ほうれい線を改善したい…。
ほうれい線があるせいで、見た目より老けて見えやすいと悩まれる方も多いかと思います。
少しでも早くほうれい線が改善できたら、嬉しいですよね。
実は、ほうれい線を効果的に改善するためには、ほうれい線のタイプに合わせた対処が必要になります。
今回は、ほうれい線のタイプ別に、効果的な改善方法を詳しく紹介します。
この記事でわかること
- ほうれい線は3種類のタイプ別に効果的な改善法が変わる
- マッサージやスキンケア以外にも生活習慣の見直しやインナーケアを並行して行うことが大切
- 自宅でのケアで改善しない場合は美容施術を検討すべき
目次
ほうれい線を改善するには状態を知ることが大切
ほうれい線とは、鼻の横から口元にかけて現れる線(溝)のことです。
ほうれい線は、主に3つのタイプに分けられます。
状態に合わせて効果的な改善方法も異なるため、自分のほうれい線のタイプを知ることが大切です。
以下の「タイプ診断」で自分のほうれい線のタイプを確認してみてください。
診断
あなたのほうれい線のタイプは何?
あなたのほうれい線のタイプを診断してみましょう!
診断結果
あなたのほうれい線は「たるみ型」と「くぼみ型」の混合型かも。
診断結果
あなたのほうれい線は「たるみ型」かも。
診断結果
あなたのほうれい線は「筋肉型」かも。
診断結果
あなたのほうれい線は「くぼみ型」かも。
診断結果
あなたのほうれい線は「くぼみ型」と「筋肉型」の混合型かも。
※この診断はあくまで参考までとなります。
ほうれい線のタイプは全部で4種類
- たるみ型
- くぼみ型
- 筋肉型
- 混合型
以下でタイプごとのほうれい線の状態と、原因を紹介します。
仰向けになると目立たなくなる「たるみ型」
「たるみ型」のほうれい線は、皮膚のたるみによって現れます。
仰向けになると、ほうれい線が目立たなくなることが特徴です。
皮膚のたるみの原因には、肌の弾力不足や頬の皮下脂肪の減少、表情筋の衰えが挙げられます。
皮下脂肪や表情筋の筋肉量が減少すると、十分に皮膚を支えられなくなるためです。
さらに、加齢とともに皮膚は、重力に逆らえずに、徐々に落ちやすくなります。
「たるみ型」のほうれい線は、乾燥肌や年齢を重ねた方に見られやすい傾向にあります。
ほうれい線の上のほうが目立つ「くぼみ型」
「くぼみ型」のほうれい線は、鼻の横の骨のくぼみが目立つ状態になると現れます。
小鼻のすぐ横の部分、ほうれい線の上の方がくぼんでいる見た目が特徴です。
原因としては、もともとの骨格の影響が大きいと考えられます。
鼻の横の骨がへこんでいる骨格の場合には、くぼみ型のほうれい線が現れやすいのです。
そのため、比較的若い方にも現れることがあります。
もともとの骨格以外にも、加齢によって骨が収縮することでも、現れやすくなります。
無表情の時でも筋が目立つ「筋肉型」
「筋肉型」のほうれい線は、頬の筋肉が発達しすぎることで現れます。
仰向けになっても線が薄くならない一方で、笑った際に強調されるのが特徴です。
口周りの筋肉の力が強いと、くぼんでいる小鼻の両脇の下にかけて、筋が入り、「筋肉型」のほうれい線となります。
ガミースマイル(笑った際などに歯茎が3mm以上露出している)の方に見られることが多いです。
歯茎が前に出ていると、常に口周りの皮膚を押し出すことで、顔の筋肉が緊張してしまうためです。
また、表情がこわばりがちで、筋肉の緊張状態が続くことでも現れやすくなります。
「たるみ型」のほうれい線を改善する方法
「たるみ型」のほうれい線は、肌のハリがなくなる・表情筋が衰えて皮膚がたるむことで発生します。
そのため、たるみを改善することが重要です。
セルフケアと美容施術に分けて、皮膚のたるみに効果的な改善方法を紹介します。
コラーゲン生成を助ける成分配合のクリームを塗る
肌のたるみを改善するには、弾力やハリを補うケアが必要です。
肌は、奥の層にコラーゲン・エラスチンが十分に存在することで、ハリが保たれています。
まずは、スキンケアでコラーゲンの生成を促す成分を取り入れ、たるみの改善を目指しましょう。
コラーゲンの生成を助ける成分には、以下などが挙げられます。
コラーゲンペプチドは、コラーゲンやエラスチンなどの生成を促す働きがあります。
コラーゲンペプチドは、体内でコラーゲンがアミノ酸に分解される際に生まれる低分子のアミノ酸で、コラーゲンの合成を促進する効果があります。
イニスフリー コラーゲンペプチド 弾力アンプルクリーム
8種のペプチドとコラーゲンが配合されています。とろみのあるテクスチャーで美容液のように馴染みやすいのが特徴です。
ナイアシンアミドは、ニコチン酸アミドとも呼ばれるビタミンBの一種です。
コラーゲンの生成を促す働きと、肌の表面部分にあたる角質層のバリア機能を補助する役割があります。
バリア機能とは、紫外線や摩擦などの外部の刺激から肌を守る役割を持ち、強化されることで、肌のハリやうるおいを保ちやすくなります。
無印良品 エイジングケア薬用リンクルケアクリームマスク
ナイアシンアミドが配合されたクリームマスク。もっちりハリのある肌に仕上げます。厚く塗り広げ、3~5分置いたあとに、マッサージするようになじませることで、保湿された状態の肌をキープしやすくなります。
ピュアレチノールは、ビタミンAの一種です。
コラーゲンの生成を促す働きと、角質層の水分を増やして乾燥を予防する働きを持ちます。
サナ リンクルターン 薬用コンセントレートセラム ホワイト
ピュアレチノールが配合された美容液。アルコールフリー・パラベンフリーなど、6つのフリー設計で、比較的肌にやさしい設計になっています。
頬の筋肉を支える部位をほぐす
頬がたるむ原因の一つに、頬の筋肉や脂肪が支えられなくなることが挙げられます。
頬の筋肉や脂肪を引き上げる部位が凝り固まることで血行が悪化し、正常な働きができなくなっている状態かもしれません。
頬の筋肉や脂肪を支えている箇所をほぐし、血行を改善することで、たるみを改善しましょう。
側頭筋マッサージ
側頭部の筋肉には、顔の皮膚を支える役割があります。
凝ってしまうと、血流が悪くなり筋肉が正常に動きづらくなることで、顔の皮膚を支える力が衰え、たるみにつながります。
側頭筋をほぐすことで、筋肉が正常に働きやすい状態にしましょう。
リガメントほぐし
リガメントとは表情筋と骨をつなぐ組織のことで、腱鞘とも呼ばれます。
頬のリガメントが緊張すると、顔の皮膚を持ち上げる力が弱くなり、たるみにつながります。
リガメントをほぐして、皮膚や筋肉がたるまないようにしましょう。
上記を1セットとして、1日1回行うと効果的です。
表情筋を鍛えるトレーニングを行う
たるみ型のほうれい線は、皮膚がたるむことで発生します。
皮膚のたるみの原因には、表情筋が肌を支えられないことが考えられます。
表情筋トレーニングを行うことで、肌を持ち上げる働きを強化しましょう。
頬をふくらませる運動
頬の表情筋を鍛えて頬のたるみを改善しましょう。
頬を大きく動かすことで、普段動かさない表情筋を効果的に鍛えられます。
以上の動きを1セットとして1日3セットを目安に行いましょう。
口輪筋を鍛える運動
口輪筋は、唇の周りに存在する表情筋です。
顔の筋肉を支える働きがあるため、衰えると肌のたるみにつながります。
口輪筋を鍛えて顔の筋肉がたるまないようにしましょう。
以上の動きを1セットとして、1日3セットを目安に行いましょう。
大頬骨筋を鍛える運動
大頬骨筋は唇の端から、こめかみあたりまでに存在する表情筋です。
口角を上に引き上げる働きがあるため、衰えると肌のたるみに直結してしまいます。
さらに、以下のようなグッズを使うと、効果的に鍛えることができます。
「FACIAL FITNESS PAO」は、口に咥えて首を振ることで大頬骨筋などの表情筋を効果的に鍛えることができます。30秒を1セットで1日2セットを目安に行いましょう。
たるみを軽減する美容施術を受ける
美容施術を受けることでも、「たるみ型」のほうれい線を改善することができます。
特に、セルフケアでは改善しない程度まで、たるみが強く出てしまっている場合は、施術を受けるのがおすすめです。
以下に、たるみの改善に効果的な施術を紹介します。
超音波を肌の奥の層に照射して、熱で肌を引き締める施術です。
皮膚の深層に超音波を照射することで、新たに肌のハリを保つコラーゲンの生成を促します。
※エステサロンでのハイフの施術は、厚生労働省により医師法違反にあたるとされていますので注意しましょう。
Cog(コグ)と呼ばれるこまかなトゲのついた医療用の特殊な糸を挿入する施術です。
たるんだ皮膚や脂肪を物理的に持ち上げることで、たるみを改善します。
ただし、皮下脂肪が多すぎたり、たるみが強すぎると、施術の相性が悪い場合があります。
糸リフトについて詳しくはこちら
糸リフト(スレッドリフト)とは?効果やダウンタイムと失敗時のデメリットを知ろう「くぼみ型」のほうれい線を改善する方法
「くぼみ型」のほうれい線は、元々の骨格や、加齢による骨の収縮の影響で発生します。
骨のくぼみや、骨自体を強化するようなケアが効果的です。
以下の対処法で、改善を目指しましょう。
骨の衰えを予防するカルシウムを摂取する
小鼻の横の骨が加齢などで衰えると、ほうれい線ができやすくなります。
骨の衰えを予防するには、骨の形成をサポートするカルシウムを摂取しましょう。
カルシウムは1日あたり、30〜49歳の男性で750㎎、30〜49歳の女性で650㎎の摂取が推奨されています。
食事から、十分な量の摂取が難しい場合は、サプリを飲むのも一つの手です。
日本人に不足しがちなミネラルであるカルシウムが配合されています。1日の摂取目安量は3錠で、カルシウム360mgを摂取することができます。
溝を平らにする美容施術を受ける
生まれつきの骨格や顔立ちの影響で、小鼻の横がへこみが目立ちやすいと、ほうれい線ができやすい傾向にあります。
骨格を整えるなどは、セルフケアだけでは難しい領域となります。
もともとの骨格が原因で、ほうれい線が目立っている場合には、以下などの施術が効果的です。
ほうれい線の溝に、注射器で直接ヒアルロン酸を注入する施術です。
ヒアルロン酸は保水力に優れており、肌のハリや水分を保つことができます。
ヒアルロン酸を肌に注入することで、肌が内部から引き上がり、ほうれい線の溝やくぼみが解消されます。
また、一般的には、ダウンタイムがほとんどないというメリットがあります。
自身の体から採取して加工した安全な脂肪組織(コンデンスリッチファット)を、肌に直接注入する療法です。
脂肪組織は自身の太ももなどから脂肪を吸引し、濃縮することで不純物が除去された、健全な脂肪細胞です。
そのため、肌に自然に定着し馴染みやすいと考えられます。
脂肪組織を溝に注入することでボリュームを持たせ、ほうれい線の溝や窪みを解消します。
「筋肉型」のほうれい線を改善する方法
筋肉型のほうれい線は、頬の筋力が異常に発達することで発生します。
発達した筋力を和らげるには、顔の筋肉をほぐすことが重要です。
このタイプのほうれい線が出ている場合は、顔のエクササイズや筋トレは頬の筋肉をより発達させる可能性があるため、避けた方が良いです。
咬筋をほぐすマッサージを行う
咬筋は頬骨の下からフェイスラインにかけて存在する筋肉です。
凝ってしまうとほうれい線につながるため、マッサージで筋肉をほぐしましょう。
頬周りの筋肉を緩める美容施術を受ける
セルフケアで、なかなか筋肉の凝りがほぐれない場合は、施術で筋肉を緩めることが必要になります。
ただし、顔に必要な筋肉の働きまで弱めてしまわないよう注意が必要です。
施術が本当に有効であるか、必要であるかは専門医に相談しましょう。
頬周りの筋肉を緩める美容施術の例を紹介します。
発達して凝り固まった顔の筋肉にボツリヌストキシンを注射して筋肉を緩める施術です。
ボツリヌストキシンは、土壌に多く含まれるボツリヌス菌からタンパク質を抽出した成分の名前です。
筋肉を動かすときに分泌されるアセチルコリンを阻害することで、一過性の筋肉麻酔を生じさせ、筋肉の動きを和らげます。
ほうれい線が改善しない方は美容皮膚科へ
今回はタイプ別に、ほうれい線の改善方法を紹介しました。
実際は、ほうれい線は、さまざまな原因が混合してできている、混合型の場合も多いとされています。
自身でほうれい線がどのタイプなのか判断するのは難しいこともあるでしょう。
原因を突き止めるためにも、まずは美容皮膚科を受診することをおすすめします。
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