埋没毛って何?なんでできてしまったの?
皮膚の中に埋もれているムダ毛があると、気になって取り出したくなりますよね。
しかし、埋没毛は無理に取り出してはいけません。
毛穴にダメージが加わり、かえって悪化の原因になってしまいます。
そこで今回は、埋没毛の原因と治し方、ムダ毛の適切な処理方法をご紹介します。
埋没毛をキレイに無くして、すべすべな肌を目指しましょう!
この記事でわかること
- 埋没毛とは皮膚の下に埋もれて成長したムダ毛のこと
- 自己処理などで肌にダメージが加わると埋没毛ができやすい
- 炎症・腫れ・しこりを伴う場合は皮膚科での治療が必要
目次
埋没毛(埋もれ毛)とは
埋没毛(埋もれ毛)とは、皮膚の下に埋もれて成長したムダ毛のことを指します。
皮膚表面からは、毛の一部が出て見える場合があります。
一方で、毛が皮膚の下に完全に埋もれている場合は、表面から見つけにくいこともあります。
埋没毛に正しく対処していくためにも、まずは埋没毛がある皮膚の状態を理解することが大切です。
ここでは、埋没毛の生え方や、できやすい場所について解説していきます。
皮膚の中に埋もれて成長した毛
通常、毛は、皮膚の外側に向かって直線的にのびています。
それに対し、埋没毛は、毛のどこかしらの一部が皮膚内部に埋もれてしまっている状態です。
毛先もしくは、毛の途中部分が皮膚内部に埋もれています。
埋没毛があると、毛穴は塞がった状態になります。
そのため、埋没毛を放置すると、古い角質も毛穴内に溜まりやすく、ニキビや炎症が発生しやすくなるので注意しましょう。
主に4つの生え方がある
生え方 | 皮膚の下で 渦を巻いている |
皮膚の下に 毛先のみ埋没 |
皮膚の下で 長く成長 |
皮膚の下に 毛先以外が埋没 |
---|---|---|---|---|
イメージ | ||||
特徴 | 皮膚の下で丸まっており、皮膚表面はわずかに盛り上がる | 毛先だけが皮膚の中に入り込んでいる | 毛先が外に出られず、黒くポツっと見えやすい | 毛先だけ皮膚上に出ており、皮膚が少し盛り上がる |
埋没毛は、主に4つの生え方で現れます。
毛の全体がすっぽりと皮膚内部に埋まったものや、途中まで直線的で毛先のみ皮膚表面に刺さったものなど、さまざまです。
どの生え方であっても、毛の一部もしくは全体が皮膚表面に埋まっているのが最大の特徴です。
皮膚表面に全体が埋まっていても、皮膚表面からは、黒くぶつぶつとした点があるように見えることがあります。
また、触った感じは、どの生え方の場合も、ブツブツもしくはざらざらとしています。
皮膚が柔らかい部位にできやすい
埋没毛は、皮膚が柔らかい部位にできやすいのが特徴です。
皮膚が柔らかい部位では、毛が皮膚の中に入り込みやすいと考えられるためです。
具体的には、脇・膝下などの部位に埋没毛は現れやすい傾向にあります。
埋没毛ができやすいと言われる部位
- 脇
- 膝下
- アンダーヘア(VIO)
- 眉毛
- 腕
- ひげ(男性の場合)
これらの部位は、一般的にムダ毛処理を行う人が比較的多いといえます。
ムダ毛処理によるダメージを受けた状態で、毛が頻繁に生え変わるため、埋没毛ができやすいと考えられます。
ただし、毛根がある部位であれば、どこでも埋没毛が発生する可能性があるため、注意しましょう。
埋没毛ができる原因
埋没毛は、角質層が厚くなることが原因で発生します。
角質層とは、肌の一番表皮側にある層のことを指します。
ここが厚くなると、毛穴の入り口の皮膚が硬くなり、毛が外に出られなくなってしまうためです。
そのほか、皮膚が乾燥したりダメージを受けると、埋没毛が発生してしまうことが多いです。
日常生活の中では、知らないうちに、皮膚にダメージを与えてしまう場面もあります。
以下では、皮膚にダメージを与えたり、角質を厚くしてしまう具体的な行為を紹介します。
誤ったムダ毛の自己処理
ムダ毛の自己処理を誤った方法で行っていると、埋没毛の発生を招きます。
誤ったムダ毛処理は、埋没毛の一番大きな要因と考えられています。
自己処理の際はカミソリなどで毛をそぎ落とす形で、無理に肌表面を整えるためです。
これにより、埋没毛が発生しやすくなる理由は、大きく3つあります。
- 傷ついた毛穴にカサブタができて角質層が厚くなる
- 肌の必要な角質層まで削り取ってしまい、肌のターンオーバーが鈍化する
- カットされた毛の先端の鋭さが失われて、毛が皮膚を突き抜けるよう真っすぐ生える力が弱まる
埋没毛は、角質層が厚くなり、毛が皮膚の外側に、生えないことで発生するためです。
また、肌のターンオーバー(新陳代謝)が鈍化すると、古い角質が毛穴に詰まり、角質層が厚くなります。
この他、自己処理の際に、刃で毛穴が傷つくと、傷口から細菌が侵入しやすくなるため、炎症を伴う埋没毛も発生しやすいので、注意しましょう。
肌のターンオーバーの乱れ
肌のターンオーバーが乱れると、角質層が厚くなることで、埋没毛が発生しやすくなります。
肌のターンオーバーでは、肌の表面が新しい肌細胞に生まれ変わるとともに、古い角質が排出されます。
古い角質が肌に溜まると、肌の角質層が厚くなり、毛がまっすぐ外側に生えきらない可能性が高まります。
誤った自己流のムダ毛処理のほかにも、肌が乾燥していたり、生活習慣が乱れていると、肌のターンオーバーは乱れやすくなります。
乾燥によるバリア機能の低下
乾燥によって、肌のバリア機能が低下すると、肌の角質層が分厚くなります。
肌のバリア機能とは、肌を乾燥や紫外線などのダメージから、守る機能のことです。
バリア機能が低下すると、水分を保持する力が弱まり、肌が乾燥します。
バリア機能が低下して、肌が乾燥すると、古い角質が排出されずに角質層が分厚く硬くなります。
怪我による傷
怪我による傷を修復するときに、毛穴が塞がることで埋没毛ができやすくなってしまいます。
傷ができた場合、その部分を守るために、カサブタができます。
そうすると、皮膚が固くなり、同時に角質も厚くなります。
角質が厚くなることによって毛穴が塞がり、埋没毛ができやすくなってしまうのです。
深い埋没毛の取り出し方と治し方
深く埋もれたタイプの埋没毛ができた時は、かなり気になりますよね。
ただし、根がしっかりとしている頑固で深い埋没毛は、特に無理に取り出さないようにしましょう。
このような埋没毛を無理に取り出すと、肌に大きな負担がかかります。
無理に取り出してしまうと、皮膚を傷つけてしまうため、埋没毛の状態がさらにひどくなってしまう可能性があります。
繰り返しの再発を防ぐためにも、皮膚を傷つけないことが重要です。
この章では、深い埋没毛ができた時に行ってはいけないことや治し方にを解説します。
無理やりほじくらない
無理に、埋没毛をほじくって取らないようにしましょう。
特に、ピンセットや針で取り出す方が多いですが、毛を引き抜くときに大きな負担がかかります。
皮膚組織が損傷してしまい、治りが遅くなったり、悪化につながる危険性があります。
また、ぐりぐりと毛の周りをいじってしまうと、その際に細菌が入り込み、炎症につながる可能性もあります。
炎症がなければ様子見をする
炎症が見られなければ、様子見をするのが一つの策です。
炎症がある場合は、炎症を鎮めることを優先して行うべきです。
ただし、炎症がない場合は、肌の回復機能(肌のターンオーバー)によって、自然に治るのをある程度待つことは問題ないでしょう。
肌のターンオーバーが正常に行われれば、古い角質が排出されるため、自然に埋没毛も改善される可能性があります。
この場合は、肌のターンオーバーを促進できるようなケアを行うのがおすすめです。
肌のターンオーバーを促進する方法をチェック!
肌のターンオーバーとは?促進する方法を知って周期を整えようムダ毛処理後に保湿する
ムダ毛処理後に、埋没毛が現れた場合は、保湿を徹底しましょう。
ムダ毛を処理した後は肌が傷つき、水分を保持するバリア機能が低下している状態のため、特に肌が乾燥しやすいです。
化粧水や乳液、クリームなどを使って保湿ケアを行いましょう。
お風呂上りの清潔な肌の状態で、保湿ケアを行うのが効果的です。
また、ムダ毛処理を行っていない場合でも、肌が乾燥して、角質層が厚くなった結果、埋没毛が現れている可能性も考えられます。
ムダ毛処理を行っていなくても、保湿ケアをすることは埋没毛を改善するために大切です。
スクラブやピーリングを行う
スクラブやピーリングを行い、肌のターンオーバーを促進させましょう。
埋没毛は、肌のターンオーバー正常に行われて、古い角質が排出されれば改善していきます。
スクラブやピーリングでは、肌表面のアカや角質を擦り落とす効果を期待できます。
これにより、肌の新陳代謝の機能が急かされることで、肌のターンオーバーを促進できます。
ただし、やりすぎると、角質層を削りすぎて、肌のバリア機能が弱まります。
また、新しい細胞の生まれ変わりを急かされることで、未熟な細胞が皮膚表面に現れやすくなります。
自身で行えるスクラブやピーリングアイテムも複数ありますが、不安な方は、美容皮膚科で施術を受けるのがおすすめです。
ピーリングについてさらに詳しくはこちら
【医師監修】ピーリングとは?ニキビへの効果や皮膚科で施術する際の注意点を紹介!埋没毛のリスクを下げる脱毛方法
埋没毛の発生のリスクを下げるには、脱毛方法を工夫しましょう。
埋没毛の多くは、カミソリのよるムダ毛処理をする際のダメージの影響と考えられます。
専門のクリニックや電動シェーバーで脱毛することで、カミソリを使わずにムダ毛を処理をしましょう。
カミソリで、毛穴を傷つけるリスクを減らせます。
手軽さや予算と相談して、以下の3つのいずれかの脱毛方法を選択するのがおすすめです。
電動シェーバーを使う
電動シェーバーを使用することで、カミソリよりもあまり力を入れずに、毛を処理しやすくなります。
これにより、肌表面を傷つけるリスクを低減できるため、埋没毛の発生も抑えやすくなるのです。
カミソリは直接刃が肌に当たりやすい構造になっています。
こまかい部分まで、きれいに処理しようとすると、角度を変えながら、何度も刃を肌に擦りつけてしまいますよね。
一方で、電動シェーバーの場合は、内臓された小さな刃がこまかく動くことで、刃で肌をゴシゴシと擦りにくくなります。
家庭用脱毛器を使う
カミソリの代わりに、家庭用脱毛器を使用することで、埋没毛の発生リスクを抑えられます。
家庭用脱毛器では、光や電流で毛根を破壊することで、毛を処理していきます。
刃を使わずに、ムダ毛を処理できることで、物理的に肌に傷をつけることを防げます。
脱毛サロンよりもなるべく費用を抑えつつ、安全にムダ毛処理をしたい方に、おすすめの選択肢です。
美容サロンやクリニックで医療脱毛する
美容サロンやクリニックでは、医療機器を使用した脱毛を行うことで、埋没毛の発生リスクを抑えることができます。
脱毛方法は、家庭用脱毛器と同様に、光や電流の力を利用した機器を導入しているサロンが多い傾向にあります。
家庭用脱毛器と比較すると、サロンでは高出力の機器を取り扱うことができるため、より本格的なムダ毛処理が可能です。
また、脱毛の施術は専任スタッフが行うため、自分では気づきにくい箇所の脱毛も漏れなく行えるメリットがあります。
特に医療脱毛の場合は、毛根の深い部分にも照射の熱が届きやすいため、新たな埋没毛の発生を予防することができます。
万が一、肌トラブルが発生した際のアフターケアについても、医師やスタッフにすぐ相談できるでしょう。
腫れ・炎症・しこりがある埋没毛は皮膚科で治療
腫れや炎症、しこりを伴う埋没毛は、皮膚科で治療を受けましょう。
これらは、埋没毛の症状が悪化した状態です。
腫れや炎症を伴う埋没毛を放置すると、他の肌トラブルを引き起こす可能性があります。
どのような症状がある場合に、すぐに皮膚科を受診する必要があるのか次から詳しく説明します。
腫れ・炎症のある埋没毛
腫れや炎症を伴う埋没毛ができた場合は、すぐに皮膚科を受診しましょう。
腫れや炎症は、毛穴に細菌が侵入・増殖することで引き起こされます。
症状として赤みだけでなく、痛みやかゆみを伴うことも多くあります。
そのような腫れや炎症を伴う埋没毛は、抗菌作用のある内服薬や外用薬での治療が必要となります。
適切な薬剤を選ぶためには、皮膚科医の診察を受けることが重要です。
腫れや炎症がある埋没毛が見られた際は、早めに皮膚科を受診するようにしましょう。
しこりのある埋没毛
しこりを伴う埋没毛ができた場合も、出来るだけ早く皮膚科を受診しましょう。
しこりは、埋没毛による炎症が悪化した結果生じたものです。
炎症が進行し、膿がたまった状態になっています。
埋没毛による炎症を放置すると、血液が固まりやすくなり、しこりができてしまいます。
見た目は、丸みを帯びた盛り上がりとして現れることが多いでしょう。
しこりを伴う埋没毛の治療には、切開手術によりしこりの中の膿を除去する必要があります。
適切な医療処置を受けるため、早めに皮膚科を受診することが重要です。
埋没毛と間違いやすい症状
埋没毛と見間違えやすい症状は、いくつか存在します。
埋没毛ができると、毛穴は、黒くぶつぶつとした見た目になります。
ただし、毛穴が黒くぶつぶつとした見た目になる肌トラブルは、他にもいくつか挙げられます。
症状が異なると、治療法も変わってきます。
そのため、症状を見誤ったまま治療を進めると、回復が遅れる恐れがあるので注意が必要です。
ここでは、埋没毛と見た目が似ているいくつかの肌トラブルを紹介します。
以下の3つの症状に当てはまる場合も皮膚科での治療をおすすめします。
埋没毛と見分けがつきにくい肌トラブルの一つが毛嚢炎です。
毛嚢炎は、毛穴の毛根部分に炎症が起こる病気で、赤いぽつぽつした発疹が特徴的な症状です。
埋没毛でも、細菌感染によって炎症が起これば同様の症状が現れる可能性があるため、見分けが難しいのです。
毛嚢炎には、原因となる細菌の種類によっていくつかの種類があり、表皮ブドウ球菌・マラセチア菌・緑膿菌などが代表的です。
そのため、適切な治療を行うには、抗菌薬の使用が必要不可欠です。
効果的な抗菌薬は、感染した細菌の種類によって異なります。
自身の症状に合った治療薬を選ぶためには、医師による正確な診断を受けることが重要です。
毛嚢炎の可能性があると感じた場合は、早めに皮膚科を受診しましょう。
さらに詳しい毛嚢炎の見分け方はこちら
毛穴の炎症の正体は「毛嚢炎」かも?赤いポツポツ毛穴の原因と治し方を解説!埋没毛と間違えやすい症状の一つに、ニキビが挙げられます。
特に、毛穴に詰まった皮脂が酸化して現れる「黒ニキビ」や炎症を伴う「赤ニキビ」は埋没毛の見た目と似ている場合があります。
埋没毛は、黒くぶつぶつとした見た目をしていることが多いですが、炎症を伴うと赤く腫れることがあります。
埋没毛とニキビを、見た目や感触で見分けることは難しいですが、ニキビは比較的皮脂量の多い部位にできることが多いです。
ニキビは皮膚疾患の一種のため、皮膚科または美容皮膚科で治療を受けることが可能です。
より効果的に、治療を進めたい方は、医療機関の受診をおすすめします。
埋没毛と見間違えやすい黒ニキビ・赤ニキビについて詳しくはこちら
「黒ニキビ」を撃退!原因と正しい対処法を解説 赤ニキビの治し方と予防方法を解説!ニキビ跡を作らないで治す埋没毛と間違えられがちな肌トラブルの一つが粉瘤です。
粉瘤は、皮膚がドーム状に盛り上がり、中央に小さな穴がある特徴的な症状を示します。
この皮膚の盛り上がりの中には、臭いのある白色の角質や皮脂が溜まっています。
粉瘤の治療には、外科的な切開法またはくりぬき法のいずれかを用いる必要があります。
自身の症状が粉瘤の可能性があると感じた場合は、一度皮膚科を受診して相談することをおすすめします。
粉瘤についてさらに詳しくはこちら
ニキビが臭いのは実は粉瘤?膿を潰した時の悪臭の原因や白い塊の治し方を紹介埋没毛に関するよくある質問
埋没毛の原因や治し方について解説してきました。
しかし、埋没毛と一言で言っても、さまざまな生え方や症状があるため、まだ疑問を持たれている方もいるかと思います。
そこで、最後に多くの方が疑問に思いやすい内容について「Q&A」の形式で、さらに詳しく紹介します。
Q.なぜくるくるの埋没毛ができるの?
埋没毛の生え方にはいくつかパターンがあります。
特に、皮膚内部で、くるくるとした形状で生える場合は、皮膚が硬くなり、毛穴から出られなくなった結果、毛先が尖り、皮膚表面で成長して長くなってしまうことが考えられます。
また、皮膚表面に出ている場合でも、くるくると撒かれた状態である場合は、ホルモンバランスの乱れによって、長くなっている可能性も考えられます。
Q.長い埋没毛は抜いてもいい?
長い埋没毛は、気になると思いますが、抜かないようにしましょう。
特に、長い場合の埋没毛を引っ張ると、皮膚が大きく引っ張られます。
その際の衝撃で、抜いた後は、毛穴が広がりやすくなります。
そこに、細菌が入り込みやすくなり、炎症を伴う埋没毛や他の肌トラブルに発達しやすいため、長い埋没毛を抜くのはやめましょう。
Q.深い埋没毛をピンセットや針で取り出してもいい?
ピンセットや針で、埋没毛を引き抜くのはNGです。
一点に集中的に力をかけて、毛を引き抜くことになり、肌が傷つきやすくなります。
肌が傷つくと、肌のターンオーバーが乱れて、かえって埋没毛の改善を妨げてしまうリスクがあるので、やめましょう。
金属類には、菌も繁殖しやすく、炎症にもつながりかねません。
Q.埋没毛の周辺が赤い時はどうしたらいい?
埋没毛がある部分が炎症していると、気づいたらすぐに皮膚科を受診して治療を進めましょう。
そのまま、放置するとクレーターやしこり、色素沈着が生じてしまうリスクも高まります。
しこりができた場合は、切開などの施術による治療が必要になってきます。
その他、毛嚢炎など、炎症を伴う他の肌トラブルが起こっている可能性もあります。
他の肌トラブルの場合も、同じく炎症を放置しても、自然に治るまでに時間がかかったり、自然には治らないケースがあります。
Q.埋没毛を放置したらどれくらいで治る?
埋没毛は、肌のターンオーバーが正常に行われることで、改善されることがあります。
通常、肌のターンオーバーは、20代の方で約28日の周期で行われると言われています。
そのため、約1ヶ月あたりで、自然に改善していくことがあります。
ただし、古い角質が多く溜まっている状態である可能性が高いため、2か月程かかることもあります。
個人によって、ターンオーバーの周期や肌の状態は異なるため、あくまで目安として捉えましょう。
埋没毛がなかなか治らない時は皮膚科を受診しましょう
何度も再発し、しつこくポツポツと目立つ頑固な埋没毛をなくすには、皮膚科や美容皮膚科を受診しましょう。
適切な治療を行うことで、埋没毛ができにくい肌質へと改善させることができます。
まずはクリニックで現在の肌状態を診てもらいましょう。
皮膚の専門医なら、あなた個人に合った埋没毛の治療法を提案してくれるはずです。
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