ニキビにステロイドは効く?効果的な治療法と正しい使用方法のポイント

ニキビにステロイドが効くという話を耳にしたことはありませんか?

一方で、ステロイドを使うことでニキビが悪化したという話を聞いたことがある人もいるのではないのでしょうか?

このように、正しい情報が判然とせず、ステロイドに対して「なんとなく恐い」というイメージを抱いている人が多いかもしれませんね。

ステロイドは、正しく使えばむやみに恐れる必要はなく、ニキビに効果的です。

しかし、自己判断で間違った使い方をすると逆効果となってしまうことがあります。

今回は、ステロイドの正しい使用方法やニキビ治療におけるメリット・デメリットなどを詳しくお伝えします!

これを機に、正しくステロイドを使用できるようになりましょう!

「ステロイド」の特徴

ステロイドとは、体内の副腎(ふくじん)という臓器でつくられている副腎皮質ホルモンの1つのことです。

ステロイドは、細胞の中に入った後に、グルココルチコイド受容体に結合します。

その後、細胞の核内へ移動し、炎症に関与する遺伝子の発現を調整します。

このステロイドのもつ作用を薬に応用したものが、ステロイド系抗炎症薬です。

ステロイド系抗炎症薬のことを略してステロイドと呼んでいます。

ステロイドの主な作用は、抗炎症作用、細胞増殖抑制作用、血管収縮作用、免疫抑制作用の4つです。

抗炎症作用 炎症を促す物質が作られないように働きかける。炎症を抑える。
免疫抑制作用 抗体の産生が減るように働きかける。免疫機能を低下させる。
血管収縮作用 炎症部分の血管を収縮するように働きかける。患部の赤みを鎮める。
細胞増殖抑制作用 炎症を引き起こす細胞が増えないように働きかける。皮膚の細胞の増殖も抑える。

また、ステロイドには、外用薬(塗り薬)や内服薬、注射薬などがあります。

特に、ステロイドの外用薬(塗り薬)には、軟膏、クリーム、ローションなどいろいろな形状があります。

軟膏 クリーム ローション
使用部位 基本的にどんな患部でも使える。
敏感肌でも使用できることが多い。
乾燥している患部に使うことが多い。
傷や患部が膿んでいる場合は使用を控える。
軟膏やクリームが塗りにくい場所でも使いやすい。
傷や患部が膿んでいる場合は使用を控える。
刺激 弱い。 強い。 強い。
特徴 保湿力が高い。 さらっとしている。
水で流れやすい。
さらっとしている。
塗った表面が乾きやすい。
触り心地 べたつきがある。 伸びが良くべたつきにくい。 一番べたつきにくい。

ニキビに「ステロイド」を使うメリット・デメリット

ステロイドを使用することでニキビの炎症を抑えることができますが、使用期間や使用する薬の強さを間違えてしまうと、逆に症状を悪化させてしまう原因にもなりえます。

ここでは、ステロイドをニキビに使うときの、メリットとデメリットを紹介します。

ニキビにステロイドを使うメリット

ニキビにステロイドを使うことで得られるメリットは、炎症が抑えられるということです。

ステロイドが持つ作用により、ニキビの炎症を抑えることができます。

その結果、ニキビの赤み・かゆみ・痛み・腫れなどを抑えることができます。

ただし、ステロイドには、ニキビを根本から治す作用があるのではなく、一時的に炎症を抑える作用があるだけなのだということに注意しましょう。

ニキビにステロイドを使うデメリット

ニキビにステロイドを使うことで発生してしまうデメリットは、主に2つあります。

ニキビにステロイドを使うことで発生してしまうデメリットの1つ目は、副作用があるということです。

ステロイドを正しく使用できないと、局所性副作用・全身性副作用が起こる可能性があります。

局所性副作用

局所性副作用とは、ステロイドを塗布した部分に起こる副作用のことです。

局所性副作用の一例を紹介します。

・皮膚が薄くなったり、弱くなったりする
・皮膚が赤く見えたり、白く見えたりする
・ニキビが増える
・肌が乾燥する
・毛が増えたり、太くなったりする

全身性副作用

全身性副作用とは、ステロイドを塗布していない部分にも起こる副作用のことです。

ステロイド外用薬を塗布する場合はほとんど起こりません。

多量のステロイドを内服した場合に起こりやすいです。

全身性副作用の一例を紹介します。

・骨がもろくなる
・糖尿病の悪化
・感染症にかかりやすくなる

ニキビにステロイドを使うことで発生してしまうデメリットの2つ目は、症状をぶり返してしまう場合があるということです。

ステロイドを正しく使用できないと、ステロイドの使用をやめた際に、症状がぶり返して悪化する可能性があります。

ステロイド座瘡ができる

ステロイドを正しく使用していないと、ステロイド座瘡ができることがあります。

ステロイド座瘡とは、長い間ステロイドを使用していたことが原因でできるニキビのことです。

短期間で発生し、全身のどこにでも、ニキビが発生します。

また、年齢に関係なく、子供からお年寄りまで、誰でもステロイド座瘡ができる可能性があります。

ステロイドを使用しなくなったり、使用量が減ったりすると治ることがあります。

ステロイド離脱症候群が起こる

ステロイドを正しく使用していないと、ステロイド離脱症候群が起こることがあります。

ステロイド離脱症候群とは、ステロイドの内服を急にやめたり、ステロイドの使用量を急に減らしたりすることで起こる症状です。

強い倦怠感や吐き気、頭痛、関節痛、血圧低下などが起こり、治療中の症状をぶり返します。

「ステロイド」を使用したニキビの治療方法

ステロイドを使用したニキビの治療方法は、ステップアップ療法とステップダウン療法の2つあります。

ステップアップ療法

ステップアップ療法とは、効果の弱いものから試して、徐々に強いステロイドへと変えて使っていく方法のことです。

効果の弱いステロイドを使い続けると、逆にニキビの症状が悪化してしまうことがあるので、ニキビの治療法としては、現在は一般的ではないです。

ステップダウン療法

ステップダウン療法とは、最初に効果の強いものを試して、徐々に弱いステロイドへと変えて使っていく方法のことです。

症状が出てすぐに効果の強いステロイドを短期間使用し、即座に症状を抑えることが重要なポイントです。

また、現在はステップダウン療法が主流です。

「ステロイド」を含む医薬品

ステロイドは、使うことによるメリットとデメリットが両方存在するので、事前に薬剤師や医師に相談のうえ正しく使いましょう!

ステロイドを使う際の注意点は、2つあります。

まず、ステロイド外用薬は、症状の出ている患部だけに塗るということに気を付けましょう。

ステロイド外用薬は患部に塗ることを前提としているので、健康な皮膚に塗ってしまった場合に、思わぬ副作用が起きることがあります。

次に、市販のステロイド外用薬を使用する場合は、1週間以上使用しないように気を付けましょう。

長い間ステロイド外用薬を使用することで、ステロイド座瘡ができたり、その他の副作用を引き起こしたりする可能性があります。

ステロイドの強さは、一般的に、強い方からStrongest(最も強い)、Very Strong(とても強い)、Strong(強い)、Medium(普通)、Weak(弱い)の5種類に分類されています。

この中で、Strongest(最も強い)とVery Strong(とても強い)に分類されているステロイド外用薬は、市販されていないので、医師に処方してもらわないと使用することができません。

そのため、市販薬を使用したい場合、Strong(強い)、Medium(普通)、Weak(弱い)の中から選ぶ必要があります。

ステロイドの強さのランクを選ぶ際には、症状・年齢・部位などを参考にしましょう。

特に、部位によってステロイドの吸収率が異なり、同じ年齢と症状であっても、使えるステロイドの種類が変わってくるので注意が必要です。

Strongest(最も強い)のステロイド

Strongest(最も強い)のステロイドは、ステロイドの薬の中で、最も作用が強いランクです。

クロベタゾールプロピオン酸エステル、ジフロラゾン酢酸エステルといった成分が含まれています。

市販薬はありませんが、医師に処方される薬としては、デルモベートなどがあります。

デルモベートには、皮膚の赤みやかゆみ、腫れなどの症状を改善する効果があります。

軟膏、クリーム、スカルプローションの3種類あります。

軟膏、クリームは、頭部以外の湿疹、皮膚炎、虫刺され、痒疹、ケロイド、悪性リンパ腫、円形脱毛症などの治療に用いられます。

スカルプローションは、頭部の湿疹、皮膚炎の治療に用いられます。

Very Strong(とても強い)のステロイド

Very Strong(とても強い)のステロイドは、ステロイドの薬の中で、2番目に作用が強いランクです。

モメタゾンフランカルボン酸エステル、ベタメタゾンジプロピオン酸エステル、酪酸プロピオン酸ベタメタゾン、フルオシノニドといった成分が含まれています。

市販薬はありませんが、医師に処方される薬としては、リンデロンDP、フルメタ、アンテベート、トプシムなどがあります。

湿疹や皮膚炎、虫刺され、痒疹、ケロイド、悪性リンパ腫、円形脱毛症などの治療に用いられます。

Strong(強い)のステロイド

Strong(強い)のステロイドは、ステロイドの中で、3番目に作用が強いランクです。

ここのランクから、市販薬でも展開されているものがあります。

ベタメタゾン吉草酸エステル、デキサメタゾン吉草酸エステル、ベクロメタゾンプロピオン酸エステル、プロピオン酸デキサメタゾン、フルオシノロンアセトニド、ハルシノニドといった成分が含まれています。

症状 赤み・かゆみ・炎症がひどい
部位 皮膚が分厚い部位
EX) 手足、胸、お腹、背中など

赤み・かゆみ・炎症などがひどい場合は、Strong(強い)を選びましょう。

ただし、症状が悪化しすぎている場合は、使用が難しいこともあるので、専門医にかかることをお勧めします。

また、子供の場合、大人に比べて使用できる部位が少ないことがあるので、しっかりと確認してから使用しましょう。

医師に処方される薬だけではなく、市販薬も販売されているので、一部紹介します。

医師に処方される薬としては、リンデロンVG、リンデロンV、フルコートF、ベトネベート、メサデルム、ボアラなどがあります。

市販薬としては、リンデロンVs、フルコートf、ベトネベートN軟膏AS、などがあります。

ここでは、ニキビの炎症を一時的に抑えられるStrong(強い)のステロイド市販薬について詳しく説明します。

リンデロンVS

Strong(強い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプ、クリームタイプ、ローションタイプがあります。

Strong(強い)クラスの成分であるベタメタゾン吉草酸エステルが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるリンデロンVにも配合されているものです。

軟膏タイプ、クリームタイプ、ローションタイプと種類が豊富にあるので、形状を選びたい人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、必ずニキビの患部だけに塗布するようにしましょう。

また、ニキビ予防のために顔全体に塗り広げることは避けてください。

容器の口部分が皮膚に直接触れると、容器が汚染されて、炎症が悪化する原因になります。

必ず、清潔な状態にした指で薬を取って患部に乗せ、優しく伸ばして塗るようにしましょう。

フルコートf

Strong(強い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプです。

Strong(強い)クラスの成分であるフルオシノロンアセトニドが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるフルコート軟膏(フルオシノロンアセトニド)にも配合されているものです。

抗生物質であるフラジオマイシン硫酸塩が配合されており、化膿している場合でも使用できます。

そのため、化膿している皮膚の炎症を抑えたい人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビの患部に限定して塗布しましょう。

また、顔全体にニキビ予防として塗布しないように気を付けてください。

症状が良くなってきたら薬の使用回数を減らすことを、忘れないようにしましょう。

ベトネベートN軟膏AS

Strong(強い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプです。

Strong(強い)クラスの成分であるベタメタゾン吉草酸エステルが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるリンデロンVにも配合されているものです。

抗生物質であるフラジオマイシン硫酸塩が配合されており、化膿している場合でも使用できます。

そのため、化膿している皮膚の炎症を抑えたい人におすすめです。

副作用を避けるため、ニキビの患部だけに塗布するようにしましょう。

また、ニキビ予防として顔全体に塗布しないように気を付けてください。

患部を清潔な状態にしてから塗るようにしましょう。

Medium(普通)のステロイド

Medium(普通)のステロイドは、ステロイドの薬の中で、4番目に作用が強いランクです。

プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル、ヒドロコルチゾン酪酸エステル、クロベタゾン酪酸エステル、トリアムシノロンアセトニドといった成分が含まれています。

症状 炎症がそこまでひどくない
部位 顔や首

炎症がそこまでひどくなく、成人である場合は、Medium(普通)を選びましょう。

また、ステロイドの吸収率が成人に比べて高い乳幼児や高齢者の場合も、選ぶことが多いランクです。

医師に処方される薬だけではなく、市販薬も販売されているので、一部紹介します。

医師に処方される薬としては、ロコイド軟膏、リドメックス、レダコート、キンダベートなどがあります。

市販薬には、セロナ、コートf AT 、メンソレータムメディクイッククリームなどがあります。

ここでは、ニキビの炎症を一時的に抑えられるMedeum(普通)ステロイド市販薬について説明します。

セロナ

Medium(普通)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプ、クリームタイプがあります。

Medium(普通)クラスの成分であるヒドロコルチゾン酪酸エステルが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるロコイド軟膏にも配合されているものです。

軟膏タイプ、クリームタイプの2種類あるので、形状を選びたい人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビの部位だけに塗布するようにしてください。

また、顔全体に薬を塗り広げることは、避けてください。

患部がジュクジュクしている場合や、かさぶたがある場合は、厚めに塗布しましょう。

くれぐれも、かさぶたを無理にはがさないように気を付けましょう。

コートf AT

Medium(普通)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプ、クリームタイプがあります。

Medium(普通)クラスの成分であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるリドメックスにも配合されているものです。

軟膏タイプ、クリームタイプの2種類あるので、形状を選びたい人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビの発生部位だけに塗布するようにしましょう。

また、ニキビ予防として顔全体に薬を塗布しないように気を付けましょう。

水疱瘡や水虫、たむし等又は、化膿している患部には、使用することができないので注意してください。

メンソレータムメディクイッククリーム

Medium(普通)クラスのステロイドの市販薬で、クリームタイプです。

Medium(普通)クラスの成分であるプレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステルが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるリドメックスにも配合されているものです。

よく伸びて、べたつきも少ないクリームです。

そのため、顔以外の広範囲に塗りたい人やべたつきが気になる人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビだけに塗布するようにしましょう。

また、顔全体にはニキビ予防として塗布しないことを気を付けましょう。

こまめに塗りなおしたり、就寝前に塗ることで、より効果を発揮します。

Weak(弱い)のステロイド

Weak(弱い)のステロイドは、ステロイドの薬の中で、一番作用が弱いランクです。

プレドニゾロン、プレドニゾロン酢酸エステル、ヒドロコルチゾン酢酸エステル、デキサメタゾン酢酸エステルといった成分が含まれています。

顔やおしりなど皮膚が薄い部位の場合や子供の場合は、Weak(弱い)を選びましょう。

医師に処方される薬だけではなく、市販薬も販売されているので、一部紹介します。

医師に処方される薬としては、リンデロンA、プレドニンなどがあります。

市販薬には、コートf MD 軟膏、テラ・コートリル軟膏a、クロマイ-P軟膏などがあります。

ここでは、ニキビの炎症を一時的に抑えられるWeak(弱い)ステロイド市販薬について説明します。

コートf MD 軟膏

Weak(弱い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプです。

Weak(弱い)クラスの成分であるプレドニゾロンが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるプレドニンにも配合されているものです。

また、アルコールや防腐剤が入っていません。

そのため、肌が敏感な人や子供におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビの患部だけに塗布するようにしましょう。

また、顔全体にニキビ予防として塗らないように気を付けましょう。

水疱瘡や水虫、たむしなどの場合や患部が化膿している場合は、この薬を使用することができません。

テラ・コートリル軟膏a

Weak(弱い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプです。

Weak(弱い)クラスの成分であるヒドロコルチゾンが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるリドメックスにも配合されているものです。

そのため、赤みニキビのある人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビの患部だけに塗布するようにしましょう。

また、顔全体にニキビ予防として塗布しないように留意しましょう。

抗生物質や副腎皮質ホルモンによってアレルギーを起こしたことのある人や、水疱瘡、水虫、たむしのある部位には、使用することができないので気を付けてください。

クロマイ-P軟膏

Weak(弱い)クラスのステロイドの市販薬で、軟膏タイプです。

Weak(弱い)クラスの成分であるプレドニゾロンが配合されており、抗炎症作用があります。

この成分は、医療用医薬品であるプレドニンにも配合されているものです。

そのため、患部が乾燥していたり化膿している人におすすめです。

副作用を起こさないためにも、ニキビのある部分だけに塗布するようにしましょう。

また、顔全体に予防として塗布しないことに気を付けましょう。

抗生物質によってアレルギーを起こしたことのある人や、水疱瘡、水虫、たむしのある部位には、使用することができないの留意してください。

ニキビに効果的な「ステロイド」以外の成分

ステロイドの含まれている薬を使用することで、ニキビが悪化したり増えたりすることがあります。

しかし、ステロイドが含まれている薬は、ニキビの炎症を抑えることができ、正しく使用すれば怖くない薬です。

薬を正しく使用するためにも、自己判断で使用するのではなく、専門医の指示に従うことをお勧めします。

ステロイド以外にも、ニキビに効く成分は沢山あります。

ここでは、ステロイド以外のニキビに効く成分を紹介します。

レチノイド

レチノイドとは、ビタミンAとその融合体を合わせたもののことです。

ニキビの発生を抑えたり、発生したニキビの改善をしたりするのに役立ちます。

また、軽度のものから重度のものまで、幅広く使うことができます。

副作用としては、赤みやかゆみなどがあります。

妊娠中の使用は避けることと、目に入らないようにすることに気を付けましょう。

レチノイドを含む医薬品には、ディフェリンゲル(アダパレンゲル)があります。

過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルは、ニキビの病原菌であるアクネ菌に対して、抗菌作用があります。

また、毛穴の詰まりを改善する作用もあります。

副作用としては、赤みや乾燥などがあります。

過酸化ベンゾイルの配合濃度が高すぎると副作用が強くなるので、濃度が高く配合されているものを使わないようにしましょう。

過酸化ベンゾイルを含む医薬品には、ベピオゲルがあります。

ニキビに「ステロイド」を使用する際は医師に相談しよう

ステロイドをニキビの治療に使う場合にはメリットとデメリットがあります。

また、身体の部位によって皮膚の薄さが違っており、使えるステロイドの強さも変わってきます。

そのため、自己判断をして使用するよりも、専門医の指示に従って使用する方がおすすめです。

また、ニキビを市販薬で治したい場合は、ノンステロイドで、ニキビに効果のある成分が配合されているものを使用しましょう。

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この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

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