ニキビがかゆくて、対処法や治療方法を知りたいと悩んでいる人は多いのではないでしょうか?
ニキビがかゆいと、ついかいてしまいたくなりますよね。
しかし、ニキビをかいてしまうと症状が悪化する可能性があるので注意が必要です。
今回の記事ではニキビがかゆくなる原因と、ニキビ以外の似たかゆみの症状について紹介していきます。
目次
ニキビがかゆい原因とは?
ニキビができて、ニキビやその周辺がかゆいと困りますよね。
また、ニキビをかいてしまうと肌に悪影響を与えてしまいます。
今回はニキビがかゆくなる原因には、主に以下の二つが挙げられます。
- 肌が乾燥している
- ターンオーバーが乱れている
この二つが原因でニキビができ、肌にかゆみをもたらします。
ニキビがかゆい原因を正しく理解して、対策していきましょう。
肌が乾燥している
肌が乾燥してしまう要因は、空気の乾燥、紫外線のダメージ、ビタミンBの不足などさまざまな理由があります。
空気の乾燥
空気の乾燥は、秋や冬は気温が下がった時に空気中の水蒸気量が減ることで乾燥につながります。
乾燥することで肌のバリア機能が低下したり、肌への刺激が強くなるためかゆみが生じやすくなるのです。
乾燥を防ぐために、室内では湿度を60%から70%に設定することで肌の乾燥のしすぎを防ぎましょう。
紫外線のダメージ
紫外線のダメージでは肌の水分を奪うため、肌が乾燥してかゆみを伴うニキビができてしまいます。
日焼け止めを塗ることや日傘を持ち歩くことを意識して紫外線からのダメージを受けない工夫をしましょう。
ビタミンBの不足
ビタミンBは皮脂の分泌量を調節する機能です。
ビタミンBが不足してしまうことで皮脂の調節ができなくなってしまい、皮脂が過剰に多くなったり、少ない状態になったりすることで乾燥を起こしてしまいます。
不足しないようにビタミンBを含んでいるサプリメントや食べ物をとるようにしましょう。
肌の外側から正しいスキンケアやエアコンなどの乾燥の対策をして乾燥を防ぎましょう。
また、肌の内側から乾燥を防ぐ場合には糖質の摂りすぎに注意することやニキビに効果的なビタミンや亜鉛を摂ることを心がけましょう。
ターンオーバーが乱れている
生活習慣の乱れや不適切なスキンケアを続けていると、ターンオーバーが乱れやすくなります。
生活習慣の乱れとは、具体的に喫煙や飲酒、運動不足、過労が挙げられます。
不適切なスキンケアとは肌に摩擦を与えてしまうこと、化粧水や乳液などを余分につけ過ぎてしまうことがあげられます。
ターンオーバーの乱れにより古い細胞が蓄積することでニキビができやすくなります。
また、ターンオーバーが乱れると肌のバリア機能が低下し、外部の刺激に肌が敏感になります。
このため、かゆみや肌荒れが起こりやすくなるのです。
ターンオーバーの乱れは、ニキビ以外の肌の状態も悪くする要因にもなり、シミやくすみなどさまざまな悪い影響を肌に与えてしまいます。
かゆいニキビの対処法
ニキビにかゆみがある場合は、なるべく早めに皮膚科を受診しましょう。
かゆみを伴うニキビでは、ひどく乾燥していたり、細菌などが繁殖している可能性が高いため、一度専門医に診てもらい、適切に処置を行うことが大切です。
皮膚科に行くまでの間で、かゆみが我慢できない時は、応急処置として「冷やす」のも一つの手です。
また、適切なスキンケアを続けることで、かゆみを和らげやすくなります。
冷やす
ニキビはもともと皮膚炎です。かゆみがあるニキビは冷やすことで緩和させることができます。
しかし、ニキビには「急性期」と「慢性期」の2種類が存在します。
急性期ニキビとは炎症が進行しておらず、痛みや腫れが急に出てくるニキビです。
一方慢性期ニキビとは炎症がある程度進行している状態で痛みや腫れが継続的に続くニキビです。
ニキビを冷やして緩和の効果が感じることができるのは急性期のニキビだけなので注意する必要があります。
また、慢性期のニキビを冷やしてしまうと血流が悪くなり肌に悪い影響を与えてしまうので注意することが必要です。
長時間冷やしすぎることも血行が悪くなり、治りが遅くなるので適切な時間で冷やすようにしましょう。
ずっと冷やし続けるのではなく、かゆみが出たら冷やすことを意識することが大事です。
適切なスキンケアをする
ニキビのかゆみを早くおさえるには、特に化粧水と乳液を使って入念にスキンケアすることを意識することが大切です。
化粧水や乳液は肌の外側から乾燥を防ぐことができ、肌に潤いを与えます。
肌に潤いを与えることで肌の乾燥や摩擦を防ぎ、ニキビの原因となるアクネ菌を同時に防ぐことができます。
適切なスキンケアをして、ニキビを改善していきましょう。
化粧水を使用する
まずは、自分の肌の特徴を理解して化粧水を選ぶことが大切です。
肌はそれぞれ人によってタイプが違います。
肌のタイプは普通肌、脂性肌、混合肌、乾燥肌の4種類があります。
化粧水のタイプは、肌質に合わせて以下のようなタイプがおすすめです。
普通肌 | 保湿効果が高い化粧水 |
脂性肌 | みずみずしさが残る化粧水 |
混合肌 | べたつかずしっとりした化粧水 |
乾燥肌 | 保湿効果が高い化粧水 |
化粧水の使い方は「適量をとり、5点置きをして均等に広げ、肌をしみこませる」ことを意識しましょう。
そのうえでニキビや肌荒れを防ぐグリチルリチン酸を含んでいる化粧水を選ぶと良いでしょう。
肌への刺激が少ないものを選ぶことで肌を刺激せずに潤いを与えることができます。
乳液を使用する
肌のうるおいを保つことでニキビの発生を防ぎ、肌も柔らかくなることでかゆいニキビを改善することができます。
しかし、乳液を使いすぎないように気を付けましょう。
使いすぎてしまうと肌と油分が合わないため、逆に肌に悪い影響を与えてしまいます。
適切な使用量の平均としては、手のひらに乳液をのせたときに10円玉ぐらいの大きさに広がるくらいが望ましいです。
ニキビ肌用の乳液を選ぶ上で「ノンコメジェニック」と書いてある乳液を選択することでニキビの原因も解消することができ、ニキビが悪化する可能性も抑えることができます。
薬を使用する
かゆみや炎症を鎮静させる薬を使用することで、かゆみを伴うニキビの改善を目指しましょう。
かゆみを伴うニキビには、抗生剤の使用が治療に有効な場合があります。
特に、かゆみを伴うニキビは、細菌の繁殖によってかゆみが生じている可能性が考えられるため、細菌の増殖を抑える働きを持つ抗生剤は有効的です。
ほかにも、ニキビを改善するためには、ビタミンB群やビタミンE成分を含む治療薬が有効に働きかけます。
- ビタミンB2…酸化還元酵素を補う酵素としての役割をもち、皮膚組織を再生・発育促進する。
- ビタミンB6…体内の余分なものを排泄させる。
- ビタミンE…生体膜の機能を安定させる。
東京美肌堂では、ニキビに特化した医療用医薬品を取り扱っています。
医療用の医薬品は、市販薬よりも有効成分を多く含む傾向にあります。
医師の診察のもと、より症状に有効な薬の処方を受けられる点で、おすすめです。
こちらからニキビに特化した処方を見ることができるので気になった方はぜひチェックしてください。
ニキビ以外に考えられるかゆみ
肌にかゆみを感じる場合、ニキビの時もあればそうでない可能性もあります。
かゆみの症状自体はニキビと似たものもあります。ここでは、ニキビ以外に考えられる「かゆみ」が出るほかの皮膚トラブルを紹介していきます。
痒疹(ようしん)
痒疹とは肌がかゆくなり、皮膚がぼつぼつした状態です。「丘疹(きゅうしん)」や「結節(けっせつ)」によって肌に出ます。
- 丘疹…皮膚に小さいブツブツがある状態
- 結節…皮膚に硬いしこりが多くある状態
痒疹の原因はさまざまあり、アトピーによる皮膚炎や糖尿病、またはアレルギーなどが原因とされています。
人によって原因は違いますが、痒疹はステロイドの外用薬や抗ヒスタミン薬を使うことで対処することができます。
痒疹の原因には個人差が大きいので一度皮膚科を受診することが望ましいです。
皮膚炎
皮膚炎になる原因は肌の乾燥や汗による肌への刺激などです。
皮膚炎で肌がかゆくなるのはヒスタミンといったかゆみ物質が放出されることが原因です。
皮膚炎にならないためには、まずは日頃から適切なスキンケアや日焼け止めを塗ることを意識して防止することが大切です。
アレルギー
アレルギーの原因物質が皮膚に触れると、ヒスタミンが放出され、体内に炎症反応を引き起こします。
これがかゆみを引き起こす原因です。
例えば植物や金属製品、食物、動物が原因でアレルギーになる人が一般的には多いです。
また、顔ダニが原因でアレルギーになる人がいるので注意しましょう。
顔ダニが原因の場合はクレンジングと泡洗顔をどちらも行いダブル洗顔を意識することが大切です。
顔ダニはアレルギー以外にもニキビや毛穴の汚れにもつながるため早めの対応が必要です。
アレルギーでかゆい場合もニキビ同様冷やすことで知覚神経の興奮が収まり、かゆみを和らげることができます。
やってはいけないNG行動
ニキビがかゆい時にしてはいけないことは主に2つあります。
- ニキビを引っ搔いてしまう
- ニキビをつぶしてしまう
この2つを守ることを意識しましょう。
ニキビを引っ掻いてしまったり、潰してしまうとかゆいニキビの症状がさらに悪くなってしまう可能性があります。
ニキビはできても悪化させなければ、すぐに治すことができます。
次から、かゆいニキビに対して起きてしまう「NG行動のリスク」について具体的に解説していきます。
はやくかゆみを解消し、ニキビを改善するためにもチェックしてきましょう。
ニキビを引っ搔いてしまう
ニキビがかゆいからといって引っ搔いてはいけません。
かいてしまうと肌が傷つき、雑菌が入りアクネ菌が増殖してしまう恐れがあります。
アクネ菌が増殖してしまうことで肌の状態が悪くなってしまいます。
また、それだけではなくニキビが治ったとしてもニキビ跡が酷く残ってしまう可能性もあるので、ニキビがかゆくても引っ掻くことはやめましょう。
ニキビを潰してしまう
ニキビができてしまうと、見た目のことを気にして潰そうとする方は多いのではないでしょうか。
しかし、ニキビは潰してはいけません。ニキビを潰すと、潰した部分から雑菌や細菌が入ってしまいさらに患部が悪化してしまう可能性があります。
さらにニキビ跡にもなりやすいので注意する必要があります。
ニキビをつぶしてしまった場合には「クリンダマイシン」や「ミノマイシン」などの抗生剤を塗ることで雑菌の繁殖を防止するようにしましょう。
皮膚科の治療もおすすめ
ニキビが治らない人は一度皮膚科の治療を検討してみるのも良いでしょう。
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尾崎宥文 医師
美容外科・美容皮膚科
当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。