レチノールはニキビ跡に効果あり?赤み・色素沈着・クレーターへの作用を解説

ニキビ跡にレチノールは効果的…?

ニキビ跡ができてなかなか治らない…とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

確かに、ニキビ跡は治りにくく、その対策には一苦労ですよね。

しかし、ニキビ跡に良い影響を与える「レチノール」というものがあります。

実はレチノールは色素性のニキビ跡を治す効果に期待ができます。

そこで今回はニキビ跡の種類別にレチノールがどのように作用していいくのかを詳しく説明していきます。

レチノールでニキビ跡を改善して肌悩みを解決しましょう。

この記事でわかること

  • レチノールはターンオーバーを促進し、色素沈着や炎症性のニキビ跡改善に効果がある
  • 使用時には適量を守り、適切なUV対策を行う等、肌への負担に注意が必要
  • 効果を高めるには市販のコスメに加え、皮膚科での診察による医薬品の併用もオススメ

レチノールにはニキビ跡の改善効果がある

肌の悩みの一つであるニキビ跡に対して、レチノールは優れた改善効果を期待することができます。

レチノールは肌の再生を促進し、ニキビ跡を薄くすることで肌のトーンを均一化します。

次から、レチノールの効果についてさらに詳しく説明していきます。

レチノールとはビタミンAの一種

レチノールはビタミンAの一種で、肌の健康や機能に不可欠な成分です。

この成分は肌のターンオーバーを促進し、シミやニキビ跡の改善に効果があるとされています。

さらに、コラーゲンの生成をサポートし、肌の弾力性やハリの維持にも寄与します。


ターンオーバーの促進

レチノールはターンオーバーを促進し、古くなった角質を除去し新しい細胞を生成します。

この作用により、ニキビ跡を改善する効果が期待できます。

また、レチノールによるターンオーバー促進は、肌の感度を高めることがあるため、初めのうちは肌の乾燥や赤み、皮むけが副作用として出ることがあります。

初めて使用する際は肌の状態に注意を払い、保湿ケアを徹底するようにしましょう。

コラーゲンやエラスチンの合成

レチノールはコラーゲンやエラスチンの合成を促進し、肌の弾力性やハリを向上させる働きがあります。

これにより、ニキビ跡の凹凸を軽減し、肌のトーンを均一化する可能性があります。

ただし、レチノールの効果は個人差があり、正しい使い方や濃度を守ることが重要です。

また肌への刺激を最小限に抑えるためには、適切な製品を選ぶことも大切です。

皮脂分泌の抑制

レチノールには皮脂分泌を抑制する効果があります。

これにより、毛穴の詰まりやアクネ菌の増殖を抑え、ニキビの発生を防ぐことが期待されます。

しかし、皮脂の過度な抑制は肌の乾燥を引き起こす可能性もあります。

適切な濃度のレチノールを選択し、保湿を入念に行いながら使用するようにしましょう。

レチノールの効果が出るまでの期間は?

レチノールの効果が肌に現れるまでの期間は個人差がありますが、一般的には数週間から数ヶ月かかることがあります。特に初めて使用する場合、肌が成分に慣れるまでに少し時間がかかることがあります。

レチノールの治療効果があるニキビ跡の種類

ニキビ跡には大きく4つの種類がありますが、レチノールはそのほとんどの改善に有効です。

以下がニキビ跡の4つのタイプです。

  • 炎症タイプのニキビ跡
  • 赤みのある色素沈着タイプのニキビ跡
  • 茶色の色素沈着タイプのニキビ跡
  • クレーター状のニキビ跡

このうち、クレーター状のニキビ跡を除く3種類に対して、レチノールは肌再生を促すことで改善効果を示します。
詳細は以下で解説していきます。


炎症タイプのニキビ跡

炎症性ニキビは肌の深部で炎症を引き起こしている状態なので、ニキビ跡が残りやすいタイプです。

レチノールは炎症を鎮めつつ肌を再生させる作用があるため、この炎症性ニキビの跡にも効果的とされます。

ただし、効果が現れるには時間がかかる場合もあり、レチノールを含む製品を使用する際は継続的なケアが必要です。

はじめは少量から使用し、肌の反応を確認しながら、ゆっくりと量を増やしていきましょう。

赤みのある色素沈着タイプのニキビ跡

赤みのある色素沈着タイプのニキビ跡は、炎症で皮膚の浅い部分に色素が残った状態です。

レチノールは肌のターンオーバーを促進し、古い皮膚の層を取り除くため、このタイプのニキビ跡にも効果が期待できます。

ただし、効果には個人差があり、完全に改善するまでには時間がかかることもあります。

レチノールを使用する際は、肌への刺激を抑えるため、ゆっくり導入ししっかり保湿することが大切です。

茶色の色素沈着タイプのニキビ跡

茶色の色素沈着は、炎症が治癒した後に残るメラニン色素が皮膚に残っている状態です。

レチノールは肌の再生を促進し、古い皮膚細胞を除去する効果がありますが、茶色の色素沈着に完全な改善をもたらすまでには時間がかかることがあります。

レチノールを使用する際は、継続的な使用と適切な保湿が重要です。

また、日焼け防止も肝心であり、適切なUV対策を心がけるようにしましょう。

クレーター状のニキビ跡は改善できない

クレーター状のニキビ跡は、肌の深部まで達する激しい炎症の結果生じる凹凸の痕跡です。一般に、もとの肌の状態に完全に回復させることは困難です。

レチノールは皮膚再生を促す効果がある一方で、クレーター状のニキビ跡を完治させる効果は限定的です。
部分的な改善が見られる場合もありますが、多くの場合は難治性です。

このようなニキビ跡の治療には、医療機関での処置や皮膚科医のアドバイスが最も適切です。

また、レチノール製品を使用する際には、過剰な刺激を避けるなど適切なスキンケアが欠かせません。専門家の指導に従うことが大切です。


レチノールがニキビ跡に効果があると聞いたけれど、自分がどのニキビ跡かはっきりとわからない人もいるでしょう。

そんな方は一度皮膚科に行って、ニキビ跡の状態をを知ってから適切な処置ができるようにしましょう。

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レチノールの使用でニキビが悪化したり、増えることはある?

レチノールを使用する際、使い始めは一時的にニキビの悪化が見られることがあります。

理由としてビタミンAを急に補うことで、肌に乾燥や赤みが生じて皮脂の過剰分泌や炎症をおこしてしまう恐れがあるためです。

ただし、これは通常一時的な状態であり、数週間から数ヶ月の間に改善されることが一般的です。

ニキビ跡へのレチノール使用時の副作用

レチノール使用時の副作用として、「レチノイド反応」が現れることがあります。

これは、肌がレチノールという刺激に急速に晒されることで起こる一過性の症状です。

レチノイド反応では、赤み、乾燥、かゆみなどの症状が出ますが、多くの場合これは一時的なものであり、肌がレチノールに徐々に慣れていくにつれ自然と改善していきます。
肌の代謝が促進され、敏感性が高まるためこのような反応が起こります。

ただし個人差も大きい反応ですので、強い症状が続くようであれば専門家に相談し、使用法を見直すことが大切です。

乾燥感や皮剥け

レチノールを含む製品を使用すると、一時的に乾燥感や皮剥けが生じることがあります。

これは、レチノールが肌のターンオーバーを促進し、古い皮膚細胞が剥がれ落ちるためです。

新しい皮膚細胞が生成されるまでの過程で、肌が一時的に乾燥し、軽度の皮剥けが起こることがあります。

このような症状は、初期の数週間から数ヶ月の間に現れることがありますが、通常は肌が慣れるにつれて改善されます。

赤みやかゆみ

レチノールを使用する際、一部の人にとって赤みやかゆみといった肌の過敏な反応が現れることがあります。

これは皮膚の敏感さによるもので、レチノールが肌表面に刺激を与えるためです。

初めて使用する際は、少量から始めて肌の反応を注意深くみることが大切です。

赤みやかゆみが起きた場合は、使用を中断し、肌の状態が安定するまで待ちましょう。

レチノールをニキビ跡に使用するときの注意点

レチノールはニキビ跡の改善に効果がありますが、正しい使い方が重要です。

肌への影響を最小限に抑えるために、使用方法や頻度、レチノールと他の成分の併用について、注意すべきポイントを詳しく解説します。

正しいケア方法で、肌トラブルを最小限に抑えましょう。

適量を守る

レチノールを使用する際には、適切な使用量を守ることが重要です。

過剰な使用は肌に負担をかける可能性があります。

製品のラベルや説明書に記載された推奨量を守り、使用頻度も指示された範囲内で行うようにしましょう。

適量を守ることで、効果的なケアを行いながら、肌への負担を最小限に抑えることができます。

適切な濃度のアイテムを使う

レチノールの効果は濃度によって異なります。

初めて使用する場合や敏感肌の方は、低濃度の製品から始めるようにしましょう。

高濃度のレチノールは強力な効果を持ちますが、肌に負担をかける可能性があります。

肌への刺激を最小限に抑えるためにも、適切な濃度のレチノールを選択することが大切です。

紫外線対策をする

レチノール使用時は、紫外線対策が大切です。

レチノールは肌を紫外線に対して敏感にします。日中はできる限り紫外線を避け、帽子や遮光対策を心がけましょう。

特に日中のレチノール使用は避け、基本的には夜間の使用が適しています。
夜使用することで紫外線ダメージを防ぎつつ、肌改善効果を得ることができます。

ビタミンCと併用しない

レチノールとビタミンCを同時に使用することは、肌の刺激や過敏反応を引き起こす可能性があります。

これらの成分は相互に相乗効果を持ちうる一方で、特に敏感な肌の場合、刺激を与えることがあります。

そこで、レチノール製品を使用する場合は、ビタミンC含有の製品との同時使用を避けるようにしましょう。

どちらも肌に良い効果をもたらす成分ですが、別々の時間帯に使用するか、日々のスキンケアで交互に用いることが大切です。

ハイドロキノンと併用しない

レチノールとハイドロキノンを同時に使用することも、肌の刺激や過敏反応を引き起こす可能性があります。

これらの成分は、それぞれ肌の改善や美白に効果があるとされますが、併用すると肌への負担が増えることがあります。

特に敏感な肌の場合は、同時に使用することを避けるようにしましょう。

製品を切り替えて交互に使用するか、医師や専門家に相談してから併用するかどうかを検討しましょう。

ニキビ跡にはレチノールとビタミンCどっちがいいの?

ニキビ跡への有効なアプローチは個人差が大きいですが、レチノールとビタミンCには特徴的な違いがあります。

レチノールは皮膚深部まで浸透し、ニキビ跡の肌質改善効果が期待できます。一方で刺激が強いデメリットがあります。

ビタミンCは肌表面の明るさや色素沈着を改善しますが、ニキビ跡そのものへの直接的な効果は少ないとされています。

肌質改善を主眼に置くならレチノール、色調改善ならビタミンCがおすすめです。

アダパレンゲルとレチノールは併用不可でしょうか?
アダパレンゲルはレチノールと似たような作用をする薬です。
2つを同じ場所に塗布した場合、赤みや刺激感、皮膚剥離等の副作用が強く出る可能性があります。
そこで、アダパレンゲルを使用している時はレチノール製品の使用をしないようにしましょう。

ニキビ跡におすすめのレチノールを含む化粧品

ニキビ跡に対する効果的なレチノールを含む化粧品を選ぶ際は、成分濃度と安定性に注目しましょう。

製品のラベルや説明書に含まれるレチノールの濃度が明記されていることが重要です。

一般的に、0.25〜1.0%の濃度が効果的で、肌への刺激が少なく安全な範囲です。

また、レチノールは酸化しやすいため、製品が安定しているかを確認するようにしましょう。

市販のスキンケア商品

市販のスキンケア商品の中には、レチノールを含む製品が幅広く販売されています。

クレンジング、化粧水、美容液などの多種多様な製品があり、肌のトーンを均一に整えたり、肌のハリや弾力性を向上させたりする効果が期待できます。

しかし、製品ごとにレチノールの濃度や配合量が異なるため、敏感肌の方は使用前にパッチテストを行ったり、低濃度の商品から始めましょう。

毛穴目立ちとハリを攻略する化粧水

レチノール化粧水

レチノール入りの化粧水は、ニキビの跡の改善に効果的である可能性があります。

これらの製品は通常、肌に直接レチノールを届けることで、ターンオーバーを促進し、ニキビ跡の改善を促進します。

ただし、レチノールは肌に刺激を与える可能性があるため、初めて使用する方や敏感肌の方は注意するようにしましょう。

つるんとなめらかなピュア素肌に導く美容液

innisfree/レチノール シカ リペア セラム

innisfreeのレチノールシカリペアセラムは、ニキビ跡に対する修復機能をサポートする美容液です

このセラムにはレチノールとシカエキスが含まれており、レチノールは肌の再生を促し、シカエキスには肌を鎮静させる効果が期待できます

ただし、効果には個人差があるため肌質によっては過敏に反応する可能性もあります。商品を使用する前にパッチテストを行い、自分の肌に合うかどうか確認するようにしましょう。

肌への負担にも配慮したこだわったクリーム

純粋レチノール クリーム グラナクティブレチノイド マトリキシル11%

このクリームはレチノールが高濃度配合されており、ニキビ跡の改善に効果を期待できます。

ただし、高濃度のレチノールは肌への刺激が強い場合があるので、使用開始時は少量から始め、肌の反応を確認しながら徐々に使用量を増やしてください。

また、レチノールは肌の敏感さを増す可能性があるため、使用後は適切な保湿や紫外線対策を忘れずに行うようにしましょう。

医療機関専売のスキンケア商品

一部の医療機関では、専門家が開発した高品質なレチノール配合のゼオスキンが提供されています。

これらの商品は、通常、医師や皮膚科専門家の管理のもとで販売されており、高い品質と安全性が保証されています。

一般の市販品と比べ、より高濃度のレチノールを含むことが多く、特定の肌トラブルやニキビ跡などの改善を目的としています。

ゼオスキンを含むスキンケア

不純物を取り除き、バランスを整える

ゼオスキンを含む化粧水

ゼオスキン含有化粧水は、保湿効果や肌のコンディショニング、肌の明るさと均一化、肌のハリ・ツヤへの働きが期待できます。

ただし、個々の製品に含まれる成分とその配合量は異なり、期待できる効果も製品によって異なります。

また、皮膚の状態や個々人の肌質によっても効果は異なるため、使用する前にパッチテストを行い、肌に合うかどうかを確認するようにしましょう。

肌をしっかりと保護しながら肌にうるおいを与える

ゼオスキンを含む乳液

ゼオスキンを含む乳液は肌のトーンを均一化したり、肌表面をトーンアップをする成分が配合されています。

乳液をつけると肌が柔らかくなり、しっとりとした感触になります。

また、肌を保湿し、肌の水分を逃がしにくくする効果があります。

肌の水分バランスを整えることで、乾燥を防ぐことができるでしょう。

肌荒れや乾燥に潤いを与えながら、小じわや肌のキメを整える

ゼオスキンを含むクリーム

ゼオスキンを含むクリームには、肌の再生を促進し、ダメージを修復する成分が含まれています。

また、これにより、肌の状態を改善することが期待できるでしょう。

ただし、個々の製品や肌質によって効果は異なります。

特に敏感肌やアレルギーのある方は、製品を使用する前にパッチテストを行い、肌に合うかどうかを確認しましょう。

医療機関専売のスキンケア商品について詳しく知りたい方もいるでしょう。

そんな方は一度皮膚科に相談してみましょう。

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レチノールは皮膚科での処方もある

レチノールはニキビ跡に対して肌のターンオーバーやコラーゲン生成を促進し、ニキビ跡の改善に一定の効果があります。

しかし、医薬品を使用することでより効果的な治療が期待できます。

医薬品は皮膚科での診察が必要ですが、近年はオンライン診療を行う皮膚科も増えており、手軽に専門的なアドバイスを受けられます。

自分に合った適切な治療法を見つけるために、まずは専門家の診療を受けてみることをおすすめします

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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