顔脱毛をしたらニキビが増えてしまった…。
せっかく手間やお金をかけて顔脱毛をしたのに、ニキビが増えてしまうと悲しいですよね。
この記事では、脱毛でニキビが増えた理由や、ニキビが増えた後でも脱毛は続けられるのかなどについて、解説します。
脱毛でのニキビの発生を防ぐ対策法も、いっしょに紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
- 顔脱毛後はバリア機能が低下してニキビや毛嚢炎ができることがある
- ニキビの状態によっては顔脱毛を続けて良い場合がある
- 顔脱毛で増えたニキビはクリニックで貰えるクリームや治療薬でケアする
目次
顔脱毛でニキビは増えるの？
顔脱毛をしたらニキビが増えてしまった方もいるかもしれません。
そのような場合、顔脱毛が原因で、ニキビが増えてしまったのではないかと気になりますよね。
顔脱毛は、毛穴から産毛を取り除く面では、ニキビの発生を防ぐことにつながります。
その一方で、顔脱毛をすることで、ニキビが増えてしまう可能性もあります。
まずは、顔脱毛でニキビは増えるのかどうかを詳しく解説します。
本来はニキビの予防になる
顔脱毛は、本来はニキビの予防になるということをご存知でしたか？
毛穴の中の産毛を取り除くことで、ニキビが発生要因を妨ぐことができるためです。
顔脱毛がニキビの予防になる理由は、主に2つあります。
皮脂の過剰分泌は、ニキビができる原因の一つです。
ニキビは、毛穴に皮脂が蓄積して、毛穴が詰まることで発生します。
顔脱毛では、毛を毛根から除去することで、毛穴を引き締める効果を期待できます。
毛穴が引き締まると、皮脂が溜まる隙間を塞げるため、皮脂が溜まりにくくなります。
そのため、顔脱毛で毛穴が引き締まると、ニキビの原因の一つである皮脂の蓄積を防げるのです。
肌に湿気が多いと、肌本来の殺菌力が低下して、ニキビの原因菌「アクネ菌」が繁殖しやすくなります。
特に、産毛が多く生えていると、汗や湿気が溜まりやすくなります。
そのため、顔脱毛で産毛を無くすと、肌の湿気を抑えることができます。
顔脱毛で肌の湿気を抑えることで、細菌の繁殖を防げるため、ニキビ予防にもつながるのです。
肌が刺激を受けてニキビが増える場合がある
施術中の顔脱毛のレーザーの強い光が肌への刺激となり、ニキビが増える場合があります。
クリニックでの顔脱毛では、レーザーを肌に照射して行うのがほとんどです。
顔脱毛のレーザーを当てると、肌は刺激を受けて、肌が乾燥したり、バリア機能（※）が低下します。
バリア機能が低下すると、ニキビの原因菌の繁殖や皮脂の分泌が盛んになり、ニキビが発生してしまいます。
※バリア機能とは紫外線や細菌の入り込みなどの外的な刺激から、肌を守る力のことを指します。
ニキビではなく毛嚢炎の可能性もある
顔脱毛後に現れた炎症は「毛嚢炎（もうのうえん）」という症状の場合も考えられます。
毛嚢炎とは、毛穴の奥の毛根を包んでいる部分に起こる炎症のことです。
顔脱毛を行うと、肌のバリア機能が低下して、肌が敏感な状態になります。
そこに、毛嚢炎の原因菌である黄色ブドウ球菌や、表皮ブドウ球菌が繁殖して、炎症が起こりやすくなります。
毛嚢炎は、見た目はニキビとよく似ていますが、原因菌が異なります。
| ニキビ | 毛嚢炎 |
|---|---|
| アクネ菌 | 黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌 |
| てっぺんが丸い | てっぺんに凹みがある |
| 中心に白や黄色っぽい芯がある | 中心に黒っぽい膿がある |
毛嚢炎について詳しくは以下の記事へ
毛穴の炎症の正体は「毛嚢炎」かも？赤いポツポツ毛穴の原因と治し方を解説！
顔脱毛でニキビが増えた原因
ニキビができる原因は、皮脂の過剰分泌や皮脂の詰まりや、アクネ菌の繁殖です。
顔脱毛を受けた後に、これらが起こることで、ニキビが増えることがあります。
ここでは具体的に、顔脱毛がニキビが増えてしまう原因を解説します。
レーザーの刺激
顔脱毛のレーザーの刺激は、肌のバリア機能を低下させます。
レーザー照射時に発生する熱は、肌にダメージを与えます。
これにより、外的刺激から皮膚を守る「バリア機能」が低下すると、肌の水分が失われやすくなります。
肌のバリア機能が低下して、乾燥により皮脂が過剰分泌されたり、アクネ菌が繁殖してしまうと、ニキビができてしまいます。
ターンオーバーとは何？詳しくは以下へ
肌のターンオーバーとは？促進する方法を知って周期を整えよう
薬剤や化粧品の刺激
顔脱毛の施術後に薬剤や化粧品を使用すると、肌に刺激となる場合があります。
特に、顔脱毛後の肌は、レーザーを当てた後で、敏感な状態です。
そのような敏感な状態の肌に、薬剤や化粧品の成分の刺激が加わることで、さらなるバリア機能の低下を招いてしまいます。
その結果、肌が乾燥して余分に皮脂が分泌されたり、細菌が繁殖してニキビができてしまうのです。
スキンケアの不足
顔脱毛後は、特に肌が乾燥しやすく、保湿力が低下した状態です。
肌は乾燥すると、油分を補おうとして、かえって皮脂の分泌量が多くなります。
また、洗顔やクレンジングを適切に行わないと、毛穴に皮脂が詰まり、ニキビが発生します。
そのため、顔脱毛後に十分なスキンケアが行えていないと、バリア機能が低下して、ニキビができやすくなります。
ニキビが増えた後は顔脱毛を続けてもいいの？
「顔脱毛がまだ必要な分、終わっていないのに、ニキビができてしまった…。」
そのような方は、これから顔脱毛を続けて良いのか気になりますよね。
この章では、ニキビが増えてしまった状態でも、顔脱毛を続けても良いかどうかを解説します。
ニキビの状態で判断する
ニキビは進行度と症状によって、さまざまな種類に分類されます。
顔脱毛を続けて良いかは、ニキビの症状によって判断する必要があります。
ご自身のニキビの種類から、顔脱毛を続けてもよいか判断しましょう。
ただし、顔脱毛を続けることが可能かは、最終的には医師に確認することが必要です。
化膿が落ち着いている炎症を伴わないニキビであれば、施術可能な場合があります。
皮脂などが毛穴に詰まってできる白ニキビ・黒ニキビは、炎症を伴わないニキビです。
上記のニキビの場合、アクネ菌の繁殖が比較的落ち着いている状態なので、施術を受けられる場合があります。
炎症や化膿が起こっているニキビは、施術を受けられない可能性が高いです。
炎症を起こしている赤ニキビ・膿を持っている黄ニキビの場合、顔脱毛のレーザーの熱や刺激で、症状が悪化する可能性があります。
ニキビの範囲が狭い場合は、ニキビのある部分のみを避けて施術できる場合もあります。
ニキビがあっても、顔脱毛の施術を受けたい場合は担当の専門医に相談してみてください。
医師の診断を受ける
ニキビがある場合は、顔脱毛を受けられるかどうか医師に確認を取りましょう。
また、ニキビ以外でも肌の不調を感じていて、「顔脱毛をしていいか分からない…。」と悩む方もいるかもしれません。
そんな時は、一度医者の診断を受けて、相談することをお勧めします。
炎症がある場合は、メイクをするのは控えましょう。ニキビが炎症していないことを確認できれば、メイクを行っても問題ない場合があります。ただし、メイク成分が肌への負担になるため、使用するアイテムや方法には、気を付けましょう。
ニキビがある時のメイク方法を解説
ニキビ肌のメイクを成功させよう！上手な隠し方からおすすめアイテムまで
顔脱毛で増えたニキビの治し方
綺麗になるために顔脱毛をしたのに、ニキビが増えてしまったら悲しいですよね。
この章では、顔脱毛で増えてしまったニキビの治し方について解説していきます。
施術を受けたクリニックのケアアイテムを使う
施術を受けたクリニックで、アフタークリームなどのアイテムを処方してもらえる場合があります。
市販のケアアイテムを、脱毛期間中に使用すると肌に刺激が強く、アレルギーを引き起こす可能性もあります。
肌状態にあわせてクリニックで貰ったものを使用するのがおすすめです。
ケアクリームが、ニキビを治すのに効果的かどうかは、医師に確認しましょう。
このようなケアクリームなどを特にもらっていない場合は、一度医師に相談してみましょう。
症状がひどい場合はクリニックに相談する
ニキビを放置したり、自身で間違ったケアをしてしまうと、症状が悪化する恐れがあります。
特に、炎症や化膿が酷い場合は、早めにクリニックに相談しましょう。
顔脱毛によるニキビの発生を防ぐ対策法
顔脱毛の後にニキビができてしまった方は、今後の顔脱毛でもニキビができないか心配ですよね。
ここでは、顔脱毛でニキビを増やさないための対策について詳しく紹介します。
スキンケアを徹底する
顔脱毛後では、いつも以上に丁寧にスキンケアを行いましょう。
レーザーを顔に照射した顔脱毛後の肌は、肌のバリア機能が低下して敏感な状態になるためです。
では、何に注意してスキンケアをしていけば良いのでしょうか。
顔脱毛が原因のニキビの発生を防ぐためには、以下の2つのスキンケアを意識しましょう。
顔脱毛後は、肌のバリア機能が低下して敏感な状態です。
そのため、肌が乾燥しやすいので、普段より保湿を徹底して行う必要があります。
顔脱毛の後でも使いやすい保湿クリームを、クリニックで取り扱っているところもあるので、まずは専門医に聞いてみるのがおすすめです。
市販のアイテムを使用する場合は、保湿力の高さに加えて、敏感な肌状態にやさしい低刺激なアイテムを選ぶのがおすすめです。
「乾燥性敏感肌」を考えて作られた美容液。顔脱毛後の敏感な肌にもオススメです。化粧水・乳液にプラスして取り入れましょう。
毛穴に皮脂が詰まることでニキビが発生します。
ニキビの発生を防ぐには、毛穴に余分な皮脂が溜まりすぎない状態をキープすることが重要です。
そのため、朝・夜の1日2回で、洗顔を行いましょう。
また、メイク用品や日焼け止めの成分には油分が多く含まれます。
これらの油分は、毛穴に溜まりやすいので、毎晩のクレンジングも欠かさないようにしましょう。
さらに、ニキビは、原因菌である「アクネ菌」が繁殖することでも発生します。
汚れた手で肌を触ると、菌がさらに繁殖しやすくなります。
そのため、むやみに肌に触れないようにしましょう。
肌に刺激を与えない
脱毛後の肌は、バリア機能が低下した敏感な状態です。
その状態で、さらに肌に刺激が加わると、ニキビの発生を引き起こします。
肌に刺激を与えないためには、以下の2点を意識しましょう。
肌をむやみに触ったり、洗顔やクレンジングの際にゴシゴシ擦ると肌に摩擦を与えてしまいます。
摩擦は、肌のバリア機能を低下させて、ニキビの炎症を引き起こしてしまうので、気をつけましょう。
洗顔時は泡でやさしく包み込むように洗ったり、保湿剤を塗るときは叩き込まずに手でゆっくりハンドプレスするように行いましょう。
紫外線は肌へのダメージとなり、バリア機能を低下させます。
特に、脱毛後の肌は、レーザーの刺激を受けて敏感な状態です。
そこに、紫外線のダメージが加わると、さらに肌のバリア機能が低下してしまいます。
脱毛後の期間は、日傘や日焼け止めなどでいつも以上に紫外線対策を行うようにしましょう。
敏感な顔脱毛後の肌にも使用しやすい日焼け止め。日焼け止め特有のベタつきを抑えたアイテムです。ミルクタイプの日焼け止めは、お肌への負担が少なく、のびやすいのが特徴です。
完全遮光100％生地を使用した折りたたみ型の日傘。はっ水防水加工が施されており、雨傘としても使用できるのが嬉しいポイント。
顔脱毛に再度生えてきた産毛を、自己処理したいと思う方もいるかもしれません。
しかし、カミソリでの自己処理は、ニキビを誘発するリスクを伴います。
カミソリの刃で、肌に傷をつけてしまったり、カミソリに付着している細菌が肌に入り込む可能性もあります。
どうしても自己処理を行いたい場合は、必ず清潔な道具とシェービング剤などを使用して行いましょう。
また、剃り終わった後は、必ず化粧水や乳液で十分に保湿しましょう。
顔脱毛でニキビが増えた場合は専門医に相談しよう
特に顔脱毛が原因で発生したニキビは、肌のバリア機能が低下してできた可能性が高いです。
個人の判断で薬を使用すると、アレルギー反応を起こす可能性もあるので、独断で市販の薬を使うのはやめましょう。
そのため、医師に相談し、治療薬を処方してもらうことがおすすめです。
顔脱毛を行ったクリニックの専門医に相談するのが好ましいですが、すぐに相談できない場合は美容皮膚科のオンライン診療を活用してみてください。
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