クリスマス、お正月、バレンタインデーなど何かとイベントの多い冬。楽しい毎日とは反対に冷たい空気や乾燥、気になりますよね?
どれだけスキンケアをしていても夕方には乾燥してメイクが崩れる、、、なんてこともよくあります。
それってもしかしてスキンケアの方法が間違っているのかも。今回はそんな乾燥に悩む「乾燥肌」さんのためにとっておきの対策法をご紹介いたします。
西荻窪皮膚科・美容皮膚科クリニック
高畠 唯 先生
内科/美容皮膚科
当院では、皮膚疾患を治すだけでなく、その先にある健康で美しい肌を目指して診療しています。 日々状態が変化する肌を健康で美しく保つためには、クリニックでの治療に加えてお家でのケアもとても大切になってきます。 患者さんのライフスタイルに合わせて続けやすい治療、患者さんそれぞれに合った治療を提案いたしますので、お肌でお悩みの方は是非一度ご来院くださいませ。また、オンライン診療の準備もしているので遠方の方はオンライン診療でもご相談くださいませ。
目次
乾燥肌とは?
そもそも乾燥肌とは、油分も水分も不足した状態の肌を言います。
まずは自分が本当に乾燥肌なのかをチェックしてみましょう。
自分の肌タイプを診断しよう
肌タイプとは大きく普通肌、乾燥肌、脂性肌、混合肌の4つに分けられます。
それぞれ特徴があるので、下の診断シートで自分の肌タイプを診断してみましょう。
ただ、季節ごとに肌質が変化しやすいので、夏は油分を減らす、冬は保湿を念入りにやるなど、工夫しましょう。
さっぱりとした化粧水の使用、クリームは使わないなど、スキンケアを見直しましょう。
また、食生活の乱れやストレスも皮脂の過剰分泌の原因になるので、注意してくださいね。
Tゾーンはべたつきがちなので、油分を少なめに、Uゾーンなど乾燥する部分は乾燥肌用の対策をしてくださいね。
肌のバリア機能の低下が乾燥の原因に
乾燥肌はバリア機能が低下した状態です。
バリア機能が低下すると皮膚は水分保持力がなくなり、乾燥した肌になってしまいます。
日々の紫外線や空気の乾燥、生活習慣などによりバリア機能は低下します。日焼け止めを塗る、生活習慣を見直すなど、日ごろから注意することも大切です。
正しいスキンケアで徹底的な乾燥肌対策を
乾燥肌を対策するにはスキンケアを見直すことが大切です。
クレンジングや洗顔、化粧水、乳液、クリームの各項目ごとの注意するポイントをしっかり確認しましょう。
毎日するクレンジングは「優しく」
クレンジングはメイクを落とすために必ず毎日行いますよね。
しかし不潔な手でおこなったり、こすりすぎたりすると乾燥肌の原因になってしまうので、注意しましょう。
メイクを落とす順番を意識して
・なるべく1分以内に終わらせる
・絶対にこすらない
洗顔はすすぐ温度に注意して
乾燥肌の対策は、洗顔のすすぐ温度に注意することです。
乾燥肌対策としてぬるま湯は必須
洗顔のすすぎはぬるま湯で行うことが大切です。
洗顔の時に熱すぎるお湯ですすいでしまうと肌に必要な皮脂まで流してしまいます。
その結果、肌のバリア機能が低下して乾燥肌の原因になります。
ぬるま湯の目安は人肌よりも少し低い温度のこと
大体32~35度くらいがちょうどいい温度です
化粧水で肌の水分補給を
化粧水は乾燥肌対策に欠かせません。
水分量が極端に少ない乾燥肌さんは化粧水でしっかりと保湿をして失われた水分を補いましょう。
化粧水は付け方を意識して中まで浸透
水分を補うには化粧水を中まで浸透させなければ意味がありません。
化粧水の正しい付け方を知ってしっかりと乾燥肌を対策しましょう。
コットンを使用する場合は、ひたひたになるくらい化粧水を染み込ませたコットンで押し込むようにして浸透させましょう。摩擦は絶対にNGです。
セラミドやヒアルロン酸の入った化粧水
乾燥肌には、化粧水の成分も大切です。
特にセラミドやヒアルロン酸は水分保持力の高い成分なので、これらが配合された成分を選ぶようにしましょう。
成分名 | 特徴と効果効能 |
---|---|
セラミド | 細胞間脂質の50%を占める成分。 バリア機能や水分保持の働きに大きく作用している。 |
ヒアルロン酸 | 1gで6リットルもの水分を保てるほどの保水力を持っている。 |
セラミドやヘパリン類似物質などは肌に水分をもたらしてくれるモイスチャライザー効果があります。
乳液は「ふた」の役割!
乳液は、化粧水で補った水分を蒸発させないための「ふた」の役割をします。
化粧水を肌の中に閉じ込めるようなイメージで、乳液を付けるようにしましょう。
乳液は重ね付けをして乾燥対策
乳液を重ねて着けることで、更に水分を中に閉じ込める効果があります。
化粧水でせっかく補った水分を放置してしまっては、意味がありません。
Uゾーンや目元、口周りは乾燥しやすいので、特に多めに塗るようにしましょう。
乳液はエモリエント効果のあるものを
乾燥肌対策をしたい方は、エモリエント効果のある乳液を選ぶようにしましょう。
エモリエント効果とは、潤いを保ち、肌を柔らかくする作用のことです。肌の水分の蒸発を抑えて、保湿力を高めてくれます。
エモリエント効果のある成分は、主に天然オイルがあげられます。乾燥が気になる方は、下記の成分が入った乳液を選びましょう。
・アルガンオイル
・ホホバオイル
・スクワラン
・馬油
クリームは乾燥肌対策には必須
クリームは皮脂膜の代わりになるため、油分の少ない乾燥肌には必須のアイテムです。
乳液よりもクリームのほうが油分が多いので、より乾燥から守ってくれます。
高保湿成分配合クリームがおすすめ
乾燥肌対策のクリーム選びは高保湿成分に注目しましょう。
高保湿成分の特徴や効果についてまとめたので下記をご覧ください。
成分名 | 特徴と効果 |
---|---|
アミノ酸 | 角層の水分を保つNMF(天然保湿因子)の40%を占める成分。 肌の水分を保ち保湿する効果がある。 |
グリセリン | 強い吸湿性を持つ成分。 水分を外部から取り込み、保湿する性質がある。 |
ライスパワーエキスNo.11 | 肌内部からセラミドを作るサポートをする成分。 医薬部外品の有効成分でもあり、バリア機能を回復させる効果を持つ。 |
こっくりと重めのテクスチャーを選ぶようにすると、更に乾燥肌対策が期待できますよ。
日中の乾燥が一番の敵!今日からできる2つのこと
乾燥肌対策の一番の敵は、「日中の乾燥」です。
入浴後や朝の洗顔後にスキンケアをしても、日中には乾燥している…なんてことよくありますよね。
そんな時は、内側と外側からの「水分補給」で対策しましょう。ここでは2つご紹介します!
ミストの化粧水で外側からの水分補給を
ミストの化粧水を持ち歩けば、外出中でも簡単に乾燥肌対策ができます。
おすすめのミスト化粧水を3つご紹介するので、ぜひチェックしてくださいね!
①Curel ディープ モイスチャー スプレーA
1つ目はCurel ディープ モイスチャー スプレーAです。
こちらは、微細化したセラミド成分が配合されているので、乾燥した肌を潤わせます。
有効成分のアラントインが配合されているので、肌荒れした肌にも効果的です。
②CNP プロP ミスト
次は、CNP プロP ミストをご紹介します。
ビタミン・ミネラルを豊富に含んだ、プロポリスエキス成分が配合されているので、肌を長時間潤わせてくれます。
ミストが細かいので、メイクの上からでも安心して使えるところも良いですね。
③ドクターシーラボ 薬用シーウォーターEX
3つ目は、ドクターシーラボ 薬用シーウォーターEXです。
こちらは、美容液成分を95%配合していることで肌を健やかな肌に整えます。
また、3種のコラーゲンが肌の潤いを保ってくれるので、乾燥肌対策にもぴったりですね。
やりすぎると、べたつきやメイク崩れの原因になります。
こまめに水を飲んで内側からの水分補給を
こまめな水分補給は乾燥肌対策にとても大切です。
体自身が水分不足では、肌にも水分は行き届きません。
目安としては1日1.5Lのお水を飲むようにしましょう。体を冷やさないためにも、ホットや常温の水を選んでくださいね。
まとめ
今回は、乾燥肌対策の方法をご紹介しました。
毎日のスキンケアを見直すことに合わせて、生活習慣も改善してくことを心がけましょう。
乾燥肌を正しい方法で対策して、ハリとつやのある綺麗なお肌を手に入れてくださいね!
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