情報番組「ためしてガッテン」では、ほうれい線に効くリンパマッサージの方法が紹介されました。
顔に一切触れないリンパマッサージのため、皮膚を傷つけたり、むやみに引っ張ってたるませる心配が無いのが特徴です。

以下では、ためしてガッテンで放送されたマッサージを紹介します。

肩を大きく回す

肩を後ろに大きく回して、鎖骨を動かしましょう。
軽く肩回りがあたたかくなるまで、続けると良いかもしれません。

鎖骨をさする

鎖骨のくぼみ部分に手の平を当てて、ゆっくりと3周程度、円を描きます。
気持ちいいと感じられるくらいの強さで押しながら、皮膚を動かすのがポイントです。

首のリンパを流す

首の中間部分に手の平を当て、鎖骨に向けて下に向かって、さすってリンパを流します。
左右両方を一緒に行いましょう。鎖骨に向けて手を3回程度、動かします。

耳の下をさする

耳の下を軽くさすり、リンパの流れを促進します。
次のステップで、リンパを鎖骨まで流す前に、こりや老廃物が流れやすくするようにほぐすのを意識するといいでしょう。

耳の下から鎖骨へ流す

中指と人差し指で耳を挟み、耳の前後から鎖骨に向かってリンパを流します。
耳の後ろ下部のくぼみあたりをスタート地点にして、そこから首を通り、鎖骨まで流します。

肩甲骨から鎖骨に流す

首の後ろの付け根あたりにある肩甲骨から、前側の鎖骨に向かってリンパを流すようにマッサージします。
首のこりが気になる方は、首の後ろの生え際から首を通り、鎖骨のラインあたりまで、そのまま下に流して仕上げましょう。

美容施術によるほうれい線の消し方

セルフケアによる解消が難しい場合は、美容施術も検討してみると良いでしょう。

ほうれい線を消すのに有効な美容施術は、さまざまな種類があります。
それぞれ期待できる持続時間やダウンタイムが異なります。

この章では、ほうれい線の改善に効果的な3つの美容施術を紹介します。

ヒアルロン酸注入

ヒアルロン酸注入は、医療用のヒアルロン酸を皮膚に直接注入する治療法です。
シワやくぼみを埋めることで、肌にボリュームを与え、ほうれい線を解消させます。

ダウンタイムは約1週間で、腫れや内出血などの症状が現れる傾向にあります。
効果の持続時間には個人差がありますが、1年程度と言われています。

糸リフト

糸リフトは、針で特殊な糸を皮膚に挿入する施術です。
物理的に皮膚を持ち上げて、シワ・たるみを引き上げます。
このリフトアップ効果で、皮膚のたるみを解消し、ほうれい線を改善します。

ダウンタイムは約1ヶ月程度で、持続時間は1年程度と言われています。
ダウンタイム期間中は、顔の腫れや、針を通した点状の傷跡が一時的に残ります。

「糸リフト」ついてさらに詳しくはこちら

糸リフト(スレッドリフト)とは?効果やダウンタイムと失敗時のデメリットを知ろう

HIFU(医療ハイフ)

HIFUは、高密度超音波で、皮膚の奥深くまでアプローチする施術です。
超音波の刺激で、コラーゲンの生成を促し、肌のハリを向上させることでほうれい線を薄くする効果を期待できます。

ダウンタイムは、約1週間で、持続時間は3~4ヶ月程度です。
ダウンタイムの症状として、むくみや腫れ、赤みなどが挙げられます。

メイクでほうれい線を目立たなくする方法

なかなか消えないほうれい線を、メイクで少しでもカバーしたいと考える方も多いですよね。
マッサージの継続や、美容施術はハードルが高い面もあり、メイクで隠せると便利かと思います。

最後に、ほうれい線を目立たなくするメイクのポイントを解説します。

浅いシワは下地で埋める

浅いシワには、シリコンベースの下地を使って埋める方法が有効です。
シリコンベースの下地は肌の表面に膜を作ることで、凹凸をなめらかに整えます。
シワ部分を埋めることで、ほうれい線の溝を目立たなくさせます。

小じわやこまかなちりめんジワなどをカバーする下地。コラーゲン・ヒアルロン酸を配合で肌の乾燥を防ぐ効果も期待できます。

根元の深いシワはハイライトで影を飛ばす

深いシワタイプほうれい線は、ハイライトを使って影を飛ばす方法が効果的です。
深いシワがあると、顔に影ができてしまうことで、ほうれい線がより目立ってしまいます。
特に、シワの根元にハイライトを入れると、シワが目立ちにくくなります。

オイルのようなツヤを与えてくれるスティックタイプのハイライト。しっとりとした感触で肌にフィットしやすいのが特徴です。

ほうれい線のくぼみにはベースメイクを厚塗りしない

ほうれい線を隠したくて、くぼみにメイクを厚塗りしたくなりがちかもしれません。ですが、ほうれい線部分にベースメイクを厚塗りするのはやめましょう。メイク成分がほうれい線に溜まり、線がよりくっきりと目立ちやすくなります。

目元を明るくして視線を上に集める

目元を明るくすることで、視線を上に集め、ほうれい線を目立たなくします。
明るめのアイシャドウやコンシーラーを使うと良いでしょう。

コンシーラーは、自分の肌の色より1トーン明るい色を選ぶと良いでしょう。
また、アイシャドウは、暖色系の明るめのものを使うことで、顔全体の印象が明るくなります。
加えて、カラーマスカラなどを使って、目元の印象を華やかにすると、さらに視線が目元に集まりやすいです。

一番効果的なほうれい線の消し方は美容皮膚科に相談

ほうれい線の原因はさまざまで、原因を見分けて正しい対処を行うことが効果的です。
また、セルフケアで治すのは難しい場合もあります。

ほうれい線の原因や、効果的な消し方を自身で見つけるのが難しい方は、医師の診断を受けて適切な治療を進めましょう。
まずは、手軽に受診できるオンライン診療サービスの活用もおすすめです。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

都丸真依子 医師

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