顔ダニがいない人はいない?症状の治し方やニキビとの見分け方を解説

顔全体がニキビで炎症して赤くなっている画像

顔ダニって何?顔にできた痒くて赤いブツブツは、本当にニキビ?

顔にできたブツブツは、ニキビではなく顔ダニの増殖による症状である可能性があります。

顔ダニと聞いて、布団や部屋に潜んでいる「ダニ」を想像する方も多いかもしれません。
実は、顔ダニは誰の肌にも存在する常在菌の仲間で、過剰に増えると、湿疹の原因となる可能性があります。

今回は、そんな顔ダニについて詳しく解説していくのでぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること

  • 顔ダニは誰の肌にも存在する常在菌の一種
  • 過剰に増殖すると、湿疹や肌荒れの原因になる
  • 顔ダニが原因の肌荒れは肌を清潔に保ち外用薬を用いて治療する

顔ダニとは?

顔ダニとは、正式名称を「デモデクス(Demodex)」という常在菌です。
「ニキビダニ」や「毛包虫」と呼ばれることもあります。

通常であれば、特に害を及ぼしません。
毛穴に生息し、皮脂を餌として繁殖するため、むしろ皮脂バランスを調節するのに役立っています。
しかし、増殖するとニキビ・毛包炎などの原因になると考えられています。

顔ダニの特徴を詳しく解説します。

顔ダニがいない人はいない

顔ダニは、誰の顔にでも存在する常在菌の一種で、顔ダニが存在しない人はいません。
普段は、毛穴のなかで皮脂を餌にして繁殖しています。
大きさは0.3ミリと肉眼で見ることは難しいため、直接確認することは難しいでしょう。

顔ダニを完全に駆除することはできません。

増殖すると肌トラブルの原因になる

顔ダニが増殖すると、ニキビや肌荒れの原因になる可能性が高まります。
通常は、特に害を及ぼさない顔ダニですが、餌である皮脂が過剰に分泌されると顔ダニが増殖します。
顔ダニが増殖すると、毛穴詰まりが起きて、ニキビの発生につながったり、他の肌荒れを引き起こすきっかけとなります。

顔ダニの症状

顔ダニが増殖すると、顔が赤く腫れたり痒くなる症状が現れる場合があります。
実際に、どのような症状が出る場合があるか詳しく解説していきます。

顔が火照ったように赤く腫れる

顔ダニの過剰な増殖によって、顔が火照ったように赤く腫れてしまう場合があります。
この症状は「酒さ」などと呼ばれることもあり、顔ダニによる皮膚炎の初期段階でよく見られます。

顔ダニが毛穴や皮脂腺に住み着くことで、皮膚の炎症反応が引き起こされると、毛細血管が開き(毛細血管拡張)が起こります。
これにより、顔が熱を帯びて赤くなってしまうのです。

顔にひりつきやかゆみを感じる

顔ダニの症状の一つで、顔にひりつきやかゆみを感じる場合があります。
顔ダニが増殖すると、皮膚が刺激されることで、炎症が起こり、ひりつきやかゆみが生じます。

顔に赤いブツブツができる

顔ダニの増殖でニキビに似た赤いブツブツができることがあります。
これは、顔ダニの増殖で、肌のバリア機能が低下して、毛穴詰まりや炎症が起きることで発生します。

顔ダニが原因で起こるニキビのような湿疹を「毛包虫性ざ瘡(もうほうちゅうせいざそう)」と言います。
見た目は、ニキビや吹き出物と似ていますが、別の症状です。
もし、ニキビ治療を行っても効果が見られない場合は、顔ダニやその他の原因による湿疹の可能性が高いです。

顔ダニとアクネ菌のニキビの見分け方

顔ダニが増殖してできた赤いブツブツは、ニキビと見分けることが難しいことが多いです。
その理由の一つに、それぞれ症状の見た目が似ていることが挙げられます。

また、ニキビと毛包虫性ざ瘡の違いは、原因菌ですが、原因菌は肉眼で確認できほど小さいため、見分けることが難しいのです。

大きさ
顔ダニ 長さ0.1~0.4mm
アクネ菌 長さ1~5μm
アクネ菌とはニキビの原因菌です。

不適切な治療を行うと症状が改善しない場合や、悪化する可能性があるため、症状は正しく見分けることが重要です。

以下では、見た目以外でニキビと顔ダニによる疾患を見分けるポイントを3つ紹介します。

顔にできものが集中しており痒みがある

症状が特定の部位に集中して現れている、また、痒み(かゆみ)を伴う場合は、顔ダニによる皮膚疾患である可能性が高いです。

顔ダニが原因の皮膚疾患は「毛包虫性ざ瘡」と呼ばれます。
毛包虫性ざ瘡には、かゆみが伴うことが多い傾向にあります。
ただし、ニキビの場合でも、炎症が進行するとかゆみを伴う場合があるため、注意しましょう。

痒くても掻き(かき)むしってはダメ

ニキビを掻きむしるのは、ニキビを悪化させてしまうNG行為の一つです。ニキビを掻くことで患部に菌がはいったり、肌が傷ついて完治が難しいニキビ跡になってしまう可能性が高まります。かゆみが強い場合は、患部を冷やす/保湿するなどの応急処置で、痒みを抑えましょう。

ニキビ治療薬で何カ月も改善しない場合は顔ダニを疑う

何ヶ月もニキビ治療を継続しても、症状が改善しない場合は、顔ダニによる皮膚疾患の可能性があります。
特に、皮膚科や美容皮膚科で処方を受けた医療用医薬品(処方薬)を使用しても、ニキビが改善しない場合は、他の皮膚疾患を疑いましょう。

ニキビ治療薬の例

アダパレン グリンダマイシン トレチノイン ビタミンB6
イメージ
効果 毛穴詰まり解消 殺菌作用
抗炎症作用
皮脂分泌の抑制 皮脂分泌の抑制
治療対象 白ニキビ
黄ニキビ
赤ニキビ
黄ニキビ
黄ニキビ 黄ニキビ

顔ダニによる皮膚疾患「毛包虫性ざ瘡」には、通常のニキビとは異なる治療薬が効果的です。

顔ダニは肉眼で見えない大きさなので顕微鏡検査が必要

自身の肌荒れが、顔ダニによるものかどうかを正しく診断するためには、皮膚科での顕微鏡検査が必要です。
顔ダニの大きさは、長さ0.1~0.4mm・幅0.05mm程度で、肉眼では見ることができません。

そのため、顕微鏡検査を通じてのみ確認可能です。
この検査は、皮膚科や美容皮膚科で受けることができます。

もし、肌荒れの原因が顔ダニである可能性がある場合は、自己判断せず検査を受けられるクリニックを受診しましょう

顔ダニが増殖する原因は「過剰な皮脂」

顔ダニが増殖してしまう原因は「皮脂の過剰分泌」です。
顔ダニは、皮脂を餌にして繁殖するため、皮脂が過剰に分泌されると、顔ダニも増殖してしまうのです。
以下では、皮脂の過剰分泌が起こる要因や、顔ダニの増殖を促す要因を紹介します。

化粧品の油分残り

イクが十分に落としきれていないと、化粧品の油分が毛穴に溜まり、皮脂が過剰に分泌されやすくなります。
化粧をした日は、必ずクレンジングを使ってメイクを落とすようにしましょう。

また、使っているクレンジングの洗浄力が弱いと、メイクが落とし切れないことがあります。
クレンジングに、コットンに乳液をつけて肌を拭き、色がつく場合はメイクが落ち切っていないサインです。

ファンデーションやコンシーラーなどを使用している方や、もともと皮脂が多い脂性肌の方は、洗浄力が比較的強いクレンジングの使用がおすすめです。

洗顔のし過ぎも皮脂分泌の原因に!

洗顔はやり過ぎると逆効果になる可能性があります。肌には皮膚を保護する役割を担う皮脂が存在しますが、過度の洗浄はこの皮脂を奪ってしまいます。すると、乾燥を防ぐために皮脂が過剰分泌されるようになるのです。

皮脂バランスを保つために推奨されるのは「1日2回までの洗顔」です。これ以上の洗顔は避け、洗顔後は化粧水や乳液で保湿を欠かさないようにしましょう。

糖質や脂質の多い食事

糖質や脂質の多い食事ばかり摂っていると、皮脂の過剰分泌を招きます。
余分に摂取して、体内で消化されきれなかった糖質は、脂質へと変化します。
この脂質が体内に蓄積すると、皮脂分泌が促進されるのです。

糖質や脂質は、1日の摂取目安量を守り、バランスの良い食事を心がけましょう。
また、脂質の代謝にはビタミンB群が必要ですが、脂質・糖質の分解時に消費されてしまいます。

1日の摂取目安量(成人)

女性 男性
糖質 約400g 約550g
脂質 約40g 約50g
体重や年齢によって目安量は増減する場合があります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れは、皮脂の過剰分泌する原因の一つです。
特に男性ホルモンの一種である「テストステロン」が増えると、皮脂の分泌量が増加してしまいます。
例えば、睡眠不足やストレスの蓄積などが続くと、体内で「テストステロン」の産生が活発になります。
その結果、皮脂の分泌量が増えてしまいます。

ステロイド薬の長期間の使用

ステロイド薬は、炎症を抑える効果から様々な皮膚疾患の治療に用いられています。
しかし、ステロイド薬の長期間の使用は顔ダニの過剰な繁殖を招く可能性があるため注意が必要です。

顔ダニが過剰に増えると、関連する症状が悪化するリスクも高まります。
市販薬で治療を進めたい場合は、念のためステロイド無配合のものを選ぶのがおすすめです。

顔ダニの増殖を防ぐ予防

顔ダニは、誰の顔にもいる常在菌の一種で、完全に駆除することは出来ません。
過剰に増殖しなければ、害はなく、皮脂バランスを調節する役割を担います。

そのため、顔ダニは、過剰に増殖させないことが肌荒れを防ぐために大切になります。
以下では、顔ダニの増殖を防ぐ「予防法」を紹介します。

適切な洗顔を行う

顔ダニの増殖を防ぐためには、適切な洗顔を行い肌を清潔に保つことが重要です。
以下の3つのポイントを守って洗顔を行いましょう。

水温は33℃〜35℃のぬるま湯を心がける

お湯が熱すぎると、肌に必要な皮脂まで洗い落としてしまい、乾燥による皮脂の過剰分泌を促してしまいます。
また、冷たすぎても毛穴が縮こまることで、毛穴の汚れを綺麗に落とすことが出来ません。
そのため、33℃〜35℃のぬるま湯で洗顔するのが適切です。

洗顔料はしっかりと泡立てる

洗顔料をしっかりと泡立てて、泡で顔を洗いましょう。
微細な気泡で肌を撫でることで、毛穴の奥の汚れや皮脂をしっかりと取り除きやすくなります。
まだ、手ではなく、泡を優しく押し当てるように洗顔することで、摩擦を軽減できます。

水分を拭き取るときは擦らない

洗顔後、水分を拭き取るときは擦らず、タオルを優しく押し当てましょう。
タオルを使用する場合は、できるだけ柔らかい綿素材のものを使うと摩擦を軽減できます。
繰り返し使用しているタオルは、洗濯していても雑菌が残っている可能性が高いです。
そのため、使い捨ての洗顔タオルを使用するのも一つの手です。

おすすめの洗顔タオル|Sokaiteki「フェイシャルタオル ロールタイプ」

ふんわりとした質感で肌にやさしい紙製のフェイシャルタオル。被験者20名を対象に肌への刺激に関するパッチテスト済みの商品です。タオルハンガーなどに吊り下げて、必要な分だけ切り取って使用できます。

顔のムダ毛を処理する

顔のムダ毛を処理することは、顔ダニの増殖を防ぐ一つの方法です。
顔ダニの餌となる皮脂や古い角質は、産毛の根本にも絡まり溜まりやすくなります。
そのため、顔のムダ毛処理を定期的に行うことで、肌に汚れが溜まりにくくなり、結果的に顔ダニも増殖しにくくなるのです。

顔のムダ毛処理を行う際は、肌を傷つけないように注意しましょう。
また、頻繁に剃ると、外部の刺激から肌を守るバリア機能の低下を招きます。
多くても、3週間~1ヶ月に1回の頻度で行うのがおすすめです。

汗をこまめに拭き取る

顔ダニの増殖を防ぐためには、汗をこまめに拭き取りましょう。
汗をかくと、皮脂分泌も盛んになり、毛穴に溜まりやすくなります。
これにより、毛穴に皮脂が詰まると、顔ダニの餌となってしまいます。

そのため、汗はこまめに拭き取って、肌を清潔に保ちましょう。
汗を拭き取る際は、強く擦ると肌への刺激になってしまうので注意しましょう。

規則正しい生活習慣を心がける

規則正しい生活を心がけることは、顔ダニの増殖を防ぐ予防の一つになります。
バランスの良い食事や、良質な睡眠をとることにより、ホルモンバランスが安定します。
ホルモンバランスが乱れると、皮脂の過剰分泌を招きます。
そのため、生活習慣を整えて皮脂の過剰分泌を防げれば、顔ダニの予防につながります。

さらに、規則正しい生活を送ることで、肌のターンオーバー(新陳代謝)が正常に機能することで、古い角質や皮脂の蓄積を防げるのです。

顔ダニによる症状の治し方

ここまで顔ダニによる症状の特徴や予防法を紹介してきました。
以下では、顔ダニによる症状の治し方を紹介します。
実際に、顔ダニによる症状が現れていると特定できた方は、以下を参考にしてみてください。

顔ダニによる症状の治療には、市販または処方された薬を用いるのが効果的です。
症状によっても、適切な治療薬が異なる場合があるため、医師や薬剤師に相談して治療を進めてください。

治療薬使用副作用が現れた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談しましょう。

皮膚科の塗り薬と飲み薬で治す

顔ダニの治療が必要な場合は、皮膚科での処方薬で治療を進めることができます。
治療には、皮膚の痒みや炎症を抑える作用を持つ薬や、原虫駆除の作用を持つ薬などが用いられます。

皮膚科では一般的に以下のような治療薬が処方されるケースがあります。
また、外用薬に加えて、内服薬を併せて治療を進める場合があります。

皮膚科で処方される顔ダニの治療薬の例

【外用薬】クロタミトン

クロタミトンは、皮膚の痒みを抑え、炎症を改善する効果が期待できる外用薬です。顔ダニの他にも、蕁麻疹や虫刺され、発疹などの治療にも使用されています。


【外用薬】イオウカンフルローション

イオウカンフルローションは、「イオウ」と「カンフル」という有効成分が配合されたローションタイプの外用薬です。

「イオウ」の角質を柔らかくする効果・毛穴に詰まった角質を取り除く効果で毛穴詰まりを解消して症状の改善を目指します。「カンフル」には、穏やかな消炎・鎮痛効果があるため、炎症を抑える効果も期待できます。


【内服薬】ミノマイシン

ミノマイシンは、抗菌作用を持つ内服薬です。テトラサイクリン系の抗生剤で、顔ダニによる症状でも炎症が出ている場合に処方されることがあるでしょう。他にもさまざまな細菌の殺菌・抗菌効果を持つため、炎症を伴うニキビ治療などに用いられることがあります。めまい・吐き気などの副作用が現れる場合があるので注意しましょう。

市販の塗り薬で治す

顔ダニが原因の症状は、市販の外用薬で治療できる場合があります。
市販薬には、顔ダニの治療に有効な飲み薬はありません。

痒みや腫れといった自身の症状に合わせて、効果のある市販薬を選びましょう。
自身に必要な薬の判別が難しい方は、薬剤師に相談してください。
また、市販薬での治療を続けても効果が現れない場合は、皮膚科を受診しましょう。

市販の顔ダニの治療薬の例

【外用薬】オイラックスソフト

オイラックスソフトは、痒みを抑えるクロタミトン・炎症を緩和するグリチルレチン酸・殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールが配合されている塗り薬です。


【外用薬】タイワクムメルシエキ

タイワクムメルシエキは、角質軟化効果のあるイオウと、消炎・鎮痛効果のあるカンフルが配合されたローションタイプの塗り薬です。お化粧をする前に使用する場合は、上澄液だけを塗って使用します。

顔ダニは「オロナイン軟膏」で駆除できる?

顔ダニは「オロナイン軟膏」では駆除することは出来ません。オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩という殺菌・消毒作用のある成分が配合されており、ニキビ症状には効果があるとされています。

しかし、クロルヘキシジングルコン酸塩には、痒みを抑える効果は期待できず、かえって刺激を与えてしまう可能性が高いので、使用しないようにしましょう。

オロナイン軟膏の効果・使い方についてはこちらの記事をチェックしてみてくださいね。

▼ あわせて読みたい「オロナイン軟膏」の記事 

ニキビに「オロナインH軟膏」は効果的?医薬品の正しい使い方を解説!

肌荒れの原因が顔ダニか知りたい場合は皮膚科へ

顔ダニによる「毛包虫性ざ瘡」は、皮膚科での処方薬で治療を進めることができます。
見た目が似ているニキビなどと、症状を見誤って治療を進めると、悪化を招いたり改善が遅くなります。
そのため、湿疹やかゆみなどの症状がある方は、一度皮膚科医に相談することがおすすめです。

すぐに皮膚科に直接通院しづらいという方は、オンライン診療サービスを活用して相談してみてくださいね。

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この記事の監修医

東京山手クリニック

都丸真依子 医師

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