ゼオスキンは危ない。ゼオスキンはやめたほうがいい。
このような情報を聞いたことはありませんか?
ゼオスキンは医療機関でのみ専売されるスキンケアブランドです。
正しく使用できれば、肌悩みに効果的とよく言われるゼオスキンですが、使用方法を誤ると、失敗や副作用の症状が現れるリスクが高まります。
本記事では、ゼオスキンを安全かつ効果的に使用するための注意点を解説します。
ゼオスキンの効果について詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてください。
「ゼオスキン」の効果や肌悩み別の使い方を解説!セット毎の値段もチェックこの記事でわかること
- ゼオスキンが危ないといわれる理由は使用方法や知識不足が原因
- 肌に炎症がある方/アレルギー持ちの方/妊娠中の方は使用できない
- 自己判断の使用や注意点を守らない場合治療に失敗する場合がある
目次
ゼオスキンが危ないと言われる理由
ゼオスキンは、アイテムによっては通常のスキンケアより、肌に強く作用するものがあります。
そのため、使用方法を誤ったり、知識不足の状態で使用すると副作用が強く出る場合があります。
副作用が強く出た人がSNSなどで情報発信したことで「ゼオスキンが危ない」と聞いたことがある方も多いのかもしれません。
ゼオスキンが危ないと言われる理由をしっかりと理解して、使用方法を誤らないようしましょう。
赤みや皮剥けなどの副作用がある
「ゼオスキンは赤みや皮剥けといった副作用がある」という情報を聞いたことがある方も多いでしょう。
しかし、赤みや皮剥けが起こるのは、ゼオスキンと「トレチノイン」の外用薬の併用治療でのダウンタイムである場合がほとんどです。
トレチノインは、ビタミンA誘導体の一種で、シミやニキビの効果的な外用薬です。
ビタミンA誘導体は、古い細胞を新しい細胞へと生まれ変わらせる肌のターンオーバーの働きを促進する作用を持ちます。
肌が生まれ変わるには、通常4~6週間程度かかりますが、何らかの原因によりこの周期が乱れるとシミやニキビが発生しやすくなります。
トレチノインを使用することで、肌のターンオーバーが正常化し、肌悩みの改善に期待できます。
しかし、肌のターンオーバーが促進されると古い角質が剥がれ落ち、赤みや皮剥けを引き起こします。
ゼオスキン治療では「セラピューティックプログラム」の中でトレチノインを併用することで、この副作用が出る場合があります。
トレチノインについてより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてくださいね。
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!Q&A
赤みや痒みが出ても使用を続けていいですか?
赤みや痒み、皮剥けといった症状は効いている証拠でもありますので、そのまま継続して様子を見ていただいて大丈夫です。継続するのが辛い程痛みがあるようでしたら、トレチノインの混ぜる量を少なくする、または、慣れるまではトレチノインは2~3日に1度の使用にする等使用頻度を減らして継続するようにしてくださいね。
色素沈着が起きる場合がある
アイテムによっては、ゼオスキンを使用すると色素沈着する場合があります。
特に敏感肌や肌のバリア機能が落ちている状態のときに色素沈着が発生しやすいので、注意が必要です。
肌のバリア機能が低下すると紫外線や摩擦による刺激が、肌内部の細胞に伝わります。
そうすると、メラニン色素を生成するメラノサイトが活性化され、シミのもととなるメラニン色素が過剰に生成されてしまいます。
これにより、色素沈着が生じてしまう可能性があります。
ネット購入のものは本物でない可能性がある
現在、ゼオスキンはSNSやネット上で肌悩みを改善するスキンケアとして有名になり、ネット上で簡単に手に入ってしまう場合があります。
しかし、ネット購入したゼオスキンを使うことは、非常に危険です。
ゼオスキンは「医療機関専売」で、医師の診察のもとで使用するために作られた製品です。
そのため、ネットで購入して出所のわからないゼオスキン製品を使用したり、自分の肌に合わない製品を使用したりすると、かえって肌状態が悪化してしまいます。
このような方法でゼオスキンを使用した人が「ゼオスキンは危ない」と判断してしまうのです。
販売元の指導に差がある
販売元の指導に差があることも、ゼオスキンが危ないと言われる理由の一つです。
ゼオスキンが人気になった今、多くのクリニックがゼオスキン販売を行っています。
そのため、中には皮膚の診断に不慣れなクリニックや診察をきちんと行わずに販売をするクリニックが存在することにも注意しなければなりません。
ゼオスキンは副作用の程度や、効果の現れ方に大きく個人差が出る製品なので、きちんとした診察を行い、医師の判断のもと使用する必要があります。
- 肌状態を確認せずに提供する
- 初回後の再診の頻度が少ない
- 問い合わせても細かい情報を聞かず続けてくださいと言われる
上記などに当てはまるクリニックには注意するようにしてくださいね。
使用終了後に肌状態が元に戻りやすい
「ゼオスキンの使用終了後に肌状態が元に戻ってしまった」という情報も見られます。
これは、使用者が自己判断で使用を中止し、時間の経過とともに肌が元の状態に戻ってしまったことが原因だと考えられます。
ゼオスキンは途中で使用をやめてしまうと、肌が新しく再生しかけている状態のまま、外部からの刺激を受けることになるため、肌状態はさらにひどくなる可能性があると考えられています。
そのため「皮剥けがひどい」「大事な予定を控えているからやめたい」という際も、決して自己判断で使用を中止することはせず、必ず医師に相談してからその後の使用方法について見直すようにしましょう。
ゼオスキンをやめたほうがいい人
ゼオスキンは専門の医療機関で専売されるため、その人に合った製品を使う必要があります。
しかし、中にはゼオスキンの使用を禁止される場合があります。
また、やめた方がいいとされる特徴に当てはまる方は、一部製品を取り除いた治療法になる場合もあります。
皮膚に強い炎症がある人
皮膚に強い炎症がある人はゼオスキンを使用できない場合があります。
ゼオスキンは肌の再生を促す作用のあるスキンケア製品で、個人差はありますが副作用として皮剥けや赤みといった症状が出てしまいます。
そのため、皮膚に強い炎症がある方は、副作用が強く出たり、炎症がさらに悪化したりしてしまう可能性が考えられるのです。
湿疹やかぶれ、アトピーなどの症状がある方は、まずは優先して炎症を治すようにしてくださいね。
アレルギー性の症状が激しい人
ゼオスキンの使用を検討している方で、アレルギー性の症状のある方は慎重に使用したほうがいいでしょう。
特にヘアカラーなどでかぶれた経験があると、肌荒れしやすい傾向にあるようです。
これは、ゼオスキンによる治療が様々な製品を組み合わせて使用するため、配合成分の中にはアレルギー反応を起こす成分もあるためです。
ゼオスキン製品の中でも「ミラミン」「ミラミックス」は、ハイドロキノンという成分が含まれており、注意が必要です。
ハイドロキノンにアレルギーのある方が、ミラミンやミラミックスを使用してしまうと、赤みやかぶれが強く出てしまう可能性があります。
カウンセリングを受けたうえでアレルギー性症状が激しいと判断された場合は、「パッチテストを行う」「ミラミン・ミラミックスの使用をしない」といった医師の判断に従うようにしてくださいね。
妊娠中・妊娠予定の人
ゼオスキンは妊娠中・妊娠予定の方は使用できない場合があります。
妊娠中や授乳中は肌状態が変化したり敏感肌に傾くために、通常時は適正な使用量でも肌トラブルが起こりやすくなります。
その状態でゼオスキンを使用してしまうと、副作用が強く出てしまう可能性が考えられます。
特に、ゼオスキン製品の「トレチノイン」は、薬物の影響により胎児が奇形となる催事形性の危険性があるとされ、妊娠中・授乳中の方は使用できません。
しかし、トレチノインを含まない治療法や、妊娠中・妊娠予定の方向けに使用量を減らすなどの選択もあるため、皮膚科医や産婦人科医によく相談するようにしましょう。
ゼオスキン治療を検討していて不安がある方は、東京美肌堂によるオンライン診療サービスもおすすめです。
相談自体は無料で行えるため、興味がある方は以下のフォームでお気軽に診察予約をしてみてくださいね。
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ゼオスキンの失敗を招く危ない使用例
ゼオスキンが危ないと言われる理由の一つに、誤った使用方法による肌状態の悪化があげられます。
ゼオスキンは作用が強力なため、使用中に注意しなければいけないことが多くあります。
ここでは、ゼオスキン使用における危ない例をいくつかご紹介します。
紫外線対策をしない
ゼオスキン使用中に紫外線対策をしないのは、肌トラブルの大きな原因となります。
ゼオスキンの製品を使用すると、新しい肌が再生されるため、肌のバリア機能が一時的に低下します。
肌のバリア機能が低下すると、紫外線によるダメージが内部の細胞に伝わりやすくなります。
その結果、副作用の症状が強く出たり、色素沈着が生じたりして失敗したと感じている人は少なくありません。
ゼオスキン使用中は必ず日焼け止めやUV効果のある化粧品を使用し、紫外線対策を怠らないようにしてくださいね。
自己判断で使用量を増やす
ゼオスキンは医療機関専売商品のため、自己判断で使用量を変えてはいけません。
ゼオスキンの作用の一つとして、皮剥けや赤みが有名ですが、この症状が起こらないからといって使用量を増やしてしまう方がいるようです。
そもそも、ゼオスキンの皮剥けなどの症状は、トレチノインを併用する「セラピューティックプログラム」を行っている方の症状です。
セラピューティックプログラムを行っていても症状には個人差があり、皮むけが起こらずに肌が生まれ変わる方も多くいます。
そのため、副作用が現れないからと言って自己判断で使用量を増やすことは絶対にやめましょう。
気になることがある場合は、専門の医師に必ず相談して、医師の指示に従って使用するようにしてくださいね。
※レチノール配合製品で赤みなどの反応が出ることもあります。
ネットショップやフリマアプリで購入する
正規販売店として認められたクリニックでのゼオスキンの購入価格は決して安くないですが、これはしっかりとカウンセリングしたうえで購入できる「カウンセリング化粧品」だからとも言えます。
しかし、手に入りやすい価格で販売されているネットショップや、フリマアプリでの転売などが多く見受けられます。
そもそも、国内正規販売店として認められているクリニックでは必ず診察が行われるのに、安く手軽に買えること自体が疑問ですよね。
それらは、製品が劣化していたり、適正ではないルートで仕入れられた可能性があるため、肌への悪影響が起こる可能性があります。
また、ゼオスキンでの治療は個人差があるため、医師の判断が必要不可欠となります。
ゼオスキンの購入を考えている方は、必ずゼオスキンの安全が保障された医療機関で購入するようにしてくださいね。
肌に摩擦・刺激を与える
ゼオスキン使用中に、肌に摩擦や刺激を与えてしまうことも失敗例の一つです。
ゼオスキンを使用すると一時的に肌が弱まってしまいます。
その状態で摩擦や刺激を与えてしまうことで、細胞にダメージが加わり、シミや色素沈着の発生につながります。
そのため、ゼオスキンを使用している間はできるだけ、擦る・掻くなどの摩擦刺激を与えないように心がけましょう。
ゼオスキンに関するよくある質問
ここでは、ゼオスキンを使用する際によくある質問について医師による回答をご紹介します。
ゼオスキンはどの使用手順で使えば良いですか?
ゼオスキンはどの使用手順で使えば良いですか?
ゼオスキンの使用手順は、使用している製品によって異なります。以下の表は使用手順の一例です。また、お肌に合った使い方を詳しく知りたい場合は、専門の皮膚科医にご相談いただくのもおすすめです。
皮が剥けている時にメイクはしていいですか?
ゼオスキン使用中に皮が剥けている時は、メイクをしていいですか?
基本的に皮むけ中もお化粧は可能です。ただ、しみて痛みを感じたり、ムラになったりする場合もありますのでお肌にあった日焼け止めや化粧下地をお使いいただくことが望ましいです。刺激の少ない日焼け止め下地やファンデーションのドクターズコスメもあるため、使用を検討するのも良いかもしれません。
ゼオスキン使用中は手元にあるスキンケアをしていいですか?
ゼオスキン使用中はもともと使っていたものなど、手元にあるスキンケアをしていいですか?
ゼオスキン使用中は、症状が改善する中で肌状態が変化して敏感になる場合があるため、ゼオスキン以外のスキンケア製品の使用はおすすめしません。ゼオスキン商品のみを使うようにしてくださいね。
効果的で安全な使い方を専門医に指導してもらおう
ゼオスキンは危ないといういくつかの噂やネット情報はありますが、ゼオスキン自体にそのような危険性はありません。
使用方法や肌状態、入手方法に気を付ければ、肌にいい影響を期待できるスキンケア製品です。
効果的で安全な使い方は、専門の医師の指導が必要不可欠です。
だからこそ、ゼオスキンによる治療を検討している方は、自分の肌の診断を受けることも含め、医療機関を受診してください。
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藤原東華 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。