目の下のたるみがあると
鏡を見るたびに老けて見える… 。
目の下のたるみは、一度できてしまうと、なかなか改善しづらく自分でケアするのも難しいですよね。
目の下のたるみは「加齢」により発生するため、美容施術が最も効果的な解決法です。
しかし、知識がないまま無暗に施術を繰り返すと、かえってたるみを悪化させる可能性があります。
本記事では目の下のたるみの原因と対策、美容皮膚科における治療方法についてご紹介します。
自宅でできるマッサージやトレーニング方法もご紹介しているので是非参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- 目の下のたるみは加齢による弾力やハリの低下が原因でできる
- たるみの予防や改善にはマッサージやスキンケアの継続が大事
- 目の下のたるみは外用薬や施術で改善が期待できる
目次
目の下のたるみの原因
目の下のたるみができるのには、主に加齢による肌の状態が関係しています。
加齢により皮膚のハリが減少したり、目元の筋力の衰えなど、主な原因を5つ紹介します。
皮膚の弾力・ハリの低下
皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」の3つの層から成り立っています。
通常、コラーゲンやエラスチンが真皮の大部分を占めることで肌を下から支えています。
しかし、歳を重ねるにつれて、加齢や紫外線のダメージの蓄積で、肌を支えるコラーゲンやエラスチンという成分が減少してしまいます。
その結果、肌の弾力やハリが低下し、目の下がたるんでしまうと言われています。
目元の筋力の衰え
目の周りは、まぶたを閉じたり涙を出すために必要な「眼輪筋」という筋肉で囲まれています。
加齢によりこの眼輪筋(がんりんきん)が衰えてしまうと、皮膚を支えきれなくなり、たるみが起こります。
また、目の下にある「眼窩脂肪(がんかしぼう)」は眼輪筋の筋力が低下すると、重力によって前に押し出されます。
眼窩脂肪が前に出ることで、目の下に膨らみができ、目の下がたるんでしまうのです。
目の使い過ぎによる筋力の硬直
パソコンやスマホを長時間見ていませんか?
実は、目の使いすぎは目の下のたるみができる原因の一つになります。
長時間、近くの画面を見ていると目の筋肉が硬直して血行が悪くなります。
血流が停滞することで、老化が進み目の下にたるみができてしまうのです。
摩擦による目元への刺激
クレンジングや洗顔時の摩擦は、目の下のたるみの原因の一つです。
肌には「バリア機能」が備わっており、乾燥や刺激から細胞を守っています。
しかし、摩擦による刺激が加わることで、このバリア機能が弱まってしまいます。
これにより、真皮にダメージが伝わりやすくなり、コラーゲンやエラスチンが減少して皮膚のたるみにつながります。
目の下への老廃物の蓄積
目の下のたるみの原因の一つには、老廃物の蓄積が挙げられます。
朝起きたとき、目の下のたるみが一番目立つという方は、むくみが関係している可能性が高いです。
目の下に水分などの老廃物が溜まると、むくみが生じます。
老廃物が溜まることで目の下が膨らみ、たるんで見えてしまうのです。
目の下のたるみを自力で治す方法
目の下のたるみは、軽度であれば自力で改善を目指すことができます。
ここではツボ押しやマッサージ、トレーニングの方法をご紹介します。
日々のルーティンに取り入れて、毎日継続して少しずつ改善していきましょう。
目の周りの血行を促進するマッサージ
デスクワークが多い方向け【ツボ押し】
デスクワークをしている方や、日常的にスマホやゲームを行う方には「ツボ押し」がおすすめです。
目に疲れが溜まりやすいため、ツボを押すことで目の下のたるみの改善が期待できます。
目の周りにある3つのツボを指の腹で小さな円を描くようにゆっくりと押しましょう。
場所 | 効果 | |
---|---|---|
承泣(しょうきゅう) | 瞳の中央の真下にある骨のふち | 目の疲れの軽減 |
球後(きゅうご) | 承泣と目尻の真ん中 | 血行・リンパの流れ促進 |
太陽(たいよう) | 左右の目尻の少し外側の骨がくぼんだ場所 | 血行促進 |
むくみが気になる方向け【リンパマッサージ】
むくみが気になる方は「リンパマッサージ」がおすすめです。
マッサージすることでリンパの流れを促進させて、目の下の老廃物の停滞を軽減します。
耳にはリンパが多いため、耳中心のマッサージを行ってくださいね。
耳の後ろの出っ張っている骨の部分にあるリンパ節「耳介後リンパ節」をゆっくりと押す。
耳たぶをつかんで顔から真横に引っ張った状態で、5秒間キープする。
耳たぶを下から上に揉む
耳たぶを親指と人指し指でつかみ、下から上に移動させるように全体を揉む。
親指の腹をフェイスラインに沿って下から上に持ち上げるように押しながら移動させる。
目の周りの筋肉を鍛えるトレーニング
目の下のたるみには目の周りの筋肉を鍛えることがとても効果的です。
目の周りの筋肉を鍛えることで、脂肪や眼球をしっかりと支える力を補い、重力でたるみが生じるのを防ぎます。
椅子に座り姿勢を正す
指で目尻を抑えて10回まばたきをする
目尻の下あたりを指で軽く抑えることで、下まぶたが動いているかを確かめる。
目の下のたるみにおすすめの化粧品
目の下のたるみを改善するためには、目元専用の化粧品を取り入れることも大切です。
ここでは目元を重点的にケアできる美容液とパックをご紹介します。
目元美容液
ここでは、保湿の役割を果たすアイクリームのなかでも、目元のたるみケアに有効な成分が配合されているものを美容液と称して紹介します。
クリームは肌にピタッと密着することで、肌を乾燥から守ります。
コラーゲンとヒアルロン酸という潤いを補う成分配合のアイテムです。
先端に3つのローラーがついているため、目の下にころころ転がすように塗りこむことで同時にマッサージもできます。
ローラーは目頭から目尻にかけてやさしく滑らせるようにして使用してくださいね。
肌の生まれ変わり機能であるターンオーバーを促進する作用を持つレチノールが配合されています。
肌のターンオーバーを促すことで、ハリの増加が期待できます。
薬指に取り、優しく置くようにのばしましょう。
うるおいを与える豆乳発酵液、ハリを生み出すピュアレチノール、成分を浸透しやすくさせるビタミンE誘導体が配合されています。
無香料・無着色・無鉱物油の低刺激な設計で、敏感な目元にも使いやすいアイテムです。
目元パック
目元のハリとうるおいを保つために、目元パックを使ってケアすることは効果的です。
なかでも、目元のハリが欲しい方は「ニードルパック」という針が付いたパックがおすすめです。
皮膚内部に成分が浸透することで、肌の奥の真皮に直接働きかけることができます。
ここでは、ニードルパックと通常のシートタイプの目元パックを紹介します。
ヒアルロン酸などの保湿成分を配合したニードルパックです。
肌の奥深くまで成分を浸透させられるよう2枚あたりに3600本の針がついています。
針の先端が丸く痛みを抑えた設計で、はじめてニードルパックを使う方にもおすすめです。
有効成分をたっぷりと配合した微細なニードル付きのパックです。
エイジングケアに効果があるとされているナイアシンアミドが、ハリの低下した目元に働きかけます。
週に1回のケアで良いため、忙しいみなさんにおすすめの商品です。
保湿をメインにケアできる目元パックです。
レチノール・コエンザイムQ10・ヒアルロン酸といった保湿有効成分が配合されています。
また、ビタミンも配合されているため、肌のトーンアップが期待できます。
目の下のたるみを取る治療法
目の下のたるみは美容皮膚科で治療することで、より効果的に改善することが期待できます。
セルフケアでは改善しなかった方や、重度の症状がある方は一度皮膚科の受診を検討してみてくださいね。
美容皮膚科では、処方薬や施術を用いて治療を進めます。
※処方薬や施術での治療は副作用が伴うことがあるため、事前に医師に相談しながら進めましょう。
トレチノインクリーム
「トレチノイン」は、ビタミンA誘導体の一種で肌のターンオーバーを促進する作用があります。
肌のターンオーバーを促進することで、古い細胞が生まれ変わり、コラーゲンやエラスチンを増やすことが期待できます。
これにより、低下した皮膚の弾力やハリを取り戻し、目の下のたるみの改善を目指します。
しかし、トレチノインは刺激の強い医薬品のため、目元付近の使用には十分な注意が必要です。
「トレチノイン」についてさらに詳しくはこちら
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!ビタミンC誘導体クリーム
ビタミンC誘導体とは、ビタミンCの成分が肌に浸透しやすいように設計された成分です。
「ビタミンC誘導体クリーム」は、ビタミンC誘導体が主成分のクリームです。
ビタミンC誘導体は、肌の酸化を防止する抗酸化作用とコラーゲンの生成を促進する作用で、肌の老化を防ぎ目の下のたるみを改善する効果を期待できます。
処方薬での治療を検討している方はオンライン診療サービスがおすすめです。
東京美肌堂では、診察から薬の受け取りまで完全オンラインで完結します。
医師への相談は無料なのでお気軽に予約してみてくださいね。
初回購入で使える!
ヒアルロン酸注入
「ヒアルロン酸注入」は、専用の針を使用してヒアルロン酸を目の下の皮膚に入れる治療法です。
肌にもともと備わっているヒアルロン酸は、皮膚にボリュームを与え、水分を保持する役割があります。
そのため、ヒアルロン酸を施術でいれることで目の下のたるみが改善され、ハリと弾力が生まれます。
HIFU治療
「HIFU治療」では、高強度の超音波を集中的に照射することで深部の組織に熱を発生させます。
目の下に熱エネルギーを集中させる → コラーゲンの生成が促される → 皮膚の引き締め効果が期待できる
この一連の作用で、目の下のたるみの改善を目指します。
外科手術(切開)
メスを使う「外科手術(切開)」によって目の下のたるみを改善する治療法もあります。
下眼瞼切開法と呼ばれ、眼窩脂肪が前に押し出されて膨らんだ目元のたるみを解消します。
目の下のたるみに効果的な生活習慣
目の下のたるみを改善したい方は生活習慣を見直すことも大切です。
原因でもご紹介した通り、日常的な習慣によって目の下にたるみができている場合が多いです。
そのため、習慣や食生活、睡眠などを見直すようにしましょう。
目の下のたるみを改善したい方だけでなく、予防したい方も必見です。
目を酷使しない
目の下のたるみを改善したい方は目を酷使しないことを意識しましょう。
デスクワーク中心の仕事で長時間パソコンを使用しなければならない方は、1時間ごとに15分の休憩をすることで目を適度に休ませることができます。
夜寝る前に温かいタオルで目を温めたり、マッサージをして血行を良くすることもおすすめです。
カリウムやタンパク質を摂る
普段の食事の際はカリウムやタンパク質を摂ることを心がけましょう。
目の下のたるみは老廃物が溜まって目元のむくみが原因でできる場合もあります。
そのため、むくみを解消してくれる栄養素であるカリウムやタンパク質を摂ることは目の下のたるみの改善や予防に効果的です。
カリウムは、体に含まれる水分の量を調節する作用を持つことで、塩分の排出を促進します。
また、タンパク質は血管に含まれる水分を調節し、体の余分な水分を排出します。
カリウムとタンパク質が多く含まれる食材には、以下などが挙げられます。
カリウム | 海藻、フルーツ、いも類、豆類、肉類、魚介類 |
タンパク質 | 肉類、魚介類、乳製品、卵類、大豆製品 |
質の良い睡眠をとる
目のたるみを改善するためには質の良い睡眠をとることが重要です。
睡眠不足が続くと血行が悪くなり、肌のターンオーバーも乱れてしまいます。
そのため毎日最低でも6時間以上の睡眠時間は確保しましょう。
また、質の良い睡眠を取るためには寝る1〜2時間前の入浴をしてリラックスすることも大切です。
目の下のたるみは美容皮膚科で相談しましょう
目の下のたるみを改善したい方は、自宅でのマッサージやトレーニング、目元のケアアイテムなどを取り入れてみましょう。
今回ご紹介したものは、簡単にできるものなので毎日の習慣にプラスしてみてくださいね。
それでも改善しない場合や、目の下のたるみの症状が強い方は一度美容皮膚科で相談してみましょう。
専門の医師が個人に合わせた医薬品や施術で治療してくれるので、より効果的な改善が見込めます。
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都丸真依子 医師
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