しこりのようなものがあるニキビ、できたことはありませんか?
ずっと治らず、痛みを伴うこともあるので困りますよね。
しかし、気になって自分で触ったり針で潰したりするとさらに悪化する可能性があります。
今回は、「しこりニキビ」の原因、対処法を徹底解説します!
ぜひ、この記事を読んで綺麗な肌を取り戻してくださいね。
目次
しこりニキビとは
しこりニキビは、赤ニキビや黄ニキビがさらに悪化し炎症を起こしたものです。
大きく腫れあがっているものから、肌色に近く目立ちにくいものもあります。
触ると痛みや硬いしこりを感じる場合が多く、治りにくいのが特徴です。
また、あなたがしこりニキビだと思っているものは「違う症状」である可能性もあります。
まずは、ニキビがしこりになるメカニズムを正しく理解し、しこりニキビかどうか判断しましょう。
肌細胞が過剰生成されたもの
しこりニキビの「しこり」の正体は、肌細胞が過剰に生成され、固く残ったものです。
同じ場所で炎症ニキビが繰り返されることによって現れます。
しこりニキビは以下の3つの段階を経て形成されます。
- 毛穴に皮脂が詰まる
- 毛穴の中で炎症が起こる
- 炎症によって毛穴の構造が崩れる
まず、古い角質により毛穴が塞がると、皮脂腺から分泌された皮脂が正常に排出されず、毛穴に詰まり始めます。
次に、アクネ菌をはじめとする菌が大好物である毛穴に詰まった皮脂を食べて増殖し、炎症を起こします。
それにより毛穴の周囲に炎症が起き、赤く盛り上がった「赤ニキビ」や膿がたまった「黄ニキビ」が現れます。
毛穴の炎症がさらに悪化すると、アクネ菌だけでなくブドウ球菌も増殖するようになります。
ブドウ球菌が現れると炎症はさらに悪化し、毛穴の壁が破壊されてその構造が崩れ、毛穴の周囲にある組織にまで炎症が拡大します。
そして、炎症後、肌組織を治そうと肌細胞が過剰に生成され、固く残ったものが「しこり」です。
炎症を起こした「赤ニキビ」や「黄ニキビ」に関してもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を読んでみてくださいね。
赤ニキビの治し方と予防方法を解説!ニキビ跡を作らないで治す ニキビのパンパンな膿を潰すのはNG!正しい対処法と効果的な治療薬を解説ニキビではない可能性もある
しこりニキビと似た症状に「粉瘤(ふんりゅう)」と呼ばれるできものがあります。
しこりニキビと粉瘤では症状や治療方法が全く異なるので、悪化させないために違いを知っておきましょう。
粉瘤は、表皮でできた袋の中に垢や皮脂などが溜まってできた良性の腫瘍のことです。
顔、首、背中、耳の後ろなど体のどの部位にも形成され、大きさは数ミリから10センチ以上のものまであります。
ニキビと粉瘤はよく似ていますが、以下に当てはまる方は粉瘤である確立が高いので要注意です。
- 数センチ以上の丸い膨らみがある
- 中央に黒点状の開口部がある
- 炎症部分が臭う
粉瘤の治療法は切開や切除手術が必要となる場合が多いため、心あたりのある方、ニキビとしこりニキビと見分けがつかない方はすぐに皮膚科を受診しましょう。
しこりニキビを薬で治す
しこりができるほど炎症を起こしたニキビを1日で綺麗に治すことは難しいです。
でも安心してください。
抗炎症薬で炎症を抑えることで、炎症を目立たなくすることができます。
皮膚科や美容皮膚科で処方された内服薬や外用薬はより効果を実感できるので、気になる方は読み進めてみてください。
抗菌作用のある外用薬
炎症を起こしているニキビの原因はアクネ菌です。
アクネ菌の活動を抑制するには抗菌作用のある以下の外用薬を使用しましょう。
これらの外用薬を塗ることで炎症を抑え、しこりニキビを改善することができます。
アクアチムは皮膚感染症やニキビの治療に用いる塗り薬です。
しこりニキビの根本的な原因であるブドウ球菌やアクネ菌を「抗生物質」によって殺菌、除去し赤く腫れたしこりニキビの炎症を抑えてくれます。
1日2回、しこりニキビに優しく塗り広げましょう。
1回の使用量には個人差があります。
また、長期間使い続けると薬の効果が薄くなるため適切な使用期間は医師やクリニックの先生の判断に従って使用してくださいね。
クリンダマイシンゲルはニキビ治療に用いる「抗生物質」を含んだ塗り薬です。
クリンダマイシンゲルに含まれている「クリンダマイシンリン酸エステル」はニキビの原因となる細菌のタンパク質合成を阻害することで、殺菌作用があります。
クリンダマイシンゲルは、1日2回、スキンケア後にしこりが気になるニキビに塗り広げましょう。
ただしニキビがない部分など、必要のない部分まで塗布することは避けてください。
ニキビや、ニキビ跡などの原因が細菌ではない場合は効果が発揮されないので要注意です。
また、クリンダマイシンゲルの使用期間は「最大で4週間」と決められています。
長期間使うと、薬が効かない耐性菌というものが現れるからです。
使用期間や使用量は医師やクリニックの指示に従って使用してくださいね。
ゼビアックスは外用抗菌薬の1つで、しこりニキビの原因であるアクネ菌などの増殖を抑制します。
1日1回、スキンケアの後にしこりニキビがある部分だけに塗り広げましょう。
外用抗菌薬のなかでも、ゼビアックスは比較的新しい抗菌薬と言えます。
細菌のDNA複製を阻害することによって高い抗菌性を発揮します。
そのため、1日1回塗るだけで1日2回塗布するアクアチムと同じ効果が期待できます。
1回の使用量に個人差があったり、長期間使い続けると効かなくなるため、医師やクリニックの先生の判断に従って使用してくださいね。
ベピオゲルに含まれる「過酸化ベンゾイル」はニキビの原因となるアクネ菌やブドウ球菌を殺菌する作用があります。
また、ピーリング作用もあるためニキビの原因である角栓の形成を防いだり、毛穴部分に蓄積された角質を取り除く効果があります。
そのため、赤ニキビだけではなく白ニキビや黒ニキビにも効果的です。
ベピオゲルは長期間使用することができるのが特徴です。
一般的な抗生物質を含んだニキビ薬は、細菌に直接作用することから、長期間使用すると細菌に耐性がつき、効果が感じられなくなります。
これに対してベピオゲルは「過酸化ベンゾイル」を分解して活性酸素(フリーラジカル)を生成します。酸化ベンゾイルラジカルやフェニルラジカルといったフリーラジカルが細菌の細胞膜や遺伝子情報を破壊し、抗菌作用を発揮します。
そのため細菌に耐性が生じにくく、長期間使用することが可能になるのです。
1日1回、しこりニキビはもちろん、ニキビができそうな部分、できやすい部分にも塗ってあげましょう。
抗生物質の内服薬
体の内側からしこりニキビの改善にアプローチしてくれる内服薬を紹介します。
抗生物質が含まれた内服薬は、アクネ菌を殺菌したり増殖を抑えてくれます。
先ほど紹介した外用薬と一緒に服用することで、より効果が期待できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ビタノイリンにはビタミンB群が豊富に含まれています。
ビタミンB群は皮膚や粘膜を健康に保つ効果があります。
特にビタミンB2は脂質の代謝に関与し、肌荒れ、ニキビ、吹き出物などに効果があります。
ビタミンB6はタンパク質の代謝に関与し、肌荒れやニキビなどを改善してくれる効果があります。
ビタミンBを含む食材はそれぞれ以下の通りです。
ビタミンB1 | そば、豚もも、枝豆、玄米ごはん、かつお、絹ごし豆腐 |
ビタミンB2 | うなぎ、ぶり、さわら、牛乳、アーモンド、ほうれん草 |
ビタミンB6 | かつお、まぐろ(赤身)、鶏ささみ、バナナ、さつまいも |
ビタミンB12 | あさり、さば、ほたて、しじみ、あじ、かき(貝) |
これだけの食材を毎日取り入れるとなると大変ですよね。
ビタノイリンはビタミンB1、B2、B6、B12を1日1~2カプセルで取り入れることができます。
また、ビタミンB2を含め、美肌効果のある「栄養素」の効果的な取り入れ方や食材について知りたい方は以下の記事を参考にしてみてください。
美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説「ビオチン」には大きく以下の3つの効果が期待できます。
- 糖の代謝を助ける。
- 皮膚、粘膜、髪の毛、爪の健康維持を助ける
- 皮膚炎を改善する
特にビオチンは皮膚の炎症やかゆみの原因になる「ヒスタミン」を抑える働きがあるので、炎症を起こした「しこりニキビ」の炎症の改善に効果的です。
その他にもタンパク質が分解されて生成される成分「アミノ酸」の代謝を助ける役割があります。
「ビオチン」が不足してアミノ酸が生成できなくなると、皮膚や粘膜の健康維持ができず、髪の毛の脱毛、白髪の原因に繋がります。
「爪が割れやすい…」
「白髪、髪の毛の細さ、少なさが気になる…」
といった方にもおすすめです!
紹介した「ビタノイリン」「ビオチン酸0.2%」といった抗生物質を長期間飲み続けると、耐性ができて薬が効かなくなってしまいます。
適切な使用期間を守らないと、副作用として胃腸を荒らしてしまうことも…。
抗生物質は必要な量を必要な期間服用し、しこりニキビを綺麗に治しましょう。
漢方薬
しこりニキビの原因は体の内側にある場合も考えられます。
食生活の乱れや寝不足、ホルモンバランスの乱れ、加齢による新陳代謝の衰えなどに心当たりはありませんか?
漢方は自然の力を使って、体や心のバランスをコントロールしながら、あらゆる不調を治して体質改善してくれます。
「ホルモンバランスを整え、皮膚の免疫力を高め、ニキビのできにくい体に導く」ことで、しこりニキビはもちろん、そもそもニキビ自体をできにくいカラダにしてくれます。
しこりニキビの様々な原因にアプローチした漢方薬を4つ紹介するので、気になる方は読み進めてくださいね。
十味敗毒湯は名前の通り、10種類の生薬を組み合わせてつくられた漢方薬です。
生薬 | 概要 |
---|---|
荊芥(ケイガイ) | 解熱、消炎、鎮痛作用 |
防風(ボウフウ) | 抗炎症作用・血圧降下作用・中枢抑制作用・抗潰瘍作用・免疫賦活作用 |
柴胡(サイコ) | 解熱・消炎・鎮静・鎮痛作用 |
桔梗(キキョウ) | 鎮静、鎮痛、鎮咳、去痰、抗炎症、末梢血管拡張作用 |
川きゅう(センキュウ) | 鎮静、抗炎症、末梢血管拡張作用 |
茯苓(ブクリョウ) | 利水滲湿、健脾、安神 |
甘草(カンゾウ) | 鎮咳・去痰・健胃・抗炎症・鎮痙・鎮痛作用 |
生姜(ショウキョウ) | 防腐剤、強壮剤、利尿剤 |
樸そく(ボクソク) | 駆瘀血、解毒 |
独活(ドッカツ) | 発汗、解熱、鎮痛、抗炎症、駆風、利尿などの作用 |
桜皮(オウヒ) | 排膿、解毒 |
甘草(カンゾウ)や荊芥(ケイガイ)には抗菌作用があり、しこりニキビの原因であるアクネ菌を撃退してくれます。
桜皮(オウヒ)は女性ホルモンであるエストロゲンの生成を促すことで、男性ホルモンによる皮脂の分泌を抑える効果が期待できます。
ほかにも皮膚の毒素を取り除く効果があり、皮膚の腫れや赤み、かゆみ、化膿を改善する効果があります。
しこりニキビ以外にも皮膚炎、じんま疹、水虫などの治療に使われます。
1日2回、食間に服用しましょう。
用量は年齢、体重、症状によって異なるため医師やクリニックの先生の指示に従いましょう。
脂質の過剰摂取は、女性だけでなく特に男性に多い傾向のあるしこりニキビの原因です。
・脂っこい食事が多い
・ニキビや吹き出物が繰り返しできる
これらに当てはまった方には「防風通聖散」をおすすめします。
防風通聖散は脂質細胞を活性化し、皮下脂肪を分解、燃焼させる働きがあります。
そのため、しこりニキビを含む肌荒れはもちろん、便秘や肩こり、むくみなど脂質からくる不調を改善してくれる効果があります。
1日2回、食間に服用しましょう。
用量は年齢、体重、症状によって異なるため医師やクリニックの先生の指示に従いましょう。
荊芥連翹湯は、アクネ菌などの細菌が感染した「しこりニキビ」に悩む方、ニキビが繰り返す方におすすめの漢方薬です。
しこりニキビだけでなく、慢性鼻炎やちくのう症、中耳炎に悩んでいるなど皮膚や粘膜が過敏なアレルギー体質の方のしこりニキビに適しています。
花粉やハウスダストなどの外界からの刺激に弱く、炎症の起こりやすい体を改善します。
アレルギー体質の方は炎症を繰り返す、皮膚の新陳代謝が悪く皮膚がカサつくという特徴が挙げられますので、当てはまる方はぜひ試してみてください。
桂枝茯苓丸料加薏苡仁(ヨクイニン)は、血の巡りをよくし、しこりニキビを改善してくれる漢方薬です。
血の巡りが悪くなると、栄養がいきわたらず、シミや色素沈着ができやすくなったり、ザラツキやニキビなどの肌荒れが現れやすくなります。
逆に、血の巡りが良くなることによって肌に栄養がいきわたり、ターンオーバーが促進されることによって、シミやしこりニキビが改善されます。
肩こり、頭痛、めまいの症状がある方、月経不順の方にもおすすめの漢方薬です。
1日2回、食間に服用しましょう。
用量は年齢、体重、症状によって異なるため医師やクリニックの先生の指示に従いましょう。
長期的に使用すると効果が薄れてしまう抗生物質の薬に対し、漢方は長期にわたって毎日忘れずに飲み続けることで効果が発揮されます。
漢方薬は自然に沿って作られており、副作用のリスクも少ないので安心して服用できるのが特徴です。
普段から漢方薬を服用することで、ニキビを改善するだけでなく、ニキビのできにくい体を手に入れましょう。
しこりのあるニキビを効果的に治したい方は、皮膚科で相談することで自分の体質や症状に合った治し方を知ることができます。
専門の医師が肌悩みに合わせた治療法を教えてくれるので、早く改善できるのです。
東京美肌堂では、オンラインで専門の医師に相談できるオンライン診療サービスを行っております。
診察は無料となっているため、お気軽に予約してみてくださいね。
初回購入で使える!
しこりニキビを施術で治す
しこりニキビの治療を正しくしていれば、遅くても1〜2か月で改善することができます。
しかし、なるべく早くしこりニキビを改善したいですよね。
そんな方のために、早くキレイにしこりニキビを改善するための施術方法を紹介します!
しこりニキビが跡になる前に、早めに皮膚科で治療してもらいましょう。
ニキビ圧出
ニキビ圧出は、しこりニキビの中央に清潔な針で小さな穴を開け、面皰圧出器(めんぽうあっしゅつき)と呼ばれる専用の器具で「しこり」の中身を残さず取り出す治療です。
しこりの中身である角栓や膿を排出することで、ニキビの炎症をより早く落ち着かせることができます。
一見、お家でもできそうな治療法ですが、慎重に行わなければ、炎症が悪化したり、クレーター状のニキビ跡をつくってしまう可能性があります。
自己処理でニキビ圧出を行うのはやめましょう。
特に「しこりニキビ」のように炎症を起こしたニキビの治療は、必ず皮膚科で治療してもらいましょう。
ステロイド(ケナコルト)局所注射
ステロイドと聞くとなんとなく怖い印象を持つ方も多いかもしれません。
しかし、「しこりニキビ」のような激しく炎症を起こしているニキビに対しては、非常に優れた効果を発揮します。
「しこりニキビ」にステロイドを局所注射することで、患部に直接薬剤を届け、腫れや痛みをより早く解消させることができます。
ニキビの炎症によって傷ができると、皮膚の真皮層では「繊維芽細胞(せんいがさいぼう)」の働きが活性化して大量のコラーゲンを生成し、セメントのように傷を埋めて修正を行います。
通常、修復が進むと線維芽細胞の働きは抑えられ、コラーゲンの生成は止まります。
しかし、何らかの異常で、線維芽細胞が活性化したままコラーゲンを作り続けてしまうと、増えすぎたコラーゲンが盛り上がり「しこりニキビ」になります。
ステロイドは線維芽細胞の働きを抑制することで、しこりニキビを改善します。
外用薬では、塗ってから患部に到達し、効果を発揮するまでに時間がかかってしまうことがあります。また、十分な量の薬剤が浸透しない可能性もあります。
局所注射は、しこりニキビの改善に即効性が期待できるため、「しこりニキビを早く治したい」「キレイに治したい」という方におすすめです。
しかし、ステロイド自体は正しく使用しないとかえってニキビを悪化させることもあります。医師とよく相談のうえ、よく検討するようにしてださいね。
ポテンツァ
ポテンツァは、マイクロニードルといわれる極細の針を用いて皮膚の表面に極めて小さな穴をあけた後、肌に薬剤を浸透させる施術のことです。
皮膚にわざと小さな穴を開けることによって、傷を治そうと細胞が活性化し、肌のターンオーバーが促されます。
ポテンツァは肌の真皮層に薬剤を注入でき、多彩なチップで様々な肌トラブル「しこりニキビ、ニキビ跡や毛穴、赤ら顔、シワなど」に対応できます。
ダウンタイムが少ないのが特徴で、患部に赤みがでますが約1〜2日で軽快します。
また、赤みには個人差がありますが、大抵は化粧で隠せる程度なので翌日から安心して外出できます。
相場は、施術メニューや使用する薬剤によって変わりますが1回あたり50,000円~100,000円が目安です。
クリニックによってメニューや料金は異なるため、それぞれ確認しておきましょう。
フラクショナルレーザー
フラクショナルレーザーは、レーザーで肌の表面に極めて小さな穴を開けていく治療のことです。
肌が開いた小さな穴を塞ごうとする力によって、肌細胞を生まれ変わらせることが期待できます。
1回の治療で10~15%程度が新しい肌に生まれ変わるとされており、何度か治療することでしこりニキビを改善できます。
また、クレーターやいちご鼻、くすみ、こじわにも効果があり、特に治りにくいニキビ跡に困っている人には受けていただきたい施術です。
ダウンタイムは短いとされていますが、症状によっては3~5日程度の皮むけが生じる可能性もあるのでダウンタイムが取れない方は注意が必要です。
ホルモン治療
ホルモン治療は、ニキビの原因でもあるホルモンバランスの乱れを整えることで、しこりニキビを改善する治療です。
強いストレスがかかると、身体は「戦闘モード」に入り、男性ホルモンが多く分泌されます。
男性ホルモンが過剰になると、皮脂の分泌が促進され、肌が脂ぎった状態になってしまいます。
みなさんも緊張した時、顔がいつもよりギトギトしていると感じたことはありませんか?
あれはまさに、男性ホルモンが普段より多く分泌されているからなんです。
皮脂が過剰に分泌されると毛穴が詰まり、ニキビに繋がります。
ホルモン治療では、女性ホルモンを投与することによって男性ホルモンの働きを抑えることができます。
炎症の原因である皮脂量自体が減るので、しこりニキビをはじめとするニキビ全般を根本的に解決してくれます。
しこりニキビを予防する
しこりニキビはニキビがひどく炎症を起こしたり、炎症を繰り返した際にできるニキビのことです。
しこりニキビをそもそも作らないためには以下の2つを意識しましょう。
- 毛穴を詰まらせない
- ニキビを作らない、悪化させない
しこりニキビの対策方法を詳しく紹介するので、普段からニキビのない綺麗な肌を手に入れるために今日から実践してみましょう。
睡眠不足を解消する
睡眠をしっかり取ることで、ニキビができにくい肌をつくることができます。
睡眠時に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバー、細胞の修復、新陳代謝アップに役立ちます。
成長ホルモンは睡眠時にしか分泌されない貴重なホルモンです。
睡眠不足になると、成長ホルモンが不足し、肌のターンオーバーが乱れ、しこりニキビをはじめとする肌荒れが起きやすくなってしまいます。
また、睡眠不足が続くと成長ホルモンの効果を発揮させるメラトニンの分泌に影響を与え、成長ホルモンがさらに分泌されにくい状態になります。
成長ホルモン、メラトニンが減少すると、ホルモンバランスが乱れ、皮脂が過剰に分泌され、ニキビがよりできやすい肌環境を作ってしまうのです。
睡眠によるニキビを解消するために、以下のことに取り組んでみましょう。
- 自分に必要な睡眠時間を確保する
- 肌のゴールデンタイムにノンレム睡眠をとれるようにする
まず、「自分に必要な睡眠時間を確保する」について説明します。
1日に必要な睡眠時間は人それぞれです。
何時間寝たら、自然にスッキリと目覚めることができるのか把握し、就寝時間を固定しましょう。
次に、「肌のゴールデンタイムにノンレム睡眠を確保する」について詳しく説明しますね。
睡眠には、浅い眠りの「レム睡眠」と深い眠りの「ノンレム睡眠」の2種類があります。
ノンレム睡眠の時間に肌のターンオーバーが活発に行われます。
ニキビ予防や美肌のために、入眠してから3〜4時間の肌のゴールデンタイムには、質の良い「ノンレム睡眠」が取れるといいですね。
そのために、睡眠前はパソコン、テレビ、スマートフォンといった画面を見ないこと、適温のお風呂で体を温めてから睡眠をとることを意識しましょう。
ニキビと睡眠の関係についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
ニキビと睡眠の関係性とは?治療薬や寝不足改善のためのセルフケア方法を紹介!正しいスキンケアをする
ニキビを予防するには、日頃のスキンケアが欠かせません。
肌を清潔に保つための「洗浄」、乾燥や刺激から守るための「保湿」をしっかりと行うことで、ニキビのないキレイな肌を目指しましょう。
「今の洗顔方法が合っているかわからない…」
「ニキビに関連する化粧品が多すぎて選べない…」
と思った方々は、こちらの記事でニキビ対策のための正しいスキンケアについて詳細を紹介しているのでぜひチェックしてみてくださいね。
【ニキビ化粧水選び】大人と思春期で違う!おすすめ商品&効果的な使い方をご紹介 【思春期やメンズの方も】1日でも早く治すニキビ洗顔とは?また、皮膚科で処方される「アダパレンゲル」の使用もおすすめです。
アダパレンは、ニキビの原因となる毛穴のつまりを改善することで、ニキビの悪化やニキビが新しくできることから防いでくれます。
白ニキビや黒ニキビの状態から継続して使用することで、約1〜2ヵ月でニキビが減少してきます。
早い段階でニキビに対処することで、ニキビが悪化してしこりニキビになるのを防ぐことができます。
ピーリングをする
ピーリングとは、古い角質を除去するケアのことです。
薬剤を用いて皮膚表面の余分な角質を除去することで、肌のターンオーバーを促します。
肌が生まれ変わるサイクルを促進することで、ニキビの原因である「毛穴詰まり」を解消することができます。
ピーリング成分には、「BHA」「AHA」「PHA」の3種類があり、肌悩みによって使い分けが必要です。
今回、ニキビの原因である毛穴に詰まった角質をケアしたいという方は「BHA(サリチル酸)」が含まれている化粧品がおすすめです。
「血みどろピーリング」というネーミングで一時入手困難にもなった話題のアイテムです。
真っ赤でドロッとした液体には、フルーツ酸AHAとサリチル酸BHAを配合されています。
プチプラで本格的に角質ケアをしてみたいという方におすすめです。
角質ケアができる韓国コスメのふき取りトナーパッドです。
サリチル酸BHA配合で、古い角質を取り除くことができます。
整肌成分のツボクサエキスも配合されているため、ふき取りとしてはもちろん、頬や額など集中ケアしたいパーツにのせてパックとして利用することでゆらぎ肌を整えてくれます。
朝、洗顔代わりに取り入れることもできます。
手軽にさっとピーリングをしたい方におすすめです。
サリチル酸BHAが含まれた韓国コスメです。
洗顔後、化粧水の段階で使用します。
化粧コットンに適量を取って、毛穴が気になる部分に部分パックとして使用するとより効果が期待できます。
サリチル酸BHAが肌表面や毛穴の奥深くの角質除去を行い、黒ずみ、シミ、毛穴の詰まりを目立たなくします。
脂性肌やニキビができやすい肌の方におすすめです。
ドラッグストアで購入できるピーリングジェルで、濡れた手でも使用できるため、お風呂で使用することができます。
サリチル酸BHAはもちろんのこと、ピーリング効果のある果実エキス、植物エキス、リンゴ酸、酒石酸が含まれており、高いピーリング力を発揮します。
手軽で、とにかくピーリング力が高いものを探しているという方におすすめです。
サリチル酸BHAの他に、フルーツ酸AHAが配合されており、肌表面の古い角質、毛穴に詰まった皮脂や古い角質を取り除くことができます。
他のピーリング剤に比べ、使用感がしっとりとしているのが特徴です。
ピーリングジェルならではの、つっぱる感じが苦手な方、乾燥肌の方におすすめです。
しこりニキビは針で潰したり触ってもいい?
しこりニキビは目立つので気になりますよね。
そんな時、どうにか治そうと針で潰したり、気になって触ってしまったりしていませんか?
しこりニキビを潰してしまうと、一時的にニキビが目立たなくなったように見えますが、実は更に悪化してしまう可能性が高いんです!
できた「しこりニキビ」は自分で触らないことを意識しましょう。
針で潰す行為はやめよう
しこりニキビを針で潰してはいけません。
自己流でしこりニキビを針で潰そうとすると、潰した部分から細菌が入り、より炎症が悪化してしまう可能性があります。
炎症が悪化すると、肌を守ろうとメラニンの働きが活発になり、色素沈着したニキビ跡になってしまいます。
ニキビ跡になってしまうと、なかなか消えにくいので厄介ですよね。
また、ニキビを肌で潰したとき自己流だと膿が出し切れず、しこりニキビが再発する恐れがあります。
しこりニキビの膿をだす治療は上記に紹介しているので、必ず皮膚科やクリニックを受診し、治療することで、キレイにしこりニキビを治しましょう。
ニキビを触るのは我慢しよう
顔にしこりニキビができると、見た目が気になってつい触ってしまいますよね。
しかしニキビを触っている私たちの手には菌がたくさん付着しています!
菌がたくさんついた手でしこりニキビを触ると、ニキビの炎症を悪化させてしまいます。
しこりニキビが気になって触ってしまう気持ちをぐっと堪えましょう。
癖で顔を触ったり、頬杖をついてしまう方も要注意です。
「しこりニキビ」が気になる方は東京美肌堂へ
しこりニキビは、赤ニキビや黄ニキビがさらに悪化したものなので、自分で治すことは難しいです。
自己流で治そうとすると、ニキビ跡になったり、しこりニキビが繰り返される可能性があります。
専門の医師に診てもらうことで、しこりニキビをキレイに治しましょう。
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