ニキビパッチとは、ニキビを保護して悪化を防ぐアイテムです。
シールタイプでニキビに直接貼り付けて使います。
なかには、鎮静効果があるタイプのものもあります。
今回は、ニキビパッチの効果や正しい使い方を解説します。
市販のおすすめ商品も紹介するので、ニキビ治療をしたい方はぜひ参考にしてみてください。
この記事でわかること
- ニキビパッチはニキビの悪化防止やニキビ跡の改善を促すアイテム
- 保護・針・滲出液吸収の3タイプがありニキビの種類ごとに使い分ける
- 1日1回洗顔後・スキンケアの前に貼り付けて使う
目次
ニキビパッチの効果
ニキビパッチは、すでにできてしまったニキビに対して使うアイテムです。
ニキビの悪化を防止し、改善を促す効果が期待できます。
ニキビの膿や分泌物を吸収して炎症の広がりを防ぐ
炎症を伴う赤ニキビや、膿を伴う黄ニキビの場合、ニキビの内部に分泌物がたまっています。
分泌物には、細菌が繁殖していることが考えられます。
ニキビが潰れ、内容物が皮膚のほかの部分に飛び散った場合、細菌の繁殖から新たなニキビができてしまう可能性があります。
ニキビパッチは、膿や分泌物を吸収することで、ほかの部位への炎症を防ぐ役割を果たします。
ニキビへの細菌や汚れの付着を阻止して悪化を防ぐ
ニキビは、白ニキビ→黒ニキビ→赤ニキビ→黄ニキビと進行段階が分かれています。
白ニキビ・黒ニキビは炎症を伴わない初期のニキビです。
ただし、そこに細菌や汚れが付着して炎症が起こると、赤ニキビへと進行します。
ニキビパッチを貼ってニキビを覆うことで、外部から細菌や汚れが付着することを防げます。
ニキビ跡の改善を促す
一部のニキビパッチには、ニキビ治療に有効な成分が含まれているアイテムがあります。
ニキビ治療に有効な成分を含むニキビパッチを貼ることで、ニキビの改善を促し、ニキビが跡になるのを防ぎます。
以上のように、ニキビパッチを使うことで、新しいニキビの発生の予防や、いまあるニキビの悪化を防ぐことができるのです。
ニキビパッチを選び方のポイント
おすすめのニキビパッチの選び方を解説します。
ニキビの進行度合いに合わせて、3つのタイプのニキビパッチを使い分けましょう。
一部、薬局やドラッグストアで買えるアイテムもあります。
白ニキビには「保護タイプ」がおすすめ
毛穴詰まりが原因で発生している初期段階の白ニキビには、「保護タイプ」のニキビパッチを使いましょう。
まだ炎症を起こしていないニキビに、細菌や汚れが入り込まないように保護することで、悪化を防ぐことができます。
透明タイプで0.05mmの極薄のシートが特長。
直径12mmが6枚、10mmが24枚、8mmが16枚入りのニキビの大きさに合わせて3サイズのシートが入っています。
ニキビパッチの上からメイクも可能です。
かぶれにくさを期待できる睡眠時用のニキビパッチ。
寝ている間にニキビパッチを貼っておくことで、枕やシーツとの摩擦によるニキビの悪化を防げます。
ニキビ治療に効果的なクリームを塗布した上からでも貼ることができます。
赤ニキビにはトゲのある「針タイプ」がおすすめ
炎症を伴う赤ニキビには、炎症を鎮めるための殺菌効果や鎮静効果を持つ成分でケアすることが有効です。
そのため、赤ニキビには、針タイプ(ニードルタイプ)のニキビパッチを使うのがおすすめ。
針タイプのニキビパッチは、有効成分を浸透させやすくする効果が期待できます。
昼は赤みカバー・夜は素肌ケアと使い分けができる針タイプのニキビパッチ。
ナイトケアのシートには、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を防ぐナイアシンアミドが配合されています。
デイケアのシートは、ニキビの赤みをカバーする効果が期待できます。
敏感肌の方などで、針タイプのニキビパッチだと肌への刺激が強い場合もあります。
そのような方には、無添加の比較的肌にやさしい設計のニキビパッチがおすすめ。
「THEスポットエイド パッチタイプ」は、10つの無添加設計で、赤ニキビの炎症を抑える効果を期待できるトコフェロールや、毛穴詰まりを角質除去をサポートするサリチル酸が配合されています。
黄ニキビには「滲出液吸収タイプ」がおすすめ
黄ニキビは膿を伴う種類のニキビです。
膿をつぶしてしまうと、なかに含まれる液体の細菌が他の肌部位にも細菌が付着する可能性があります。
そんな黄ニキビには、滲出液吸収タイプ(ハイドコロイドタイプ)のアイテムの使用がおすすめです。
滲出液吸収タイプのニキビパッチ。
肌色でマットな素材感が特徴のため、目立ちやすい黄ニキビのカバーに有効です。
化膿したニキビの保護効果を期待できるニキビパッチ。
すりガラスのようにくもった色合いで、黄ニキビを目立ちにくくなることが期待できます。
剥がしやすいように1枚ずつに取っ手がついている設計です。
ニキビパッチの正しい使い方
ニキビパッチの貼り方と剥がし方を紹介します。
洗顔後に貼り付ける
ニキビは原因菌であるアクネ菌の繁殖を防ぐためにも、患部を清潔に保つことが重要です。使用時間が約8~12時間のものは、必ず朝晩の洗顔後にシートを取り換えるようにしましょう。
スキンケアの前に貼り付ける
ニキビパッチを貼るときは、化粧水・乳液を使う前に貼りましょう。化粧水などを塗り広げる際に、患部の細菌がほかの肌部分に広がってしまうのをあらかじめ防ぐためです。
ニキビパッチを貼ってからメイクをする
ニキビパッチの商品によってはあらかじめ「上からメイクOK」の設計をされているアイテムもあります。ニキビ部分に化粧品の成分による刺激や成分の詰まりを起こさないためにも、シートを貼ったうえからメイクをするのが効果的です。
剥がすときは水やぬるま湯で流してから取る
ニキビパッチを無理やりはがすと、摩擦が肌への刺激となったり、ニキビを潰してしまう可能性もあります。そのため、ニキビパッチを剥がしやすいよう、シートを水やぬるま湯でやわらかくしてから、剥がすのがポイントです。
※商品によっても使用方法が異なる場合があります。各商品の使用方法に従って使用しましょう。
ニキビパッチを使う際の注意点
ニキビパッチを使うときは、特に以下の2点に注意しましょう。
誤った使い方をすることで、本来、改善・予防の助けになるニキビパッチがニキビを悪化させる要因になってしまいます。
貼る前にニキビを潰さない
ニキビパッチを貼るときは、ニキビを潰さないように注意しましょう。
ニキビを潰すことで、細菌がほかの肌部分にも付着して、ニキビの発生範囲を広げてしまう可能性があります。
万が一、ニキビを潰してしまった場合は、膿や血を清潔なティッシュやガーゼなどでやさしく拭き取ります。そのあと、流水で洗い流し、塗り薬を塗りましょう。潰してしまったニキビを手で直接触ってしまうのを防ぐために、ニキビパッチを貼ることは、特に問題ありません。
同じシートを長時間貼り続けない
同じニキビパッチのシートをずっと貼り続けていると、患部がムレやすくなります。
ムレが発生すると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖してニキビが悪化する恐れもあります。
商品ごとに記載のある使用時間を守って使用しましょう。
ニキビパッチでニキビが悪化することはまれ
ニキビパッチを貼ると、ニキビが悪化するといった事実はありません。
ただし「長時間同じシートを肌に貼り続ける」など、誤った使い方をすると、肌がムレたり衛生な状態を保ちづらくなり、ニキビが悪化する可能性があります。
また、肌質に合わない商品を使い続けるとニキビの悪化やほかの肌トラブルも引き起こす恐れがあります。
正しい使い方を心がけながら、お肌に合っているアイテムかという点を確認しましょう。
ニキビパッチで治らない場合は医師に相談
ニキビができたときは、応急処置としてニキビパッチを使うことは有効的です。
ニキビの症状が重くなかなかニキビが治らない人や、繰り返しニキビができやすい人は皮膚科の受診もおすすめです。
医師の診断のもと、ニキビの効果的な治療や予防をすることが期待できます。
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藤原東華 医師
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