「まだ20代なのに、シミが気になる…。」
「20代でシミがあるのって普通なことなの?!」
一般的に、シミは30代頃からできやすいと言われているので、20代でシミができてしまうと困惑したり、不安に思う方も多いかと思います。
しかし、20代でシミができることは決して特別なことではありません。
また、20代でできてしまうシミには特徴があります。
今回は、20代の方が悩みやすいシミの種類や特徴、治療方法まで詳しく解説します。
「シミに似ているな」と思ったものを治療しないで放っておくと、いつの間にかシミが悪化して、最悪の場合、イボのようになることがあります。
いまから適切な治療とケアを行い、30代でできやすいシミの予防もしていきましょう。
目次
油断大敵!20代でもシミはできる
「20代はまだまだ若いからシミはできない」
このように考えている方も多いのではないでしょうか。
たしかに20代の肌は新陳代謝が活発で若々しいですが、20代でもシミやシミに似たものが現れることがあります。
20代で現れるシミは単に老化や乾燥によるものに限らず、遺伝や肌の炎症などが関係していることが多いです。
20代にはどんなシミができやすいのか、その種類と特徴を見ていきましょう。
20代でできるシミの種類や特徴
20代で現れるシミには、30代でできてしまうシミとは違った特徴があります。
ここでは、20代の方にできやすいシミの種類を紹介します。
シミの発生頻度についても、5段階の星マークで記載しているのであわせて参考にしてみてくださいね。
雀卵斑(そばかす)
そばかすは、頬を中心に現れるスズメの卵のような形のシミを指します。
遺伝的な影響で幼少期に発生し、思春期にかけて色が濃くなることが多いです。
また、紫外線の影響によって幼少期に発生したそばかすの色が濃くなってしまうことがあります。
▼「自分の肌にあるシミはそばかすかも…?」と思った方は、こちらの記事でより詳しい内容をチェックしてみてくださいね。
そばかすとシミの違い・見分け方を知ろう!効果的な治療法と予防法も炎症後色素沈着
炎症後色素沈着は、やけど・ニキビ・虫刺され等による炎症がシミとして残ってしまったものを指します。
炎症により肌に負担がかかることで、シミの原因であるメラニンが過剰生成されてしまいます。
そして、過剰生成されたメラニンがターンオーバーで排出し切れないと、肌の表皮に蓄積されてシミになってしまいます。
20代の方は、思春期ニキビによるニキビ跡から炎症後色素沈着が発生してしまう可能性があります。
また、日常的に肌を触る癖のある方は、肌との摩擦が起こりシミになってしまうこともあります。
後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)
後天性真皮メラノサイトーシスとは、頬骨や鼻付近に灰色の痕のようなものができてしまうあざの一種です。
はっきりとした原因はわかっていませんが、主な要因は遺伝で、成人になってから肌に現れることが多いです。
他のシミは、肌の表面付近でメラニンが溜まってできるのに対し、このシミは肌の奥深くでメラニンが蓄積される特徴があるため、色が濃く見える場合があります。
老人性色素斑(日光黒子)
老人性色素斑は、紫外線や老化が主な原因であらわれるシミです。一般的なシミの大半は老人性色素斑にあたります。
20代でこのシミができる場合は、20代後半頃から始まる肌の老化によりシミが目立ち始めている可能性があります。
また、老人性色素斑は別名「日光黒子」という名前が示している通り、その発生には紫外線が大きく関係しています。
学生時代にアウトドアやスポーツで過度な日焼けをすると、20代でもシミが発現しやすくなります。
30代以降でできるシミとの違い
20代でできやすいシミの種類と特徴を紹介してきました。
「では、30代でできるシミと何が違うの?」と思う方もいるのではないでしょうか。
20代でできるシミと30代でできるシミの主な違いは、シミができる原因です。
30代でできてしまうシミは、加齢による代謝の低下や女性ホルモンのバランスの乱れ、若い頃に受けた紫外線の影響が主な原因になります。
このため、20代できちんとシミ対策をしないと、肌の深層に「シミ予防軍(※)」ができてしまい将来のシミに繋がってしまいます。
30代でのシミの発生を防ぐためには、20代のうちからシミ対策を怠らないことが重要です。
※シミ予防軍とは、まだ肌表皮にはシミとして現れてはいないが、肌の奥にシミの原因となるメラニン色素が蓄積して潜んでいる状態そのものを指します。「隠れシミ」とも呼ばれています。
▼30代以降にできやすい「肝斑についても詳しく知りたい」と思った方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
肝斑治療に保険適用はされる?皮膚科での治療方法や効果的な飲み薬を解説20代のシミの原因
20代でシミができることは決して特別なことではありません。
ここでは、20代でシミができてしまう大きな3つの原因を詳しく解説していきます。
原因を知ることで、それに対する正しい対処方法もわかってくるので、一緒に見ていきましょう!
紫外線
紫外線は、シミの原因である「メラニン」を生成します。メラニンは紫外線から肌細胞を守るために作られます。
特に強い紫外線や長時間紫外線を浴びると、メラニンを作るメラノサイトが活性化されて、メラニンが過剰に生成されてしまいます。
通常、生成されたメラニンは、肌のターンオーバーを通じて排出されます。
しかし、紫外線を浴びすぎてメラニンが過剰に生成されてしまうと、メラニンの排出が追い付かなくなりシミとして肌の表皮にメラニンが溜まってしまいます。
ターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーとは、新しい肌細胞をつくる再生サイクルのことを指します。
通常、生成されたメラニンは肌のターンオーバーを通じて排出されます。
しかし、肌のターンオーバーの周期が乱れてしまうと、メラニンが肌に溜まってシミとなって現れやすくなります。
年齢によってターンオーバーの周期は異なりますが、20代のターンオーバーの平均周期日数は、約28日と言われています。
また、肌のターンオーバーが乱れてしまうとシミができやすくなるだけでなく、肌のバリア機能も弱くなってしまいます。
肌のバリア機能とは、乾燥やホコリなどの外的刺激から肌を守り、肌の健康を維持するために身体に本来備わっている機能です。
肌のバリア機能が弱まってしまうと、肌内部の水分量を保てず、外的刺激によるダメージを受けやすくなり、シミのできやすい肌環境を作ってしまいます。
内臓の不調
内臓と肌の調子は、一見関係ないように思えるかもしれません。
しかし、「肌は内臓の鏡」と言われるように肌と内臓には密接な関係があります。
内臓が冷えてしまうと、肌のターンオーバーの周期を乱し、老廃物が溜まりやすくなってしまいます。
もし、日々のスキンケアなどでシミの改善が見られなければ、内臓の冷えがシミの原因である可能性も考えられます。内臓が冷えているかどうかは、お腹を直接触り他の部分との温度差を確認しましょう。
20代でシミができてしまったら皮膚科で治す
一度できてしまったシミは放っておくと、どんどん色が濃くなって治りにくくなり、最悪の場合イボのように隆起してしまうことがあります。
綺麗にシミを治すためには、早期の治療が大切です。
ここからは、おすすめの治療方法を紹介していきます。
医薬品を使う
医療用医薬品は、医師の診断のもと処方される薬のことで、市販薬よりも薬成分の含有量が多い特徴があります。
そのため、市販薬よりも高い薬の効果が期待できます。より効果的にシミを治したい方は医薬品を使いましょう。
ここでは、内服薬と外用薬の2つの種類の医薬品を紹介します。
トラネキサム酸などの内服薬
20代のシミを治すために用いられる代表的な内服薬は、効果別に2つあります。
「トラネキサム酸」には、メラニンをつくるメラノサイトの働きを抑える効果があります。
メラノサイトの働きを抑えることで、シミの発生を防ぐことができます。
また、トラネキサム酸には、炎症を抑える効果もあるため、シミと同時に肌の赤みの改善にも効果が期待できます。
▼「トラネキサム酸の効果についてもっと知りたい」と思う方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?「シナール」は「ビタミンC」のことで、メラニンの生成を防ぐ効果があります。
メラニンの生成を防ぐことでシミの原因をなくす効果が期待できます。
また、ビタミンCには、代謝の促進作用や抗酸化作用による皮膚細胞の老化防止、肌のハリを保つ効果もあります。
トレチノインなどの外用薬
シミ治療に有効な外用薬で、代表的に用いられる医薬品は「トレチノイン」です。
トレチノインには、ターンオーバーを促進する効果があります。
ターンオーバーが行われると、生成されたメラニンの排出することができ、シミを薄くすることができます。
また、トレチノインはメラニンの生成を抑止する効果のある「ハイドロキノン」と併用されることもあります。
「ハイドロキノン」はメラニンの生成を阻害するため、トレチノインと併用することで、より効果的にシミ改善に期待できます。
「ハイドロキノンにはどんな効果があるの?」
▼トレチノインとハイドロキノンの併用方法について気になった方は、こちらの記事をチェックしてみてくださいね。
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!▼また、「ハイドロキノン」について詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?「処方薬を使いたいけど、皮膚科に行く時間がない…」という方は、オンライン診療で専門の医師に相談する方法があります。
東京美肌堂では、オンライン診療サービスを提供しており、毎日22時まで診察を受け付けています。
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美容皮膚科の施術を行う
次に、美容皮膚科での施術によってシミを治す方法を紹介します。
内服薬や外用薬を使う治療方法に比べて、美容皮膚科での施術は即効性が高いですが、副作用の発生率も高いです。
ここでは、シミ治療に使われる主な施術方法を2つ紹介します。
レーザー治療
レーザー治療では、メラニン色素を破壊する特殊なレーザーを使いシミを改善します。
レーザーによって破壊・分解されたメラニンはかさぶたのようになって、体外に排出されます。
1回の治療で高い効果が期待できるので、少しでも早く治したいという方にはおすすめです。
光治療(IPL)
光治療(IPL)とは、フォトフェイシャルとも呼ばれ、IPLという特殊な光を当てます。
この光がメラニンに当たると、光エネルギーが熱に変化しメラニンにダメージを与え、肌を活性化することでシミを改善する効果が期待できます。
フォトフェイシャルの光は、広範囲に照射したとしてもメラニンの部分にのみ反応するので肌自体を傷つけることはありません。
また、フォトフェイシャルは、シミだけではなく肌のくすみや毛穴など肌悩み全般に効果があることや、施術後のダウンタイムがないことが特徴です。
ダウンタイムなしで、シミを治したいという方には、おすすめです。
シミ改善の市販薬を選ぶ方法
「皮膚科に行かなくてもシミを治したい」「まずは手軽に行える治療を試したい」という方には、シミ改善に期待できる市販薬の使用をおすすめします。
市販薬だけでシミを完全に消すのはほぼ不可能と言われていますが、いくつかのポイントを押さえて薬を選ぶとシミを薄くする効果が期待できます。
また、市販薬はシミ予備軍をシミにしないために肌の調子を整えることもできます。
ここでは、市販薬を選ぶ際のポイントを3つ紹介します。ポイントをしっかり抑えて、自分に合う市販薬を見つけてください。
第1~3類医薬品の表記がある
「市販薬という名前で売られているものは、全部同じような薬じゃないの?」
と思っている方もいるのではないでしょうか。
実は、シミを改善する目的で販売されている市販薬は、「医薬品」とそのほかの「医薬部外品」という2種類に分かれています。
市販薬に「○○類医薬品」という記載があれば、シミの改善のための有効成分が認められている印になります。
反対に、「○○類医薬品」という記載がなければ、その商品はサプリメントという扱いになり、シミの改善よりも予防の効果がメインになります。
以下は、第1~3類医薬品の違いを一覧化したものです。
販売時の専門家対応の有無 | お客様への説明の有無 | 具体的な薬の種類 | |
---|---|---|---|
第1類医薬品 | 薬剤師の立ち合いが必要 | 薬に関して書面での情報提供が必須 | 効果の高い解熱鎮痛剤など |
第2類医薬品 | 薬剤師か登録販売者の立ち合いが必要 | 薬に関しての説明は努力義務 | 風邪薬・漢方薬など |
第3類医薬品 | 薬剤師か登録販売者の立ち合いが必要 | 法律上の規定なし | ビタミン含有保健薬など |
シミ改善に関する医薬品は、「第3類医薬品」に該当する場合が多いです。
市販薬を使ってシミを薄くしたいときは、有効成分の認められている医薬品を使うことをおすすめします。
有効成分を参考にする
医薬品であることを確認したら、次は、含まれている成分にシミ改善に有効的な成分があるかどうかを確認しましょう。
基本的に、シミ改善の医薬品には、シミ改善の効果が認められた成分が含まれています。
しかし、市販薬は医師の判断がなくても購入することができるため、有効成分がすべて含まれていなかったり、有効成分の量が微量のものが多いです。
ここではシミ改善のための市販薬を選ぶときに、含まれているか確認してほしい有効成分を紹介します。
トラネキサム酸 | メラノサイトの働きを抑え、メラニンの生成を防ぐ。市販薬での上限は750㎎。 |
L-システイン | 肌の代謝をよくする効果や抗酸化作用がある。メラニンの速やかな排出を促す。市販薬での上限は240mg |
ビタミンC | メラニン生成を活性化する酵素チロナーゼの活動を阻害する。市販薬での上限は1200mg。 |
シミ改善が期待できる市販薬3選
ここまで紹介した市販薬を選ぶポイント「医薬品であるか」「シミに効く有効成分が入っているか」のどちらの条件もクリアしている市販薬を2つ紹介します。
「トランシーノ ホワイトCクリア」は、第3類医薬品でビタミンC1000mgとL-システイン240mgが含まれています。
過剰に作られたメラニンの無色化と肌のターンオーバーを正常化する効果があります。
副作用として、発疹・発赤・かゆみや、吐き気・嘔吐・胃部不快感・腹痛が現れた場合はすぐに医師に相談するようにしましょう。
同じシリーズの「トランシーノEX」は、第1類医薬品でトラネキサム酸も含まれているため、こちらも高い効果が期待できます。
「ハイチオールCホワイティア」は、ビタミンC500mgとL-システイン240mgが含まれています。
肌に溜まったメラニンを無色化しながら、ターンオーバーを正常化する効果があります。
継続服用ができるため、新しく発生してしまうシミの予防にも繋がります。
副作用として発疹や、吐き気・嘔吐、腹痛が現れた場合はすぐに医師に相談しましょう。
20代のシミ予備軍を予防する
「20代で今はまだシミがないから、何もしなくても大丈夫」と思っている方はいませんか?
今はシミのない方でも、肌の奥にメラニン色素が溜まったシミ予備軍があるかもしれません…。
シミのない綺麗な肌を作るためには、日頃からのケアや予防が大切です。
ここでは日頃から実践してほしいケア方法や対策をご紹介していきます。
紫外線対策をする
20代のシミの原因でも紹介したように、紫外線はシミの大きな原因になります。
紫外線は、大きく分けて「UVA」と「UVB」という2つの波長があります。
シミの原因に直接関係するのは肌の深層まで光が届く「UVA」ですが、「UVB」も肌表面に赤い炎症を起こすなど、肌に悪影響を与えるため、両方を防ぐことが大切です。
また、紫外線は1年中降り注いでいるので季節に限らずに、紫外線対策をする必要があります。
ここでは、紫外線の対策方法やポイントを紹介します。
適切なSPF/PA値のものを選ぶ
SPFやPAという言葉の意味をご存じですか?
日焼け止めのパッケージに書いてあることを目にしたことがあるかもしれません。
SPFとPAの意味は以下の通りです。
PA | UVAをどのくらい防ぐことができるかの目安。+が多いほど防止力が高い。 |
SPF | UVBをどのくらい防ぐことができるかの目安。数値が大きいほど防止力が高い。 |
日焼け止めは、SPFやPAの数値が高いものを選ぶと紫外線から肌を守る力が強くなります。
肌を紫外線から守るためには、SPFとPAの両方を意識して紫外線対策のアイテムを選ぶことが大切です。
ただし、SPFやPAは、強ければ強いほどいいということではありません。SPFやPAの効果が強いアイテムは、肌への負担も増えるため、使用する状況に応じて日焼け止めを使い分けましょう。
以下の表を参考にして、使い分けてみてくださいね。
日焼け止めを塗る
「日焼け止めを使いたいけど、何を基準に選べばいいの?」と思う方も多いですよね。
肌に優しい日焼け止めを選びたい方は、「ノンコメドジェニックテスト済み」のものを選びましょう。
「ノンコメドジェニックテスト済み」とは、ニキビなどの肌荒れを起こしにくいと認められた日焼け止めにつく印です。
他にも「アルコールフリー」や「パラベンフリー」の記載があると、比較的肌に刺激を与える成分を抑えられています。
また、保湿成分や美容成分が配合されているものを選びましょう。
肌が乾燥してしまうと、肌のターンオーバーの乱れや外的刺激からの影響を受けやすくなり、シミができやすくなってしまいます。
乾燥肌の方は特に保湿成分が含まれているものを使うようにしましょう。紫外線対策をしながら、乾燥による肌トラブルが起きてしまうリスクも軽減することができます。
日焼け止めは、時間が経つと落ちてきてしまうことが多いので、こまめに塗り直す必要があります。
日焼け止めを飲む
残念ながら日焼け止めを塗っていても、紫外線を完全に遮断することはできません。
より紫外線によるダメージを防ぎたいという方には、飲む日焼け止めの活用がおすすめです。
抗酸化作用が含まれている飲む日焼け止めは、活性酸素の働きを抑制して、シミやしわの予防が同時にできると言われています。
飲む日焼け止めは、機能性表示食品で日焼け止めのサポートのような位置付けで使用することが多いです。
日傘を使って日差しを避ける
「日傘」と一口に言ってもいくつか種類があることをご存じですか?
日傘は、紫外線遮蔽率や遮光率によって、どのくらい紫外線をカットしてくれるかが変わります。
紫外線遮蔽率(UPF) | 紫外線が日傘の生地を通過する量を表し、高いほうが望ましい。UPFの数値は50が最大。日本では、「UVカット率」と表記されることもある。 |
紫外線遮光率 | 紫外線だけではなく、生地が可視光線をどのくらい通さないかを表す。 「遮光率」の書いてあるものは、日差しの眩しさを軽減することができる。 |
日傘を探すときには、その日傘がどのくらい紫外線をカットできているかを見てみるのもおすすめです。
▼「すでに日焼けしてしまった..!」という方、日焼けをしてしまった後のアフターケアについては以下の記事で紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
日焼けを治す「アフターケア」を解説!72時間以内に行う黒くならない方法正しいスキンケアをする
正しいスキンケアを続けることで、肌のターンオーバーのサイクルを正常化させ、乾燥から肌を守ることができます。
そのため、正しいスキンケアは肌を綺麗に保つために欠かせません。
「なんとなくやっている日々のスキンケア方法が間違っていた…」というケースもあるので、ここでは、正しいスキンケア方法を紹介します。
自分のスキンケア方法が正しいか振り返りながら確認していってみてくださいね。
擦らずに洗顔する
肌の汚れを落とすため、ゴシゴシと擦るように顔を洗ってはいませんか?
洗顔をするときにゴシゴシしても肌の洗浄具合にあまり変化はなく、肌との摩擦を起こしてしまうだけです。
肌との摩擦が起きてしまうと色素沈着の原因にもなり、シミが目立ちやすくなってしまいます。
洗顔をするときは、泡で顔を優しく包み込むようにして洗いましょう。
美容液を取り入れる
日々のスキンケアには美容液も使うようにしましょう。
化粧水や乳液は、肌に水分を補う役割や肌の水分を蒸発させないようにする役割があります。
一方、美容液には美容成分が凝縮されているため、特定の肌悩みに対して集中的にケアをする役割があります。
シミに対してケアしたい方は、シミの原因となるメラニン色素の排出促進などに作用するレチノールやビタミンCの入った美容液を取り入れてみましょう。
保湿を欠かさない
シミと肌の乾燥は、関係ないように思う方も多いかと思います。しかし、肌が乾燥してしまうとできてしまったシミが治りにくくなったり、シミ予備軍がそのままシミになりやすくなってしまいます。
肌を保湿するときは、「化粧水→(美容液)→乳液・クリーム」の順番で行いましょう。
化粧水で肌に水分を与えて、乳液で毛穴に蓋をすることで肌を長時間保湿しやすくなります。
保湿ができていると、肌のバリア機能を活性化させ、シミの発生や進行を予防することができます。
▼「正しいスキンケア方法を詳しく知りたい」という方は、以下の記事をチェックしてみてください。肌の洗顔方法から保湿方法までポイントを詳しく解説しています。
【目指せ美肌!】正しいスキンケア方法で美肌を手に入れよう生活習慣を見直す
生活習慣の乱れは、肌の調子に大きく影響します。
生活習慣が乱れると、肌のターンオーバーの周期が崩れてしまい、皮膚で作られたメラニンが排出されずにシミが発生しやすくなります。
ここでは、気を付けたい生活習慣を3つに分けて紹介します。
食生活
栄養バランスのとれた食事は、健康な肌を維持するためには欠かせません。
また、バランスの良い食事をとることは、シミ対策はもちろん、女性ホルモンのバランスを保つためにも重要です。
ここでは、シミに効果的な栄養素と食材例を紹介します。
ビタミンCには、黒色メラニンの生成を抑制する効果や酸化してしまった黒色メラニンを還元する効果が認められています。
黒色メラニンが肌の表皮に蓄積して目立ってしまうのがシミであるため、ビタミンCはシミ予防に効果が期待できます。
ビタミンCを多く含む食材には、いちご・パプリカ・ブロッコリーなどが挙げられます。
βカロテンには、黒色メラニンの生成を促す活性酸素の働きを抑制する効果があります。
そのため、βカロテンを積極的に摂取するとシミの原因となる黒色メラニンの増加を防ぐことができ、新しいシミの発生を防止できます。
βカロテンを多く含む食材には、ニンジン・マンゴー・かぼちゃなどが挙げられます。
▼以下の記事では、シミだけではなく美肌にいい栄養素や食材についても紹介しています。ぜひチェックしてみてくださいね。
美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説睡眠習慣
私たちの身体は、睡眠中に新しい肌の再生やホルモンの分泌など肌の調子を保つために欠かせない活動を行っています。
そのため、十分な睡眠時間が確保できていないと、肌のターンオーバーの周期やホルモンバランスが崩れてしまい、肌の調子が悪くなります。
シミが発生する原因には、肌のターンオーバーの周期が深く関係しているため、周期を正常に保つことはとても大切です。
22時~2時は、「肌のゴールデンタイム」と言われており、この時間に質の良い睡眠をとると肌のターンオーバーをより活発化することができます。
肌への刺激
「スキンケアや睡眠時間には気を付けて生活しているはずなのに、シミができてしまう…」
このような方は、知らないうちに、摩擦によって肌にダメージが起こってしまっているかもしれません。
肌に摩擦によるダメージがかかると、肌のターンオーバーが崩れてしまう原因になります。
また、肌に長期間摩擦がかかり続けると、シミの原因であるメラニンを生成するメラノサイトの活動を活発化してしまいます。
この結果、摩擦によりシミが誘発されてしまうことがあります。
頬杖や髪の毛が顔にあたるだけでも肌への摩擦は生じるため、頬杖をつく癖のある方や髪の毛の長い方は、髪を結ぶ時間を増やすなどの工夫をしましょう。
20代のシミは皮膚科に相談しよう
今回は、20代なのにシミができてしまった方に向けて、対処方法や予防方法を紹介してきました。
20代のシミの原因は、遺伝性であることが多いですが、紫外線や肌のターンオーバーの乱れによってシミが悪化しやすくなります。
できてしまったシミには、シミの改善効果が認められている医薬品を用いて効果的に治すのがおすすめです。
また、20代からシミ対策を行っておくと、肌の奥深くに潜んでいる「シミ予備軍」が本格的なシミへと進行してしまうのを防ぐことができます。正しいケア方法と予防方法を行い、シミのない綺麗な肌を手に入れましょう!
「シミ改善のために、どの薬を使えばいいかわからないから専門の医師に相談したい」という方は、一度皮膚科の先生に相談してみましょう。また、なかなか皮膚科に行く時間のとれない方は、オンラインでの診療サービスを使うのが便利です。
最後に、皮膚科のオンライン診療を受けられる東京美肌堂のサービスを紹介します。
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