痛いニキビには要注意!原因と対処法を徹底解説

「痛いニキビが何をやっても治らない」

こんな悩みを抱えていませんか?痛いニキビは正しく対処すれば治ります。逆に放っておいたり、自分で潰したりすると、悪化して取り返しがつかなくなることも…。

今回は、なぜ痛いニキビができてしまうのか、どうすれば痛いニキビが治るのかを徹底解説していきます。

この記事を最後まで読み終わったあなたはきっと、なぜ自分にニキビができてしまったのか理解でき、痛いニキビを治すための行動をすぐに取れるようになります!

この記事の監修医

東京イセアクリニック

大山 希里子先生

美容皮膚科(役職:美容皮膚科診療部長)

患者様に愛されるクリニックを目指して

患者様に愛されるクリニックを目指して、マニュアルではない、ひとりひとりの患者様に合った最適な治療法とサービスを提供しております。

住所:東京都渋谷区千駄ケ谷5丁目27−3 やまとビル 5階

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痛いニキビは2種類

ニキビには、症状の進行度により白ニキビ・黒ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビの4種類に分類されます。

その中でも痛みを伴うニキビは2種類あり、赤ニキビと黄ニキビだと言われています。

痛みを伴う2種類のニキビは、痛みを伴わないニキビに比べ、炎症がひどくアクネ菌が大量に繁殖してしまっている状態と言えます。

では、痛みを伴いやすい赤ニキビ・黄ニキビについて一つずつ見ていきます。

赤ニキビ

赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビが悪化し炎症が起きてしまっている状態です。

アクネ菌が毛穴に詰まった皮脂を栄養として大量繁殖している事により、この炎症は起きます。

赤く変色するのは、肌が炎症により腫れ上がっているためです。

赤ニキビの治し方と予防方法を解説!ニキビ跡を作らないで治す

黄ニキビ

黄ニキビは、赤ニキビがさらに悪化し化膿してしまっている状態です。黄色く見えるのは、毛穴部分に膿が溜まってしまっているためです。

ニキビ菌と呼ばれるアクネ菌の他に、黄色ブドウ球菌も増殖しています。そのため治療には、抗生物質等、細菌の繁殖を抑える薬が用いられます。

抗生物質は、例外を除き市販ではほとんど販売されていません。そのため、黄ニキビを確実に治すには皮膚科に通う必要があります。

黄ニキビを早く治すためには潰していい?膿がパンパンに溜まったニキビの治し方

痛いニキビができやすい3つの場所

乾燥、皮脂の量、マスクなど様々な要因から、痛いニキビができやすい場所があります。

ここではその3箇所でなぜニキビができやすいのかを解説し、対策方法まで見ていきたいと思います。

①頬

頬は、ホルモン分泌が盛んになり、皮脂の分泌が増加するためニキビができやすくなってしまいます。なので、思春期や生理前は特に洗顔を丁寧に行い肌をより清潔に保つ工夫が必要です。

ホルモンバランス以外の原因で、頬に痛いニキビができてしまう場合は、肌の乾燥等が原因として考えられます。マスク着用などにより肌が乾燥しているのかもしれません。

後ほど、洗顔・保湿の際のポイントを解説するので参考にしていただければと思います。


頬にニキビができている方は、以下の記事でも原因や治し方を解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

【頬ニキビの原因と治し方】繰り返す悩みを徹底解決!正しいケアと予防策

②鼻

鼻はTゾーンと呼ばれ皮脂腺が発達していて毛穴が多いため、肌トラブルが発生しやすい部位です。Tゾーンのニキビは特に、思春期の方にできやすく、痛いニキビも例外ではありません。

頬と同じように、洗顔を丁寧に行う必要があります。

また刺激を受ける頻度が多いことも、鼻にニキビができやすい要因の一つと言えます。特に花粉症等で鼻をかむ頻度が多い人は、なるべく鼻に刺激を与えないように、清潔な手で鼻に触れるようにするなどの心がけが必要でしょう。

大山先生
大山先生

低刺激でテクスチャーも洗い流しやすい洗顔料を選びましょう。
擦り過ぎも乾燥の原因になります。ジェルタイプがおすすめです。


鼻にニキビができている方は、以下の記事でも原因や治し方を解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

「鼻の下のニキビ」の原因を知って正しい対処・悪化防止ケアをしよう!

③フェイスライン(顎)

フェイスラインはUゾーンと呼ばれ、治りづらく繰り返しやすい大人ニキビができやすい場所です。

大人ニキビは、思春期ニキビとは違い、様々な原因からできることが多いので対処しづらいのが特徴とされています。

フェイスラインニキビの原因のほとんどは以下に該当すると言われています。

  • ホルモンバランスの乱れ
  • ストレス
  • ビタミン不足
  • 乾燥
  • 紫外線
  • 外部からの刺激

フェイスライン(首)にニキビができている方は、以下の記事でも原因や治し方を解説しているのでぜひチェックしてみてくださいね。

首にできるシミの種類とは?原因と除去方法を徹底解説!

痛いニキビを治す具体的な3つの方法

冒頭でお伝えした通り、痛いニキビは肌に重度の炎症がおきてしまっている状態なので、正しい対処で慎重に治療していく必要があります。場合によっては皮膚科に行き医師の診断を受ける必要もあるでしょう。

ここでは、痛いニキビを治すために取るべき具体的な3つの方法をご紹介していきます。

①皮膚科での治療

「自分のニキビは皮膚科で治療すべきなの?」「ニキビごときで皮膚科に行ってもいいのか」こんな悩みを抱えていませんか

結論、痛みを伴うニキビに悩んでいるあなたは、間違いなく皮膚科に行くべきです。

ニキビが繰り返してしまう方、痛みが酷い方はなおさらです。

皮膚科に行く最も大きなメリットは、医師に適切な医薬品を処方してもらえる点です。

医薬品は、厚生労働省が有効性を認めた薬なので効果が期待できるのに加え、医師があなたにあった医薬品を処方してくれます。

次に、皮膚科で処方される医薬品で痛いニキビに効果的と言われているものを紹介していきます。

皮膚科でもらえる塗り薬

①クリンダマイシン

「クリンダマイシン」は、痛いニキビの原因となるニキビ菌(アクネ菌・黄色ブドウ球菌)の繁殖を抑える抗生物質で、菌が繁殖した痛いニキビに効果が期待できる薬です。

②ナジフロキサシン

「ナジフロキサシン」もクリンダマイシン同様、痛いニキビの原因となるニキビ菌を抗菌し、痛いニキビを根本から治すことのできる抗生物質です。

皮膚科でもらえる内服薬

①ビブラマイシン

「ビブラマイシン」は、赤いニキビ・黄ニキビに効果があると言われています。

痛いニキビの原因である、アクネ菌のタンパク質合成を阻害することで、効率的にアクネ菌を減らしていきます。

抗生物質であるため、腹痛や下痢、吐き気などの副作用の恐れがあるため、医師と相談しながら服用していく必要があります。

②ミノサイクリン

「ミノサイクリン」も、ビブラマイシンと同じく、細菌のタンパク質合成を阻害することで菌の増殖を抑える薬です。

ミノサイクリンもビブラマイシン同様副作用の恐れがある点に注意が必要です。

大山先生
大山先生

他にも、過酸化ベンゾイルやアダパレンというニキビ治療の塗り薬もあります。
抗生剤も他にも種類があるので赤黄ニキビが多い方も、白黒ニキビの方も皮膚科に行きましょう。


上記でも説明した通り、痛みを伴うニキビに悩んでいる方は一度皮膚科で相談してみましょう。

東京美肌堂はオンラインで専門の医師に診察をしてもらえる「オンライン診療サービス」を行っています。

忙しくて時間のない方でも気軽に相談できるので、ぜひ予約してみてくださいね。

受付:9:00〜22:00(土日祝も休まず診察)

※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。

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②適切なスキンケアを行う

肌はとても繊細なもので、少しでも間違ったスキンケアを行うと荒れてしまいます。痛いニキビができてしまっている場合はなおさら慎重にケアを行う必要があります。

正しいスキンケア方法について、洗顔と保湿に分けて解説していきます。

洗顔

ハンドソープで手を清潔な状態にする

痛いニキビができてしまっている方は、肌に触れるものはすべて清潔なものにするという意識が必要です。洗顔前に手を洗いましょう。

大山先生
大山先生

指先・爪の間も忘れずに洗いましょう。

ぬるま湯ですすぐ

洗顔料で顔を洗う前に、皮脂やホコリをぬるま湯で落としましょう。この際の注意点としては、絶対にゴシゴシ洗わないという点です。

洗顔ネットで泡立てる

洗顔ネットでしっかり泡立てることで、きめ細かい泡ができ汚れが落ちやすくなると共に、肌と洗顔料の摩擦をへらすことができます。

意外と見落とされがちですが、とても大切なことなので、洗顔ネットを使ったことがない方は、購入して試してみましょう。

④泡を乗せていくようなイメージで洗う

泡を顔に乗せて、なじませていくようなイメージで洗いましょう。汚れが本当に落ちているか不安になるかと思いますが、洗顔ネットできちんと泡が作れていれば問題ありません。ぜひ実践してみてください。

洗顔料が落ちきるまでしっかりめにすすぐ

洗顔料の成分が残っていると肌にダメージを与えてしまうので、洗顔料が落ちきるまで優しく洗い流しましょう。

清潔なタオルで水分を取る

未使用のタオルで、顔の水分を取りきりましょう。繰り返しになりますがゴシゴシしたり、肌へ刺激を与えるような拭き方は絶対にNGです。

ニキビと洗顔、おすすめの洗顔料については以下の記事で紹介しているので、是非チェックしてみてくださいね。

【思春期やメンズの方も】1日でも早く治すニキビ洗顔とは?

③紫外線対策

紫外線対策をきちんと行うことも、痛いニキビを治すのに有効です。

肌は紫外線を浴びると、バリア機能が低下します。バリア機能が低下した肌は、皮脂の過剰分泌、毛穴のつまりをひきおこしてしまいます。

今回はニキビ肌用の紫外線対策用品を紹介していきます。

塗る日焼け止め

既に痛いニキビができてしまっている方が、塗る日焼け止めを選ぶ際のポイントは3つあります。

  • ノンコメドジェニックテスト済みかどうか
  • ニキビ予防などへの有効成分が入っているか
  • SPF30以下かどうか

SPFは数値が高いほど、紫外線を防ぐ効果が高いです。一方この数値が高ければ高いほど、肌への負担も強くなると言われています。既に痛いニキビに悩まれている方は、紫外線対策よりも、まずは肌への負担をなるべく減らすことが大切になってくるので、SPFは20~30のものを選ぶと良いでしょう。

以上の3つの条件を満たしている日焼け止めをいくつか紹介していきます。

日焼け止め選びに迷っている方は是非上の2つから検討してみてくださいね。

飲む日焼け止め

肌に負担をかけず、紫外線対策ができるという点で「飲む日焼け止め」は痛いニキビに悩んでいる方におすすめの紫外線対策です。

飲む日焼け止めには、主に「フェーンブロック」・「ニュートロックスサン」などの有効成分が含まれています。この2つは、肌が紫外線を浴びることによって発生する活性酸素を破壊し、肌トラブルを予防してくれます。

ドラックストアで販売されている代表的な飲む日焼け止めをご紹介します。

帽子・日傘

飲む日焼け止めと同じく、肌に負担を与えずに紫外線対策を行えるためとても有効です。

最近は、晴雨兼用の日傘だったり、デザイン性の高いUVカット帽子なども出てきているので、以前より身に着けやすくなっています。

最も手軽に始める事ができる紫外線対策なので是非実践してみてくださいね。


紫外線対策の方法や日焼けをした後のケアについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。

日焼けを治す「アフターケア」を解説!72時間以内に行う黒くならない方法

痛いニキビに繋がる4つのNGポイント

①ニキビを潰す・触る

痛いニキビを潰したくなる人は多いでしょうが、絶対につぶしてはいけません。触るのも、肌に刺激を与えてしまうためNGです。

潰してはいけない理由は、以下の通りです。

  • ニキビ菌が周りに広がり、新しいニキビができやすくなる
  • クレーターのような治りにくいニキビ跡ができる
  • 治りが遅くなる
大山先生
大山先生

指先の雑菌も入りやすいので、指で潰してはいけません。

黄ニキビを潰してしまった場合の応急措置等は以下の記事に詳しく書いてあるので、是非チェックしてみてくださいね。

黄ニキビを早く治すためには潰していい?膿がパンパンに溜まったニキビの治し方

②寝具が不衛生

寝具をこまめに取り替えないと、寝具の衛生状態が悪化しニキビの悪化に繋がるので注意が必要です。

寝具には、大量の汗や、皮脂、ダニやフケなど見えない汚れの宝庫と言えます。痛いニキビに悩んでいるなら、最低2~3日に1度は枕カバーを交換するようにしましょう。

枕にタオルを敷いて、毎日交換するのも手間がかからずおすすめです。

③体を冷やす

体が冷えると、血液の循環が悪くなり、お肌の老廃物が排泄しづらくなったり、接種した栄養素が適切に肌に届かない等の問題が生じる可能性があります。

冷え性の人はニキビができやすいとも言われているため、体を冷やさないように習慣づけると良いでしょう。

シャワーだけで済まさず入浴する。足先指先を冷やさないように心がける等の対策がおすすめです。

④サウナ・激しい運動

サウナは肌に良いという意見もありますが、痛いニキビができてしまっている場合は避けるべきでしょう。

サウナを避けるべき理由は肌へのダメージが大きいからです。

顔から大量に汗をかくため、肌の水分が失われ肌が乾燥してしまいます。また、ただでさえ炎症を起こしているニキビ肌が乾燥しきった状態になり、乾燥した状態で高温のサウナに入ることになるため、肌へのダメージは計り知れません。

それでもサウナに行く場合は以下の対策を行ってから行くようにしましょう。

  • 水分補給を怠らない
  • サウナに入る前に肌を清潔な状態にする
  • サウナから出たあとは、ぬるま湯で汗をしっかり落としきり丁寧に保湿をする。

痛いニキビを治療するなら「東京美肌堂」

以上のように、痛いニキビは原因を理解し対策を取ることができれば改善することができます。

市販の薬ややってはいけない生活習慣等ご紹介してきましたが、炎症を起こしてしまっている痛いニキビの治療で早くて確実な方法は、皮膚科に行き医師の診断を受けることです。

専門の医師なら、あなたの肌状態に合わせて、効果的な医薬品を処方してくれますよ。

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