思春期ニキビの原因とは?皮膚科医が教える効果的な予防・治療法

「思春期ニキビ」は、中学生や高校生の10代の期間に、多くできてしまうニキビのことを言います。

「自然に治ると思って放っておいたら、1個だった思春期ニキビがあっという間に増えてしまった…」

「顔に思春期ニキビがたくさんできてしまって、自分に自信がなくなってしまった…」

という経験をしたことがある方も多いと思います。

また、中高生になると友達と写真を撮る機会も多いので、周りの目が気になり始めますよね。

この記事では、思春期ニキビのできてしまう原因や治す方法、予防方法まで紹介していきます。

思春期ニキビをなくして、肌から自信を取り戻しましょう!

思春期ニキビの原因

思春期ニキビは、尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)と言われる炎症性の皮膚疾患で10代の頃にできるニキビ全般を指します

思春期ニキビは、主に皮脂の過剰分泌が原因と言われています。

皮脂とは?

通常、皮脂は皮膚膜を形成して外界からの異物侵入や外的刺激から皮膚を守り、皮膚の水分蒸発を抑制する働きがあります。

適切な皮脂の量は、皮膚を健康に保つためにとても大切です。

ここでは、皮脂の過剰分泌に関わる思春期ニキビの原因を3つ紹介します。

ホルモンバランスの変化

思春期は、第二次性徴期と言われ、成長ホルモンと性ホルモンの分泌が活発になる時期です。

ホルモンの分泌が活発になると同時に、分泌量のバランスが崩れやすくもなります。

性ホルモンである「エストロゲン」を始めとする皮脂に関係するホルモンが体の中で活発に働くことで過剰な皮脂分泌に繋がってしまいます。

毛穴の詰まり

成長期になると、大人と同じくらい皮脂が分泌されます。

しかし、10代の毛穴の大きさは大人の毛穴と同じ大きさではないので、皮脂の処理に体が対応しきれず毛穴に皮脂が詰まってしまいます。

アクネ菌の増殖

アクネ菌は、健康な肌にも存在している常在菌です。

本来、アクネ菌は肌に存在する悪玉菌の繁殖を抑えてくれる働きをしています。

そのため、アクネ菌の存在自体が思春期ニキビを引き起こしているわけではありません。

しかし、アクネ菌は皮脂を餌にして代謝をしている細菌です。

そのため、思春期にアクネ菌が異常に増殖してしまうと、代謝する際に産生される皮脂分解酵素によって、分解された皮脂が炎症物質に変化することがあります。

アクネ菌の増殖には、肌の状態が関係しています。

アクネ菌の増殖しやすい肌の状態

・肌のバリア機能が低下した状態

・毛穴に皮脂や汚れが詰まった状態

・皮脂の分泌が過剰な状態

アクネ菌と皮脂の両方が多くなってしまうと、思春期ニキビが発生しやすくなったり、思春期ニキビの炎症や悪化を早めてしまいます。

思春期ニキビのできやすい場所

Tゾーン

Tゾーンは、額から鼻筋当たりの部分のことを指します。

この場所は、毛穴から皮脂を排出する「皮脂腺」が顔のほかの部分よりも多いため、皮脂の分泌量の変化を受けやすいです。


Tゾーンの中でもニキビができる部位によって原因や治し方が異なります。

そのため、Tゾーンの部位にできるニキビに関しては、以下の記事も合わせて読んでみてくださいね。

鼻周り

小鼻や鼻周りも、顔のほかの部分よりも皮脂腺が多いため、皮脂の分泌量に影響を受けやすいです。

また、鼻の肌の汚れは目立つので、気になって手で触ってしまうことも思春期ニキビの原因に繋がってしまいます。


小鼻や鼻周りにできたニキビの原因や治し方について気になる方は、以下の記事を読んでみてくださいね。

「鼻の下のニキビ」の原因を知って正しい対処・悪化防止ケアをしよう!

頬など

Tゾーンや鼻周りにできたニキビが広がったり、頬の皮脂腺の詰まりによって頬にも思春期ニキビができやすいです。

また、思春期ニキビは頭皮や背中など、汗をかく場所にも広がることがあります。


頬の出来たニキビの原因や治し方を知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

【頬ニキビの原因と治し方】繰り返す悩みを徹底解決!正しいケアと予防策

思春期ニキビはいつまで続く?

思春期ニキビは、思春期による過剰な皮脂分泌が関係しているため、思春期が終わると自然とできなくなると言われています。

思春期が終わってもニキビがなかなか治らない場合は、大人ニキビができている可能性があります

思春期ニキビと大人ニキビは、見た目に大差はありませんが治し方や予防方法が異なります。

「私のできているニキビは大人ニキビかも…?」と思った方は、こちらもチェックしてみてくださいね。

大人のニキビを即効解決!原因と効果的な対処法を詳しく解説

思春期ニキビの種類

思春期ニキビと一言で言っても、ニキビには種類があります

ニキビの種類に応じて、症状が違うため、使う薬や治し方が異なります。

まずは、下のチェック項目を使って、自分のニキビがどんなニキビか正しく理解しましょう。







・チェックが1から2個の方→【非炎症】白ニキビ・黒ニキビの説明へ

・チェックが3個以上ついた方→【炎症】赤ニキビ・黄ニキビの説明へ

【非炎症】白ニキビ・黒ニキビ

白ニキビや黒ニキビは、毛穴に皮脂が詰まっている状態です。

まだ炎症が起きていないため、痛みはないことが多いです。

一目見ただけではわかりにくかったり、黒ずみとの区別がつきにくいです。

黒ニキビは、特に顔のTゾーンによく見られるため、他人の目が気になってしまいますよね。

このような白ニキビや黒ニキビは、適切な薬を使って対処すれば、短期間で治ることが多いニキビです。

適切な治療が滑らかな素肌への近道です。

ニキビのストレスからなるべく早く解放され、滑らかな素肌を取り戻しましょう。

白ニキビや黒ニキビについては、こちらの記事でもっと詳しく説明しているのでチェックしてみてくださいね。

【炎症】赤ニキビ・黄ニキビ

赤ニキビや黄ニキビは、白ニキビや黒ニキビの状態から進行してしまったニキビのことを指します。

増殖したアクネ菌によって、ニキビ自体に炎症が起こっており、痛みやかゆみの症状が特徴的です。

ここまでニキビが進行してしまうと、治るまでに時間がかかってしまいまうことが多いです。

また、赤ニキビや黄ニキビを放っておくと、皮膚に赤みが残ってしまったり、でこぼこした状態のニキビ跡が残ってしまう可能性があります。

赤ニキビや黄ニキビができてしまったら、すぐに抗炎症性の薬を用いて治しましょう。

赤ニキビや黄ニキビについては、こちらの記事で詳しく説明しているので、チェックしてみてくださいね。

思春期ニキビの治し方

ここまで、思春期ニキビの種類を紹介してきました。

できてしまった思春期ニキビを治すためには、ニキビの進行段階に応じて適切な薬を使うことが大切です。

思春期ニキビの治療に用いられることの多い外用薬、内服薬、市販薬について次からご紹介していきます。

思春期ニキビは多くの人にとって悩みの種となるものですが、適切な薬と治療法を選択することで、ニキビの改善につながります。

外用薬を塗る

医療用医薬品の外用薬は、皮膚科を受診することでもらえるお薬のことです。

医師の診療のもと処方されるため、薬の成分の含有量が多く、市販薬よりも高い効果が期待できます。

ニキビの状態によって使う薬が異なるので、医師の指導のもと自分のニキビに適切な薬を使いましょう。

ここでは、炎症ニキビと非炎症ニキビに分けて紹介します。

【非炎症】白ニキビ・黒ニキビ向け

白ニキビや黒ニキビには、詰まった毛穴に詰まった皮脂を減らす効果やピーリング効果のある外用薬が最適です。

・アダパレン

アダパレンは、細胞の正しい角化を導いてくれるお薬です。

毛穴が塞がってしまうことによる思春期ニキビの発症を防ぐ効果や、毛穴の塞がりを改善する効果が期待できます。

使い始めてから2週間頃までは、皮膚の赤みやヒリヒリ感、乾燥という副作用が起こることがありますが、使い続けると副作用は改善してきます。

アダパレンの効果や使用方法については以下の記事を参考にしてみてくださいね。

アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック

・過酸化ベンゾイル

過酸化ベンゾイルは、皮膚表面の古い角層を取り除くピーリング作用があります。

このピーリング作用により、毛穴の詰まりを改善し、ニキビを治す効果が期待できます。

塗るのをやめてしまうと効果が実感できなくなる可能性があるため、最低でも2週間は使い続けましょう。

過酸化ベンゾイルを使い始めてから1か月くらいまでは、赤みや皮むけなどの副作用があることがありますが、使ううちに副作用は改善されていきます。

【炎症】赤ニキビや黄ニキビ向け

炎症の起きている赤ニキビや黄ニキビには、アクネ菌に対処を対処する必要があるので殺菌効果や抗炎症効果のあるお薬が最適です。

・ナジフロキサシン

ナジフロキサシンは、皮膚表面の細菌の増殖を防止する効果や殺菌効果のあるお薬の成分です。

思春期ニキビの原因であるアクネ菌を殺菌し、赤みや腫れを改善してくれる効果が期待できます。

また、日本皮膚学会の発表する尋常性ざ瘡(じんじょうせいざしょう)治療ガイドライン2017において、ナジフロキサシンは、炎症の起きているニキビへの外用薬として強く推奨されています。

使用後、一部の人にはかゆみや刺激などの副作用が生じることがあります。

・クリンダマイシンリン酸エステル

クリンダマイシンリン酸エステルは、抗炎症効果や化膿しているニキビに効果があるお薬です。

使い始めてすぐは赤みやかゆみ、刺激感などの副作用が確認されることがあります。

また、クリンダマイシンリン酸エステルは、長期間使用すると薬の効果がなくなる耐性菌が発生する恐れがあります。

使用する際は、期間を決めて使用することをおすすめします。

内服薬を飲む

内服薬は、炎症が起きている思春期ニキビに対して使うことが多いです。

内服薬を長期間使用していると、薬の効果がなくなってくる「薬剤耐性菌」が発生することがあります。

外用薬と同じように、医療用内服薬の処方も皮膚科を受診する必要があります。炎症した思春期ニキビで悩んでいる人は、皮膚科医に内服による治療を相談してみてもよいでしょう。

ここでは、内服薬を2種類紹介します。

ミノマイシン

ミノマイシンは、細菌内のタンパク質の合成を抑制し、細菌自体の増殖を抑える効果があります。

この効果により、服用開始後から一週間ほどで思春期ニキビの改善が見られます。

また、ミノマイシンは日本皮膚学会の発表する「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)治療ガイドライン2017」において炎症性のニキビに強く推奨されています。

使用後に、めまいや吐き気などの副作用がおこることがあります。

また、妊娠中や授乳中の方は使用できない点にも注意が必要です。

ビブラマイシン

ビブラマイシンは、アクネ菌などのニキビの原因菌に対して抗菌効果のある抗生物質です。

内服後、消化器官からの薬の吸収率が高いため、薬の効果が長時間持続する特徴があります。

肝障害のある方や妊娠中の方は、服用する際に注意が必要です。

また、他の抗生物質など、ビブラマイシンとの飲み合わせの悪い成分があるので、用法に関しては医師とよく相談しましょう。

市販薬を塗る

「部活が忙しくて、病院に行っている時間がない…」

「手軽にお薬を試したい」

という方は、市販薬を使って治す方法があります。

市販薬にもたくさん種類があるため、炎症の有無に分けてお薬を紹介していきます。

【非炎症】白ニキビ・黒ニキビ向け

・クレアラシル ニキビ治療クリームレギュラー ¥915

クレアラシルのニキビ治療クリームは、のびやすく肌なじみの良いクリームタイプのお薬です。

イオウ・レゾルシン・グリチルリチン酸二カリウム・トコフェロール酢酸エステルの4つの有効成分によって、毛穴が皮脂で塞がってしまうのを防ぐ効果があります。

透明タイプと思春期ニキビの赤みをカバーする肌色タイプの2色展開となっているので、自分の使いやすさに合わせて選ぶことができます。

【炎症】赤ニキビ・黄ニキビ向け

・ペアアクネクリームW ¥680

ペアアクネクリームWは、イブプロフェンピコノールによる抗炎症効果や、イソプロピルメチルフェノールによるアクネ菌の殺菌効果があるお薬です。

また、ニキビの進行を抑える効果もあるため、赤ニキビや黄ニキビを治しながら、白ニキビや黒ニキビの悪化予防もできます。

薬は継続的に使用しましょう

「即効性がある」と言われていても、ニキビ治療薬は最低でも3カ月は使い続けることが推奨されています。

ニキビは慢性的な皮膚疾患であるため、薬を使い続けることで、思春期ニキビの再発防止に繋がります。

思春期ニキビのNG行為

思春期ニキビを早く治すためにやっていたことが、実は逆効果なことがあります…。

NG行為を理解して、思春期ニキビを早く綺麗に治しましょう。

放っておく

「ニキビができたときは、触らないほうがいい」と聞いたことがあると思います。

思春期ニキビは、顔の目立ちやすい部分にできるので、つい触りたくなってしまいますよね。

しかし、思春期ニキビは刺激を与えすぎてしまうと余計な菌が入り込み、悪化してしまう可能性があります。

一方で、思春期ニキビを触らないことと治療せずに放置することは異なります。

思春期ニキビを治療しないままにすると、毛穴の中のアクネ菌が繁殖し続けて、炎症を起こしてしまうかもしれません。

また、炎症の起きたニキビをそのままにしてしまうと、でこぼこしたニキビ跡になってしまう可能性があります。

思春期ニキビを見つけたら、必要以上に触らずに薬を使って治療しましょう。

潰す

思春期ニキビは、ぷつっとして見えるので気になって潰したくなってしまいますよね。

しかし、思春期ニキビを潰してしまうと、ニキビのある患部や周囲の皮膚を傷つけてしまいます。

傷口から雑菌が入ったり、無理やり潰した思春期ニキビがでこぼこしたニキビ跡に繋がってしまうことがあります。

思春期ニキビは潰さずに、適切な薬を使って治しましょう。

栄養が偏った食事をする

過度なダイエットや甘いお菓子をたくさん食べたりしていませんか?

思春期ニキビができてしまうのは、皮脂の過剰分泌ですが、早く治すためには栄養バランスの整った食事をすることが大切です。

糖質や脂質を必要以上にたくさん摂りすぎると、皮脂の分泌が増えて、思春期ニキビの治りが遅くなってしまうことがあります。

糖質や脂質の多いお菓子や揚げ物は、食べる頻度を決めるなどの工夫をしてみましょう。

思春期ニキビの上にメイクを重ねる

思春期ニキビは、顔の目立つ部分にできやすいので、メイクをして隠したいですよね。

ですが、いつも通りのメイクをしてしまうと、毛穴をふさいでしまい思春期ニキビの治りを遅くしてしまうことがあります。

思春期ニキビのできているときは、次の2つに注意してメイクをしましょう。

  • メイクをするときは、思春期ニキビの上に薄く塗るなどのポイントメイクに切り替える
  • 赤みのみが気になるときは、ファンデーションではなく、肌への負担の少ないグリーンのコントロールカラーを使う

少しの工夫で、肌や思春期ニキビへの負担が少なくなります。

思春期ニキビを早く治してから、バッチリメイクを楽しみましょう。


ニキビの出来ている肌へのメイクに関しては、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

ニキビ肌のメイクを成功させよう!上手な隠し方からおすすめアイテムまで

思春期ニキビの予防

思春期ニキビやニキビの悪化を防止するためには、日頃のケアが大切です。

ケアする時は、「毛穴を詰まらせない」「皮脂の分泌を促さない」「肌に余計な負担をかけない」の3つを意識しましょう。

ここでは、思春期ニキビを予防するためにできることを7つ紹介します。

できることから実践してみてくださいね。

洗顔で汚れを落とす

洗顔には、汚れや余分な皮脂を落とし、肌を綺麗に保つ効果があります。

しかし、洗顔は正しい方法で行わないと肌に余分な負担を与えてしまい、かえってニキビを悪化させてしまうことがあります…。

以下は、正しい洗顔の5ステップです。

ぜひ思春期ニキビを日頃から予防するためにも実践してみてくださいね。

正しい洗顔への5ステップ
  1. ぬるま湯を使う
  2. 洗顔料を手で泡立ててから顔にのせる
  3. 泡で優しく洗う
  4. すすぎ残しのないように洗顔料をおとす
  5. 清潔なタオルを使って顔の水分をこすらずにふき取る

余分な刺激を与えない洗顔方法は、思春期ニキビの予防や改善に繋がります。


こちらの記事では、ニキビのできているときの洗顔方法だけではなく、思春期ニキビにおすすめの洗顔料や普段のケアに+αでできることまで紹介しています。

気になった方は、こちらも読んでみてくださいね。

【思春期やメンズの方も】1日でも早く治すニキビ洗顔とは?

保湿をしっかりする

洗顔後の保湿は、とても大切です。

洗顔後の保湿をおろそかにしてしまうと、肌が乾燥してしまい、「肌のバリア機能」が低下してしまいます。

「肌のバリア機能」とは、肌の水分の蒸発を防止したり、外的刺激から守ってくれる役割をしており、綺麗な肌を保つためには欠かせません。

保湿するときのポイント

・化粧水の後に必ずクリームや乳液を載せる

・化粧水を手にのせ、顔全体に優しく広げたら顔を包むように保湿します。

・乳液やクリームは、化粧水を塗った後に顔全体をやさしく包み込むようにして広げます。

化粧水や保湿剤を選ぶポイント

化粧水や保湿剤は、ニキビ肌用のものを選ぶと肌への刺激が少ないのでおすすめです。

思春期ニキビのできているときには、以下に注目して保湿剤を選びましょう。

アミノ酸やヒアルロン酸、セラミドが含まれているもの

エタノールやメントール不使用

パッチテストやアレルギーテスト済みのもの

ここでは、思春期ニキビにおすすめの化粧水と乳液を2種類ずつ紹介します。

思春期ニキビ期に使いたい化粧水2選

【思春期ニキビケアと毛穴ケアを同時にしたい方】 明色美顔水 薬用化粧水 ¥550

サリチル酸が含まれており、毛穴に詰まった古い角質を改善してくれる効果があります。

また、ピオニンという成分がアクネ菌を殺菌してくれます。

さらに、1000円以下で手に入り、学生さんの手の届きやすいところも魅力的です。

・【薬用で使いやすいものが良い方】オードムーゲ 薬用ローション ふき取り化粧水

殺菌成分と抗炎症成分の2つが含まれている薬用化粧水です。

ふき取り化粧水なので、ふき取るときに汚れや余分な皮脂をとってくれる効果もあります。

洗顔料もでているので、何を使えばいいかわからない方や同じ商品をライン使いしたい方におすすめです。

思春期ニキビ期に使いたい保湿剤2選

・キュレル 皮脂トラブルケア保湿ジェル 

キュレルの皮脂トラブル保湿ジェルは、過剰な皮脂によるべたつきを抑制する成分が配合されているので、皮脂によるべたつきを改善してくれる効果が期待できます。

また、ニキビや肌荒れに有効な成分も配合されており、思春期ニキビの予防もすることができます。

セラミドも入っているので、一本で保湿まですることができます。

・MINON アミノモイスト 薬用アクネケアミルク

MINONのアミノモイスト薬用アクネケアミルクは、テカリを抑えながら保湿もできる薬用保湿乳液です。

肌荒れやニキビを防止する成分が含まれているので、ニキビのできやすい方でも安心して使用することができます。

思春期ニキビを予防するためには、洗顔と保湿をどちらも欠かすことなく、セットで行うことが大切です。

こちらの記事では、ニキビのできているときの化粧水成分や思春期ニキビにおすすめの化粧水を紹介しています。

気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

【ニキビ化粧水選び】大人と思春期で違う!おすすめ商品&効果的な使い方をご紹介

睡眠時間を十分にとる

中高生になると、夜更かしをする機会が増える人が多くなりますよね。

夜更かしをしすぎると、新しい肌を作る「ターンオーバー」を崩してしまい、新しい肌が規則正しく作られなくなってしまいます。

このような新しい皮膚を再生する「肌のゴールデンタイム」は就寝後3~4時間と言われています。

最低でも6時間ほどの睡眠時間をとれると、肌のゴールデンタイムがしっかりと確保できます。

また、厚生労働省の「健康づくりのための睡眠指針報告書」でも6~7時間の睡眠時間の確保が推奨されています。

日付けを越すまでに寝る意識をし、十分な睡眠時間を確保しましょう。


ニキビと睡眠の関係性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

ニキビと睡眠の関係性とは?治療薬や寝不足改善のためのセルフケア方法を紹介!

食事のバランスを整える

甘いお菓子や揚げ物を毎日のように食べていませんか?

また、ダイエットのために過度な食事制限をしていませんか?

食事のバランスを崩してしまうと、思春期ニキビの原因になってしまいます。

栄養バランスの良い食事を心掛けましょう。

また、甘いものや揚げ物は3日に1回など、自分の中でルールを決めて楽しみましょう。

皮脂の分泌を調整し、肌の再生機能であるターンオーバーを促してくれる、「ベータカロテン」という栄養素の入っている食材を意識して摂取すると、さらに思春期ニキビの予防に繋がります。

ベータカロテンは、にんじんやかぼちゃ、マンゴーに多く含まれています。

こちらの記事では、肌に良い栄養素についてたくさん紹介しています。

気になった方は、こちらもチェックしてみてくださいね。

美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説

汗を拭く

体育の授業や部活の後などは、中高生は何かと汗をかく機会が多いですよね。

汗には、良い汗と悪い汗の2種類あると言われています。

さらさらとした汗

さらっとした汗は、運動をした後やサウナ後などに肌からじんわりと出てきます。

この汗は皮脂をあまり含んでおらず、蒸発もしやすい特徴があります。

さらさらした汗をかくことは、肌の保湿や血行促進に効果的と言われています。

べたべたとした汗

べたべたした汗は、夏の暑さなどが原因で、じとっとでてきます。

皮脂を多く含み、蒸発しにくい特徴を持ちます。

べたべたした汗をそのままにしておくと、マラセチア菌という菌が繁殖し、思春期ニキビの原因になってしまうことがあります。

このように、汗も思春期ニキビの原因になります。

汗をかいたときは、そのままにせずタオルなどで拭いて綺麗な肌を保ちましょう。

日焼け止めを塗る

学校までの登下校時や部活の時間などは、紫外線の影響を受ける機会が多いですよね。

紫外線には、UV-AとUV-Bという2種類があります。

【肌が黒くなる原因】UV-A

UV-Aは、地上の紫外線の90%を占めており、肌の奥底まで到達します。

肌が黒くなったり、シミやそばかすの原因になります。

雲や窓ガラスも通り越してしまい、ピークが4月から9月と長いのも特徴です。

【肌の炎症に直接関係する】UV-B

日差しを浴びた後に、肌が赤く炎症を起こすのは、UV-Bが関係しています。

UV-Bは、皮膚の再生機能である「肌のターンオーバー」を乱すため、肌のごわつきや乾燥、ニキビなどの肌荒れに繋がります。

7月から8月がピークと言われています。

このように、紫外線によって肌の再生がうまくいかなくなったり、肌の角層が厚くなり毛穴に汚れがたまりやすくなる、肌の乾燥に繋がる等の悪影響があります。

紫外線は、天候や時期を問わず年間を通して気を付ける必要があるので、日焼け止めを欠かさずに塗る習慣をつけましょう。

日焼け止めは、「ノンコメドジェネティックテスト済み」と記載されているものを選ぶとよいです。

この記載は、日焼け止め商品の使用によるニキビの誘発の可能性が低いものに書かれています。

ここ最近は、日焼け止め効果に加えて薬用効果のあるものや肌のトーンアップ効果のあるものもあります。

ここでは、ノンコメドジェネティックテスト済みの日焼け止めをタイプ別に3種類ほど紹介します。

ノンコメドジェニックテスト済みの日焼け止め

【肌のくすみを飛ばす効果のあるタイプ】 ビオレUV アクアリッチ ライトアップエッセンス

「光を操る日焼け止め」と言われていて、肌のくすみを自然に飛ばしてくれる効果があります。

洗顔料で落とせるので使いやすく、習慣化しやすい点もおすすめです。

【肌のコントロールカラーの配合されたタイプ】 オルビス サンクリーン

オルビスのサンクリーンは、日焼け止め効果と毛穴をカバーする効果があります。

クリームタイプとローションタイプがあるので、好きな方を選べる点も魅力的です。

【薬用タイプ】 メンソレータム アクネス ニキビ予防薬用UV ティントミルク

アクネスニキビ予防薬用UVは、殺菌効果や抗炎症効果が一本でできてしまいます。

また、うるおい成分としてビタミンC誘導体が含まれています。

さらに、色もついているので、化粧下地としても使うことができます。


日焼けに関してより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

日焼けを治す「アフターケア」を解説!72時間以内に行う黒くならない方法

前髪をあげる

思春期ニキビは、Tゾーンを始めとするおでこにもできやすいです。

前髪があることで、おでこに余計な刺激を与えてしまい、思春期ニキビに繋がることがあります。

外出時に前髪をおろす方は、家にいるときは前髪を上げるなどの工夫をしてみましょう。

思春期ニキビのない綺麗な肌へ

思春期ニキビは、思春期の時期にできてしまうニキビです。

皮脂の過剰分泌が主な原因で、できてしまったときは、自分のニキビの段階に合わせた適切な薬で治すことが大切です。

また、思春期ニキビを予防するためには、日頃のケアも欠かせません。

洗顔や保湿、日焼け止め対策など自分のできることから始めて、思春期ニキビのない綺麗な肌を手に入れましょう。

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この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

住所:〒71-0014 東京都豊島区池袋2-1-1 千野ビル4F

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HP:https://aiclinic8128.com/