「鼻の下のニキビ」の原因を知って正しい対処・悪化防止ケアをしよう!

「鼻の下のニキビが痛くて早く治したい」、「ニキビができてるからマスク外したくない…」

そんな経験はありませんか?

実は、鼻の下はニキビができやすく、悪化もしやすい場所なんです。

今回は鼻の下のニキビに悩む方のために、原因や対処法・予防法をニキビの症状別にご紹介します。

気になる鼻の下のニキビを治して、マスクを外しても恥ずかしくない肌を手に入れましょう!

この記事の監修医

東京総合美容医療クリニック

福田麻衣 院長

美容皮膚科/美容外科

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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鼻の下にニキビができやすい原因

ニキビって顔の色んな場所にできて困りますよね。

その中でも、鼻の下は特にニキビができやすい場所なんです。

その理由は大きく分けて以下の4つです。

  • 鼻や口の周りには毛穴が密集している
  • 鼻の周りは外部からの刺激に触れやすい
  • 鼻からの息の熱によって炎症が悪化しやすい
  • 鼻の下は男性ホルモンの影響を受けやすい

鼻の下にニキビができやすい理由を知って、ニキビの対策に役立てましょう。

鼻や口の周りには毛穴が密集している

ニキビは毛穴が詰まってできるものです。

つまり、毛穴が多い場所ほどニキビができる可能性が高くなります。

鼻や口の周りは毛穴が密集している場所なので、ニキビの発生確率が高くなってしまうのです。

鼻の周りは外部からの刺激に触れやすい

ニキビは肌への刺激によっても発生します。

肌が刺激を受けると、肌が炎症を起こしたり、刺激から肌を守ろうとして皮脂の分泌量が増えます。

その結果ニキビが発生しやすくなるのです。

鼻の周りは、マスクとの摩擦やティッシュとの摩擦、カミソリを使ったり顔を触ってしまったりなど、外部からの刺激を受けやすい場所です。

だから、ニキビができやすいのです。

鼻からの息の熱によって炎症が悪化しやすい

肌の炎症を抑えるには、その部分を冷やすことで細胞の活動を低下させ、炎症を促進する物質の分泌を抑える必要があります。

しかし炎症が発生しているタイプのニキビだと、鼻からの息の熱によって肌の炎症がなかなか治らなくなってしまいます。

その結果、鼻の下はニキビが悪化しやすく治りにくくなっているのです。

鼻の下は男性ホルモンの影響を受けやすい

男性ホルモンには皮脂の分泌量を増やす働きがあります。

皮脂の分泌量が増えることによって、毛穴が詰まりやすくなりニキビが発生しやすくなります。

鼻の下は、男性ではヒゲが生えたり体の他の部位に比べて毛が濃いことからも分かる通り、男性ホルモンの影響を受けやすい場所です。

つまり、ヒゲのない女性でも鼻の下は他の部位よりも皮脂の分泌量が多くなりやすく、結果としてニキビもできやすいのです。

鼻の下のニキビの治し方

鼻の下はニキビができやすく、目立つ場所ですので、「今すぐ治したい!」と困っている方も多いのではないかと思います。

ここでは鼻の下のニキビの治し方を解説しますが、ニキビの症状によって対処法が変わってきます。

このチェックシートであなたのニキビの症状をチェックしましょう!

それぞれの症状の詳しい治し方などが気になる方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

ニキビの初期段階!白ニキビの原因と治し方を徹底解説 「黒ニキビ」を撃退!原因と正しい対処法を解説 赤ニキビの治し方と予防方法を解説!ニキビ跡を作らないで治す 【必見】黄ニキビを早く治すためには潰していい?黄ニキビの治し方とは

鼻の下のニキビを治すには主に次の3つの方法があります。

  • 塗り薬を使う
  • 内服薬を使う
  • 漢方薬を使う

それでは、それぞれの症状別の治し方を見ていきましょう。

塗り薬を使う

ニキビは肌の病気なので、やはり直接的な治療が一番効果が見込めます。

つまり、鼻の下のニキビの治療には塗り薬が最も効果的です。

初期症状の白ニキビや黒ニキビには「アダパレン」という毛穴詰まりを改善する成分が入ったものが効果的です。

炎症段階の赤ニキビには「過酸化ベンゾイル」という殺菌作用、ピーリング作用のある成分が入ったものが効果的です。

症状が進行してしまっている黄ニキビには「クリンダマイシン」という抗生物質が入ったものが効果的です。

これらの塗り薬は医療機関を受診することで処方してもらえます。

東京美肌堂はオンライン診察を行っているので、忙しくて皮膚科に行く時間がないという方におすすめです。

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内服薬を使う

ニキビは体の内側からも治すことができます。

ニキビの症状が重たい場合には、塗り薬と並行して内服薬も使用することをおすすめします。

しかし、使い過ぎると耐性菌ができてしまう可能性がありますので注意しましょう。

ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビには、耐性菌が発現する心配のない、ビタミンが含まれた市販薬で対処するのがおすすめです。

赤ニキビや黄ニキビまで症状が進行している場合には、抗生物質で抗炎症作用もある「ドキシサイクリン」や「ミノサイクリン」という成分が入った処方薬が効果的です。

漢方薬を使う

ニキビの治療には漢方薬も効果的です。

漢方薬は、他の内服薬とは違って耐性菌が発現する心配をしなくていいところがメリットです。

十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)

白ニキビには「十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)」という漢方薬がおすすめです。

この薬は新陳代謝を促進するので、毛穴に詰まった皮脂の排出を促してくれます。

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん

黒ニキビには「桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんりょうかよくいにん)」という漢方薬が効果的です。

この薬には、肌に栄養素をいきわたらせ、皮膚のターンオーバーを正常化するのを助ける働きがあります。

荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)

赤ニキビには「荊芥連翹湯(けいがいれんぎょうとう)」という漢方薬を使いましょう。

この薬には炎症を抑える効果があるので、赤ニキビにとても効果的です。

十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)

黄ニキビには「十味敗毒湯(じゅうみはいどくとう)」という漢方薬がおすすめです。

この薬を飲むことで、皮膚の腫れや赤み、かゆみ、化膿を改善する効果が期待できます。

漢方は症状を体質ごと改善するものなので、効果が出るのに少し時間がかかります。

効果が出ないからといって飲むのをやめず、飲み続けるようにしましょう。

薬を塗った後は有効成分を浸透させる

塗り薬の場合、鼻の下に薬を塗っても、その後に鼻をかんだりマスクをしたりするとせっかく塗った薬が取れてしまうかもしれません。

薬を塗った直後は鼻をかんだりマスクをしたりしないようにし、薬の有効成分が肌にしっかり浸透するようにしてあげましょう。

最低でも5分くらいは浸透するまで待つようにしましょう。

鼻の下のニキビの予防・悪化防止法

鼻の下にできたニキビの治し方は分かっていただけたかと思いますが、まだ気を付けなければならない事があります。

それは、今できているニキビの悪化を防ぎ、これ以上ニキビを作らないように予防するという事です。

ニキビの悪化を防ぐことで、ニキビを早く治す事ができます。

また、ニキビの予防法を実践することでもうニキビに悩まされることもなくなるかもしれません。

ここでは鼻の下のニキビの予防・悪化防止法をご紹介します。

鼻の下のニキビに特に効果的な予防・悪化防止法は次の4つです。

  • カミソリを使うときは保湿を欠かさない
  • 鼻をかむときは柔らかいティッシュを使う
  • 正しい生活習慣・食生活を心がける
  • 鼻の下のニキビを潰さない

一つずつ詳しく見ていきましょう。

カミソリを使うときは刺激に気をつける

鼻の下だと顔そりなどで、カミソリを使うこともありますよね。

しかし、カミソリを使うと、どうしても肌に刺激を与えてしまいます。

カミソリを使う前に肌を保湿したり滑りを良くすることで、鼻の下の肌へのダメージを最小限に抑える事ができます。

特に鼻の下にニキビができているときは、カミソリの刃がニキビに当たってしまうと大きな刺激となってしまいニキビが悪化するので、刃が当たらないように注意しましょう。

また、カミソリを使用した後は刺激によって肌が弱っている状態ですので、カミソリの使用後もしっかりと保湿を忘れないようにしましょう。

鼻をかむときは柔らかいティッシュを使う

鼻をかむとどうしても肌と擦れてしまいます。

鼻をかむ時にニキビとティッシュが擦れてしまったら痛いですよね。

ですので、鼻をかむ時はできるだけ柔らかいティッシュを使うようにすることで、肌へのダメージを減らす事ができます。

柔らかいティッシュの中でも、特に保湿成分が含まれているティッシュがおすすめです。

花粉が多く飛ぶ時期など、頻繁に鼻をかむ時は特に注意するようにしましょう。

正しい生活習慣・食生活を心がける

脂っこい食事をしたり、寝不足が続いたりした時にニキビができた経験はありませんか?

生活習慣や食生活の乱れは、ホルモンバランスの乱れに直結します。

ホルモンバランスが乱れると男性ホルモンの分泌量が多くなります。

そうなると、男性ホルモンの影響を受けやすい鼻の下はニキビができやすく悪化しやすい状態になってしまいます。

睡眠をしっかりとり、栄養バランスを考えた食事をとって規則正しい生活を送りましょう。

鼻の下のニキビを潰さない

「ニキビが痛くて早く治したいから潰しちゃった…」という経験はありませんか?

しかし、鼻の下のニキビを潰すのは絶対にダメです。

もしニキビを潰してしまうと細菌が広がって繁殖してしまうので、ニキビが新たに発生してしまったりニキビの症状が悪化してしまったりします。

さらに、鼻の下のニキビを潰してしまうと色素沈着してシミのようなニキビ跡になってしまったり、毛穴が広がって肌にクレーター状のニキビ跡ができてしまったりするので、ニキビは潰さないようにしましょう。

すでにニキビを潰してしまって焦っている方やニキビが不意に潰れてしまった方は、以下の2つのことを実践することで、ニキビの悪化を最小限に抑える事ができます。

もし潰してしまったら?

①出てきた膿や血を拭き取る

雑菌の広がり、繁殖を抑える事ができます。

拭き取る際は摩擦に気をつけて、押さえるように優しく拭き取りましょう。

②患部を消毒する

肌に付着してしまった雑菌を洗い流して清潔にする事ができます。

治るまで待てない!鼻の下のニキビの隠し方

「鼻の下のニキビの治し方は分かったけど、すぐに大事な予定があるから治るのを待ってられない!」という方もいらっしゃいますよね。

そんな方のために、ここではメイクによる鼻の下のニキビの隠し方をご紹介します。

しかし、メイクはあくまでその場凌ぎの対応でしかなく適切にしないと肌に負担をかける行為でもあるので、ニキビは悪化してしまいます。

そのため、メイクで隠す場合は少しでもニキビが悪化しにくいような隠し方をする事が重要です。

鼻の下のニキビの悪化しにくい隠し方は以下の4つです。

  • メイク道具を清潔にする
  • 赤みが気になるなら緑色系のコンシーラーを使う
  • コンシーラーを塗る順番に気を付ける
  • 炎症を起こしているときは綿棒を使う

一つずつ詳しく見ていきましょう。

メイク道具を清潔にする

メイク道具は肌に直接触れるものです。

そんなメイク道具が汚れていたら肌に刺激を与えてしまいます。

メイク道具を清潔に保つことで、肌への刺激を減らす事ができます。

ニキビができているかどうかに関わらず、メイク道具はきれいにするようにしましょう。

赤みが気になるなら緑色系のコンシーラーを使う

「コンシーラーを塗ってもニキビの赤みがなかなか消えない!」なんてこともあるかと思います。

そんな時は、緑色系のコンシーラーを使いましょう。

緑と赤は補色の関係にあるので、赤みを消したいなら緑色を使うのが効果的なんです。

コンシーラーを塗る順番に気を付ける

鼻の下のニキビをきれいに隠すためには、コンシーラーを塗る順番に気をつけましょう。

コンシーラーの順番は、使っているファンデーションの種類によって変わります。

パウダーファンデーションを使っている場合

化粧下地→コンシーラー→ファンデーションの順番で塗りましょう。

リキッドファンデーションを使っている場合

化粧下地→ファンデーション→コンシーラーの順番で塗りましょう。

炎症を起こしているときは綿棒を使う

鼻の下のニキビの症状が進行していて肌が炎症を起こしている場合、ニキビの上にメイクする時は綿棒を使うようにしましょう。

そうすることで肌への刺激を減らし、炎症の悪化を抑える事ができます。

鼻の下のニキビを治して、マスクを外しても恥ずかしくない肌へ!

今回は鼻の下のニキビについてご紹介しました。

鼻の下のニキビについてもう一度おさらいします。

  • 鼻の下はニキビができやすい
  • 症状ごとに治し方が違う
  • カミソリとティッシュには気を付ける
  • 触る、擦る、潰すはだめ

鼻の下のニキビの治し方と原因・予防法を理解して、きれいな鼻の下を取り戻しましょう!

特に赤ニキビ/黄ニキビまで症状が進行している方は、皮膚科を受診することをおすすめします。

東京美肌堂では、

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