一度目立ち始めると気になって仕方ない鼻の毛穴…。
鼻の毛穴は、セルフケアでは長い期間をかけて継続しないと解消できない場合もあります。
本記事では、鼻の毛穴が目立ってしまう理由と、自宅でできるスキンケアから専門医による美容治療まで、鼻の毛穴をなくす方法を徹底解説します!
この記事でわかること
- 鼻の毛穴は皮脂・汚れの蓄積や乾燥、炎症による色素沈着
- 鼻の目立つ毛穴はスキンケアと美容治療で改善を目指す
- 無理に毛穴の汚れを剥がすのは肌を傷つけるためNG
目次
鼻の毛穴が目立つのはなぜ?
鼻には、皮脂を分泌する皮脂腺が多くあるため、汚れや皮脂がたまりやすい部位の一つです。
汚れの蓄積や、そのほかの要因でも毛穴は目立ちやすくなってしまいます。
どのような状況で毛穴が目立ちやすくなってしまうのか大きく4つの要因を紹介します。
皮脂の過剰分泌による角栓
鼻の皮脂が多く分泌されると、古い角質と混ざり合って角栓ができてしまいます。
角栓ができると、毛穴が塞がれてしまうため、肌表面から見ると、毛穴が目立ってしまいます。
角栓を引き起こす皮脂は、思春期のホルモンバランスの変化・月経前・ストレスなどが要因で分泌量が増えてしまいます。
放置した角栓の酸化
毛穴にできた角栓を放置すると、角栓が空気に触れて酸化していきます。
角栓は酸化すると黒ずんだ状態になります。
そのため、より肌表面から見たときに毛穴が目立ちやすくなってしまうのです。
乾燥による毛穴の凹凸
肌の乾燥は、肌の水分やハリを保つセラミドやコラーゲンなどが肌内部で減少しまっている状態です。
これらの成分が減少してしまうと、肌の弾力が失われて毛穴に凹凸が生じてしまうことがあります。
また、肌は乾燥すると、細胞を乾燥から守ろうとして皮脂の分泌量がかえって多くなってしまいます。
乾燥によって過剰に皮脂が溜まった毛穴が押し広げられて、開くことでも、毛穴が目立つようになります。
炎症による色素沈着
毛穴が詰まった状態のまま放置していると、細菌が繁殖しやすくなり、炎症が起こりやすくなります。
炎症がきれいに治らず、跡になってしまうと、色素沈着してしまう場合があります。
これは毛穴に炎症が起こると、メラノサイトが刺激されて、メラニンという茶色い色素を過剰に生成するためです。
これにより、メラニン色素が毛穴周りに色素沈着を起こすことで、毛穴が目立ってしまいます。
紫外線のダメージによっても、メラニン色素の生成は促されてしまうため注意しましょう。
鼻の毛穴をなくす方法
上記では、毛穴が目立ってしまう理由をいくつか紹介してきました。
当てはまる症状によっては、セルフケアで完全に毛穴を目立たなくさせるのが難しい場合もあります。
ただし、何もケアをせずに放置してしまうと、さらに状態が悪化してしまうため、セルフケアを根気よく続けて症状を軽減させることが重要です。
症状がひどい場合や、セルフケアを続けてもなかなか良くならない場合は、美容皮膚科での治療も検討していきましょう。
ここでは、鼻の毛穴が目立つのを軽減するのに、効果的なセルフケアと専門的な美容治療を詳しく紹介します。
自宅で簡単にできる「スキンケア」
鼻の毛穴悩みを改善するためには、日頃からの正しいスキンケアが重要です。
美容皮膚科での治療を受ける場合も、スキンケアを組み合わせることで、より効果的に毛穴悩みを解消しやすくなります。
特に鼻はTゾーンと呼ばれる皮脂を分泌する量が多い部位なので、重点的に汚れを落とすケアが大切です。
以下は主に、詰まり毛穴や開き毛穴に効果的なセルフケアになります。
クレンジングオイルでメイク汚れを落とす
毛穴の詰まりを防ぐためには、まずはメイク汚れをしっかりと落としましょう。
特にベースメイクは皮脂と混ざり、毛穴に詰まりやすくなります。
クレンジングの油分と少量の水分を混ぜ合わせる「乳化」を行うことで、汚れをより落としやすくなります。
メイクをせず日焼け止めだけを塗って一日を過ごした場合も、クレンジングを行うことをおすすめします。
綿棒とワセリンで毛穴汚れをとる
メイク汚れ以外の皮脂や古い角質も、毛穴に残ってしまいます。
鼻に蓄積してしまった汚れは、綿棒とワセリンを使って、取り除く方法があります。
ワセリンの油分は、肌への負担を抑えて、毛穴汚れを浮き上がらせる助けとなります。
綿棒の先にワセリンを付けて、円を描くようにやさしい力でマッサージするように汚れを取り除きましょう。
ただし、強くこすってしまうと肌を傷つけたり、摩擦でシミのもととなるメラニン色素が発生しやすくなるので、要注意です。
洗顔前に蒸しタオルで毛穴を開かせる
洗顔の前に、蒸気で顔を温めると、毛穴が一時的に開き、毛穴汚れを落としやすくなります。
低温火傷などに気を付けながら、蒸しタオルなどを活用するといいでしょう。
- タオルを水で濡らし、硬く絞る
- 500Wの電子レンジで30秒ほど温める
- タオルが熱すぎないのを確認できたら、30秒~1分ほど顔に乗せる
酵素洗顔料で1日2回泡洗顔をする
クレンジングでは取り切れない皮脂やこまかな汚れを洗顔で落としましょう。
毛穴汚れを吸着しやすい酵素入りの洗顔料を使って泡洗顔を行うのが効果的です。
酵素には古い角質を溶かす働きがあり、毛穴の汚れをやわらかく落とすことができます。
朝・夜の1日2回、以下の手順で洗顔を行いましょう。
- 33~35℃のぬるま湯で顔を余洗いする
- 酵素洗顔料をよく泡立てる
- 鼻を含むTゾーンに先に泡を置く
- 次にTゾーン以外の箇所にも泡を置き全体を泡で押し洗いする
- ぬるま湯で肌を擦らずに泡を落とす
- タオルを顔の上にやさしく押し当てて水分を拭う
洗顔後は収れん化粧水で毛穴を引き締める
洗顔後は、収れん作用を持つ化粧水で水分を補いましょう。
収れん作用では、毛穴を一時的に引き締めて、汗や皮脂の過剰分泌を抑えることができます。
洗顔後は、水分が蒸発しやすい状態のため、なるべく早く保湿するようにしましょう。
また、化粧水のみでは肌が乾燥しやすくなるため、どの肌質の方でも乳液を併用しましょう。
皮脂量が多い肌質や、毛穴汚れが頑固な場合は、普段のスキンケアにピーリングをプラスするのがおすすめです。
やりすぎると肌を傷つけてしまうので、週に1~2回の頻度を守って、ピーリングを取り入れましょう。
市販のピーリングジェルなどを用いて、使用方法を守りながら行いましょう。
皮膚科医による専門的な「美容治療」
毛穴悩みは、自宅でのケアだけでなく、専門医による治療を受けるのも一つの選択肢です。
セルフケアを続けても、改善されない場合は、美容皮膚科の受診をおすすめします。
また、色素沈着によるメラニン毛穴や、凹凸のある毛穴の場合は、そもそもセルフケアでは改善できません。
美容皮膚科では、以下のような治療法を用いられる場合があります。
毛穴の症状に応じて、医薬品での改善が見込める場合は、医師から医薬品が処方される場合があります。
角質剥離作用で、肌の角質を剥がすことで、毛穴詰まりの解消を改善する効果を期待できる外用薬です。
この作用は、肌に刺激を与えて、外部の刺激から肌を守るバリア機能が低下してしまう可能性があるので、気を付けましょう。
アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック
メラニン色素の産生を抑える働きと、メラニン色素をつくる細胞(メラノサイト)そのものを減少させる働きを持ちます。
色素沈着によって黒ずんでいることが毛穴悩みの場合には、効果的な治療薬です。
「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?
肌の新陳代謝(ターンオーバー)を正常化させることで、毛穴詰まりを解消する効果を期待できます。
皮脂の分泌を抑える作用があるので、毛穴詰まりを予防する効果にも期待ができます。
また、上記で紹介した「ハイドロキノン」と併用して治療が進められることもあります。
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!
これらの医薬品を使用するには、医師からの処方が必要です。
毛穴悩みを抱えていて、一度医師に相談したい方は、まずはオンライン診療で気軽に相談してみるのもいいでしょう。
「東京美肌堂」では無料で受けられるオンライン診療サービスを提供しています。
必要であれば処方薬をご自宅までお届けすることもできるので、以下より詳細を確認してみてください!
初回購入で使える!
美容施術を受ける
医薬品を用いた治療以外に、美容施術が必要になる場合もあります。
毛穴悩みに直接アプローチできる施術では、より頑固な毛穴悩みにも効果的に働きかけられるメリットがあります。
ケミカルピーリング
ケミカルピーリングは、薬剤を肌に塗布して古い角質を除去する施術です。
毛穴の開きやくすみに効果的な治療法として知られています。
施術直後は、肌が敏感になりやすいため、保湿や専門医の指示に従ってケアを行うことが必要不可欠です。
ケミカルピーリングに関して詳しくはこちら
【医師監修】ケミカルピーリングの6つのデメリットとは?リスクと対策法を解説ダーマペン
ダーマペンは、極細の針で肌に多数の微小な穴を開けて、肌本来の回復力を引き出す治療法です。
肌のターンオーバーが促進されることで、毛穴の開きや詰まりの改善に効果が期待できます。
施術後は、3日~1週間程度、顔が赤くなるなどのダウンタイムが発生する場合があります。
レーザー治療
レーザー治療は、レーザー光を肌に当てる治療法です。
レーザーの種類は様々であり、毛穴の状態に合わせて使い分けられます。
例えば、炭酸ガスレーザーには毛穴を引き締める効果、フラクショナルレーザーにはターンオーバーの乱れを整える効果など、それぞれ主に期待できる効果が異なります。
レーザー治療の種類や個人の肌状態によっても、差はありますが、一般的には施術後にダウンタイムが伴う施術と言われています。
鼻の毛穴をなくすためにしてはいけないNG行動
毛穴の悩みを改善するために、良いと思っている行動が、実はよくない影響を与えていることもあります。
以下の行動は、肌にダメージを与えてしまうため、控えるようにしましょう。
肌にダメージが加わることで肌がたるみ、さらに毛穴が開いて目立ってしまう可能性があります。
ピンセットや爪で角栓を押し出す
毛穴に溜まった角栓や黒ずみを無理に取り除かないようにしましょう。
ピンセットや爪で角栓を押し出そうとすると、毛穴周囲の皮膚が傷ついてメラニン毛穴(色素沈着)が発生する恐れがあります。
また無理に皮膚が引っ張られることで毛穴が開き、かえって目立ちやすくなる可能性もあります。
ゴシゴシとこすって摩擦を与える
毛穴のケアを行う際、肌への過度な摩擦は避けるようにしましょう。
ゴシゴシと強くこすると、摩擦によってメラニンをつくる細胞が刺激されて色素沈着を起こしやすくなります。
また、肌のうるおいを保つバリア機能が低下して、乾燥が進行することで、皮脂分泌が過剰になり、毛穴が詰まりやすくなります。
頻繁に毛穴パックを使用する
毛穴パックは、スッキリと毛穴の汚れを落とす効果を期待できますが、頻繁に使うと、かえって皮脂の分泌を促してしまいます。
頻繁に毛穴パックを使うことで肌に刺激となり、皮脂の分泌が促される結果、より毛穴が目立ってしまう可能性があります。
メイクを落とさない
メイクを落とさないまま長時間過ごしてしまうと、毛穴詰まりの原因となります。
特に、ベースメイクには油分が多く含まれている傾向にあり、毛穴詰まりを引き起こしやすいでう。
毛穴詰まりが起きると、毛穴が開きやすくもなり、そこに汚れが溜まりやすくなる悪循環も生まれてしまいます。
紫外線対策を怠る
紫外線対策を怠ると、毛穴の開きやメラニン毛穴が目立ちやすくなります。
紫外線のダメージは、肌に刺激を与えやすく、ターンオーバーの乱れやメラニンの過剰生成を引き起こします。
特に鼻や鼻周辺は他の部位に比べて出ているので、紫外線のダメージをより受けやすい部位です。
鼻の毛穴をなくす方法がわからない場合は美容皮膚科へ
鼻の毛穴が開いて目立つ原因は、過剰な皮脂分泌や古い角質の詰まり、炎症や紫外線ダメージなど様々です。
開いた毛穴は、さらなる汚れの詰まりや肌トラブルの原因となるため、適切なケアをして毛穴を小さく保つことが重要です。
しかし、自宅でのスキンケアだけでは限界があり、毛穴の開きの改善が難しい場合は、皮膚科での専門的な治療をおすすめします。
東京美肌堂では、
- LINEで完結する「オンライン診察」
- 土日祝も夜10時まで受診可能
- 当日予約もできるから気になったときにすぐ診察
- あなたに合った医療用医薬品・内服薬・外服薬・漢方薬がわかる
- 初診料・再診料・処方箋料・相談料が0円
といった、忙しい方でも美容皮膚科を受診できるオンライン診療サービスを提供しています。
ご予約は下記ボタンから受け付けていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね!
東京美肌堂の診察予約はこちらから
東京山手クリニック
都丸真依子 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。