オンライン診療ってちょっと不安…。
オンラインでの診療は怪しくないか、診察料はどのくらいかかるかなどは、事前に知っておきたいですよね。
自分の症状は、オンライン診療で十分診てもらえるのか、という点も気になるかと思います。
そこで、今回はオンライン診療の流れやメリット、注意点などを解説します。
この記事でわかること
- オンライン診療で通院にかかる時間や負担を軽減できる
- 検査や触診はできないためオンライン診療に向かない症状がある
- 保険診療の有無や処方薬の受け取り方が希望に合うクリニックを選ぶのがおすすめ
目次
オンライン診療とは
オンライン診療とは、PC(パソコン)やスマートフォンなどの情報機器を使って、遠隔で医師の診察を受ける診察形式です。
1997年に「遠隔診療」として開始し、コロナ禍で制度や法律の整備が進められたことで、2018年3月に「オンライン診療」へと呼称が変更されました。
2018年の4月からクリニックによっては、保険適用でのオンライン診療が受けられるようになりました。
オンライン診療のメリット
オンライン診療の最大のメリットは、場所と時間の制限が緩和される点です。
自宅でも診察を受けられたり、通院時のクリニックでの待ち時間を短縮できたりなどが具体例に挙げられます。
24時間いつでも予約ができる
オンライン診療を利用したい場合は、空いている診察枠を確認して、予約日時を決めるケースがほとんどです。
診察の予約は、Web上で、24時間予約を受け付けているクリニックも増えています。
※予約の方法はクリニックによっても異なります。各クリニックに確認してください。
好きな場所で診察を受けられる
オンライン診療では、自宅やワーキングスペースなど、通信が可能な環境であれば、特に診察を受ける場所に指定はありません。
症状が重く自宅から出ることが難しい場合や、外出先で相談したいことが出たときにも診察を受けられます。
※診察において音声を出したり会話をする可能性があるため、音声を出して問題ない環境で受診しましょう。
通院の負担が減る
通院する場合は、診察時間に合わせて交通手段を調べて、直接クリニックに足を運ぶ必要があります。
オンライン診療で好きな場所から受診できると、通院の負担を減らすことができます。
- クリニックを探す
- 診察を予約/当日の診察受付
- 交通手段をリサーチ
- 診察時間に合わせて移動
- 待合室で待機
- 診察終了
- お会計 ※保険診療の窓口負担は基本的に現金払い
- 自宅などに移動
- クリニックを探す
- 診察を予約
- 診察時間に合わせてオンラインでアクセス
- 診察終了
- オンラインで決済
オンライン診療の場合は、移動時間などの時間面での負担と、交通費などの費用面での負担を減らせます。
遠方の専門医の診察が受けやすくなる
遠距離のために難しかった専門医の診察も、オンライン診療を利用することで受診しやすくなります。
オンライン診療を実施しているクリニックであれば、他県や海外在住の医師にも相談がしやすくなります。
クリニックでの待ち時間を短縮できる
クリニックの予約が満席の場合、直接診察を受けるまで待合室で時間を過ごすことがあります。
一方、オンライン診療ではあらかじめ指定された時間からビデオ通話が始まるため、待ち時間を大幅に短縮できます。
診察直前まで仕事や家事などをこなすことができ、スキマ時間を有効に使える点も非常に便利です。
通院時の感染予防対策になる
通院先のクリニックでは、感染症の症状を持つ患者と、待合室などで同じ空間にいる機会があります。
オンライン診療で、通院を避けることで「ほかの人の感染症が移るリスク」「自分の症状をほかの人に移すリスク」を軽減できます。
オンライン診療のデメリット
診察を受ける際の場所や時間にかかる制約が軽減される一方で、オンライン診療にはいくつかの課題も存在します。
特に、端末操作に慣れていない方や、施術を希望する方には、オンライン診療はあまりおすすめできません。
通信環境を整える必要がある
オンライン診療は、PC・スマートフォン・タブレットなどの端末を通して電話やテレビ通話で実施します。
そのため、事前に通信機器とマイクやビデオへのアクセス許可の準備が必要になります。
機器の操作や通信の設定にあまり慣れていない方には、負担が大きいかもしれません。
検査や触診ができない
オンライン診療では、実際に医師が患部に触れて診断する触診や、クリニックに常設の設備を用いた検査を行うことができません。
ビデオ通話や電話での問診で得られる情報が十分であれば、症状の診断は可能ですが、オンライン診療だけでは症状を正確に診断するのが難しい場合もあります。
オンラインでは扱えない病気や薬もある
基本的にオンライン診療では、施術や薬の投与を受けることは難しいです。
そのため、直接医師からの対処が必要な病気やケガの場合は、早めに直接病院にかかることをおすすめします。
システム利用料や通信費用がかかる場合がある
クリニックによっては、専用のオンライン診療サービスを利用するのに、システム利用料が発生する場合があります。
また、患者側の通信にかかる端末費用や通信費用については、クリニックが負担できないことがほとんどです。
オンライン診療に向いている診療科目
オンライン診療では「医師が診療しやすい症状」と、「本来必要な処置を受けられない症状」が分かれます。
これは、先に述べたようにオンライン診療では検査や施術を行うことが難しいためです。
以下を参考に「自身の症状はオンライン診療でも解決できそうか」をチェックしてみてください。
※オンライン診療で治療や改善ができる症状かどうかは必ず医師に確認しましょう。
「皮膚科」での軽い湿疹の改善や美肌治療
- 虫刺され・とびひ・じんましんなどの急な皮膚疾患
- 慢性的なアレルギー性のアトピー
- ニキビやニキビ跡
- シミ・くすみなどの肌悩み
上記で、比較的軽い症状であれば、オンライン診療でも治療を行えます。
アレルギーなどの慢性的な皮膚疾患に対して、継続的に同じ治療薬の追加処方が必要や、経過観察をする場合もオンライン診療が活用できる場合があります。
なお、「シミを改善して美白になりたい」「くすみのないきれいな肌を目指したい」など、美容目的での診療を美容皮膚科で受けたい場合も、オンライン診療で相談を受け付けているクリニックが多数あります。
▼皮膚科のオンライン診療について詳しくは以下をチェック!
皮膚科のオンライン診療とは?おすすめの理由や保険適用について詳しく解説「内科」での花粉症や高血圧の改善
- 高血圧
- 花粉症
上記の診療科目においても、オンラインでの内科診療を活用できる場合があります。
ただし、病状が安定している場合にのみ可能です。
定期的な検査を行い、経過観察のためにオンライン診療を併用するなど、医師の指導のもと活用するようにしましょう。
「小児科」での軽い風邪症状の治療
- 咳や鼻水などの風邪症状
- 突然の発熱
上記の症状などで、15歳未満のお子さんを診てもらえる小児科でのオンライン診療もあります。
特に、まだ小さなお子さんを病院に連れていくのは、ほかの方の感染症をもらってしまう院内感染のリスクが心配ですよね。
交通手段の心配をせずに受診できる点、また、夜間なども診察を受け付けているオンライン診療がある点が便利です。
「泌尿器科」でのED治療
- ED(勃起不全、勃起機能の低下)
- 早漏
上記などのお悩みを改善するための治療もオンライン診療で受けられます。
カウンセリングを通して、医師の判断のもと適切な治療薬を処方されることが多い傾向にあります。
「婦人科」でのピル処方や更年期障害の治療
- 月経不順に悩んでいる
- 生理痛が重くてつらい
- 更年期障害で身体が冷えやすく疲れやすい
- 歳のせいかなかなか眠れない
女性が抱えることがある上記の症状などの改善に、婦人科のオンライン診療を活用できます。
月経不順や、生理痛を改善するには、低用量ピルの服用が治療法の一つになります。
定期的に飲み続ける必要があるピルでの治療は、オンラインで処方を受けることも可能です。
また、年齢を重ねるにつれ発症しやすい更年期障害も、オンライン診療を通じて内服治療をすることができます。
ただし血液検査が必要になる場合は通院となるため、医師の指示に従うようにしましょう。
「精神科」や「心療内科」でのメンタルヘルスケア
- うつ症状で人に会うのがつらい
- 不眠が続く
不安定な精神状態から発生する上記などの症状も、オンライン診療で治療を受けられる場合があります。
外出することがつらい状況で人に会わずに、医師に電話やテレビ電話を通じて相談できる点がメリットです。
禁煙外来での禁煙治療
禁煙治療は、禁煙に効果的な薬剤の処方とカウンセリングによって進められます。
これらの治療法は、オンライン診療でも十分に行えることが多いため、禁煙治療もオンラインに向いています。
AGA・FAGAなどの薄毛治療
AGA・FAGAなど、いわゆる薄毛治療をしたい方は、オンライン診療での治療が可能です。
ただし、オンライン診療での薄毛治療は、投薬治療のみとなります。
医師のみとオンラインでつながるため、通院でほかの患者の方に会うことに気の引ける方も、診察を受けやすいのがメリットです。
オンライン診療を受ける前の注意点
オンライン診療を受ける前に、安全なクリニックかという点を確かめられると安心ですよね。
また、費用の仕組みについても理解しておくと、より安心できるかと思います。
以下の注意点を抑えたうえで、オンライン診療を利用してみてください!
「厚生労働省の定める指針」を順守しているクリニックかどうか
オンライン診療を行うクリニックに対して、厚生労働省は「オンライン診療の適切な実施に関する指針」を定めています。
このガイドラインにもとづき、診療を行っているクリニックを選ぶようにしましょう。
以下の2点は、ガイドラインで謳われている具体的な内容の一部です。
ビデオ通話か電話で診察を行う
オンライン診療は、電話もしくはビデオ通話で行うように定められています。
チャットなどでの文面でのやり取りのみは、基本的にはNGとなっています。
本人確認が必要
オンライン診療を受ける際は、原則として顔写真付きの身分証明書(マイナンバーカード・運転免許証・パスポート等)での本人確認が必要です。
写真を撮ってクリニックに送る、ビデオ通話時にカメラ越しに提示するなど、確認方法はクリニックごとに異なります。
初診は対面での診察が必要なクリニックもある
オンライン診療をより安全に行うために、クリニックによっては、一度は対面での診察を受けた方のみに向けて、オンライン診療を実施している場合もあります。
クリニックのホームページや、連絡窓口で確認を取るようにしましょう。
保険診療と自由診療がある
オンライン診療には、保険診療と自由診療の2つの診療形態があり、クリニックごとの方針で分けられます。
保険診療の場合は、診察・処方薬ともに保険適用で費用を抑えやすい点がメリットです。
一方、自由診療の場合は、美容目的での治療など、体質や状態に合わせた診療を受けられるメリットがあります。
処方箋もしくは処方薬の郵送に分かれる
オンライン診療で処方がついた場合は、クリニックによってお薬の受け取り方が変わります。
- 処方箋を受け取り、自身で薬局に取りに行く
- 処方薬が自宅などまで配送される
上記2つの方法に分かれることが多いため、自分の希望に合う処方薬の受け取りができるクリニックを選ぶのがおすすめです。
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