亜鉛でニキビは増えるor治る?美容効果と亜鉛を多く含む食べ物やサプリを紹介

亜鉛はニキビの改善に効果あるの?

亜鉛は、タンパク質の合成や代謝を促進する働きを持つため、ニキビの改善に効果がある成分です。

この記事では、亜鉛のニキビへの効果を解説します!

亜鉛の摂り方を誤ると、健康への悪影響を及ぼす可能性もあるので、注意事項も一緒に確認していきましょう。

この記事でわかること

  • 亜鉛にはニキビを予防する効果を期待できる
  • すでにできているニキビの改善や治療効果はない
  • 多く摂りすぎると吐き気・腹痛につながるため要注意

亜鉛でニキビは増える?治る?

亜鉛は、体内でつくることができないミネラルの一種です。

主に、タンパク質の合成・ホルモンバランスの調節・酵素の働きの促進に関わる成分です。

亜鉛はニキビにどのような影響を与えるのでしょうか?

ニキビの予防に効く

亜鉛のタンパク質を合成する働きには、ニキビを予防する効果を期待できます。

そもそも、ニキビは毛穴に皮脂が溜まり、毛穴が詰まることで発生します。

タンパク質が不足すると、代謝が悪くなり、毛穴が詰まりやすくなります。

亜鉛はタンパク質を合成する働きにより、肌の代謝を正常化します。

代謝が正常化されることで、皮脂の排出も行われるため、ニキビの予防ができます。

できてしまったニキビを治す働きはない

亜鉛には、できてしまったニキビの改善効果は見込めません。

ニキビはアクネ菌の増殖によって炎症を伴うことがあります。

亜鉛には「抗炎症タンパク質」を生成する働きがあります。

抗炎症作用を持つタンパク質ではありますが、ニキビの炎症を抑える効果は認められていません。

亜鉛のニキビへの効果

亜鉛の働きは、ニキビの予防には効果を示すことがわかっています。

ここでは、ニキビ予防に亜鉛がどう効果的に働くかを詳しく解説します!

肌のターンオーバーを正常化させる

肌は、ターンオーバーと呼ばれる代謝によって、約4週間の周期で肌細胞が生まれ変わります。

亜鉛は酵素の働きを助けることで、代謝の低下を防止し、肌のターンオーバーを正常化させます。

酵素には、ターンオーバー時に剥がれる一番外側の肌の層「角質層」にある角質細胞を剥がす作用があります。

これにより、肌のターンオーバーが正常に行われると、ニキビの原因となる皮脂の詰まりや、肌のバリア機能の低下を防げるため、ニキビの発生を防ぎます。

また、新しい肌細胞の生まれ変わりを助けることで、ニキビ跡の改善にも効果が期待できます。

▼ニキビ跡の治療については、以下の記事で詳しくチェック

【本気でニキビ跡を治したい人必見】ニキビ跡の効果的な治療法のご紹介!

ホルモンバランスを調節して皮脂の分泌量を抑える

亜鉛には、女性ホルモンの分泌量を調節する働きがあります。

亜鉛が不足すると、女性ホルモンが不足して、ホルモンのバランスが崩れてしまいます。

ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰に分泌されやすくなり、ニキビの発生につながります。

亜鉛は不足した女性ホルモンのバランスを整える働きにより、ニキビの原因となる過剰な皮脂の分泌を抑えることができます。

ニキビを予防する亜鉛の摂取方法

亜鉛が不足すると、ニキビ以外にも口内炎や貧血が発生しやすくなります。

亜鉛は、体内で作ることができないうえ、体内で貯蔵することもできません。

そのため、亜鉛は食事やサプリメントを通じて、毎日コツコツ摂取することが大切です。

亜鉛を多く含む食品を食べる

亜鉛を多く含む食材には、以下のようなものがあります。

  • 鮭やエビなどの魚介類
  • 豚レバーなどの肉類
  • アーモンドなどのナッツ類
  • かぼちゃの種などの種実類
  • マッシュルームなどの野菜類

なお、亜鉛を食品から摂取するときは、クエン酸・ビタミンC・動物性たんぱく質などと一緒に摂取するのがおすすめです!

これらと一緒に摂取することで、摂取の効率がよくなります。

サプリメントを飲む

亜鉛を摂取するには、サプリメントを使用する方法もあります。

亜鉛を含むサプリメントを2種類紹介します。

Dear Natura 「亜鉛 マカ ビタミンB1 ビタミンB6」
特徴 ・肌や体にいい複数の成分を一度に摂取可能
亜鉛とマカの相乗効果による抗酸化や代謝促進
・アルギニンやオルニチンも同時に配合
栄養成分 ・亜鉛 14.0㎎
・ビタミンB1 1.2㎎
・ビタミンB6 1.3㎎
(一日摂取量2粒のうち)
服用にあたり注意が必要な方 ・他の薬で治療中の方
・乳幼児・小児の方(18歳未満)
・妊産婦・授産婦の方
DHC 「亜鉛」
特徴 ・3つの必須ミネラルを同時に摂取
・1日分の摂取量目安は1粒のみ
特徴 ・亜鉛 15.0mg
・クロム 60μg
・セレン 50μg
(一日摂取量1粒のうち)
服用にあたり注意が必要な方 ・ゼラチンのアレルギーを持っている方
・食事が偏りがちな方
・7歳から15歳の小児の方

亜鉛の摂りすぎには注意する

亜鉛は、肌の健康を保つために有効な成分です。
ですが、亜鉛を過剰に摂取すると健康への被害につながる可能性があります。

吐き気や腹痛などの副作用がでる

亜鉛を過剰に摂取すると、中毒症状が生じる場合があります。
これにより、吐き気・食欲不振・腹痛などが起こる可能性があります。

「亜鉛過剰症」になる可能性がある

亜鉛過剰症とは、亜鉛が体内に過剰に存在しているときに発生する症状です。
服用期間を決めず、長期間亜鉛の摂取を続けていると起こるリスクが高まります。
具体的な症状としては、体内の銅欠乏・免疫の低下・善玉コレステロールの減少などが起こることがあります。

こちらの記事も参考に:亜鉛とは?7つの効果と摂取量と亜鉛不足になりがちな6種類の人についてまるわかり

亜鉛でニキビを予防しよう!

体内の亜鉛が少なくなると、ニキビだけではなく、肌荒れも起こりやすくなります。
ただし、亜鉛の摂取だけでは、肌状態の改善や肌荒れ予防ができない場合もあります。
肌荒れの原因は、肌質やストレスなど、さまざまな原因が重なっている可能性があるためです。
ニキビがなかなか改善されずに困っている方は、一度医師に相談するのも一つの手です。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

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