「そばかす」とは何?なぜできるんだろう…
茶色いポツポツを消すにはどうすれば…?
頬のあたりにポツポツと斑点状にできたシミは、そばかすかもしれません。
顔の中心あたりに現れるそばかすは、気になる方も多いですよね。
今回は、そばかすの正体やできてしまう理由、消したいときの対処法をお伝えします。
紫外線のダメージなどで悪化してしまう可能性もあるため、対策方法も一緒に見ていきましょう。
この記事でわかること
- そばかすとはメラニン色素の過剰生成で出現する「シミの一種」
- 遺伝的な要因または外部からの刺激で発生しやすくなる
- そばかすを消すには紫外線対策や治療薬でのケアが効果的
目次
そばかすとは
そばかすとは、肌に現れる小さな茶色い斑点で、シミの一種に分類されます。
どのような見た目の特徴があるか確認してみましょう。
いくつか当てはまったら「そばかす」かも
茶色く色素沈着したシミの一種
そばかすは、肌表面にメラニン色素が沈着することで発生するシミです。
メラニンとは肌の深層でつくられる茶色い色素のことで、蓄積されると、徐々に肌表面に現れます。
そばかすは、薄い茶色や黒っぽい色で現れることが多いです。
徐々に色が薄くなったり、何らかの刺激で濃くなってしまうこともあります。
大きさは約1~4mm
そばかすの大きさは一般的に、直径約1~4mmほどです。
そばかすは小さな斑点が一部の部位に集まって現れやすい傾向にあります。
そのため、一つひとつのシミは小さくても、人によっては目立って見えてしまう場合があります。
頬や鼻あたりに斑点状に現れる
そばかすは、頬や鼻付近に斑点状に現れやすいシミです。
頬や鼻を直線状にまたぐよう現れることもあれば、手・腕・肩・背中に現れることもあります。
そばかすは、紫外線や摩擦のダメージによっても発生しやすくなるため、紫外線に当たりやすい部位や摩擦を受けやすい肌部分に現れやすい傾向にあります。
そばかすができる原因
そばかすができる原因は、内部要因と外部要因の大きく2つがあります。
どちらも、シミのもととなる茶色いメラニン色素が多く生成されることで発生します。
遺伝的な要因でメラニンが増える
そばかすができる原因の一つには、遺伝的な要因が挙げられます。
親や祖父母にそばかすが多く見られる場合は、その傾向が子にも受け継がれやすくなります。
そのため、もともとの肌質で、メラニン色素が生成されやすい人は、日頃から肌をケアしていても、そばかすができてしまう場合があります。
外的刺激によりメラニン生成が促進される
そばかすの原因の一つには、外部からの刺激が挙げられます。
肌は外部からの刺激を受けると、肌細胞を守ろうとしてメラニン色素をつくる細胞が活発化されます。
そばかすの要因となる刺激には、以下のようなものがあります。
- 紫外線
- 摩擦
- 圧迫
例えば、紫外線などを多く浴びてしまうとメラニンの生成が誘発されます。
また、既にそばかすがある状態で外部の刺激を受けてしまうと、そばかすが悪化して濃くなる可能性があるので注意が必要です。
そばかすができやすい人
そばかすは、もともとの肌質と生活習慣によって、できやすさが左右されます。
具体的にどのような人に、そばかすが現れやすいかをチェックしていきましょう。
人はもともと「ユーメラニン」と「フェオメラニン」という2種類の色素を持っています。
2つの色素の割合で肌の色が異なっており、遺伝的に「フェオメラニン」の割合を多く保有している人は、そばかすができやすい傾向にあると言われています。
そのため「フェオメラニン」の割合を多く持つ、色白の人はそばかすができやすいのです。
また、肌が色白な人ほど、皮膚の透明感が高く、メラニンがより鮮明に浮き彫りになるため、そばかすが目立ちやすい傾向にあります。
人が持つ「ユーメラニン」と「フェオメラニン」という2種類の色素は、肌の色以外にも髪の色にも関係しています。
「フェオメラニン」の割合を多く持つ人は、髪の色は黄色や薄茶色などである傾向にあります。
そのため、生まれつき髪色が明るい人は、そばかすができやすいと言われています。
上記で紹介した肌色や髪色の明るさは、遺伝による影響が大きいです。
そのため、親や祖父母にそばかすがあった場合は、その子どももそばかすができやすい傾向にあります。
また、そばかすは、幼少期から思春期にかけて発生しやすく、自然に消えていくこともあるため、自分がそばかすができやすい肌質か気になる方は、幼少期にそばかすがあったか両親に聞いてみるといいかもしれません。
そばかすはメラニン色素が肌表面に現れることで発生します。
紫外線によるダメージは、そばかすのシミのもととなるメラニン色素の生成を促すためです。
特に、春や夏の季節や日差しが強いため、春・夏の紫外線でそばかすが濃くなることもあります。
ホルモンバランスが乱れることでも、シミのもととなるメラニンが生成されて、そばかすができやすくなります。
特に、女性の場合は、生理周期・妊娠期間中・経口避妊薬の使用中に、ホルモンバランスの乱れからくる不調を感じる方は注意が必要です。
そばかすを消す方法
そばかすは自然に消えていく場合もありますが、何らかの要因で濃くなってしまう可能性もあります。
そばかすを悪化させないためには「メラニンの生成を防ぐ」「メラニンの排出を促す」という2つの対策が大切です。
具体的には、以下のような方法で対策をしましょう。
「肌のメラニンの生成を防ぐ」ためには、美白化粧品でのスキンケアが効果的です。
メラニンの生成を防ぐ効果を期待できる有効成分として、ビタミンC誘導体やアルブチン、トラネキサム酸などが含まれている化粧品を選びましょう。
また、毎日のスキンケアは、メラニンの排出を促す肌のターンオーバーの働きを正常化させます。
▼ まずは市販の美白化粧水を使い方へ
【医師監修】シミ対策におすすめ美白化粧水16選!選び方のコツとケア方法▼ 本格的に対策したい方には「ゼオスキン」がおすすめ
「ゼオスキン」の効果や肌悩み別の使い方を解説!セット毎の値段もチェック「メラニンの生成を防ぐ」ために、紫外線ダメージから肌を守りましょう。
特に、そばかすができやすいと言われている頬・鼻周りは、日中紫外線が当たりやすい部位の一つのため、日焼け止めを塗り忘れないようにしましょう。
紫外線対策の基本は、日焼け止めの使用ですが、長時間の外出や日差しの強い季節は日傘などを併用するのがおすすめです。
「メラニンの排出を促す」ためには、外用薬で直接アプローチするのが一つの手です。
メラニンの排出を促すターンオーバーを促すことで、そばかすの色素を薄くしていく効果を期待できます。
医療用医薬品|ビタミンC誘導体クリーム
そばかすの原因であるメラニン色素の生成を抑えるとともに、肌のターンオーバーを正常化させてメラニンの排出を促します。同時に、強い抗酸化力でお肌にハリをもたらします。
「メラニンの排出を促す」内服薬で身体の内側から肌状態を改善する治療法があります。
そばかすへの改善効果が認められている医療用医薬品を使用したい場合は、必ず医師からの処方が必要です。
市販薬|ホワイトCクリア
ビタミンCとL-システインがターンオーバーの正常化を導きます。そばかすが気になり始めた方におすすめです。
医療用医薬品|トラネキサム酸
シミなどに効果がある美白有効成分として厚生労働省から認められている内服薬。メラニン色素の生成を抑える効果が期待できます。さらに詳しくは以下の記事を参考にしてみてください。
トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?治療薬でなかなか改善が見られない場合や、少しでも早くそばかすを改善したい場合は、施術で「メラニンを排出する」方法があります。
そばかすを改善する代表的な施術には、レーザー治療/フォトフェイシャル(IPL)などがあります。
そばかすが気になる場合は皮膚科へ
遺伝的な要因でも発生するそばかすは、予防していても、できてしまうことがあります。
そばかすは、思春期を過ぎると自然に消えることもありますが、肌質や生活習慣によっては、濃くなってしまったり、個人によってはなかなか治らない場合もあります。
そばかすをきれいになくしたいと考える方は、医師に相談してみましょう。
まずは「自分の肌症状を気軽に相談してみたい」という方はオンライン診療の活用もおすすめです!
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都丸真依子 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。