ニキビ跡を改善する市販薬と医薬品を解説!薬だけで消せる?【医師監修】

「ニキビ跡に効く薬はある?」「ニキビ跡は自分でケアできる?」こんなことを思ったことはありませんか?

せっかくニキビが治ったのにニキビ跡が目立っていたら、また憂鬱な日々の繰り返しですよね。

実は、ニキビ跡の種類によっては薬で治すこともできるんです。まずは自分のニキビ跡の種類を知り、治療方法を知りましょう。

今回はニキビ跡の種類別に効果的な市販薬、医薬品も紹介していきます。ニキビ跡を改善して理想の肌を目指しましょう!

なぜニキビ跡ができてしまうのか

ニキビの炎症で肌にダメージが与えられることにより、ニキビ跡ができることが多いです。

ニキビに炎症がおきて赤みが残ったり、メラニンが過剰に生成されて引き起こされる色素沈着がニキビ跡の原因となることもあります。

また、肌の弱い人はニキビ跡ができやすいので肌の状態を特に清潔な状態にすることを心がけましょう。

次に、そもそもニキビ跡は薬で治るのかを説明していきます。

薬でニキビ跡は治る?

薬で綺麗に治せるかどうかは、ニキビ跡の種類によって異なります。

それぞれに特徴があるので、ニキビ跡の種類による違いを理解したうえで自分のニキビ跡は治せるのかどうかを判断できるようにしましょう。

赤みがあるニキビ跡は治る

赤みがあるニキビ跡は薬で治るケースがほとんどです。

ニキビ跡の赤みは肌の炎症が原因となっています。

肌に炎症が起き、そのダメージによって皮膚組織が損傷してしまいます。

ダメージを与えられた肌を守ろうと毛細血管が多く作られることで赤みのあるニキビ跡ができてしまいます。

赤みがあるニキビ跡はビタミン剤を含んでいる薬を使用すると効果が表れやすいと言われています。内服薬や外用薬を使う際は有効成分を意識しながら選ぶようにしましょう。

赤い色素沈着が残るニキビ跡は治せる

赤い色素沈着が残るニキビ跡も、薬で治せるケースが多いです。

ニキビ患部の炎症により、メラニンが生成されることによって肌のターンオーバーのサイクルが乱れてしまい、赤い色素沈着ができてしまいます

赤い色素沈着があるニキビ跡は、メラニンの生成を抑えるような薬肌のターンオーバーを促進する薬を使うことで治すことができます。


赤みのある、赤い色素沈着が残るニキビ跡に関してより詳しく知りたい方は、以下の記事も読み進めてみてくださいね。

ニキビ跡の赤みを消す!効果的な治療法と改善方法を紹介

茶色の色素沈着が残るニキビ跡は改善できる

茶色の色素沈着が残るニキビ跡は薬で改善はできますが完全に治せるケースは多いとはいえません。

ニキビの炎症によってメラニンを生成するメラノサイトが活発になり、茶色の色素沈着ができてしまいます。

そのため茶色の色素沈着が残るニキビ跡の改善には、メラニン生成を抑える薬メラノサイトを抑える薬を選ぶことを意識しましょう。


茶色の色素沈着が残るニキビ跡に関してより詳しく知りたい方は、以下の記事も読み進めてみてくださいね。

ニキビ跡の赤みを消す!効果的な治療法と改善方法を紹介

凹凸なニキビ跡は完治は難しい

凹凸でクレーター状のニキビ跡の完治は、薬だけの治療では非常に困難です。

凹凸なニキビ跡はニキビの炎症が皮膚の深層にまでダメージを与え生じたものです。

また、炎症による組織の破壊繰り返し発生する炎症によってもクレーターのニキビ跡になります。

皮膚組織の奥まで炎症が起きているため、薬で治せないことがほとんどです。

凸凹のニキビ跡ができる前に適切な治療をするようにしましょう。

薬では治せないことがほとんどですが、美容皮膚科の施術では治せるケースがあります。

凸凹のニキビ跡を完全に近い形で治したい人はレーザー治療ダーマペンなどの施術を検討するとよいでしょう。


クレーター状のニキビ跡に関してより詳しく知りたい方は、以下の記事も読み進めてくださいね。

クレーター肌からの再生!ニキビ跡の原因や適切な治療法を解説

ニキビ跡を改善する市販薬

「赤みがあるニキビ跡」に効果的な市販薬

赤みのあるニキビ跡の原因である炎症を抑える市販薬について、ご紹介していきます。

成分にビタミンを含んでいると、炎症を抑える効果があるといわれています。

市販薬を選ぶ際は、できるだけビタミンを含んでいるものを選ぶとよいでしょう。

メラノCC

メラノCCはニキビ跡や毛穴に潤いを与えます。

メラノCCの化粧水と乳液はビタミンC誘導体を含んでいるためニキビ跡以外にも、シミやそばかすの予防にもつながります。

また、潤い成分であるアルビニカツマダイ種子エキスも含んでいるため高保湿が長く続く化粧水と乳液です。

ニキビ跡の対策と同時にほかの肌トラブルのケアもしたい場合に使用してみるとよいでしょう。

また、化粧水と乳液以外にも美容液や洗顔、ジェルなどもあるので気になる人はチェックしてみてください。

アットノン

アットノンはビタミンC誘導体ヘパリン類似物質グリチルリチン酸ジカリウムを含んでいます。

アットノンは3つの有効成分により肌の炎症を防ぎ、同時にターンオーバーの促進と血行を促進します。

また、ニキビ跡の赤み以外にシミやそばかすも防ぐことができます。

「色素沈着が残るニキビ跡」に効果的な市販薬

色素沈着が残るニキビ跡はニキビ自体に炎症が起き、メラニンの生成が過剰に多く作られてしまうことでできてしまいます。

市販薬を選ぶ際は、メラニンの生成を抑えることができる薬を選ぶようにしましょう。

次から、色素沈着が残るニキビ跡に効果的な市販薬を説明していきます。

ケシミンクリームEX 12G

ケシミンクリームEX 12Gの特徴は、ビタミンC誘導体アルブチンが配合されていることです。

2つの有効成分が色素沈着の原因であるメラニンの生成を抑えます。

また、ケシミンはメラニンの生成を抑えるだけではなく、シミやそばかすの予防も期待できるのでニキビ跡以外にもシミやそばかすが気になる人におすすめです。

ホワイティフル

「ホワイティフル」の特徴は色素沈着を緩和をする成分を含み、持ち運びに適したデザインの飲み薬であるところです。

ニキビ跡の色素沈着以外にも「シミが目立って嫌だな」と感じる人やそばかすが増えてきたと感じる人いるかもしれませんね。

シミの根本治療にも対応した薬なので、ニキビ跡以外にも肌悩みがある人は使ってみると良いでしょう。

また、ホワイティフルはL-システインを含んでいるので、ターンオーバーを正常化する効果を持っています。

「凹凸があるニキビ跡」に効果的な市販薬

凹凸があるニキビ跡を治すことのできる市販薬はほとんどないため専門的な治療が必要になるケースがあります

美容皮膚科での専門的な治療としては、ダーマペンやPRP皮膚再生療法などが候補にあがります。

凹凸のニキビ跡は真皮層まで炎症が広がったことでできてしまいます。

真皮層には、血管や神経、リンパ管まで通っており、一度炎症などで傷ついてしまうと再生まで時間がかかり、治療の難易度も上がります。

しかし、施術と併用して医療用の内服薬を使用し、肌のターンオーバーを促進すれば肌の再生促進へとつなげることができます。

ニキビ跡を改善する医薬品

「赤みがあるニキビ跡」に効果的な医薬品

ユべラ

赤みがあるニキビ跡は炎症があり、ターンオーバーが乱れています。

ユベラに含まれているビタミンEはターンオーバーを促進する効果があります。

強い抗酸化作用や抗炎症作用もあるため、赤みがあるニキビ跡以外にもシミや他の肌荒れなどを防ぐことができます。

副作用として便秘下痢発疹の症状になることもあるので、服用の際は医師に相談のうえ用法用量によく注意しましょう。

また、加齢によっておこる細胞膜の酸化を防ぎ、コレステロール値や中性脂肪の上昇を事前に予防することができる成分でもあります。

ビルドイドローション

ヒルドイドローションに含まれているベパリン類似物質は、血行を促進して赤みがあるニキビ跡に効果的な働きをします。

血行促進効果があるぶん、傷口に塗ってしまうとや出血が止まりにくくなるリスクがあることにも注意しましょう。

目や粘膜部分にも同様に、薬が付着しないように注意して扱ってください。

またヒルドイドの使用後には、皮膚炎やかゆみ、発赤などによる副作用が起こる可能性があります。

このような副作用に気づいたら薬剤師や医師に相談するようにしましょう。

「色素沈着が残るニキビ跡」に効果的な医薬品

ビタミンC誘導体クリーム

ビタミンC誘導体クリームは、色素沈着の原因であるメラニン色素の排出を助けるクリームです。

色素沈着のニキビ跡の改善以外にもシミやたるみ、毛穴開きの改善を行うことができます。

朝と晩の洗顔の後に、肌を保湿して色素沈着が残るニキビ跡全体にクリームを塗るようにしてください。

副作用として、個人差はありますが、肌がかぶれる場合があります。

もしビタミンC誘導体クリームの使用後に強いかぶれが見られた場合は、すぐに薬剤師か医師に相談しましょう。

ハイドロキノンクリーム

ハイドロキノンクリームは色素沈着の原因であるメラニン色素の細胞を少なくする作用があります。

また、メラニン色素を作る細胞であるメラノサイトに働きかけることで、メラニンの産生を抑えることもできるので色素沈着のニキビ跡がある人には効果的です。

紫外線によって成分が酸化したハイドロキノンを肌に塗布してしまうと「組職黒変症」が起き、ニキビ跡の色素沈着をより悪化させてしまうことがあります。

そのため、処方された際は1日1回夜のみニキビ跡の部分に塗るようにしましょう。

人によっては、肌に刺激を感じることもあるので薬が合わないようでしたら早めに薬剤師か医師の方に相談してみましょう。

トラネキサム酸

トラネキサム酸は肌の内側の炎症を抑制させ、メラニン合成も抑制します。

目立つニキビ跡2つの原因どちらにもアプローチできるため、赤~茶色の色素沈着まで幅広く適応できる薬です。

トラネキサム酸は1日2~3回服用するようにしましょう。

副作用としては、人によって食品不振や吐き気を伴うことがあります。

しかしトラネキサム酸は適切な用法・用量で使用することで、副作用を最小限に抑えることができます。

それでももし、副作用の症状が見られたら医師や薬剤師に相談するようにしてくださいね。

「凹凸があるニキビ跡」に効果的な医薬品

凹凸のあるニキビ跡は薬だけで治すのは厳しいでしょう。

しかし、凹凸になる一因としては肌のターンオーバーの乱れが考えられます。

ターンオーバーの促進はニキビ跡の直接的な改善にはなりませんが、ニキビ跡悪化の予防につながります。

また、凸凹のニキビ跡を治すために行っている治療方法と併用して肌のターンオーバーを促進していきましょう。

今回は肌の促進を高める医薬品を説明していきます。

トレチノインクリーム

トレチノインクリームは古い角質をなくして肌のターンオーバーを正常化します。

ニキビやニキビ跡にも、もちろん特化していますがそれ以外にもシミや小ジワにも適用することができます。

正しい利用方法としては1日1回夜にシワや小ジワに塗るようにしましょう。

ただし、レチノイド皮膚炎というトレチノインを塗った後に皮膚にかゆみが生じる副作用が高頻度でみられるので医師や薬剤師に相談してから使用を決めましょう。

また、紫外線をできるだけ避けて、トレチノインクリームは冷蔵庫で保存するようにしましょう。

ハイチオール

ハイチオールはL-システインを主成分とする医薬品です。

L-エルシステインの効果は、ターンオーバーの正常化や肌の機能の回復を促します。

また、体の代謝、抗酸化作用もあるので肌トラブルの改善にも役に立ちます。

用法としては一日に2~3回服用するようにしましょう。

副作用として、悪心や下痢などの症状が出る場合があるので注意しましょう。

ニキビ跡の薬を使用するときの注意点

ニキビ跡の種類や薬について理解できたでしょうか?

実際にニキビの薬を使用するときの注意点を知らないと誤った使い方で思わぬ副作用を引き起こしたり、効果が薄れてしまうことがあるので注意する必要があります。

次から、ニキビ跡の薬を使用するときの注意点を説明していきます。

用法と用量を守る

薬の飲み合わせや塗り合わせ、施術の時の守らなければならない期間を知っておきましょう。

薬によって一日に使用する頻度や使用方法も異なります。

それを確認したうえでに薬を効果的に使用しましょう。

また、薬には副作用があります。

処方時や、パッケージに添付されている説明書をよく読み、用法用量に対してきちんと理解をしたうえで使用するようにしましょう。

薬の種類を理解する

ニキビ跡を適切に治すためにも、薬の種類を理解することが大切です。

薬には医療用医薬品、要指導医薬品、一般医薬品があります。

医薬品の種類 概要
医療用医薬品 医療用医薬品とは医師の許可が必要で薬剤師が処方している医薬品になります。
病院や診療所で処方されることが多いです。
要指導医薬品 一般用医薬品との性質が違うので店舗の薬剤師の指導を受けて購入する医薬品になります。
一般医薬品 第1~第3類まで3種類に分けられています。

また、医療部外品もあるのでどの場面で自分が何を使うのが良いのか薬の種類を理解したうえで購入するようにしましょう。

アレルギーや疾患がないかを確認

疾患やアレルギーなどを持っている人は薬によっては症状が悪化する可能性があります。

アレルギーや疾患は個人差があるので、必ず薬剤師か医師の方に自分が適している薬を提示してもらうようにしましょう。

そして、自身がもつアレルギーや持病と、薬との相性を理解したうえで使用するようにしましょう。

ニキビ跡を作らないための習慣

ニキビ跡を作らないために、普段から規則正しい生活習慣を心がけましょう。

生活習慣の乱れをまずは改善して、正常なターンオーバーの促進メラニンが促されるような肌環境を整えていきましょう。

日々の積み重ねが、ニキビ跡が残らないための一番の近道といえます。

次から、ニキビ跡を作らないための特に大切な習慣について説明していきます。

食生活に気を付ける

ニキビ跡の改善のためにはビタミンBビタミンCをとることを心がけましょう。

植物性の食品にはビタミンBが多く含まれています。

ビタミンBは豚肉や、レバー、ブリやタラに多く含まれているのでこれらの食材をとることを意識しましょう。

ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれています。

特にピーマンやキウイ、イチゴなどの果物に多くビタミンCが含まれているので、積極的にとるように意識するとよいでしょう。

これらのものをとることを意識してニキビ跡を作らないようにしましょう。

睡眠を十分にとる

ニキビ跡を早く治すためにも、睡眠は時間を意識しましょう。

まず質の部分では寝る前にスマートフォンを使わないこと、リラックスできる空間を作ることで眠りを深くする工夫をしましょう。

肌の修復機能を促す適切な睡眠時間としては、7時間きちんと熟睡することが望ましいです。

寝不足を続けてしまうと生活習慣病や循環器疾患になる場合もあるので注意しましょう。

また、寝すぎることで頭痛や疲労が残ることもあるので適切な睡眠時間を摂るようにしましょう。

有酸素運動を取り入れる

運動を取り入れることで代謝がよくなり、ニキビ跡を薄めることが期待できます。

また代謝が上がることで血行が促進され、肌の新陳代謝が活性化されたり、肌のターンオーバーを正常に戻すことができます。

無酸素運動などの激しい運動は活性酸素が過剰に分泌されるのでかえって炎症を悪化させてしまいます。

肌に負荷をかけず、無理のないペースで運動をすることが大切です。


肌を美しく保つための生活習慣に関することは、以下の記事をチェックしてみてくださいね。

「美肌のための生活習慣」今すぐ実践できる6つの秘訣をチェック!

ニキビ跡についてのお悩みは皮膚科がおすすめ

ニキビ跡について悩んでいる人は皮膚科に相談するのがおすすめです。

東京美肌堂では、

  • LINEで完結する「オンライン診察」
  • 土日祝も夜10時まで受診可能
  • 当日予約もできるから気になったときにすぐ診察
  • あなたに合った医療用医薬品・内服薬・外服薬・漢方薬がわかる
  • 初診料・再診料・処方箋料・相談料が0円

といった、忙しい方でも美容皮膚科を受診できるオンライン診療サービスを提供しています。

ご予約は下記ボタンから受け付けていますので、気になった方はチェックしてみてくださいね!

東京美肌堂の診察予約はこちらから

初めてご利用の方全員に!

『3000円OFFクーポン』は処方されたどのお薬にもご利用いただけます。

ぜひこの機会にお得にお試しください!

この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

住所:〒71-0014 東京都豊島区池袋2-1-1 千野ビル4F

TEL:03-6903-1020

HP:https://aiclinic8128.com/