肝斑ができる原因とは?効果的な治療法も合わせてご紹介

肝斑ができる原因は何…?

原因を知って正しい方法で肝斑を治したい!

肝斑は30〜50代の女性に多く見られるシミの一種で、両頬に左右対称に現れるのが特徴です。
一般的なシミとは原因や治療法が異なるため、自己判断でケアをしてしまうと、かえって悪化させてしまうこともあります。

この記事では、肝斑の主な原因と、それに合った正しい治療法をわかりやすく解説します。
原因を理解し、適切な治療を行って肝斑の改善を目指しましょう!

この記事でわかること

  • 肝斑の原因は明確にはわかっていない
  • 原因には、女性ホルモン・紫外線・摩擦が関係している可能性がある
  • 原因に合わせた正しい治療法を選ぶことが大切

肝斑の原因

肝斑とは、頬や顎、額や鼻の下にできる薄茶色や灰褐色のシミのことです。
左右対称に同じ形・大きさで現れるのが特徴です。

肝斑ができる原因は明確にはわかっていません。
しかし、以下の3つが肝斑の発生に関与している可能性があると考えられています。

▼青字をタップすると各章に遷移します。


また、いずれの原因にもメラニンという肌や毛髪、瞳の色を構成する黒色の色素が関係しています。
メラニンについて詳しく知りたい方は以下をご覧ください。

メラニンは肌や毛髪、瞳の色を構成する黒色の色素

メラニンは、肌や毛髪、瞳の色を構成する黒色の色素です。

メラニンの主な肌への働きとしては、紫外線から肌を守る防御機能の役割を果たします。
また、メラニンは毎日メラノサイトというメラニン生成細胞で生成され、その後体外へ排出されます。

しかし、紫外線を浴びすぎたり、肌のターンオーバーのサイクルが乱れたりすると生成と排出のバランスが崩れ、メラニンは肌の表皮に過剰に蓄積してしまいます。

この過剰に蓄積されたメラニンがシミや肝斑の原因になるといわれています。

女性ホルモンの乱れ

肝斑は、女性ホルモンの乱れにより発生する可能性があるといわれています。

女性ホルモンの乱れがシミの発生の原因になることを示したメカニズム画像

女性ホルモンのバランスが乱れることで、メラノサイトが活性化され、メラニンの生成が促進されます。
その結果、色素沈着が起こりやすくなり、肝斑の発生につながる可能性があります。

女性ホルモンは2種類に分けられる

女性ホルモンは2種類に分けることができます。

 

主な働き
エストロゲン 子宮内膜を厚くして、丸みのある女性らしい身体を作る
プロゲステロン 基礎体温を上げ、子宮内膜を柔らかく維持する

また、これらのホルモンバランスが乱れやすい人の特徴として、以下の2つが挙げられます。

更年期はエストロゲンの分泌量が下がる

更年期4555程度は、エストロゲンの分泌量が急激に減少します。

こちらは加齢により、卵巣の機能が低下して女性ホルモンの生成がうまく行われなくなることが原因です。

そのため、更年期に肝斑が発生する可能性が高くなります。

妊娠初期は女性ホルモンの分泌が活発になる

妊娠初期は、身体が妊娠に備えるためにホルモン分泌が活発になり、エストロゲンやプロゲステロンの分泌量が増加します。
これによりホルモンバランスが変化し、肝斑が生じやすくなるといわれています。

さらに、妊娠中はホルモンバランスの変動が続くため、肝斑ができやすい状態が続く可能性があります。

また、女性ホルモンは睡眠不足やストレスの蓄積によって乱れることもあります。
日頃から規則正しい生活を送り、リラックスできる時間をとるようにしましょう。

皮膚への摩擦

肝斑の原因として皮膚の摩擦も考えられます。

肌に摩擦による刺激が加わるとメラノサイトに作用し、メラニンの活性化を促してしまうため肝斑を悪化させることがあります。
肝斑ができやすい頬や顎などの部位は、スキンケアやメイクなどで刺激が加わりやすい場所なので、注意が必要です。

肌に刺激を加えないためのポイント
  • 摩擦の少ないクレンジング剤を使用する
  • 指の腹を使ってたっぷりのクレンジングで落とす
  • 洗顔時はしっかり泡立てる
  • 洗顔後はタオルでやさしく水気をとる
  • スキンケアは手のひらでなじませてから使用する

正しいスキンケア方法を知ることで、肝斑の原因の一つだと考えられている肌への摩擦を大幅に軽減することができます。

▼正しいスキンケア方法について詳しくはこちら

【目指せ美肌!】正しいスキンケア方法で美肌を手に入れよう

紫外線によるダメージ

紫外線によるダメージを受けることで肝斑が悪化する可能性があります。

紫外線を過剰に受けると肌にダメージが加わり、水分を奪って皮膚の酸化を招くことで肌のバリア機能が低下します。
肌のバリア機能が低下すると外部からの刺激を受けやすくなってしまいます。

紫外線を受けることはバリア機能低下の原因にもなりますが、直接的に肝斑を悪化させる原因にもなるため注意が必要です。

紫外線ダメージを最小限にするためのポイント
  • 日焼け止めを2~3時間に1回塗りなおす
  • 季節や時間帯に合わせて適切なPA・SPFの日焼け止めを選ぶ
  • 日傘や帽子などの日焼け対策グッズを活用する
  • 保湿効果の高いスキンケア製品を使用する
  • 水分やビタミンを積極的に摂る

肝斑を治す方法

本章では、肝斑の治療方法についてご紹介します。

肝斑の主な治療法としては、以下の3つが挙げられます。

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外用薬や内服薬を使用する

肝斑を適切に治したい方は美容皮膚科で処方された薬を使用することがおすすめです。

ここでは、肝斑治療に一般的に処方される薬を外用薬・内服薬をそれぞれ1種類ずつ紹介します。

ハイドロキノン(外用薬)

ハイドロキノンは、肝斑治療に用いられることが多い外用薬です。
メラニンの生成を促すメラノサイトに働きかけ、メラニンの生成を抑制する効果があります。

▼ハイドロキノンの効果に関してさらに詳しく知りたい方はこちら

【ハイドロキノンとは】効果はいつから?効果的な使い方も解説!

トラネキサム酸(内服薬)

トラネキサム酸は、肝斑治療に用いられることが多く、「肝斑治療の第一選択」ともいわれている内服薬です。
メラニンの生成を促すメラノサイトに働きかけ、色素沈着を抑制する効果が期待できます。

▼トラネキサム酸の効果に関してさらに詳しく知りたい方はこちら

トラネキサム酸の美容効果は?シミや肝斑・ニキビ跡を改善する理由を解説

肝斑は、セルフケアのみでは完全に消すのが難しい症状です。

そのため、美容皮膚科を受診し、ご自身に合った治療法を見つけることが重要です。

 

東京美肌堂では、オンラインにて毎日8:00-22:00まで診察を受け付けています。

皮膚科に通院する時間がない/隙間時間で診察を受けたいという方でも利用しやすいサービスとなっています。

受付:8:00〜22:00(土日祝も休まず診察)

※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。

美容皮膚科で施術を受ける

肝斑を適切に治したい場合は、美容クリニックで除去することもおすすめです。

ここでは、肝斑治療でよく行われるレーザートーニングという治療法について解説します。

レーザートーニング

レーザートーニングは、肝斑治療に用いられることが多い治療法です。
低出力のレーザーを顔全体に照射することでメラニン色素を減少させ、肝斑を改善していきます。

ホルモンバランスを整える

肝斑を改善するためには、ホルモンバランスを整えることが重要です。

ホルモンバランスを整えるために、以下の行動に意識して生活しましょう。

ホルモンバランスを整えるためのポイント
  • バランスの良い食事をとる
  • 紫外線対策を欠かさない
  • 毎日適度な運動を行う
  • 十分な睡眠時間を確保する

▼美肌のための生活習慣についてより詳しく知りたい方はこちら

「美肌のための生活習慣」今すぐ実践できる6つの秘訣をチェック!

自身の肝斑の原因にあった治療を受けたい方は専門医に相談しよう

パソコンでビデオ通話する医療従事者の女性

肝斑の原因は明確にはわかっていませんが、本記事で紹介した通り女性ホルモンの乱れ・紫外線・摩擦のいずれかであると考えられています。
ただし、原因は人それぞれ異なるため、自己判断でのケアでは改善が難しいケースも少なくありません。

東京美肌堂では、専門医が一人ひとりの症状や肌質に合った薬を処方することができます。
そのため、セルフケアよりも効果的に治療を進めることができます。

また、皮膚科に通院する時間がないとお悩みの方でも、東京美肌堂ではオンラインでご自身の都合の良い時間に診察予約ができるので、無理なく治療を続けることが可能です。

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