角栓がない人になるには?顔や鼻が角栓だらけになる理由とケア方法を解説

角栓がない人が羨ましい…。

肌がキレイな人の特徴を考えた時に、毛穴がないという共通点が思い浮かぶ方もいるかもしれません。
角栓のないつるっとした肌を目指すには、日頃からのケアを継続することが大切です。

今回は、角栓がない人の肌状態や、角栓がない人になるためのケア方法を解説します!
日々の効果的なスキンケアを継続して、毛穴レスな卵肌を目指していきましょう。

この記事でわかること

  • 角栓がない人は角質が薄く毛穴が引き締まっている
  • 一方で、角栓がある人は角質が厚く毛穴が開いている
  • 角栓がない人を目指すには日々のスキンケアの継続が大事

角栓がない人と角栓ができやすい人の違いは?

日頃から、角栓ができやすい方は、角栓がない人と自身の肌の違いが気になりますよね。

まずは、角栓がない人と角栓ができやすい人の違いをそれぞれ解説していきます。

角栓がない人は角質が薄く毛穴が引き締まっている

角栓がない人は、角質が薄く毛穴が引き締まっている特徴があります。

角質とは、角栓を形成するタンパク質で、肌の表面を覆っている皮膚細胞のことです。
徐々に肌にたまることで古くなっていきます。

古くなった角質は、肌のターンオーバー(※)によって、排出されます。
角栓がない人の肌では、肌のターンオーバーが正常に行われています。
そのため、古い角質がたまっておらず、角質の層が比較的薄い特徴を持ちます。

また、角栓は毛穴の中に、皮脂と角質がたまることで発生します。
しかし、角栓がない人の毛穴は、きゅっと引き締まっていることで、皮脂や角質がたまりにくくなっています。

※肌のターンオーバーとは肌細胞の生まれ変わりのことを指します。

角栓がある人は角質が厚く毛穴が開いている

角栓がない人は、角質が薄く毛穴が引き締まっている一方で、角栓がある人は、角質が厚く毛穴が開いています。

角栓ができやすい人は、角栓を形成する皮脂や角質が毛穴に溜まりやすい状態になっています。
通常、古くなった角質は、肌のターンオーバーによって排出されます。
ただし、乾燥や生活習慣の乱れなどで、肌のターンオーバーが正常に行われないと、古い角質が肌に残り、角質の層が厚くなります。

また、スキンケア不足による乾燥によって、毛穴が開きやすくなります。
毛穴が開くと、そこに皮脂・角質などが溜まりやすくなることで、角栓ができやすくなるのです。

角栓の正体とは

角栓とは、角質(タンパク質)と皮脂が混ざりあってできた固まりのことです。

皮脂が多い人にできやすいイメージがあるかもしれません。
しかし、実は、角栓は、角質(タンパク質)7割と皮脂3割の割合で、形成されます。

また、角栓には進行度によって大きく3つの段階に分けられます。

皮脂と角質が混ざってできた「微小面皰」

微小面皰とは、皮脂と角質が混ざってできたものです。
皮脂がたまっている状態ですが、肌表面からの見た目では、微小面皰あるかは肉眼で判断できません。

肌にもともとある角質層に化粧品や洗顔料の成分の洗い残しなどがあると、できやすくなります。
ニキビの前段階の「コメド」とも言われており、放置すると白角栓になったり、ニキビになります。

微小面皰が大きくなり表面に現れる「白角栓」

白角栓とは、微小面皰ができた部分に、さらに皮脂が溜まった状態です。
白角栓になると、肌表面から少し白い塊が飛び出しているのが見えます。

皮脂と角質が混ざって固まっていますが、比較的柔らかいことから、タオルやシートで拭うと取れる場合もあります。
ただし、毛穴詰まりが発生して毛穴の入り口が開いているため、一度取っても、また角栓ができやすい可能性があります。

白角栓が酸化して硬くなった「黒角栓」

角栓は、空気に触れ続けると酸化して黒くなります。
白角栓が酸化して、黒くなったものが「黒角栓」です。
黒くなっている部分に触れると、ザラザラしていたり、凸凹を感じることがあります。

白角栓のなかには、柔らかい状態のものもありますが、黒角栓は比較的硬くなっています。
そのため、なかなか取れにくい可能性が高いです。

Q.角栓を放置するとどうなるの?

A.角栓を放置すると、どんどん角栓が大きくなってしまい、目立ちやすくなります。
毛穴が塞がれている状態が続くため、炎症などのトラブルにもつながりやすくなります。

大きな角栓ができた時や取れた後の対処法は以下で解説

大きい角栓が取れた後の正しいアフターケアを紹介!無防備な毛穴はどうすべき?

角栓が毎日できやすい人の特徴

角栓は皮脂と角質が混ざりあってできるものです。
肌質や肌状態によって、皮脂や角質が肌に多く残ってしまっている方は、角栓ができやすい人と言えます。

具体的にどのような肌状態の方に、角栓ができやすいのか解説します。

皮脂の分泌量が多い

角栓ができやすい人の特徴の一つに、皮脂の分泌量が多いことが挙げられます。
角栓は、皮脂と角質が混ざりあってできたものです。

皮脂は、過剰に分泌されると毛穴詰まりを引き起こします。
角栓を形成する7割は、角質ではありますが、皮脂が多くて毛穴が詰まると、毛穴から汚れが排出されにくくなります。
その結果、角栓の発生を促してしまうのです。

肌のターンオーバーが乱れている

肌のターンオーバーが乱れていると、角栓ができやすくなってしまいます。

角栓を形成する皮脂や角質は、肌細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが行われると、排出されます。
そのため、肌のターンオーバーが乱れていると、皮脂・角質が排出されずに、毛穴詰まりを起こします。

肌のターンオーバーの周期は、加齢とともに遅くなっていきます。
ただし、スキンケアが不足していたり、不規則な生活習慣を送っていると、年齢に関係なく肌のターンオーバーが乱れることがあります。

メイク汚れや皮脂を落とし切れていない

クレンジングや洗顔がおろそかになってはいませんか?
皮脂汚れやメイクの成分を落とし切れず、肌に残ったままになってしまうと角栓ができやすくなります。

特に、睡眠中は、肌のターンオーバーが活発に行われて、皮脂や角質汚れが排出されます。
そのため、寝る前にメイク汚れや皮脂を落とし切れていないと、ターンオーバーによる汚れの排出が妨げられて、毛穴詰まりを引き起こします。

角栓がない人を目指す4つの毛穴ケア

角栓がない人を目指すには、毎日効果的な方法でスキンケアを継続することが大切です。
この章では、毛穴ケアのポイントを4つに分けて紹介していきます。

①1日1回のクレンジングで油性の汚れを落とす

クレンジングには、主に油性の汚れを落とす役割があります。

クレンジング前にホットタオルで毛穴を開かせる

角栓は、皮脂と角質が混ざりあっている状態です。
そのため、角栓を取り除きやすくするためには、ホットタオルで毛穴を開かせるのが有効です。

タオルを水で濡らしてよく絞り、500Wで30~60秒温めたあとに、肌に2分程のせましょう。

肌を擦らずに1分以内にメイクを落とす

肌に摩擦が生じると、肌の乾燥を招き、角栓のもととなる皮脂の分泌を促します。
また、洗浄力の高いクレンジングを、長く肌にのせると肌に負担がかかります。

そのため、クレンジング料で優しくのばしながら、1分以内を目安にクレンジングを終わらせましょう。

擦らずにするりとメイクを落としやすい
「オイルタイプ」のクレンジング

植物由来のオイルや油脂を多数配合したクレンジングオイル。
トロッとした質感で、スルスルとメイク成分をなじませてオフします。

Q.柔らかくなった角栓は綿棒で取り除いていいの?

A.綿棒のみで角栓を取るのは、角栓を引き剥がすことになるため、おすすめできません。綿棒を肌に擦りつけることで。摩擦や肌の乾燥を招きます。どうしてもお金をかけずに、綿棒で、角栓をケアしたい方は、オイルを一緒に使って肌への負担を和らげましょう。

綿棒を使ったケアを試したい方は以下をチェック

綿棒で毛穴の角栓をドバっと落とす!ワセリン&綿棒の正しい角栓ケア方法

②1日2回の洗顔で角質や皮脂汚れを落とす

クレンジングは油性の汚れを落とす一方で、洗顔は角質やホコリなどの水性の汚れを落とす役割を担います。
1日2回、朝・晩で毛穴に自然と溜まってしまいがちな汚れを落としましょう。

洗顔前に洗顔料をしっかり泡立てる

肌への負担となる摩擦を軽減するために、泡洗顔を行いましょう。
ゴシゴシと肌を擦るように洗ってしまうと、摩擦が生じて、乾燥を招きます。
泡立てネットなどを使って、手の平をひっくり返しても落ちないくらいの泡をつくって洗顔をしましょう。

泡立ちのよさが魅力的な洗顔フォーム

植物由来のオイルや油脂を多数配合したクレンジングオイル。
トロッとした質感で、スルスルとメイク成分をなじませてオフします。

泡洗顔を行い1分以内に丁寧に洗い流す

クレンジングと同様、洗顔も1分以内を目安に終わらせましょう。
長く洗顔料を肌にのせていると、肌への負担となり、乾燥を招きます。

また、泡をきれいに流し切れずに、洗顔料の成分が肌に残ったままになると、毛穴詰まりを引き起こします。
そのため、洗い残しのないよう、丁寧に洗い流しましょう。
洗い流す際は、乾燥や落とし残しのどちらも防ぎやすい35度程度のぬるま湯を使いましょう。

③保湿力の高い基礎化粧品を使う

毛穴に角栓をつくらないためには、肌を十分に保湿して乾燥を防ぐことが、大切です。
肌が乾燥すると、角栓のもととなる皮脂の分泌や、角栓の酸化を促してしまいます。

セラミド・ヒアルロン酸・グリセリン・コラーゲンなどの、保湿成分が豊富に含まれるアイテム使用するのがおすすめです。

特に、肌が乾燥しやすい洗顔後の肌を以下の手順ですぐに保湿するようにしましょう。

化粧水・乳液・クリームで肌に必要な水分を補う

洗顔が終わったら、少しでも早く肌を保湿しましょう。
基本的には、化粧水→乳液→クリームの順で、遅くとも洗顔後5分以内には、保湿ケアを終わらせましょう。

角栓ができやすい人のなかには、肌のベタつきが気になる方もいるかもしれません。
しかし、乳液・クリームまできちんと使って保湿をしないと、乾燥による皮脂の過剰分泌を招きます。
そのため、日々の保湿ケアは肌質に関わらず、行いましょう。

また、毛穴の開きが特に気になる人は、毛穴を引き締める効果を持つ「収れん化粧水」の使用もおすすめです。

シートマスクや美容液で肌の保湿力を高める

美容成分がたっぷり含まれるシートマスクや美容液を併用することは、肌の保湿力を高める有効なケアです。

「化粧水で肌を整えてから、乳液を塗る前に使う」など、アイテムによって、使うタイミングは異なる場合があります。
また、例えばシートマスクは必要以上の長時間使ってしまうと、かえって肌の水分が奪われて乾燥を招きます。
使用するアイテムの使い方を読んで、その通りに使いましょう。

10分~20分でたっぷり保湿するシートマスク

保湿力の高いN.M.F(ヒアルロン酸ナトリウム)とハマメリス水が配合されています。
また、肌を引き締めるアラントインやトレハロース配合で、角栓の原因の一つとなる開き毛穴を対策します。

Q.角栓をワセリンでパックするのは効果的?

A.ワセリンには油分が多く含まれており、油分が角栓を緩めることで、角栓が取れやすくなる場合があります。
その一方で、ワセリンで油の膜ができて、毛穴が塞がり、毛穴詰まりが悪化する可能性も伴います。
また、あくまでワセリンは皮膚を保湿するための目的で使用することという点は覚えておきましょう。

ワセリンで角栓を取りたい方は以下をチェック

ワセリンで毛穴の黒ずみ・角栓は改善できる?開き毛穴を悪化させないケア方法

④生活習慣を整える

生活習慣を整えることは、毛穴汚れを排出する肌のターンオーバーを促します。
反対に、睡眠が不足したり、肌に必要な栄養素が不足すると、肌のターンオーバーを乱してしまいます。

まずは、睡眠・食事を整えることを意識して過ごしましょう。

1日6~8時間の睡眠をとる

睡眠時には、肌のターンオーバーが活発化します。
そのため、十分な睡眠時間を確保することが、肌の健康状態を維持するためには欠かせません。

体質によっても理想的な睡眠時間は異なります。
目安としては、25歳の方は約7時間、45歳の方で約6.5時間の睡眠が理想的と言われています。

そのため、1日6~8時間を目安に睡眠をとり、肌のターンオーバーを正常化させましょう。

糖質や脂質を抑えた食事をとる

肌の健康状態は、食生活によっても左右されます。
例えば、糖質や脂質を多く摂ると、体内で分解されきれずに、肌の皮脂量が増えてしまいます。
角栓は皮脂などの毛穴詰まりの発生でできやすくなるため、特に糖質や脂質を抑えた食事を意識しましょう。

糖質と脂質は抑え、肌のターンオーバーの正常化を促すビタミンなどを意識して摂るのがおすすめです。

角栓がない人になるためにやってはいけないNGケア

角栓がない人を目指すには、肌になるべく負担をかけないことが重要です。
「良かれと思ってやっていたケアが、かえって悪影響を与えていた」なんてことを避けるためにも、肌を傷つけやすいNG行動を覚えておきましょう。

角栓を無理やり押し出す

角栓ができたからと言って、無理やりに押し出すのはやめましょう。
指やピンセットで、無理に毛穴の汚れを取り除こうとすると、毛穴に集中的に圧がかかり、肌が傷つく恐れがあります。
特に、黒角栓などの硬くなった角栓は、無理やり引っ張ると、肌が傷つきやすいので注意しましょう。

角栓を押し出して、一時的に毛穴汚れが取れたとしても、毛穴に負担がかかることで、毛穴が開きます。
毛穴が開くと、そこに皮脂・角質が溜まりやすい状態なので、角栓が引き続きできやすい状態が続きます。

手で何度も角栓を触る

角栓が、ザラザラとしている場合、つい気になって手で何度も触れたくなるかもしれません。
しかし、角栓をむやみやたらに手で何度も触るのはやめましょう。
手で何度も肌に触れると、摩擦が発生して、肌を傷つけてしまいます。
肌が傷つくと、乾燥などを招き、肌のターンオーバーが乱れて、毛穴汚れの排出が滞ります。

また、手には目には見えない細菌が付着していることで、肌の炎症も招きやすいので注意しましょう。

頻繁に洗顔やクレンジングを行う

角栓ができやすい人のなかには、肌がベタつきやすい脂性肌の方も多くいます。
肌のベタベタや角栓が気になるからといって、1日に何度も洗顔・クレンジングを行うのはやめましょう。

頻繁に洗顔やクレンジングをしても肌状態がよくなることはありません。
むしろ、肌を乾燥から守る皮脂膜を剥がされてしまい、肌に必要な皮脂を補おうと、皮脂の分泌量が増えてしまいます。
皮脂の分泌量が増えると、結果的に角栓ができやすくなります。

すぐに角栓がない状態を目指すなら美容皮膚科へ

角栓ができてから、毎日継続してスキンケアを続けてもなかなか取れない…。
もともと角栓ができやすく、角栓ができにくい肌を手に入れたい…。

このような方は、美容皮膚科で相談することをおすすめします。
美容皮膚科では疾患ではない肌悩みの治療や予防も受けられます。

美容皮膚科で角栓の改善を目指すには、特に頑固な角栓を取り除く施術や、角栓ができないように肌のターンオーバーを正常化させる美容内服など、さまざまな選択肢があります。

すぐに美容皮膚科に直接通う時間が取れない方は、オンラインで相談してみるのもおすすめですよ。

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この記事の監修医

東京総合美容医療クリニック

福田麻衣 医師

美容皮膚科/美容外科

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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