「角栓除去」はした方が良い?正しいケア方法やNGな毛穴対策5つ!

鼻の毛穴の画像

角栓除去したいけど、自分でケアしていいの?

ふと鏡を見て、ポツポツした角栓があると気になりますよね。

目立つから、すぐに無理やりでも角栓を取りだしたくなるでしょう。

しかし、角栓を無理やり取り出すとかえって悪化するケースがあります。

今回は、適切な角栓除去の方法を紹介していきます。

かえって角栓を悪化させるNG行動なども一緒に紹介します。

この記事でわかること

  • 角栓は肌に負担をかけない程度に除去するほうが良い
  • 角栓除去をせずに放置すると酸化してニキビの原因になる
  • 皮膚科での治療や正しいスキンケアにより、肌にやさしく角栓除去できる

角栓は除去すべき?取らないとどうなる?

ここでは、できてしまった角栓を除去すべきかという点について、解説します。

角栓の主な原因は、毛穴の詰まりです。

毛穴詰まりは、皮脂の過剰分泌や汚れの蓄積によって起こります。

例えば、適切なスキンケアができていないと、化粧品の汚れや細菌が肌に残ってしまいます。

角栓は適度に除去したほうがいい

角栓は完全に除去して、きれいにしたいと思う方も多いかもしれません。

しかし、角栓除去をしたいために、完全に皮脂を取り除くのは、あまりよくありません。

皮脂は、肌のうるおいを保つために必要な油分であるためです。

そのため、角栓は適度に除去したほうが良いです。

角栓は適度に処理することが重要ですが、無理に取りすぎたり、過度な刺激を与えないように気をつけましょう。

放置すると酸化して黒角栓やニキビの原因になる

角栓の皮脂がやわらかい場合は、白色で現れます。

角栓を放置すると汚れや皮脂が酸化して硬くなり、黒い角栓となります。

鼻にできた黒い角栓は、その見た目から「いちご鼻」とも呼ばれます。

肌にぷつぷつと黒く現れる黒角栓は、肌の黒ずみやニキビの原因になります。

ニキビは、毛穴詰まりでできるため、黒く硬い角栓が毛穴を塞ぐと、発生しやすくなってしまうのです。

▼黒ずんだ角栓のケア方法は、以下の記事を参考にしてみてください。

鼻の毛穴の画像 「毛穴の黒ずみ」の原因と対策!毛穴タイプ別に正しいケア方法を知ろう

角栓除去でのNG行動

角栓除去でのNG行動は以下の5つです。

  • ピンセットや指で角栓を無理やり押し出す
  • オイルと綿棒を使用して角栓を取る
  • 角栓部分をゴシゴシ洗顔する
  • ピーリングオフの毛穴パックを毎日使う
  • スキンケアを控えて肌断食をする

角栓を無理に取ったり、肌に摩擦や刺激を与えないように注意しましょう。

それぞれ、なぜ角栓除去においてやってはいけないことなのかを解説します。

ピンセットや指で角栓を無理やり押し出す

角栓を除去するときに、指やピンセットで押し出すと肌に強い刺激が加わります。

できてしまった角栓は、毛穴の奥から蓄積していくため、毛穴の入り口から無理に引っ張ってしまうと、肌や毛穴に強い刺激を与えてしまうのです。

強い刺激が加わると、周辺の肌が傷つき、炎症が起こりやすくなります。

また、毛穴が開いた状態だと、毛穴に汚れがたまりやすくなり、角栓の原因となります。

そのため、ピンセットや指で角栓を無理やり押し出すのはNGです。

オイルと綿棒を使用して角栓を取る

指やピンセット以外に、綿棒などを使って角栓除去をするのもやめましょう。

綿棒にオイルをつけて角栓を取ると、必要な皮脂まで一緒に取り除いてしまいます。

必要な皮脂がなくなると、肌が乾燥して、かえって角栓ができやすくなるので要注意です。

角栓部分をゴシゴシ洗顔する

摩擦を受けた肌は、乾燥して角栓ができやすい状態になります。

例えば、強い力で洗顔をしてしまうと摩擦が起こります。

そのため、肌はゴシゴシと洗顔しないようにしましょう。

ピーリングオフの毛穴パックを毎日使う

余分な皮脂や汚れを取り除くのにピーリングオフのアイテムは効果的です。

しかし、毎日ピーリングオフをしてしまうと、肌が刺激を受け傷ついてしまいます。

ピーリングオフの毛穴パックは、粘着力や成分が強いものが多いためです。

かえって皮脂が過剰に分泌されて、角栓ができやすくなる可能性があるので、毎日使用しないようにしましょう。

スキンケアを控えて肌断食をする

皮脂が多いと、スキンケアのベタベタ感が気になる方もいるかもしれません。

ただし、「スキンケアを控えて肌断食する」のは、角栓を悪化させるNG行動です。

肌断食とは、化粧水・クリームなどによるスキンケアや、メイクをしないことを指します。

肌断食は、一説によると、肌がもともと持っているバリア機能を回復させるために良いとも言われます。

しかし、角栓除去をしたい方には、保湿が重要になるため、肌断食はおすすめできません。

角栓除去の正しいやり方

角栓は、自分で無理に取ろうとすると肌にダメージを与えてしまいます。

また、黒い角栓は、酸化して硬いため、スキンケアだけでは除去しづらいでしょう。

角栓の除去効果の期待できる医薬品や、美容施術での対処がおすすめです。

以下の3つの作用を持つ医薬品や施術を行うのが効果的です。

  • 皮膚に蓄積した角栓を溶かす
  • 角質を軟化させる
  • 皮脂を排出するターンオーバーを促進する

医薬品で角栓除去する

症状の進行度や個人の肌質によっても、適切な医薬品は異なるため、医師に相談し、医師の処方に従うようにしましょう。

角栓除去に効果を期待できる医薬品を2つ紹介します。

アダパレン

アダパレンは、毛穴詰まりを改善する成分が配合されています。

アダパレンには、角質剥離作用があり、毛穴詰まりの一因である角質を取り除く効果を期待できます。

ニキビの原因となる毛穴詰まりを解消する効果があるため、炎症を伴わないニキビの治療にも有効的な医薬品です。

使用上の注意

(1)切り傷・すり傷・湿疹のある箇所には塗らない

(2)使用前に洗顔し、使用後は手を洗う

(3)目に入らないように注意する

(4)就寝前に1日に1回のみ塗る

▼アダパレンについてさらに詳しくはこちら

アダパレンという外用薬の画像 アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック

過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイル(ベピオゲル)には、ピーリング作用と抗菌作用があります。

角質細胞の結合をゆるめることで、塞がった毛穴詰まりを改善させる効果が期待できます。

炎症を伴わない白ニキビ・黒ニキビ、炎症を伴う赤ニキビの改善効果にも期待できます。

使用上の注意

(1)1日1回洗顔後に患部の皮膚のみに使う

(2)目・口唇・粘膜・傷口には使用しない

(3)凍結を避け、25℃以下の涼しい場所で保管する

いずれの医薬品も、個人の症状によって用法が異なる場合があるので、医師の指示に従うようにしましょう。


医薬品を用いて、適切に角栓除去をしたいけど、成分の強さなどが不安に思う方もいるでしょう。

そんな方は、皮膚科医に相談してみるのも一つの方法です。

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施術で角栓除去する

医薬品でなかなか改善しない場合や、即効性を求める場合は、施術での角栓除去がおすすめです。

角栓除去に効果的な施術には、以下の3つが挙げられます。

  • ダーマペン
  • ピーリング
  • レーザー治療

それぞれの施術内容を紹介します。

ダーマペン

ダーマペンは、針を用いて皮膚に微小な穴を開ける施術方法です。

小さな穴をあけることで、肌の再生を促進させることができます。

これにより、毛穴に詰まった皮脂を排出する効果が期待でき、角栓除去につながります。

ピーリング

ピーリングは、薬剤を使用して、皮膚の表面の角栓を取り除く施術です。

専門的な薬剤を使用することで、角栓を溶かして取りやすくします。

また、角質層のターンオーバーを促進させる効果が期待できます。

これにより古い角質が剥がれ落ち、角栓除去につながります。

レーザー治療

レーザー治療は、皮膚の表面に光を照射して気になる肌悩みに働きかける施術です。

角栓や毛穴のお悩みには「レーザートーニング」「フラクショナルCO2レーザー」などが用いられることがあります。

レーザーによっては、毛穴の引き締め効果が期待できる施術もあります。

クリニックによっても取り扱いのある施術や、個人ごとにおすすめの施術が変わる場合があるので、クリニックの担当医に相談してみてください。

角栓除去に効果的なスキンケア

スキンケアを怠ることで、角栓が発生したり、悪化してしまうことがあります。

反対に、日々のスキンケアを正しく行えば角栓の発生や悪化を防ぐことができます。

そこで角栓除去に効果的なスキンケアを紹介していきます。

クレンジング前にホットタオルで毛穴を開かせる

ぬるま湯で湿らせたタオルを顔に当て、2~3分包み込みます。

皮脂や汚れを温めて柔らかくすることで、クレンジングで汚れが落としやすくなります。

角栓にお悩みの方は、オイルタイプのクレンジングがおすすめ

オイルタイプは比較的、皮脂や汚れをしっかり落としやすい洗浄力の強いアイテムが多くあります。 その分、肌への刺激が強い場合があるため、肌の調子を観察しながら、自分に合うクレンジング剤を見つけましょう。

皮脂の多い部分から泡洗顔をする

クレンジングでメイク汚れなどを落としたら、洗顔をしましょう。

角栓にお悩みの方は、皮脂の多い部分から泡洗顔をするのがおすすめです。

洗顔料を泡立てて優しく洗う

洗顔料を泡立て、肌に優しく泡をのせます。鼻やおでこのTゾーン→そのほか頬やあごという順に泡を乗せましょう。

鼻やおでこは皮脂腺が多く、皮脂が多く分泌される傾向にあるため、泡を乗せる時間を少し長くして汚れを落としやすくします。

ぬるま湯で丁寧に洗う

32℃くらいのぬるま湯で丁寧に洗い流します。冷水では十分に汚れを落としきれないことがあります。また熱すぎる水では、皮脂を必要以上に落としてしまうため、適温で洗い流すことを心がけましょう。

優しくタオルで拭く

肌を繊維などでこすると、摩擦が生まれ乾燥しやすくなります。乾燥すると、皮脂の分泌を促し角栓をできやすくするため、やさしく柔らかいタオルで優しく水分を拭き取りましょう。

収れん化粧水で保湿する

洗顔後はお肌が乾燥しやすいため、すぐに保湿をしましょう。

角栓など毛穴にお悩みの方には、収れん化粧水の使用がおすすめです。

収れん化粧水には、毛穴の引き締め効果と、皮脂分泌のコントロールをする効果が期待できます。

おすすめのアイテムを2つ紹介します。

ベネフィクリュクスファーミングローション

毛穴を引き締めて、ハリのある美しい肌をキープする収れん化粧水

お肌にハリが欲しい方におすすめのアイテムです。

保湿液や乳液を塗布した後に使用します。

質感は、ミルク・ローション状でひんやりと清涼感がある使用感が特徴です。

コンディショナー

きめを整えながら毛穴をひきしめる薬用収れん化粧水

紫外線や乾燥などのダメージや肌荒れを防ぎたい方におすすめです。

肌の内側(角質層)のすみずみにうるおいを届けながらみずみずしく透明感のある肌に整えます。

手のひらまたはコットンに500円硬貨大をとり、軽くパッティングするように肌になじませましょう。

角栓除去したい方は医師へ相談

角栓除去するには、まずは日頃からの正しいスキンケアを心がけましょう。

スキンケアでも取り除けない硬くなってしまった角栓は、医薬品や施術での除去が必要です。

無理に自分で取り除こうとするのは、避けましょう。

角栓除去に効果的な医薬品が気になる方は、先に医師に相談してみるのも一つの手です。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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