顔が乾燥して皮むけする原因は?対策法やおすすめの医薬品も紹介

顔が乾燥して皮むけしてる…。

乾燥がひどいと、ヒリヒリとして痛かったり、日々のメイクにも支障をきたすため、厄介ですよね。
顔の皮むけの原因には、さまざまなものが考えられます。

そこで、今回は顔の乾燥による皮むけの原因や対策法、予防法を紹介します。

この記事でわかること

  • 顔が乾燥して皮むけした状態は、かなり乾燥が深刻な状態
  • 基本的には市販の医薬品や皮膚科や美容皮膚科での処方薬でケアを進める必要がある
  • 顔の乾燥は保湿ケアと生活習慣の改善で予防できる

顔が乾燥して皮むけする原因

顔が乾燥して皮むけする原因には、さまざまなものが考えられます。
主に肌の状態と、外部環境の影響を受けている可能性が高いです。
原因を理解することは、症状を根本から改善するために重要です。

以下に挙げる内容に、自身が当てはまっていないか確認しましょう。

肌のターンオーバーの乱れ

肌のターンオーバーの乱れは、顔が乾燥して皮むけする原因の一つです。
肌のターンオーバーとは、新しい肌細胞へ生まれ変わる新陳代謝のことを指します。


このサイクルが乱れると、新しい肌細胞への入れ替わりが滞り、古い肌細胞が肌表面に蓄積した状態になります。
古い肌細胞は、水分を保持する力が弱まるため、肌が乾燥しやすくなってしまうのです。

一方で、このサイクルが早くなりすぎても、水分保持力の弱い未熟な細胞が肌の表面に出てきます。
そのため刺激に弱く、すぐに皮むけを起こしてしまいます。

肌のターンオーバーの乱れは、主に以下の2つなどが要因となります。

偏った食生活

偏った食生活は、肌のターンオーバーの乱れを引き起こします。
肌のターンオーバーは、タンパク質やビタミンなどさまざまな栄養素が十分に供給されていることでスムーズに行われます。
偏った食生活をしていると、肌のターンオーバーを促す栄養素が不足して、肌のターンオーバーの乱れにつながります。

睡眠不足

睡眠不足は、肌のターンオーバーの乱れを引き起こします。
肌のターンオーバーは、睡眠中に活発に行われます。
睡眠中に多く分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーを促進する働きがあります。
十分な睡眠が取れないと、成長ホルモンの分泌量が低下してしまいます。

肌のバリア機能の低下

肌のバリア機能が低下することは、顔が乾燥して皮むけする原因の一つとなります。
肌のバリア機能とは、外部の刺激から肌を守る機能のことです。


紫外線や摩擦刺激から肌が受けるダメージを防ぐことで、水分が奪われる事態も防いでいます。
肌のバリア機能が低下して、水分が失われた状態では、乾燥しやすくて皮むけにもつながってしまうのです。

以下などの状態に当てはまる場合は、肌のバリア機能の低下を引き起こしやすくなります。

保湿不足

保湿が不足していると、肌のバリア機能は低下してしまいます。
肌は十分に水分があるハリがある状態になっていることで、外部の刺激に強い状態を維持しています。

  • 化粧水しか使用していない
  • 高保湿タイプの化粧品を使用していない
  • 保湿を1日に2回以上行っていない

上記に当てはまる場合は、肌のバリア機能が低下した肌となっている可能性が高いでしょう。

過度な洗顔やピーリング

過度な洗顔やピーリングは、肌のバリア機能の低下につながります。

  • 1日3回以上の頻度の高さで洗顔を行う
  • 1週間に1~2回以上の頻度の高さでピーリングを行う(※個人の肌によっても適切なピーリングの頻度は異なります
  • 刺激の強い成分配合のアイテムで洗顔やピーリングを行っている


上記に当てはまる場合は、必要以上に皮脂や角質を取り去ってしまっている可能性があります。
皮脂や角質は、水分を保持する機能も持ちます。
そのため、必要以上に取り除かれることで肌のバリア機能が低下してしまいます。

紫外線のダメージ

紫外線のダメージは、肌のバリア機能の低下につながります。
紫外線は、水分を保つ働きのあるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。
そのため、肌が紫外線を受けると、肌の保水力が低下します。
肌の保水力が低下すると、乾燥しやすくなり肌のバリア機能が低下してしまいます。

空気の乾燥

空気の乾燥は、顔が乾燥して皮むけする原因の一つです。
空気が乾燥していると、肌の一番外側である角質層から水分が蒸発しやすくなります。
角質層は、肌の水分を保つ役割があるため、水分が蒸発すると肌が乾燥しやすくなります。
特に、秋・冬時期は、外気の湿度が低いため、乾燥しやすいのです。
また、室内で過ごす場合でも、エアコンを使用し続けていると、空気は乾燥してしまいます。

顔が乾燥して皮むけする時の対処法

顔が乾燥して皮むけする際には、保湿を行うことが重要です。
皮むけしている場合は、乾燥が深刻な状態と捉えられるため、基礎化粧品ではなく、医薬品での保湿ケアを推奨します。
乾燥に効果的な市販薬と処方薬を押さえておきましょう。

市販のクリームやワセリンで保湿する

市販のアイテムで対処したいという方は、クリームやワセリンを用いましょう。
クリームやワセリンには油分が多く含まれているため、肌から水分が蒸発するのを抑えてくれます。
乾燥がひどい状態の皮むけに比較的対処しやすいと考えられます。

キュレル 潤浸保湿 フェイスクリーム

肌の保水機能を持つ、セラミドの働きをサポートする潤い成分が配合されています。セラミドの機能を補助して、肌の保水力を上げることで、保湿します。乾燥性敏感肌の方向けの設計で肌をやさしく保護します。

白色ワセリン

肌に塗ることで薄い膜を作り、肌から水分が蒸発するのを防ぐ働きがあります。水分の蒸発を防ぐことで肌を保湿します。低刺激のため、肌が弱い人でも安心して使用できます。

皮むけや赤みがひどい場合は皮膚科の処方薬で保湿する

皮むけの症状がひどい場合には、皮膚科や美容皮膚科の処方薬で保湿をすることが、有効的な対処法です。
皮膚科では、医師が診断に基づいて、症状ごとに適切な医薬品を処方してくれます。
処方薬は、市販薬に比べ、改善効果を認められた有効成分を多く含むことが認められている傾向にあります。

皮むけの症状が慢性化したり、重症化している場合には医療機関での受診がおすすめです。

ヒルドイド

ヒルドイドは、ヘパリン類似物質を含有する外用薬です。
ヘパリン類似物質は、水分子を引き寄せて保持する働きがあり、高い保湿力を持ちます。
皮脂欠乏症(乾皮症)の治療薬として処方されることがあります。
ほかにも、血行を促進する効果があるため、肌の新陳代謝が活性化されます。

ヒルドイドに関する記事はこちら

【医師監修】ヒルドイド(ヘパリン類似物質)の美容効果と正しい使い方を解説!

プロペト

プロペトは、通常のワセリンよりも丁寧に精製された軟膏です。
純度が高いため、皮膚の薄い目の周りに塗ることも可能なため、顔の中でも皮膚が薄くデリケートな部位が乾燥している場合に処方されることがあるでしょう。
ワセリンと比較して、より柔らかく伸びが良く、低刺激という特徴があります。
肌に塗ることで、水分の蒸発を防ぎ保湿する効果が期待できます。


「東京美肌堂」ではこれらに限らず、症状に合ったさまざまな医薬品を処方しています。
オンラインで医師に相談できるサービスを提供しており、夜22時まで診察可能です。
無料で相談・診察ができるので、気になった方は下記リンクをチェックしてみてくださいね。

受付:9:00〜22:00(土日祝も休まず診察)

※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。

初回購入で使える!

顔が乾燥して皮むけする際の予防法

顔の乾燥による皮むけは、日常生活の環境や行動の影響を受けて発生しやすくなります。
顔の肌は常に外気にさらされていることが多いです。
乾燥して皮むけを起こさないよう、日頃から予防を心がけることは重要です。

肌への刺激を抑える

肌への刺激を抑えることで、顔の乾燥による皮むけを予防しましょう。
肌へ刺激が加わると、肌を守ったり保水する機能を持つ肌のバリア機能が低下してしまいます。
肌のバリア機能が低下すると、保水機能が衰えて乾燥しやすくなり、皮むけにつながってしまいます。

40度以下で入浴する

40度以下の適温で入浴することで、肌への刺激を抑えることができます。
高い温度のお湯につかると、うるおいを保つ役割を担っている皮膚の皮脂膜が溶かされてしまいます。
乾燥から肌を保護する役割がそがれることで、乾燥しやすい状態に陥ってしまうのです。
肌本来が持つ保水機能をなるべく壊さないためには、40度以下の適温で入浴することで、肌への刺激を抑えましょう。

洗顔は1日2回までにとどめる

洗顔は1日2回までにすることで、肌への刺激を抑えましょう。
高い頻度で、洗顔を行うと、本来肌のうるおいを保つのに必要な皮脂や角質まで洗い流す可能性があります。
不要な角質や皮脂は毛穴詰まりやニキビなど他の肌トラブルの発生につながるため、洗顔を行うことは重要ですが、乾燥を防ぐには、適切な頻度で行うことが重要です。

紫外線対策を行う

紫外線対策を行うことで、肌への刺激を抑えましょう。
紫外線のダメージは、水分を保つ働きのあるコラーゲンやエラスチンを破壊します。
そのため、紫外線対策をして、肌への刺激を抑えることで肌の潤いを保持しやすい肌環境を整えましょう。

ニベアUV ディープ プロテクト&ケア ジェル

SPF50+/PA++++の日焼け止め。美容液成分が配合されており、乾燥を防ぎながら、紫外線対策ができます。

十分な保湿ケアを行う

十分な保湿ケアを行い、顔の乾燥による皮むけを予防しましょう。

普通に生活しているだけでも、肌表面からは1日あたり600mlの水分が蒸発すると言われています。
そのため、1日でも保湿を怠ると、肌の乾燥状態を招いてしまいます。

洗顔後すぐに低刺激設計の化粧品で保湿する

洗顔後、すぐに低刺激設計の化粧品で保湿しましょう。
洗顔後は、肌の皮脂が洗い流された直後であるため、肌のバリア機能が一時的に低下している状態です。
そのため、洗顔後にはなるべく早く保湿を行うことが重要です。

また、乾燥している肌では、肌が外部や成分などの刺激に弱い敏感な状態になっています。
低刺激設計の化粧品は、肌へのダメージを抑えながら保湿をしてくれます。

部屋の湿度を40〜60%に保つ

部屋の湿度を40〜60%に保つことで、保湿ケアを行いましょう。
部屋が乾燥していると、肌の角質層から水分が蒸発してしまいます。
部屋が乾燥しないよう、適切な湿度に保つことで肌の保湿につながります。

規則正しい生活習慣を心がける

規則正しい生活習慣を心がけることは、顔の乾燥による皮むけの予防に有効です。
具体的に以下の2つを実践しましょう。

睡眠時間を確保する

睡眠時間を確保することは、顔の乾燥による皮むけの予防に有効です。
人は睡眠中に、肌のターンオーバーを促す「成長ホルモン」の分泌が活発になります。
睡眠時間を確保し、肌のターンオーバーが促進されると、肌のバリア機能が正常化し、新しく水分を保持しやすい状態の肌細胞を維持しやすくなります。

栄養バランスの取れた食事をとる

栄養バランスの取れた食事をとることは、顔の乾燥による皮むけの予防に有効です。

特定の栄養素のみを摂取するのではなく、バランスよく食事を行うことが肌の健康維持には重要です。
特に乾燥が気になる方には、ビタミンB群を多く含む、レバーや豚肉、卵や大豆製品を積極的に摂りましょう。
ビタミンB群には、肌のターンオーバーを補助したり、粘膜などを健康に維持する働きがあるためです。

皮むけが慢性化している方は皮膚科・美容皮膚科へ

今回は、顔の乾燥による皮むけの原因や対策法、予防法について紹介しました。
顔の乾燥による皮むけの改善には、まず保湿を行うことが重要です。

皮むけが慢性化している方は、乾燥しやすい肌質になってしまっている可能性が高いです。
肌の表面のケアのみでなく、根本的に肌質改善が必要なケースがあります。
特に、皮膚疾患と見なされない場合は、一般皮膚科での保険適用での治療対象外となります。
どちらを受診するか迷われている場合は、自由診療にはなりますが、美容目的での治療にも対応可能な美容皮膚科を受診することをおすすめします。

東京美肌堂では、

  • LINEで完結する「オンライン診察」
  • 土日祝も夜10時まで受診可能
  • 当日予約もできるから気になったときにすぐ診察
  • あなたに合った医療用医薬品・内服薬・外服薬・漢方薬がわかる
  • 初診料・再診料・処方箋料・相談料が0円

といった、忙しい方でも美容皮膚科を受診できるオンライン診療サービスを提供しています。

ご予約は下記ボタンから受け付けていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね!

東京美肌堂の診察予約はこちらから

初めてご利用の方全員に!

『3000円OFFクーポン』は処方されたどのお薬にもご利用いただけます。

ぜひこの機会にお得にお試しください!

この記事の監修医

東京総合美容医療クリニック

福田麻衣 医師

美容皮膚科/美容外科

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

住所:〒111-0041 東京都台東区元浅草4丁目9-14 イマス元浅草ビル5階

TEL:03-6284-4147

HP:https://www.sogobiyoiryo.jp/