ほうれい線にニキビ??
ほうれい線にニキビができるのが初めてだと、なぜニキビができたのか気になりますよね。
ニキビの位置と体調は深く関係しているため、身体の不調があるサインでもあるかもしれません。
また、人の目にも触れやすい部位のため、なるべく早く治したいですよね。
今回は、ほうれい線にニキビができてしまう原因と治し方について解説します!
この記事でわかること
- ほうれい線は乾燥しやすい&皮脂が溜まりやすいためニキビができやすい
- 内臓の弱まりやホルモンバランスの乱れが原因でほうれい線にニキビができる
- ほうれい線のニキビは身体の内側から改善する
目次
ほうれい線にニキビができる原因
ほうれい線にできたニキビの原因を理解することで、正しい治療法がわかり、早期的な治療につながります。
ほうれい線にニキビができる原因は、主に3つあります。
摩擦の影響を受けやすい
ほうれい線は、ムダ毛の処理やマスクの使用、口元を触る際などに摩擦が加わりやすい部位です。
また、もともと皮膚が薄くて乾燥しやすい特徴があるため、摩擦の刺激を受けやすくなります。
摩擦が加わると、角質表面が削られて、肌のバリア機能が低下します。
肌のバリア機能が低下すると、外部からの刺激に弱い状態になり、ニキビや肌荒れが起こりやすくなります。
シワ部分に皮脂が溜まりやすい
ほうれい線のシワの部分は、皮脂や汚れが溜まりやすい部位です。
皮脂が溜まると、皮脂が栄養源になるニキビの原因菌「アクネ菌」が繁殖して炎症を伴うニキビが発生しやすくなります。
そのため、皮脂が溜まりやすいほうれい線にはニキビができやすいのです。
乾燥しやすい
ほうれい線周辺は、皮脂腺が少ないうえに、皮膚が薄く乾燥しやすい部位です。
肌が乾燥すると、角質層が厚くなるので、毛穴が詰まりやすくなります。
また、乾燥から肌細胞守るために皮脂が過剰に分泌されるため、ニキビができやすくなります。
ほうれい線のニキビでわかる身体の不調
ニキビができる位置で身体の不調がわかることもあります。
ほうれい線にニキビができた時は、胃腸機能の低下・ストレスの蓄積・ホルモンバランスの乱れの3つの影響が考えられます。
内臓が弱っている
ほうれい線にニキビができる原因の一つに「内臓が弱っている」ことが挙げられます。
「肌は内臓の鏡」といわれるように、内臓の働きが弱ると、肌荒れとして現れることがあります。
食生活の乱れや疲労、ストレスによって胃腸が弱っていると、老廃物がたまり、有害物質が発生します。
これらの有害物質は、血液に運ばれて全身を巡り、皮膚から排出されますが、その時にニキビや肌荒れが起こりやすいと言われているのです。
アルコールや脂っこい食べ物の摂り過ぎ、抗生剤や陣痛剤なども胃に負担をかけるので注意しましょう。
ストレスが溜まっている
ストレスが溜まることでも、ほうれい線にニキビができやすくなります。
ストレスがたまると、自律神経が乱れて、皮脂の分泌を促進させるホルモンが増加する傾向があります。
また、ほうれい線を含むフェイスラインや顎などのUゾーンと呼ばれる箇所は、ホルモンバランスの乱れの影響を受けて、肌荒れしやすい部位と言われています。
その結果、皮脂が過剰に分泌されて毛穴が詰まり、ニキビができやすくなるのです。
ホルモンバランスが乱れている
ホルモンバランスが乱れると、皮脂の分泌量の増加が促されて、ニキビができやすくなります。
ストレス以外にも、体調や時期によってホルモンバランスが乱れやすくなることがあります。
生理前や更年期に、ほうれい線にニキビができやすくなる傾向にあるのもホルモンバランスの乱れが原因です。
ほうれい線のニキビの治し方
ほうれい線のニキビは、身体の不調の影響でできやすくなります。
そのため、スキンケアで外側からアプローチするのと同時に、インナーケアをすることで効果的にほうれい線のニキビを治療できます。
スキンケア時にほうれい線の保湿を欠かさない
ほうれい線は、スキンケア時に保湿成分を馴染ませるのを、つい忘れがちな部位かもしれません。
部分用のクリームなどを用いて、皮膚が薄く乾燥しやすいほうれい線周辺も保湿するのが効果的です。
シワ改善に有効な純粋レチノールが含まれています。
保湿成分と肌を柔らかくする独自成分で肌を乾燥から守ります。
ビタミンや食物繊維を摂る
ほうれい線を含む口周りは、体の内側の健康状態がよく現れる場所です。
栄養バランスを偏りなく摂取することで、ほうれい線のニキビの改善が期待できます。
ビタミンB2には、肌のターンオーバーを促進する効果で、肌細胞の再生を助けます。
肌のターンオーバーが正常化することにより、皮脂が毛穴に詰まるのを防ぎ、ニキビの予防や改善に効果を期待できます。
食物繊維は、腸内環境を整え、ニキビの原因にもなる便秘を改善する働きがあります。
腸内に便が溜まると有害物質が発生し、血液によって全身に運ばれて肌荒れしやすくなります。
食物繊維は、穀類、豆類、芋類、野菜(ごぼう・キャベツ・白菜など)、キノコ類に多く含まれています。
イソフラボンには、女性ホルモンを整えることで、皮膚の水分量を増やしてコラーゲンの生成を促す作用があります。
そのため、皮膚のバリア機能を向上させてニキビの予防や改善を助ける効果が期待できます。
イソフラボンは豆腐、納豆、醤油や味噌といった大豆製品に多く含まれています。
リコピンには強い抗酸化作用があり、肌の酸化を抑えて、肌のバリア機能を高める効果を期待できます。
これらの働きによって、ニキビに加えて、ほうれい線の改善にも効果が期待できます。
リコピンは、トマト、スイカ、マンゴー、金時人参などに多く含まれています。
内服薬でホルモンバランスを整える
ホルモンバランスが乱れは、ほうれい線にニキビができる原因の一つです。
日々、ストレスを溜めないようにすることに加え、ホルモンバランスの乱れを整える内服薬を服用することによってほうれい線のニキビを改善しましょう。
スピノラクトン | 当帰芍薬散 | 桂枝茯苓丸 | 加味逍遙散 | 温経湯 |
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黄体ホルモン(プロゲステロン)の働きを抑え、過剰な皮脂分泌を防ぎニキビを改善する。 | 血行を促進し身体を温めて、ホルモンバランスを整えることで、むくみやニキビを改善する。 | 血行を促進し、むくみや便秘を解消する。 | 血行を促進し、ホルモンバランスを整えることでニキビを改善する。 | 血行を促進し、ホルモンバランスを整えることでニキビを改善する。 |
ほうれい線のニキビが治らない方は皮膚科へ
ほうれい線のニキビは、体の内側と外側からケアすることによって改善できます。
ほうれい線付近は摩擦が加わらないようにすること、保湿を徹底すること、胃腸の調子とホルモンバランスを整えることがほうれい線のニキビ改善に効果的です。
自宅でのケアで改善しない場合は、医師に相談することをおすすめします。
内服薬に加えて外用薬で治療する
内服薬だけで、ニキビが改善されない場合は、内側から作用するだけではなく患部に直接アプローチする治療薬も併用して用いられることがあります。
医師の診断のもと処方を受けられるニキビ治療に有効な医療用医薬品を用いるのがおすすめです。
ニキビ治療用の医療用医薬品の外用薬には、以下などがあります。
アダパレン | アクアチム |
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角質剥離作用で、古い角質や皮脂を排出させてニキビの原因である毛穴詰まりを解消する | 抗生物質の殺菌作用でニキビの炎症を抑えることでニキビを改善する |
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藤原東華 医師
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