チョコはニキビの原因になるの…??
「チョコを食べるとニキビができる」という噂を聞いたことはありますか?
噂が本当の場合、チョコを食べるときに、ニキビができたり肌荒れしないのか気になりますよね。
この記事では、チョコを食べるとニキビができやすくなるという噂の真相や、チョコと肌荒れの関係性を解説します。
この記事でわかること
- チョコに含まれる糖質・脂質の摂りすぎはニキビの原因になる
- ニキビを予防するには、皮脂の分泌を抑えることが重要
- チョコの原料であるカカオには美肌効果も期待できる
目次
チョコは適量であればニキビの原因にならない
チョコを食べると、ニキビができてしまうと思っている方も多いですが、チョコは適量であればニキビの直接原因にはなる可能性は少ないと言われています。
では、適量のチョコレートとは具体的にどの程度でしょうか。
農林水産省では、人々が健康に過ごすための菓子・嗜好品の1日あたりの推奨摂取量は1日200kcalまでと定めています。
市販の板チョコレート(ミルクチョコレート)は約50gで、275kcal程度と言われています。
そのため、1日のうち、お菓子で50gの板チョコレートのみを食べる場合、多くても3分の2程度までを目安としましょう。
これは、チョコ以外に甘いものを摂らない前提で計算しているので、注意が必要です。
チョコの食べ過ぎでニキビができる理由
適量であればチョコはニキビの直接的な原因にはなりません。
しかし、適量以上にチョコを食べ過ぎてしまうとニキビの原因になる可能性があります。
「チョコを食べるとニキビができる」という噂を聞いたことがあるのは、このような事実があるからかもしれません。
なぜ、チョコの食べ過ぎはニキビの原因になるのでしょうか?
それは、チョコに含まれる糖質と脂質がニキビの原因になるためです。
一つ一つ詳しく解説します。
糖質を多く摂ってしまう
チョコの食べ過ぎでニキビができてしまう理由は、チョコには多くの糖質が含まれているためです。
糖質を摂りすぎると、糖が体内でタンパク質と結合して「悪玉物質AGEs」を生成します。
この一連の流れを「糖化」といいます。
糖化が進むと、悪玉物質(AGEs)により肌の新陳代謝(ターンオーバー)を活性化させる酵素が阻害されてしまいます。
このように、糖質を摂りすぎると、肌の新陳代謝が乱れて、皮脂や古い角質が排出されずに毛穴に詰まり、ニキビが発生してしまいます。
また、糖質がタンパク質と結合して、タンパク質を消費してしまうことで、肌のハリも失われてしまいます。
脂質を多く摂ってしまう
チョコの食べ過ぎでニキビができてしまう理由は、糖質に加えて、チョコには多くの脂質が含まれているためです。
ニキビは毛穴に汚れや皮脂が詰まることで発生します。
脂質を過剰に摂取すると、皮脂の分泌が盛んになり、毛穴に詰まってニキビの発生につながります。
チョコ以外にも、脂質の多い食べ物を多く摂ると皮脂の過剰分泌が起きるので注意が必要です。
例えば、ピーナッツも比較的脂質が多い食べ物のため、食べ過ぎるとニキビができやすくなるため注意しましょう。
ほかにも脂質の多いお菓子には、以下などが挙げられます。
- ポテトチップス:1袋あたり約21gの脂質が含まれる
- 板チョコ:1枚あたり約17gの脂質が含まれる
- ショートケーキ:1個あたり約15gの脂質が含まれる
- アイスクリーム:1個あたり約12gの脂質が含まれる
チョコを食べてもニキビができない方法
チョコには、多くの糖質と脂質が含まれているため、皮脂が過剰分泌が起きやすくなります。
皮脂量が多くなり、毛穴に詰まるとニキビができるため、チョコを食べたときは「皮脂の過剰分泌を抑える」ことが大切です。
ここでは、皮脂の過剰分泌を抑える方法をご紹介してます。
高カカオチョコレートを食べる
チョコレートを食べてニキビができる原因の一つは、糖質が多く含まれていることです。
そのため、糖質の含有量が比較的少ない高カカオチョコレートは、通常のチョコレートを食べるよりも、肌が荒れにくいと言われています。
また、高カカオチョコレートには、肌のくすみやシワを防ぐカカオポリフェノールも多く含んでいます。
ただし、脂質が普通のチョコレートよりも多かったり、苦味が強いという注意点があります。
以下のようなカカオ70%以上のものを選ぶようにしましょう。
ビタミンB6・ビタミンB2を摂る
ニキビは皮脂が過剰に分泌されることで、できやすくなります。
ニキビの予防には、皮脂の過剰分泌を抑える作用を持つビタミンB6・ビタミンB2を摂るのも一つの手です。
ビタミンB6には、皮脂の過剰分泌を抑える作用に加え、糖質そのものも分解する作用があります。
なので、チョコ以外にも糖質を多く含む食材を食べすぎた際などにも、意識的に摂るようにして下さいね。
ビタミンB2には、皮脂の過剰分泌を調節する作用以外にも、肌のターンオーバーを促す作用、タンパク質の吸収を助ける作用があります。
タンパク質の吸収率が上がることで、肌再生力、コラーゲン生成力が向上し、ニキビの改善効果も期待することができます。
肌荒れが頻繁に起こりやすい方は、ビタミンB2が不足している可能性もあります。
食事からビタミンを摂取することが難しい方は、ビタミンB6製剤「ピドキサール」の服用もおすすめです。
「ピドキサール」はニキビを治すビタミン剤!美容効果や副作用まで徹底解説
「ピドキサール」は、医師からの処方が必要な医療用医薬品です。
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チョコ以外の脂質・脂質を摂りすぎない
チョコなどのお菓子以外にも、食事で脂質・糖質を摂りすぎると皮脂の過剰分泌を引き起こし、ニキビの原因となります。
チョコを食べた日は、糖質や脂質の多い食べ物は避けるなど、1日の中で糖質と脂質の摂取量を調節しましょう。
糖質や脂質が多い食べ物には以下などが挙げられます。
- ハンバーガー
- ピザ
- ラーメン
- コーラ
- サイダー
- カップラーメン
スキンケアで皮脂の分泌を抑える
適切なスキンケアを行うことでも、皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
皮脂の過剰摂取を抑えるためには、以下の手順で毎日のスキンケアを行いましょう。
手には何万匹以上もの雑菌が付着していると言われています。その雑菌が肌に付着して毛穴に入り込むと、炎症性のニキビにつながる可能性もあるため、スキンケアを行う前は手を清潔にしましょう。
洗顔料で肌を洗う前に、肌に付着した皮脂や汚れを落とすことで、洗顔料の肌なじみをよくします。熱いお湯で洗ってしまうと、必要以上に皮脂を落としてかえって乾燥しやすくなります。そのため30~35度のぬるま湯で洗いましょう。
洗顔料を泡立てずにゴシゴシとこするように洗うと、摩擦が発生して、その刺激に肌が反応して、皮脂の過剰分泌を招く可能性があります。
洗顔料が残っていると、酸化して汚れとなり毛穴詰まりを起こしてしまいます。また、肌へのダメージとなり皮脂が分泌してしまいます。
使用後の濡れたタオルには菌が繁殖しやすくなります。細菌が顔につくと毛穴に入り込み炎症を伴うニキビが発生しやすくなるため、未使用のタオルで優しく拭き取りましょう。
皮膚は乾燥すると、乾燥を防ぐために皮脂を過剰に分泌してしまいます。洗顔後は肌が乾燥しやすくなるため、すぐに化粧水・乳液で保湿をしてください。
ストレスを解消する
ストレスがたまることでも、ニキビはできやすくなります。
ストレスにより自立神経が乱れると、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を促す男性ホルモンが増加します。
皮脂の過剰分泌を抑えるためには、以下などの方法でストレスの解消を心がけましょう。
- 質の良い睡眠を心がける
- 腸内環境を整える
- 日光を浴びながら運動する
- 自分の好きなことや趣味に没頭する
- 湯船につかる習慣をつける
- 親しい人と話す/たくさん笑う
ストレスとニキビの関係性については、以下の記事で詳しく解説しているので参考にしてみて下さいね。
ストレス性ニキビの治し方を解説!顔の場所別にみる原因とその特徴チョコでニキビが悪化した場合は医師に相談
チョコの食べ過ぎはニキビの一因になりますが、ニキビはさまざまな原因で発生します。
ニキビに悩んでいる方は、医師の診断のもと適切な医薬品で治療を行うのが効果的です。
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藤原東華 医師
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