妊娠中のニキビの原因は何?肌荒れしやすい理由とおすすめスキンケア方法

実は、妊娠とニキビの発生は密接に関係していて、妊娠中の身体は特にニキビができやすい状態になります。

妊娠中はいろいろとストレスがかかり、悩むことが増えますよね。

そんな中、ニキビができてさらに悩みが増えたと感じている人も多いのではないでしょうか。

ニキビを治そうとして、むやみやたらに薬を使うと、生まれてくる赤ちゃんへの影響が出る場合もあるので十分注意が必要です。

この記事を通して妊娠とニキビの関係を理解して、正しく対処していきましょう!

妊娠中にできるニキビの原因

ここでは、妊娠中にできてしまうニキビの主な原因について説明していきます。

妊娠中にできるニキビも、そもそもの原因は普通のニキビと同じです。

ただし、妊娠中はアクネ菌が繁殖しやすい肌環境になるため、ニキビ肌ではなかった人でも原因を誘発しやすくなります。

ニキビができる主な原因には、毛穴詰まり、皮脂の過剰分泌の2つが挙げられます。

それぞれのニキビの発生の原因について、詳しく説明していきます。

毛穴詰まり

ニキビ発生の主な原因1つ目は、毛穴詰まりです。

毛穴は、肌のターンオーバーが乱れたり、皮膚に汚れが溜まると詰まりやすくなります。

毛穴が詰まると、ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖し、ニキビができやすくなります。

皮脂の過剰分泌

ニキビ発生の主な原因2つ目は、皮脂の過剰分泌です。

皮脂の過剰分泌が起きると、皮脂が毛穴に詰まりやすくなります。

ニキビの原因菌であるアクネ菌は皮脂を好みます。

そのため、皮脂が毛穴に詰まると、アクネ菌が増殖し、ニキビができやすくなります。

また、部位別のニキビの原因をもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事で詳しく説明しているので、是非チェックしてみてくださいね。

【完全版】ニキビの治し方まとめ!即効性のある対策法と効果的なケア方法

妊娠中にニキビができやすい理由

妊娠中は、妊娠していない期間と比べて身体の状態が変化するので、ニキビができやすくなります。

妊娠中にニキビができやすい理由は、肌質の変化・ホルモンバランスの変化・精神面の変化・基礎代謝量の変化・栄養面での変化などです。

ここからはそれぞれの変化が起こる原因やニキビができやすくなる仕組みを説明していきます。

妊娠中は肌質が変化する

妊娠中は妊娠していない期間よりも水分不足が起こりやすく、肌が乾燥しやすくなります。

妊娠中は、羊水や胎児に必要な水分を保つために、妊娠前よりも多くの水分が必要になるためです。

肌が乾燥すると、水分不足を補うために、皮脂が過剰に分泌されます。

皮脂の分泌が過剰になると、皮脂が毛穴に詰まり、ニキビができやすくなります。

妊娠中はホルモンバランスが変化する

女性ホルモンには、「プロゲステロン」と「エストロゲン」の2種類あります。

妊娠が成立すると、エストロゲンとプロゲステロンが増えていき、妊娠中はこの2種類のホルモンのバランスが、妊娠週数によって変化します。

この2つのホルモンバランスが崩れるとニキビができやすくなると言われています。

そのため、妊娠週数によって、ホルモンバランスが変化し崩れやすくなり、ニキビができやすい時期が出てくるのです。

妊娠の初期・中期・後期に分けてホルモンバランスの変化の説明をしていきます。

妊娠初期(第0~15週)

妊娠初期は、プロゲステロンが急激に増加します。

プロゲステロンは、男性ホルモンに似た働きがあるため、皮脂の分泌を活性化させます。

皮脂の分泌が活性化することで、ニキビができやすくなります。

妊娠中期(第16~27週)

妊娠中期は、エストロゲンが大幅に増加します。

エストロゲンは皮脂分泌を抑える効果があるため、この時期にニキビが減るという方もいます。

妊娠後期(第28~39週)

妊娠後期は、ホルモンの状態が安定し始めます。

そのため、ホルモンバランスの変化によるニキビの発生が減り、ニキビが改善することが多いです。

このように、妊娠中はホルモンバランスが大きく変化することで、妊娠週数によってニキビのできやすさが変化します。

人によって個人差はありますが、一般的に、妊娠の初期はニキビができやすい時期であり、妊娠中期に入るとニキビが治まりはじめたり、出産後にニキビが治まるというケースが多いです。

妊娠中は精神面が変化する

妊娠中に起こるさまざまな身体の変化によって、身体に負荷がかかり精神面にストレスとなります。

ストレスが多いと、皮脂の分泌が活発になり、ニキビができやすくなります。

妊娠中は以下のような精神面の変化が起こることが多いです。当てはまっても、あまり不安にならないでくださいね。

妊娠中に起こる精神面の変化

  • 身体の変化に戸惑う
  • 悩みが多い
  • プレッシャーを感じる
  • わからないことが多く不安
  • 今後への漠然とした不安がある

ニキビとストレスの関係についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も合わせて読んでみてくださいね。

ストレスとニキビの関係性とは?原因や効果的な対処法まで徹底解説!

妊娠中は基礎代謝量が変化する

基礎代謝量が増加すると、汗をかきやすくなるため、皮脂の分泌が増えます。

皮脂の分泌量が増えると毛穴が詰まりやすくなり、ニキビができやすくなります。

特に、妊娠中の人は、栄養や脂肪を蓄えやすい身体になっていき、蓄えられた脂肪を燃焼しようとして新陳代謝が活発になります。そのため、妊婦はニキビができやすいのです。

具体的には、妊娠中の基礎代謝量は、妊娠初期では約5%、妊娠後期では約15~20%と、後期にかけて増加していきます。

上のグラフのように、妊娠後期は、特に新陳代謝が活発になります。

新陳代謝が活発になる妊娠後期は汗をこまめに拭かないと、ニキビができやすくなってしまうので、気を付けましょう。

妊娠中は栄養不足に陥りやすい

妊娠中はつわりによって、食事が思うように摂れなかったり、栄養バランスが偏った食事になりがちです。

栄養バランスの偏りがあると、身体に必要なさまざまな栄養素が不足します。

特に、ビタミンB群が不足することで、皮脂分泌のコントロール機能が乱れ、ニキビができやすくなります。

ビタミンB群が不足する原因には、単純な摂取量の不足と、脂肪分や糖分の摂りすぎの2つが挙げられます。

脂肪分や糖分を過剰に摂取するとビタミンB群が大量に消費され、ビタミンB群の不足を引き起こします。

ビタミンB群を多く含む食材は、バナナ・さつまいも・玄米などです。

ビタミンB群にはもともとニキビの改善作用があるため、意識して食べるようにしましょう。

市販薬による妊娠中のニキビ対策

妊娠中は、体内にいる赤ちゃんへの影響を考えて、摂取する食材や成分に気を遣うことが増えると思います。

妊娠中に薬を使用する際は、妊婦でも使用可能と記載されているかを必ず確認しましょう。

薬によっては赤ちゃんに何らかの影響を与えてしまう可能性があるため、十分に注意しましょう。

また、薬を使用する前には、かかりつけの産婦人科に必ず相談しましょう。

市販薬の選び方

妊娠中に使うニキビの市販薬の選び方は、大きく2つあります。

妊娠中の市販薬の選び方

  1. 妊娠週数で選ぶ
  2. 含まれている成分で選ぶ

妊娠中に使うニキビの市販薬の選び方は、「妊娠週数で選ぶ方法」と「含まれている成分で選ぶ方法」があります。

それぞれの選び方について詳しく解説していきます。

選び方①妊娠週数

妊娠中に使うニキビの市販薬は、妊娠週数に合わせて選びましょう。

妊娠の週数によって、薬の服用や成分がどのくらい赤ちゃんに影響しやすいのかが異なります。

そのため、妊娠週数ごとに、リスクの把握をしておくことが大切です。

無影響期 4週未満前後

無影響期は、薬が胎児に奇形を起こす可能性が低い時期です。

しかし、残留性の高い薬は、後々の大事な期間を生成する時期にまで薬の影響が残ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

絶対過敏期 4~7週

絶対過敏期は、赤ちゃんの心臓や中枢神経など、大事な器官が作られる時期です。

そのため、薬の影響を最も受けやすい重要な時期です。

この時期は、ニキビ治療のために薬を使用することは避けましょう。

どうしても使用したいという場合は、赤ちゃんへの影響のことを考えて、かかりつけの産婦人科に必ず相談し、十分注意して使用することが必須です。

相対過敏期 8~16週前後

相対過敏期は、手足や口、性器などの分化が続いている時期です。

絶対過敏期の時点で、大事な器官の形成は終わっていますが、相対過敏期の期間中も、薬の使用には細心の注意を払う必要があります。

この時期も、ニキビ治療のために薬を使用することは避けましょう。

どうしても薬を使用したい場合は、赤ちゃんへの影響のことを考えて、かかりつけの産婦人科に相談し、規定に沿って薬を服用するようにしましょう。

潜在過敏期 16週以降

潜在過敏期は、絶対過敏期や相対過敏期と比較すると、薬の影響によって胎児に奇形が起こるリスクは低いです。

しかし、機能障害を起こすリスクはあります。

この期間中も、薬の使用には細心の注意を払う必要があります。

ニキビ治療のために薬を使用することはなるべく避けましょう。

どうしても薬を使用したい場合は、赤ちゃんへの影響のことを考えて、かかりつけの産婦人科に必ず相談し、注意しながら使用することが必須です。

選び方②市販薬に含まれている成分

妊娠中に使うニキビの市販薬は、含まれている成分で選びましょう。

妊娠中は、身体に塗ってもいい成分と塗ってはいけない成分があるので、ニキビの市販薬を選ぶ際は成分の確認を怠らないようにしましょう。

妊娠中でも使用できる成分には次のようなものがあります。

  • 過酸化ベンゾイル
  • アゼライン酸
  • サリチル酸
  • グリコール酸

ただし、上記の成分を含む市販薬を使う場合も、念のためかかりつけの産婦人科に相談してから使用するようにしましょう。

妊娠中でも使える可能性のある市販薬

妊娠中は、ニキビ治療の市販薬を独断で使用するのはやめましょう。

必ず、かかりつけの産婦人科に相談し、使用する際のリスクや注意点を把握したうえで、使用しましょう。

妊婦が使用不可な市販薬もありますが、妊婦が使用不可ではないニキビ治療薬の市販薬もあります。

ここでは、参考までに、妊婦が使用不可ではないニキビ治療薬の市販薬を3つ紹介します。

①ペアアクネクリームW

抗炎症成分のイブプロフェンピコノールと殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールが配合されており、白ニキビの生成を抑えたり、赤ニキビの炎症を鎮めたりする効果があります。

肌に塗ると透明になるクリームなので、肌に塗っても目立ちにくいのが特徴です。

②イハダ アクネキュアクリーム

抗炎症成分のイブプロフェンピコノールと殺菌成分のイソプロピルメチルフェノールが配合されており、白ニキビの生成を抑えたり、赤ニキビの炎症を鎮めたりする効果があります。

ノンステロイドで肌に優しい弱酸性なので、敏感肌になりやすい妊娠中の方にもおすすめです!

③メンソレータムアクネス ニキビ治療薬

抗菌成分のイオウや殺菌成分のレゾルシン、抗炎症成分のグリチルレチン酸、血行促進作用のあるトコフェロール酢酸エステルが配合されており、ニキビの皮脂や汚れを吸収したり、ニキビの腫れや赤身を鎮めたりする効果があります。

赤ニキビや痛みのあるニキビを治したい方におすすめです!

【注意】妊娠中に使えない医薬品

妊娠中には使用することができないニキビ治療薬があるので覚えておきましょう。

ニキビ治療に使用されている定番の医療用医薬品の中でも、使えないものがあります。以下、3つご紹介します。

ディフェリンゲル(アダパレン)

「ディフェリンゲル」には、毛穴が狭くなるのを防ぎ毛穴に皮脂が溜まらないようにする効果があります。

ニキビの進行度では初期段階にできる白ニキビや黒ニキビには効果がありますが、炎症のある赤ニキビ以上の先の進行状態のニキビには、効果を期待することはできません。

ディフェリンゲルは、胎児に奇形が起こる可能性があるため、妊娠中は使用することができません。

エピデュオ

「エピデュオ」は、ディフェリンとベピオが配合された薬です。

エピデュオには、毛穴が狭くなるのを防ぎ皮脂が溜まらないようにする効果や、ニキビの原因菌を殺菌する効果、ピーリング効果があります。

エピデュオは、ディフェリンゲル同様、胎児へ悪影響が出る可能性があるので、妊娠中は使用することができません。

デュアック

「デュアック」は、過酸化ベンゾイルとクリンダマイシンが配合された薬です。

殺菌作用によりニキビの原因菌を殺菌する効果、抗炎症効果などがあります。

デュアックは炎症のある赤ニキビや黄ニキビの改善に使用するのが一般的です。

デュアックは、妊娠中に使用する場合の安全性が確認されていないので、使用しないようにしましょう。

妊娠中でも自宅でできるニキビ予防

妊娠中のニキビの発生を防ぐために、日頃からニキビ予防をしていきましょう。

すべて自宅でできる内容なので、できる範囲で意識的に実践してみてくださいね。

スキンケアの改善

妊娠する前からずっと使ってきたものをスキンケア用品に選ぶのではなく、妊娠中の自身の肌質を確認し、今の肌質に合ったスキンケア用品に買い替えましょう。

妊娠中は、身体の変化に伴い、肌質も変化しやすくなります。

そのため、妊娠前に使っていたスキンケア用品が妊娠してから合わなくなるということも考えられます。

また、妊娠中は、肌が敏感になりやすいので、なるべく低刺激設計のものを選んで使うようにしましょう。

スキンケアの主な方法は、以下の記事にも詳しく書いてあるので、是非チェックしてみてくださいね。

【目指せ美肌!】正しいスキンケア方法で美肌を手に入れよう

ストレスの対策

妊娠中はなるべくストレスのかからない生活や、こまめにストレスを解消することを意識しましょう。

特に妊娠中の人は日常的にストレスを感じやすく、ストレスを感じることで、ホルモンバランスが乱れニキビのできやすい肌環境になってしまいます。

ストレスを感じると、ニキビができやすくなること以外にも、血流が悪くなるなどの悪影響もあります。

妊娠中にストレスを感じすぎると起こる悪影響
  • 胎児が酸欠になる
  • 胎児が栄養不足になる
  • 神経機能への障害が起こるリスクが上がる
  • 低体重が起こるリスクが上がる

妊娠中は、普段の生活よりもストレスを感じやすいので、なるべくストレスのかからない生活を送るよう意識しましょう。

軽めの運動や感情の整理の仕方など、妊娠中にストレスのたまりにくい生活を送るために、意識したいポイントをまとめました。

妊娠中に意識したい生活のポイント

  • 妊娠による体調の変化を悲観しすぎない
  • 妊娠による体形の変化を悲観しすぎない
  • 金銭面の心配を一人で抱えない
  • 働き方に関する不安要素を事前に取り除いておく
  • 担当医に相談する
  • 散歩などの軽い運動をする
  • 感動する映画や本で泣いてみる
  • 十分な睡眠時間を取る
  • 夜更かしをしない
  • 不規則な生活をしない
  • 偏った食生活をなるべくしないようにする
  • ストレスを発散することのできる趣味をする

食事の改善

妊娠中はバランスよく栄養を摂ることが大事です。

妊娠中に不足しがちな栄養素もあるので、積極的に摂取するようにしましょう。

とはいえ、妊娠初期はつわりの影響で食欲がなくなり、栄養が偏りやすくなります。つわりの際は、無理にバランスの取れた食事をして栄養素を摂取しようとしなくて大丈夫です。

つわりが治まって食欲が戻ってきたタイミングで、栄養バランスを考えて食事をするようにしましょう!

注意!医師の指示のもと食事のコントロールをする必要のある人
  • 妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群などの妊娠後に何らかの診断をされた妊婦
  • 非妊娠時のBMIが25以上の妊婦
  • 非妊娠時より疾患をもっている妊婦

摂るべき栄養素

具体的に妊娠中のニキビ予防のために、積極的に摂取したほうがいい栄養素をご紹介していきます。

ニキビの予防になる栄養素としては、鉄分・亜鉛・ビタミンB2・ビタミンB6は積極的に摂取するようにしましょう。

例えば、鉄分が不足すると、血行が悪くなって肌に栄養が行き届きづらくなり、肌の栄養不足につながります。その結果、口周りや顎のニキビができやすくなります。

他にも、赤血球の形成には、葉酸、ビタミンB6、ビタミンB12 が必要不可欠です。つわりなどの予防にはビタミンB6が効果的です。また、妊娠中は葉酸・カルシウム・鉄分が不足しやすいので、これらも積極的に摂取するようにしましょう。

摂るべき食材

妊娠中のニキビを治したい時におすすめなのが牛肉の赤身です。

牛肉には、ニキビの改善に効果的といわれている鉄分や亜鉛などが含まれています。

鉄分は「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」という2つの種類に分類できます。「ヘム鉄」のほうが、「非ヘム鉄」に比べて、体内に吸収されやすいという特徴があります。牛肉の赤みの部分には体内に吸収されやすい「ヘム鉄」が多く含まれています。

そのため、体内に吸収されやすい鉄分を含む牛肉の赤身を食べて、鉄分を補うのがおすすめです。

そのほかにも、牛肉を食べることで、とくに妊婦に必要な栄養素であるタンパク質、ビタミンB群もいっしょに摂取することができます。

ビタミンB群は、「代謝ビタミン」とも呼ばれ、糖質やタンパク質、脂質をエネルギーに変えたり、代謝をあげる働きがあります。例えば、ビタミンB6が不足すると、妊娠中に活発化しているアミノ酸の代謝がうまく行われずに、つわりの原因となります。

ニキビを治すためだけではなく、つわりの症状改善のためにも妊娠中に牛肉を食べることはいいでしょう。

他にもニキビの改善に効果の期待できる食材をいくつかまとめてご紹介します。

ニキビに効く食材

牛もも肉、豚もも肉、鶏むね肉、大豆製品、乳製品、卵、うなぎ、レバー、焼き海苔、マグロ、カツオ、サケ、バナナ、ニンニク、赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、レモン、キウイ、アーモンド、ドライトマト、ホウレンソウなど

避けるべき栄養素

ここまで、積極的に摂るべき栄養素と摂るべき食材をご紹介しました。次は、摂取を避けるべき栄養素と食材をご紹介します。

妊娠中にニキビができているときには、カフェイン・脂質・糖質・辛味成分・アルコールの摂取は避けましょう。

これらは、ニキビができていないときでも、妊娠中は基本的に摂取しないほうがいい成分です。

具体的には、それぞれ以下のような影響を及ぼします。

ニキビに良くない栄養素 起こりうる影響
カフェイン 肌の健康維持に必要な栄養素の吸収を阻害します。
また、利尿作用により栄養素の排出も促します。
脂質 過剰摂取すると皮脂の分泌量が増加します。
糖質 分解時にビタミンB群とミネラルを大量に消費します。
辛味成分 摂取しすぎると胃腸に負担がかかります。
アルコール 肝機能を低下させ、アルコール分解時にビタミンB群を消費してしまいます。

避けるべき食材

他にもニキビの発症有無に関わらず、妊婦の人は、レバーや生魚、生肉、加熱殺菌されていない乳製品は食べないようにしましょう。

●生魚・貝類を食べると、アニサキス、サルモネラ菌、腸炎ビブリオ、A型肝炎ウイルスが起こることがあります。

A型肝炎ウイルスが重症化すると、妊婦が敗血症や髄膜炎を起こす恐れや、赤ちゃんの死産、早産、先天性異常などを引き起こしてしまう恐れがあります。

●生肉を食べると、トキソプラズマに感染することがあります。

トキソプラズマに感染すると、流産や死産が起きたり、先天性トキソプラズマ症になったり、目や脳に障害が生じることがあります。

●加熱殺菌されていない乳製品を食べると、リステリア菌に感染する可能性があります。

加熱殺菌されていない乳製品としては、ナチュラルチーズや生ハム、スモークサーモン、肉、魚のパテなどが挙げられます。リステリア菌はとくに妊娠26週以降は重症化しやすく、胎盤を通じて赤ちゃんへ感染してしまうと、早産や死産の恐れがあります。

妊娠中のニキビは皮膚科に相談しよう

妊娠中は、妊娠前と比較して体調や肌の調子、メンタル面がゆらぎやすい日が多いかと思います。

妊娠中にニキビができた場合は、一人で解決しようとするのではなく、皮膚科で専門医に診療してもらい、ニキビに対しての適切な対処法を知っていくことも重要です。

専門医にかかる場合は、妊娠中であることを必ず伝えましょう。

対面診療

直接症状を診てほしいと思っている人は、対面で診てもらいましょう。

事前に予約をして待ち時間のストレスを減らしたり、妊婦であると伝えておきましょう。

オンライン診療

妊娠中は体調の変動が起こりやすく、遠くの皮膚科まで足を運ぶのが大変な日もあるでしょう。

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妊婦は皮膚科が診療を受けられない場合もある

病院の方針によっては、妊婦の人が皮膚科の診療を受けられない場合もあります。

皮膚科に着いてから受診不可を知るということを防ぐためにも、事前に妊婦の人も診療を受けることのできる皮膚科なのかを確認しておきましょう。

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この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

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