小麦でニキビができるって本当?
特に普段から小麦粉を含む食品を食べる方は、気になりますよね。
実は、小麦粉に含まれるグルテンは、ニキビの発生に影響を与える可能性があるといわれています。
今回は小麦とニキビの関係性について詳しく説明していきます。
この記事でわかること
- 小麦粉に含まれるグルテンが腸内環境を乱すことでニキビができやすくなる可能性がある
- 日常的に小麦製品を食べるのをやめる「グルテンフリー」は肌に良い影響を与える
- 小麦粉の代替品を使用した食品に置き換えることもニキビ予防につながる
目次
小麦粉でニキビができるのはなぜ?
小麦粉に含まれるグルテンは、ニキビの発生と深く関係していると考えられています。
小麦粉がなぜニキビの発生につながってしまうのか、詳しく見ていきましょう。
小麦粉に含まれる「グルテン」で腸内環境が悪化する
小麦粉に含まれる「グルテン」は、腸内環境を悪化させる要因の一つです。
腸内環境が乱れてしまうと、有害物質が排出されずに全身に巡り、ニキビができやすくなってしまいます。
グルテンは、ベタベタとした糊(のり)のようで、腸の粘膜に貼りつきやすい性質があります。
そのため腸内に異物として蓄積されやすく、腸内の粘膜がダメージを受けやすくなります。
過敏な人にとっては、腸内に悪玉菌が増えて、炎症が起こりやすい状態にもつながります。
腸内環境の悪化で「リーキーガット」が起こる
腸内の粘膜が損傷して起こる症状を「リーキーガット」と言います。
この「リーキーガット」は、小麦がニキビの発生を促してしまうと言われている理由の一つです。
リーキーガットの状態に陥ると、食べ物由来の物質が血流に流れ込みやすくなるため、肌にアレルギー反応や炎症が起こりやすくなります。
これにより、ニキビができてしまう場合があります。
血糖値を急上昇させる働きがある
ニキビは、皮脂量が増えることで、できやすくなります。
皮脂の分泌量は、さまざまな要因によって増えますが、その一つに血糖値の上昇が挙げられます。
小麦粉に含まれる「アミロペクチンA」という成分は、血糖値の上昇を促します。
血糖値が上昇すると、血糖値を下げるためにたくさんのインスリンが分泌されます。
このインスリンには、男性ホルモンの分泌を刺激する作用があり、男性ホルモンが多く分泌されると、皮脂の過剰分泌につながります。
その結果、皮脂の分泌量が増えてニキビを誘発してしまうのです。
ニキビか小麦アレルギーの肌荒れかわからない方へ
発生した肌荒れがニキビかアレルギー性の皮膚炎か見分けが付かないこともあるかもしれません。
そんな方は一度皮膚科へ行くことをおすすめします。
皮膚科に通う時間が取れない方は、オンラインで相談してみることもおすすめです。
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ニキビができやすい小麦粉を含む食べ物
小麦粉は多くの食品の原料に含まれています。
ソースのとろみ付け、粉末スープなどにも小麦粉が使われている場合があります。
特に、小麦粉を使用して作られることが多い代表的な食品を3つ紹介します。
パン・ピザなどの生地を使った食品
パンやピザなどの生地は小麦粉を原料として作られていることが多いです。
パンやピザの生地を使った食べ物は、食べ過ぎると血糖値が上昇して、皮脂の過剰分泌につながるため、注意しましょう。
6枚切りの食パン1枚あたりに含まれる小麦粉の量 |
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約31.5g |
パスタ・うどんなどの麺類
パスタやうどんをはじめとする麺類は、小麦粉が多く使われている食品です。
特に、日本人にとって馴染み深いうどんには、小麦の一種でグルテンの量が多く含まれている強力粉が使用されています。
日常的に多く食べ過ぎないように注意しましょう。
うどんの1玉(200g)あたりに含まれる小麦粉の量 |
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約70g |
ケーキ・クッキーなどの洋菓子
ケーキやクッキーをはじめとする洋菓子は、小麦粉やグルテンの量を多く含む強力粉を原料として作られることが多いです。
また、これらの洋菓子には、小麦粉以外に、皮脂の分泌を促す砂糖(糖質)やバター(脂質)がよく使用されます。
ケーキやクッキーを食べる日は、食事全体で小麦粉・糖質・脂質の摂取量を調節することを意識しましょう。
ケーキ1切れ(118.8g)に含まれる小麦粉の量 |
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約10g |
クッキー1枚(11.25g)あたりに含まれる小麦粉の量 |
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約4g |
ニキビの予防や改善に効果的な食べ物とは??
「肌にいい食べ物」を解説!コンビニで買える美肌食品や肌に悪い食材は何?小麦粉が原因でできるニキビの対策法
小麦粉が原因でニキビができやすい方は、食生活の見直しが必要です。
できる範囲で、小麦粉の摂取を減らすことを心がけていきましょう。
グルテンフリーに切り替える
小麦粉が原因でニキビや肌荒れが起きている場合は、グルテンフリーの食生活に切り替えると効果的です。
グルテンフリーとは、小麦をはじめとしたグルテンを含む食品を除いた食事を続けることを指します。
完全にグルテンを摂らない場合や、ある一定以上の量を摂らないやり方があります。
ただし、グルテンフリーの食生活をするだけで、完全にニキビの予防につながるとは言い切れません。
特に、糖分や脂質を含む食べ物を多く摂り続けると、ニキビの原因となる皮脂の分泌量を増加させるため、注意しましょう。
小麦粉を米粉に置き換える
パンなどを好んで食べる方は、小麦粉の代わりに、米粉を使って作られている食品を選択するのがおすすめです。
米粉は、米を粉状にしたもので、小麦粉に含まれているグルテンが含まれていません。
摂取目安量以上の小麦粉を摂らない
小麦粉を食べるときは、1日あたりの摂取目安量以内で摂るようにしましょう。
具体的な摂取目安量は、個人の活動量や体質によって異なります。
特に、小麦粉を食べるとニキビができやすい人は、少なめの量の摂取に抑えるなどで工夫しましょう。
小麦でニキビができないか不安な方は一度皮膚科へ
小麦を日頃からよく食べる方は、ニキビができやすい傾向にあるかもしれません。
ただし、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌が起きてしまうきっかけはさまざまです。
ニキビができやすい方は、原因や肌質などを知ることで、対策や予防をしていけるかもしれません。
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都丸真依子 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。