顔ダニによる症状を改善!ニキビとの見分け方や対処法まで解説!

顔全体がニキビで炎症して赤くなっている画像

顔のブツブツ、ニキビの薬を使っても治らない、、、

どうすればいいの??

顔にできるブツブツといえばニキビを思い浮かべる方が多いですよね。
しかし、顔にできたブツブツは、ニキビではなく顔ダニの増殖による症状である可能性があります。

顔ダニと聞いて、布団や部屋に潜んでいる「ダニ」を想像する方も多いかもしれません。
実は、顔ダニは誰の肌にも存在する常在菌の仲間で、過剰に増えると、湿疹の原因となる可能性があります。

この記事では、顔ダニによる症状の見分け方や治し方について詳しく解説していくのでぜひ参考にしてくださいね!

この記事でわかること

  • 顔ダニは誰の肌にも存在する常在菌の一種
  • 過剰に増殖すると、湿疹や肌荒れの原因になる
  • 顔ダニが原因の肌荒れは肌を清潔に保ち外用薬を用いて治療する

顔ダニとは?

顔ダニとは、正式名称を「デモデクス(Demodex)」という常在菌です。
「ニキビダニ」や「毛包虫」と呼ばれることもあります。

通常であれば、特に害を及ぼしませんし、むしろ皮脂バランスを調節するのに役立っています。
しかし、極端に増殖すると、ニキビ・毛包炎などの原因になると考えられています。

顔ダニの症状診断シートはこちらをチェック!

誰の肌にも存在する常在菌

顔ダニは、誰の顔にでも存在する常在菌の一種で、顔ダニが存在しない人はいません。
健康な人の肌にも約200万匹存在するといわれています。

顔ダニは通常、毛穴のなかで皮脂を餌にして繁殖しています。
大きさは0.3ミリと肉眼で見ることはできず、直接確認することは難しいでしょう。

増殖すると肌トラブルの原因になる

顔ダニが増殖すると、ニキビや肌荒れの原因になる可能性が高まります。
通常は、特に害を及ぼさない顔ダニですが、餌である皮脂が過剰に分泌されると顔ダニが増殖します。
顔ダニが増殖すると、毛穴詰まりが起きて、ニキビの発生につながったり、他の肌荒れを引き起こすきっかけとなるのです。

【症状から診断】顔ダニとニキビの見分け方

顔ダニによる症状とニキビの見た目は似ています。
そのため、見た目で自分で顔ダニによる症状か判断するのは、難しいかもしれません。

以下のチェックシートで、自分が顔ダニによる症状に当てはまるかチェックしてみましょう。








あなたが選択したのは0個!

当てはまる項目が4つ以上あった方は、顔ダニによる症状の可能性があるため、注意が必要です。

顔ダニは肉眼で見えない大きさなので顕微鏡検査が必要

自身の肌荒れが、顔ダニによるものかどうかを正しく診断するためには、皮膚科での顕微鏡検査が必要です。
顔ダニの大きさが、長さ0.1~0.4mm・幅0.05mm程度で、肉眼では見ることができないためです。
この検査は、皮膚科や美容皮膚科で受けることができます。

もし、肌荒れの原因が顔ダニである可能性がある場合は、自己判断せず検査を受けられるクリニックを受診しましょう。

顔ダニが増殖する原因は「過剰な皮脂」

顔ダニが増殖してしまう原因は「皮脂の過剰分泌」です。
顔ダニは、皮脂を餌にして繁殖するため、皮脂が過剰に分泌されると、顔ダニも増殖してしまうのです。
以下では、皮脂の過剰分泌が起こる要因や、顔ダニの増殖を促す要因を紹介します。

化粧品の油分残り

イクが十分に落としきれていないと、化粧品の油分が毛穴に溜まり、皮脂が過剰に分泌されやすくなります。
皮脂の過剰分泌は顔ダニを活性化させてしまうため、化粧をした日は、必ずクレンジングを使ってメイクを落とすようにしましょう。

なお、クレンジング後に、コットンに乳液をつけて肌を拭き、色がつく場合はメイクが落ち切っていないサインです。

クレンジングにはさまざまな種類があるので、ファンデーションやコンシーラーなど使用しているアイテムや、ご自身の肌質に合わせたクレンジングを使用してくださいね。

肌には皮膚を保護する役割を担う皮脂が存在しますが、過度の洗浄はこの皮脂を奪ってしまいます。
すると、乾燥を防ぐために皮脂が過剰分泌されるようになるのです。
皮脂バランスを保つために推奨されるのは「1日2回までの洗顔」です。
これ以上の洗顔は避け、洗顔後は化粧水や乳液を使用して保湿しましょう。

▼正しいスキンケア方法について知りたい方はこちらも参考にしてください

【目指せ美肌!】正しいスキンケア方法で美肌を手に入れよう

糖質や脂質の多い食事

糖質や脂質の多い食事ばかり摂っていると、皮脂の過剰分泌を招きます。
余分に摂取して、体内で消化されきれなかった糖質は、脂質へと変化します。
この脂質が体内に蓄積すると、皮脂分泌が促進されるのです。

糖質や脂質は、1日の摂取目安量を守り、様々な栄養素を摂ることを意識しましょう。
また、脂質の代謝にはビタミンB群が必要ですが、脂質・糖質の分解時に消費されてしまいます。

1日の摂取目安量(成人)

女性 男性
糖質 約400g 約550g
脂質 約40g 約50g
体重や年齢によって目安量は増減する場合があります。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れは、皮脂の過剰分泌する原因の一つです。
特に男性ホルモンの一種である「テストステロン」が増えると、皮脂の分泌量が増加してしまいます。
睡眠不足やストレスの蓄積などが続くと、体内で「テストステロン」の産生が活発になってしまうのです。

ステロイド薬の長期使用

ステロイド薬は、炎症を抑える効果から様々な皮膚疾患の治療に用いられています。
しかし、ステロイド薬の長期間の使用は顔ダニの過剰な繁殖を招く可能性があるため注意が必要です。

顔ダニが過剰に増えると、関連する症状が悪化するリスクも高まります。
市販薬で治療を進めたい場合は、念のためステロイド無配合のものを選ぶのがおすすめです。

顔ダニによる症状の治し方

ここまで顔ダニによる症状の特徴や予防法を紹介してきました。
顔ダニは常在菌のため完全に排除することはできませんが、顔ダニの大量発生による症状を抑えることはできます。
実際に、顔ダニによる症状が現れていると特定できた方は、以下を参考にしてみてください。

顔ダニによる症状の治療には、市販または処方された薬を用いるのが効果的です。
症状によっても、適切な治療薬が異なる場合があるため、不安がある方は医師や薬剤師に相談して治療を進めてくださいね。

治療薬使用副作用が現れた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談しましょう。

塗り薬で治す

顔ダニの治療が必要な場合は、塗り薬で治療を進めることができます。
治療には、皮膚の痒みや炎症を抑える作用を持つ薬や、原虫駆除の作用を持つ薬などが用いられます。

皮膚科では一般的に以下のような治療薬が処方されるケースがあります。
また、外用薬に加えて、内服薬を併せて治療を進める場合があります。

皮膚科で処方される顔ダニの塗り薬の例

【外用薬】クロタミトン

クロタミトンは、皮膚の痒みを抑え、炎症を改善する効果が期待できる外用薬です。

顔ダニの他にも、蕁麻疹や虫刺され、発疹などの治療にも使用されています。


【外用薬】イオウカンフルローション

イオウカンフルローションは、「イオウ」と「カンフル」という有効成分が配合されたローションタイプの外用薬です。

「イオウ」の角質を柔らかくする効果・毛穴に詰まった角質を取り除く効果で毛穴詰まりを解消して症状の改善を目指します。

「カンフル」には、穏やかな消炎・鎮痛効果があるため、炎症を抑える効果も期待できます。


また、顔ダニが原因の症状は、市販の外用薬で治療できる場合があります。
※市販薬には、顔ダニの治療に有効な飲み薬はありません。

痒みや腫れといった自身の症状に合わせて、効果のある市販薬を選びましょう。
もし、市販薬での治療を続けても効果が現れない場合は、皮膚科を受診してくださいね。

オイラックスソフト

オイラックスソフトは、痒みを抑えるクロタミトン・炎症を緩和するグリチルレチン酸・殺菌作用のあるイソプロピルメチルフェノールが配合されている塗り薬です。

タイワクムメルシエキ

タイワクムメルシエキは、角質軟化効果のあるイオウと、消炎・鎮痛効果のあるカンフルが配合されたローションタイプの塗り薬です。
メイク前に使用する場合は、上澄液だけを塗って使用します。

顔ダニは「オロナイン軟膏」で駆除できる?

顔ダニは「オロナイン軟膏」では駆除することは出来ません。

オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩という殺菌・消毒作用のある成分が配合されており、ニキビ症状には効果があるとされています。

しかし、クロルヘキシジングルコン酸塩には、痒みを抑える効果は期待できず、かえって刺激を与えてしまう可能性が高いので、使用しないようにしましょう。

▼ あわせて読みたい「オロナイン軟膏」の記事 

ニキビに「オロナインH軟膏」は効果的?医薬品の正しい使い方を解説!

飲み薬で治す

顔ダニによる症状は、飲み薬で完全に治すことができませんが、緩和することができます。
飲み薬の抗炎症効果が顔ダニの中の細菌に効くことで顔ダニによる症状に効果があるのです。

皮膚科では一般的に以下のような治療薬が処方されるケースがあります。
また、内用薬に加えて、外服薬を併せて治療を進める場合があります。

皮膚科で処方される顔ダニの飲み薬の例

【内用薬】ミノマイシン

ミノサイクリンという内服薬のイラスト

ミノマイシンは、抗菌作用を持つ内服薬です。

テトラサイクリン系の抗生剤で、顔ダニによる症状でも炎症が出ている場合に処方されることがあるでしょう。

他にもさまざまな細菌の殺菌・抗菌効果を持つため、炎症を伴うニキビ治療などに用いられることがあります。

めまい・吐き気などの副作用が現れる場合があるので注意しましょう。


【内用薬】ビブラマイシン

ビブラマイシンという内服薬のイラスト

ビブラマイシンは、抗菌作用を持つ内服薬です。

ミノマイシンと同じく、テトラサイクリン系の抗生剤で、皮膚科の診療では炎症を伴うニキビ治療などに用いられるほか、全身の様々な細菌感染症に効果があるといわれています。

肝障害がある方・食道に通過障害がある方などは、慎重に投与する必要があります。

美容施術で治す

顔ダニによる症状は、美容施術で治すことができます。
顔ダニによる症状に効果を示すといわれている美容施術は、以下の2つです。

顔ダニによる症状に効果のある美容施術

IPL(光治療)

IPL(光治療)は、複数の波長の光を肌に照射し、メラニンやヘモグロビンが破壊されることによって、シミや肌のハリ・赤みを改善します。

IPLが顔ダニの治療に影響を与えるメカニズムは正確にはわかっていませんが、顔ダニがIPLによって発生する熱エネルギーに反応し、死滅に必要な温度まで上昇する可能性が示唆されています。


Vビーム

Vビームは、患部にレーザーを照射することで、赤ら顔やニキビ跡の赤みなどを改善する効果が期待できます。

赤ら顔に対しては、2~4週間の期間を空け、5~10回の施術をすることが推奨されています。
Vビームの施術後は、赤み、むくみ、内出血、水疱などが副作用として現れる可能性がありますが、一時的な症状で自然となくなります。

肌荒れの原因が顔ダニか知りたい場合は皮膚科へ

顔ダニによる「毛包虫性ざ瘡」により発症した症状は、塗り薬や飲み薬、美容施術で治療を進めることができます。
一方で、見た目が似ているニキビなどと、症状を見誤って治療を進めると、悪化を招いたり改善が遅くなります。
そのため、湿疹やかゆみなどの症状がある方は、一度皮膚科医に相談することがおすすめです。

すぐに皮膚科に直接通院しづらいという方は、オンライン診療サービスを活用してお気軽に相談してみてください!

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

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