ドクターズコスメとは?一般化粧品との美容効果の違いやメリット・デメリットを解説

美容に関心の高い方に人気のドクターズコスメ。

効果の高さを期待できる化粧品として、話題になっているものも多くあります。

ドクターズコスメは肌に良さそうだと聞いて、使ってみたいと思っている方もいるでしょう。

ただし、ドクターズコスメの中には特定の成分が高濃度で配合されているものもあり、副作用が出て逆に肌トラブルがひどくなる可能性があります。

本記事ではドクターズコスメの魅力や注意点、市販品との違いなどを詳しく紹介します。

正しい知識を身につけて、ドクターズコスメを上手に使っていきましょう。

この記事でわかること

  • ドクターズコスメとは一般的に皮膚科医や専門家が開発・監修した化粧品の総称
  • 特定の肌悩みに特化して開発されたものが多く相性のいいものが見つかりやすい
  • 高濃度の成分が配合されている製品では副作用が出るリスクに注意が必要

ドクターズコスメとは

ドクターズコスメとは、一般的に皮膚科医や専門家が開発した化粧品の総称です。

正確な定義や商品登録はありません。

基本的には医師による診察を受けた上で使用が認められます。

専門家が開発・監修しており、診察で肌の状態を診たうえで使用が認められる点から、一般的な化粧品と比較して効果の高さが期待できるのです。

ただし、ドクターズコスメは、あくまでも「化粧品」のため、医薬品や医薬部外品と同様の効果を謳えるものではないことも頭に入れておきましょう。

一般的に皮膚科医や専門家が開発・監修した化粧品の総称

一般的に皮膚科医や専門家が開発・監修した化粧品をドクターズコスメと呼びます。

あくまでも「化粧品」で、医師しか扱えない成分が配合されているというわけではありません。

製品によって医師の監修の範囲はさまざまです。中には、販売促進目的で医師が名を貸しているだけのケースもあるので注意が必要です。

一方で、「ENVIRON(エンビロン)」など、約25年ほどの歳月をかけて医師本人が研究と改良を繰り返している製品もあります。

医師が成分まで監修した製品を使用したいという方は、製品を詳しく調べたうえでドクターズコスメを選ぶようにしましょう。

「医療機関専売品」の場合は診察を受けた上で使用が認められる

ドクターズコスメの中でも特に「医療機関専売品」と決められている商品があります。

医療機関専売品であるドクターズコスメは多く、皮膚科やクリニックで診察を受けて使用を認めてもらう必要があります。

購入方法としては、使用を希望するメーカーのHPなどで取り扱いのあるクリニックを探すか、もしくは診察を受けやすいクリニックでドクターズコスメの取り扱いがあるか確認してみましょう。

医師の診察にて自身の肌状態を診てもらい、使用可能であれば購入ができます。

特定の肌悩みの解消に特化して開発されたものが多い

ドクターズコスメは特定の肌悩みの解消を目指して開発されているものが多いです。

敏感肌向けや、シミ・シワ改善、美白ケアなど、さまざまな肌悩みに向けた製品があります。

特定の肌悩みがある人や、これまでのスキンケアに満足できていない人は、ドクターズコスメを使うことで状態の改善が期待できるでしょう。製品によっては、自分の肌との相性が良いものがあるはずです。

ドクターズコスメとほかの化粧品の違い

ドクターズコスメは、他の化粧品とはどんな違いがあるのでしょうか?

ここでは、市販で買える基礎化粧品やメディカルコスメとの違いについて解説していきます。

市販の基礎化粧品との違いは医師または医療機関などの監修の有無

ドクターズコスメと市販の化粧品の違いは、皮膚科医や皮膚の専門家などが監修しているかどうかです。

どちらも医薬部外品のように有効成分は配合されていないため、薬機法上ではどちらも同じ化粧品に分類されます。

使用できる成分内容の規定に差はありません。

また、化粧品は、法律により配合できる成分や濃度が決められていますが、自分の肌に合わないものを使用しているとかえって肌に刺激を与えてしまう場合があります。

ドクターズコスメは、医師が患者ひとり一人の肌の状態に合った製品の使用可否を判断してくれます。その上で、経過を観察しながらケアを続けられるので、安心感があり続けやすいのがメリットです。

メディカルコスメとの違いは表記の仕方のみ

ドクターズコスメとメディカルコスメの違いは表記の仕方です。

メディカルコスメとは、専門の医療機関で診察を受け、医師による指示のもと使用する化粧品を指します。

皮膚科医や専門家の監修のもと開発された化粧品であることは同じですが、メディカルコスメは特に「医療機関専売品」であることを強調したい場合に表記される傾向にあります。

また、メディカルコスメは「機能性化粧品」と表記される場合もあります。

医療用医薬品との違いは?

ドクターズコスメと医療用医薬品は使用の目的が異なります。ドクターズコスメは「ケア目的」で、医療用医薬品は「治療目的」で使用されます。そのため、皮膚疾患とみなされる症状を治したい方は、医療用医薬品の使用が向いています。

ドクターズコスメのメリット

ドクターズコスメを使用するメリットは、安全性や効果の高さを期待できる点です。

ここでは、ドクターズコスメのメリットについて詳しく解説していきます。

医師や専門家が監修しているため安全性に期待できる

ドクターズコスメの中でも、医師や専門家が直接開発・監修に関わっているものは、安全性が高いと考えられています。

ドクターズコスメの開発には、長年皮膚治療に携わってきた専門医が関わっていることが多いです。
その知識や経験から得られた医学的エビデンスに基づいて製品設計がなされています。

肌の特性を熟知した専門家がだからこそ、肌悩みの解決に必要な成分を配合できるのです。
そのため、ドクターズコスメは安全性と信頼性が高いと言えるでしょう。

肌悩みに合った効果が期待できる

ドクターズコスメの開発では皮膚科医が臨床データに基づいて効果的な成分を選択しています。
そのため、特定の肌悩みの改善に適した製品が数多く存在しています。

例えば美白効果やシミ・シワ改善、施術効果を高める、敏感肌用の肌トラブル改善など、目的に応じた機能が備わっています。
自分の肌状態に合わせて製品選びができるので、効果を実感しやすいのが魅力です。

また、ドクターズコスメは、使用前に専門医の診断を受けられるのが大きな特徴です。
肌質や症状にマッチした製品が提案されるので、最適なケアが受けられるメリットがあります。

クリニックによってはパッチテストを行う場合もあり、肌が弱い方にも使用しやすいでしょう。

ドクターズコスメのデメリット

ドクターズコスメには、価格や入手場所、使用時の副作用などのデメリットもあります。

医師や専門家が監修に関わる製品のため、手軽に手に入るものではないということも理解しましょう。

次からは、ドクターズコスメのデメリットを3つ説明します。

市販品よりも価格が高い傾向にある

ドクターズコスメのデメリットの一つとして、価格が高い傾向にあるということが挙げられます。

医師や専門家が携わるため、開発には多くの費用や時間がかかります。そのため、ドラッグストアで購入できる市販品よりも高価な値段設定になりやすいのです。

製品によって価格帯はさまざまで、1,000円程度のものから20,000円ほどするものまであります。

ドラックストアなどで購入できない

ドクターズコスメはドラックストアなどで手軽に購入できない点もデメリットの一つです。

成分が高濃度で配合されている製品があるため、安全性を担保するために購入には皮膚科での診察が必要となります。

手持ちの化粧品を切らしてしまい、すぐに買いたいという場合には不便に感じることでしょう。

また、皮膚科医によってドクターズコスメが合わない肌状態であると判断される場合は、購入ができない場合もあります。

そのため、化粧品の種類をたくさん試してみたいという方には向いていないかもしれません。

成分が高濃度に配合されている製品は肌に反応が出る可能性がある

ドクターズコスメは市販の化粧品よりも成分が高濃度なものがあることから、肌に強い影響を及ぼすことがあります。
肌に反応が出る可能性があるため、使用には慎重さが求められます。

また、製品によっては、ターンオーバーを促すために、もともと皮むけが起きやすいものもあります。

ドクターズコスメを安全に使いたいという方は、必ず専門医に相談してから購入し、指示通りの使用を心がけてくださいね。
個々の肌質に適したケアが重要なため、医師のアドバイスに従うことが肌トラブルを回避する鍵となります。

注意

肌が弱い方はドクターズコスメを使用する前にパッチテストを行いましょう。使い始めは少ない使用量にするなど、医師へ経過を相談したうえで使用してくださいね。

ドクターズコスメの選び方

ドクターズコスメは、「監修医の信頼性」「機能や肌への作用」といった2つのポイントを押さえて選びましょう。

ドクターズコスメといっても多くの種類があり、自分に合うものを見つけるのは難しく感じる方もいますよね。

監修医の信頼性で選ぶ

ドクターズコスメを選ぶ際のポイントの一つ目は監修医です。

皮膚科医や専門家が開発や監修を行っているのがドクターズコスメの大きな特徴です。

きちんとドクターズコスメを選びたいのであれば、まず医師の名前や医療機関名の表記があるかを確認しましょう。

そして実績のある医師が監修しているかを見てみましょう。

また、監修だけだと製品チェックのみやPRのために名前を貸しているケースがあるため、どこまで医師が関わっているかどうかまでチェックするのがいいでしょう。

ネット検索などでドクターズコスメを一つ一つ探していくほうが良いかもしれません。

ドクターズコスメは、基本的に皮膚科医の診察のもと使用が認められますが、中には市販で購入できてしまうものもあります。

販売が認められている製品の場合は問題ありません、海外輸入やネット上の転売での購入は避けましょう。

医療機関専売品がネットで売られているケースは、偽物である可能性も考えられます。

機能や肌への作用で選ぶ

ドクターズコスメは機能や肌への作用をしっかりと確認したうえで選びましょう。

特定の肌悩みに特化して開発されているものが多く、肌への作用がそれぞれ異なります。

そのため、自身の肌悩みの解消が期待できるものを選ぶことが最適です。

主に、「シワ・たるみケア」「シミ・美白ケア」「保湿」といった製品などがあります。

おすすめのドクターズコスメについては以下の章をチェックしてみてくださいね。

自分で選ぶのが難しい方は医師に相談!

東京美肌堂ではオンラインの診療サービスを提供しています。

医療用医薬品美容内服)を取り扱う東京美肌堂提携医師が、一人ひとりの肌に合うドクターズコスメを65,000通りから無料にて提案いたします。

自分に合うドクターズコスメがわからない方は、まずお気軽に相談してみてくださいね。

オンラインで診察から処方・配送まですべて完結するため、時間がない方にもおすすめです!

皮膚科やクリニックで購入できるおすすめのドクターズコスメ

皮膚科やクリニックで購入できる代表的なドクターズコスメの特徴と監修医を紹介します。

それぞれ取り扱っているクリニックが異なるため、使用したいものを取り扱ってるクリニックを受診しましょう。

ZO SKIN HEALTH|ゼオスキンヘルス

「ZO SKIN HEALTH|ゼオスキンヘルス」は、スキンケア分野で有名な皮膚科医のゼイン・オバジ氏が開発したスキンケアブランドです。

4つのスキンケアプログラムを、肌の状態に合わせて使い分けることで、幅広い肌悩みの解消を期待できます。

レチノールやハイドロキノンなど、シミやシワなどのエイジングケアに欠かせない成分が配合されています。

ゼオスキンヘルスは、医療機関でのみ購入できるドクターズコスメです。

皮むけなどの副作用が生じやすいため、専門の医師の指示に従って使用するようにしましょう。

NAVISON DR|ナビジョン ディーアール

「NAVISON DR|ナビジョン ディーアール」は、100年以上の研究開発の歴史を持つ資生堂の美容皮膚研究をもとに開発された「NAVISON(ナビジョン)」の医療機関専売シリーズです。

美容施術後の敏感な肌にアプローチすることで、施術の効果を最大限に引き出すのが特徴です。

中には美白成分が配合された製品もあるため、シミやそばかすを防ぐ美白用化粧品を探している方におすすめです。

アレルギーテスト済みの低刺激な設計になっていることから敏感肌の方にも使いやすいでしょう。

M Dear|エムディア

「M Dear|エムディア」は、肌の専門家による意見をもとに研究・試作を繰り返し、開発されたドクターズコスメです。

美肌治療とEGF(上皮細胞増殖因子)がもたらす効果に着目して開発され、エイジングケアに特化しています。

医療機関専売の製品で治療と合わせて使用することで、相乗効果が期待できるとされています。

香料や着色料、紫外線吸収剤、エタノールなどの刺激となりやすい成分が配合されていません。

Revision Skincare |リビジョンスキンケア

「Revision Skincare |リビジョンスキンケア」は、本拠地をアメリカのテキサス州に置くスキンケアブランドです。

ヒトの体に共生する微生物(細菌・真菌・ウイルスなど)であるマイクロバイオームの力を利用することで、肌の持つ潜在的な能力を最大限に引き出すとされています。

ペプチドを中心に、アンチエイジングに特化したケアを行うことができます。

また、肌に優しいpH値でつくられているため、低刺激で肌のコンディションを整えることができることもポイントです。

GAUDISKIN|ガウディスキン

「GAUDISKIN|ガウディスキン」は、みずぐち形成外科クリニックの水口敬先生が開発した日本人の肌質を重視したドクターズコスメです。

水口先生の海外製高濃度ビタミンA外用製剤を数多く使用した経験から、従来のビタミンAの成分は日本人の肌に合わないとし、日本人に合った製品を独自に開発しました。

ガウディスキンは、医療機関専売の化粧品で、老化によるシワや肌トラブルの解消に期待ができるとされています。

ENVIRON|エンビロン

「ENVIRON|エンビロン」は、紫外線ケア先進国である南アフリカ共和国で、世界のトップ10形成外科医でもあるデス・フェルナンデスにより開発されたドクターズコスメです。

ビタミンA配合化粧品の製造の受け入れが全くなかった時代にビタミンAクリームの製造を始め、世界中に展開しました。

このビタミンAクリームがエンビロン製品のもととして販売されるようになったのです。

紫外線ケアに特化した製品であるため、光老化によるシミやシワ悩みの解消に期待できます。

ビタミンA配合製品は、肌の状態によっては赤みやほてりがでる可能性があるため、医師の診察を定期的に受けつつ使用してくださいね。

医師57名がお届けするオリジナルドクターズコスメ「Bi&DR.」

東京美肌堂のオリジナルドクターズコスメ「Bi&DR.」(読み方:ビアンドディーアール)は、医療用の内服・外用薬による治療現場で数多くのお客様と向き合った医師が開発・監修に携わりました。

普段のスキンケアに取り入れて使用できる美容液で、オンライン診察を通して購入が可能です。

くすみなどが気になる方におすすめな透明感を演出する「メディトラセラム」と、毛穴やシワにお悩みの方におすすめのハリをもたらす「メディビタジェリー」の2種類があります。

「Bi&DR.」についてより詳しく知りたい方は、以下よりチェックしてみてください!

Bi&DR.のご購入はこちらから

ドクターズコスメ使用時の注意点

ドクターズコスメは、作用が強く出やすい製品が多いため、使用前の医師の診察や使用中も医師との相談が必要な場合があります。

そのため、医師の指示に従わないと、効果を実感しにくくなり、かつ副作用が強く現れやすくなる点に注意しましょう。

医師の指示を守って使う

ドクターズコスメを使用する際は、医師の指示を必ず守るようにしましょう。

医療機関専売品では、成分の濃度が高いものもあり、副作用が強く出てしまう場合があります。

また、皮膚科医が中止を判断したのに使用を続けてしまうと、かえって肌悩みが悪化する可能性も考えられます。

そのため、ドクターズコスメを使用する際は決して自己判断せず、専門医の指示に従うようにしてくださいね。

肌の様子を観察しながら使う

肌の様子を観察しながら使用することも、ドクターズコスメによるケアを続ける際には心がけましょう。

ドクターズコスメは成分濃度が高かったり、市販のスキンケア商品には配合されていない成分が配合されていたりします。

そのため、肌への作用が強く出てしまい、赤みや皮剥け、ひりつきなどの副作用を生じる可能性が考えられます。

特に使い始めは使用量を調節するなどして、肌の様子を観察しながら使用するようにしてくださいね。

ドクターズコスメの相談は皮膚科医へ

ドクターズコスメを利用したい場合は、皮膚科医や専門家に相談することがおすすめです。

一部のドクターズコスメには副作用が発生する可能性があり、初めのうちは少量ずつ使用するなど、適切な使い方や自身の肌に合った製品を選ぶことが重要です。

自身の肌質に相性のいいブランドの選び方や使用方法を含めて、医師に相談してみましょう。

東京美肌堂では、

  • LINEで完結する「オンライン診察」
  • 土日祝も夜10時まで受診可能
  • 当日予約もできるから気になったときにすぐ診察
  • あなたに合った医療用医薬品・内服薬・外服薬・漢方薬がわかる
  • 初診料・再診料・処方箋料・相談料が0円

といった、忙しい方でも美容皮膚科を受診できるオンライン診療サービスを提供しています。

ご予約は下記ボタンから受け付けていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね!

東京美肌堂の診察予約はこちらから

初めてご利用の方全員に!

『3000円OFFクーポン』は処方されたどのお薬にもご利用いただけます。

ぜひこの機会にお得にお試しください!

この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

住所:〒141-0032 東京都品川区大崎1丁目20-3 5F

TEL:03-6420-3305