シミを隠したいけど、メイクでうまく隠せない…
年齢を重ねるにつれて増えるシミは、顔がくすんで見える原因の一つになります。
シミを綺麗に隠すには、アイテム選びとメイクの仕方が大切です。
この記事では、シミの種類や発生した範囲に応じて効果的なメイク方法を紹介します。
濃いシミにお悩みの方も、シミを隠すコツをつかんで実践していきましょう!
この記事でわかること
- シミを隠すには、ファンデーションとコンシーラーのW使いがポイント
- シミの種類・色に合わせてコンシーラーを変えると綺麗に隠しやすい
- 濃いシミを自然に隠すには、薄く重ね塗りすると効果的
目次
濃いシミを綺麗に隠すにはファンデーションとコンシーラー両方大切
濃いシミを綺麗に隠すには、ファンデーションとコンシーラーの両方を使うのが重要です。
ファンデーションは、肌の色ムラをなくす役割があります。
しかし、ファンデーションのみでシミを隠すと、メラニン(※)の色をカバーしきれません。
一方で、コンシーラーは、肌悩みをピンポイントで隠すのに使います。
ただし、コンシーラーのみでシミを隠すと、厚塗りに見えてしまいます。
このため、ファンデーションとコンシーラーの両方を使ってシミを隠す必要があります。
※メラニンとは、シミのもととなる色素のこと。肌の層でつくられるメラニンが蓄積することで、肌表面にシミが現れます。
シミを隠す「ファンデーション」の選び方
肌の色を均一に整えてくれるファンデーション。
ファンデーションを使ってシミを隠すには、以下2つに当てはまるアイテムを選ぶといいでしょう。
- シミ部分と顔全体の色が馴染む「色」のもの
- 自分の肌質に合う「質」のもの
それぞれどのように判断するべきか、詳しく解説します!
シミ部分と顔全体の色が馴染む色を選ぶ
シミがある部分は、他の肌部分と色ムラがあるため、目立ちますよね。
この色ムラをなくすためには、シミ部分と顔全体の肌色が自然に馴染む色のファンデーションを選びましょう。
選ぶポイントは2つです。
シミを隠すファンデーションは、いつもより暗い色のほうが肌馴染みが良くなりやすいです。
シミは周りの肌の色よりも濃く出現するため、いつも使うファンデーションが肌を少しでも明るく見せる色味の場合、シミがある部分とない部分の色を均一にできません。
そのため、やや明るめのファンデーションを使うと、逆にシミ部分の黒さが目立ってしまう可能性があるのです。シミが気になるときは、普段よりもやや暗めのファンデーションを選ぶことを心がけると良いでしょう。
イエベ(イエローベース)・ブルベ(ブルーベース)は、パーソナルカラーのことです。
自分の肌がどちらの色に近いかがわかると、肌馴染みのいい色を選びやすくなります。
イエローベース | ブルーベース |
---|---|
・手首の血管が緑っぽく、手の平が黄色寄り ・唇の色がオレンジや赤紫寄り ・日焼け後はやや赤みが出た後に黒くなる |
・手首の血管が青や紫で、手の平が赤やピンク寄り ・唇の色が青みのあるピンク寄り ・日焼け後は赤くなりやすいが元に戻る |
それぞれ当てはまる項目が多いほうが、自分の素肌に近しい色として判断してみてください。
イエローベースの方には、黄色味のあるベージュカラーが馴染みやすい傾向にあります。
一方、ブルーベースの方には、ピンク味がかったベ-ジュが馴染みやすい傾向にあります。
カラーバリエーションが多く、肌の色に合うファンデーションが見つかりやすい商品を紹介します。
自分の肌の色を確認しながら、商品を選んでみてください。
メイベリンニューヨーク「フィットミー リキッドファンデーション」
イエロー系の色からピンク味のある色まで、全13色展開です。
イエロー寄りか、ピンク寄りどちらかで迷われた場合に「中間色」のアイテムを選べます。
自分の肌の色の見分けが難しい方にも使いやすいかもしれません。
シュウウエムラ「アンリミテッド ラスティングフルイド」
「アジア人のための20色」がコンセプトの全20色展開です。
素肌の「明るさ」と「色味」の掛け合わせ※から判断して、アイテムを選べます。
※シェードマップは以下より
水分と油分のバランスが肌質に合うものを選ぶ
自分の肌質に合わないファンデーションは、よれやすくなります。
肌の乾燥状態と油分のバランスで、相性のいいファンデーションが異なるためです。
そのため、自分の肌質に合うファンデーションを使いましょう。
肌質に合う商品を選ぶためには、まず自分の肌質を理解することが欠かせません。
肌質は「皮脂量×水分量」のバランスで大きく4種類に分けられます。
自分の肌質に見当がついたら、ファンデーションを選びましょう。
以下を参考に検討してみてください。
リキッドタイプ | 水分や油分が多いので保湿力・カバー力に優れている →乾燥肌・混合肌・脂性肌におすすめ |
クリームタイプ | 油分を多く含み保湿力・持続力に優れている →乾燥肌におすすめ |
パウダータイプ | 粉体を固めたファンデーションなので汗や皮脂で崩れにくい →脂性肌におすすめ |
クッションタイプ | 美容液成分を含むことが多く、保湿力・密着緑に優れている →乾燥肌・混合肌におすすめ |
タイプごとにおすすめのファンデーションを紹介します。
・エトヴォス ミネラルフレッシュスキンリキッド
美容液のような高保湿設計のファンデーション。
光を散乱させて肌を綺麗に見せてくれるカラーパールコンプレックスが配合されています。
アルコールフリー・シリコンフリーなど、肌への刺激も抑えて設計されています。
・SUQQU ザ リクイドファンデーション
毛穴落ちや皮脂によるよれを防ぐファンデーション。
とろりとやわらかな質感で、艶感のある肌を演出しやすいのが特徴です。
カラーは、イエロー系からピンク系まで23色展開です。
・チャコット クリームファンデーション
ピタッと密着して瞬時にさらさらな質感に変化するクリームファンデーション。
SPA25/PA++で、紫外線対策にも効果を期待できます。
ノンケミカル処方のため、成分の肌への刺激が気になる方も使用しやすい商品です。
・エスプリーク コンフォートメイククリーム
乳液・日焼け止め・ライトメイク効果が1本で叶う多機能ファンデーション。
毛穴の黒ずみをカバーする成分や皮脂固化成分が配合されているのも特徴的です。
カバー力のある崩れにくい多機能ファンデーションを探している方におすすめです。
・セザンヌ クッションファンデーション
5種の保湿成分が配合されたファンデーション。
SPF50/PA+++で、薄膜が特徴です。
厚塗り感が苦手で、自然な仕上がりを好む方におすすめです。
・ローラメルシエ フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティングクッション
素肌感を残しながら、高いカバー力を期待できるファンデーション。
微粒子のダイヤモンドパウダーが配合されており、色ムラ補正とツヤを同時に叶える点が特徴です。
長時間使用でもテカリの気にならないアイテムを探している方におすすめです。
・オルビス カシミアフィットファンデーション
ふんわり軽い質感のパウダーファンデーション。
11層のコーティングを施した粉体を採用することで、肌の奥深くから光を反射・拡散させてみずみずしいツヤのある肌を再現します。
・エトヴォス マットスムースミネラルファンデーション
微粒子のミネラルで、光を錯乱させてシミなどを隠すファンデーション。
皮脂を含んでも変色しにくい成分で時間がたってもくすみにくい肌を演出します。
保湿成分が豊富に含まれているので、乾燥肌の方にもおすすめです。
シミを隠す「コンシーラー」の選び方
シミを綺麗に隠すうえで、コンシーラーは欠かせません。
メラニン色素は、茶色っぽく肌表面に現れるため、ファンデーションだけで綺麗に隠すのは難しいことが多いです。
自分のシミの「色」からコンシーラーを選んでみてください。
青みのあるシミ | オレンジ系のコンシーラー |
黒味のあるシミ | ピンク系のコンシーラー |
茶色くくすんで見えるシミ | イエロー系のコンシーラー |
さらに、シミの濃さや場所に応じて使うものを変えると、シミを隠しやすくなります。
シミの種類ごとにおすすめのコンシーラーのタイプを紹介します。
そばかすにはリキッドタイプ
そばかす(雀卵斑)は、薄い茶色のシミが鼻の上などに斑点状に現れることが多いシミです。
そばかすを隠すには、リキッドタイプのコンシーラーがおすすめです。
リキッドタイプは、テクスチャーが液状で伸ばしやすいのがメリットです。
そのため、広範囲にできやすいそばかすを隠すのに向いています。
価格帯別にリキッドコンシーラーを4つ紹介します。
・ザセム カバーパーフェクション チップコンシーラー
濃厚なテクスチャーと高いカバー力が特徴です。
パウダーファンデーション使用の方は、ファンデーションの前に塗布します。
一方、リキッドタイプのファンデーション使用の方は、ファンデーションの後に塗布します。
・トランシーノ 薬用UVコンシーラー
シミの増加を防ぐ美白成分の1つであるトラネキサム酸が配合されています。
シミの境目を目立たなくする「境目ぼかしパウダー」が含まれており、こまかく点在するそばかすを自然に隠しやすいアイテムの1つです。
・NARS ラディアントクリーミーコンシーラー
クリーミーな質感のコンシーラー。
気になるシミなどの箇所を隠す以外にも、立体感やハイライト効果を演出しつつ、肌の色ムラをカバーしてくれるアイテムです。
・ディオールスキン フォーエバースキン コレクト コンシーラー
肌に溶け込むようなクリーミーなテクスチャー。
マスクへの色移りを防ぐため、鼻や頬あたりに現れやすいそばかすをカバーしつつ、マスクをつける方におすすめのアイテムです。
▼そばかすについては、以下の記事で詳しく解説しています。
そばかすを消す方法とは?自力でできるスキンケア対策や皮膚科での治療法を解説老人性色素斑や肝斑にはパレットタイプ
老人性色素班と肝斑は、人それぞれ、違う色で出現することが多いシミです。
そのため、老人性色素班と肝斑を隠すには、パレットタイプのコンシーラーがおすすめです。
パレットタイプは、色を混ぜることができるので、シミの色の違いに対応できます。
パレットコンシーラーのおすすめの商品を価格帯別に紹介します。
・エクセル サイレントカバー コンシーラー
ブラウンべージュ・オレンジベージュ・ライトベージュの3種のスキンカラーで構成されたパレットコンシーラー。
硬いテクスチャーで、硬さゆえの高密着度が特徴です。
・&be ファンシーラー
ベージュ&オレンジ、ライトベージュ&オレンジの計2つのパレットで展開されています。
クリームファンデーションのような伸びのよさが特徴です。
シリコーンオイル不使用など、計8つの無添加かつ、石鹸タイプの洗顔料で落ちる比較的肌にもやさしい設計のアイテムです。
・IPSA クリエイティブコンシーラーe
色ムラ部分に不足しがちな赤みのある色を採用したパレット。
光の効果で肌になじませて、透明感のある仕上がりを演出してくれます。
3色をブレンドするパレット面で色をきれいにブレンドしやすいアイテムです。
・アディクション スキンリフレクト フレッシュ コンシーラー
4色のコンシーラーをセットに、全3つのパレットで展開されているアイテム。
ピンク寄りなカラーがそろったアイボリーと、色味の違う2種のベージュ系の計3種のカラーから選べます。
薄膜・高密着・光のリフレクト効果の融合で、厚塗り感のないカバー効果を期待できます。
▼老人性色素斑や肝斑については、以下の記事でも詳しく紹介しています。
【老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)】シミの代表格の原因と治療法 肝斑治療に保険適用はされる?皮膚科での治療方法や効果的な飲み薬を解説老人性イボにはクリームタイプ
老人性イボ(脂漏性角化症)は、表面が硬く盛り上がりのあるシミの一種です。
老人性イボには、肌表面の凹凸を隠しやすい、密着力の高いクリームタイプのコンシーラーがおすすめです。
クリームタイプのおすすめのコンシーラーを価格帯別に紹介します。
・MEIKO MCコレクション カバーフェイス
イエローやグリーンを含む全8色展開のアイテムです。
ビタミンC誘導体が含まれているため、シミのもととなるメラニンの生成を抑える効果が期待できます。
化粧くずれの原因となる汗や皮脂にも強く、長時間キープにも期待できます。
・資生堂 スポッツカバー ファウンデイション(ベースカラー)
傷あとや、やけどのあとなどを隠す用途としても使えるほど高いカバー力に期待できます。
全6色のうち、4色は「全体用」2色は「部分用」となっているアイテムです。
全体用はなめらかな感触でのばしやすく、一方の部分用はフィット感やカバー力に優れています。
・NARS ソフトマットコンプリートコンシーラー
全10色で展開されているコンシーラー。
肌の気になる部分をぼかして目立たなくさせる効果と、光を拡散するパウダーにより、なめらかな仕上がりが期待できます。
・SUQQU ラディアント クリーム コンシーラー
ペン型の平筆型のクリームコンシーラー。
全3色展開で、肌悩みのカバーに加えて、光や艶を足してみずみずしい艶肌を演出してくれます。
濃いシミにはペンシルタイプ
メラニン色素がくっきりと現れているため、カバー力が必要になります。
濃いシミには、重ね塗りしやすいペンシルタイプのコンシーラーがおすすめです。
ペンシルタイプのおすすめのコンシーラーを価格帯別に紹介します。
・三善 ビューティカバーペンシル
さらっとした質感のコンシーラーです。
全2色展開で、シミのカバーには「C-3」のアイテムがおすすめです。
気になる箇所に塗りこんだ後、指で軽くたたくと自然と肌になじませることができます。
・Bling Glow コンシーラーペンシル
肌への密着力が高いのが特徴のペンシル型のコンシーラー。
黄みよりのベージュで「Medium」「Ligft」の全2色展開です。
・資生堂 ターゲティッド ペンシル コンシーラー
軽くべたつきの少ないテクスチャーで全3色展開です。
クレヨンタイプで塗りこみやすく、ニキビになりにくい処方である点が特徴です。
シミの隠し方は大きさ・種類によって変える
シミを綺麗に隠すには、シミの色や種類によって「メイク方法を変える」ことがポイントです。
ここでは、色や特徴に合わせたシミの隠し方を紹介します。
シミを隠すときはファンデーションは厚塗りをしない
メイクでシミを隠したいときは、ファンデーションを厚塗りしないようにしましょう。
シミ特有の色は、ファンデーションだけでは綺麗に隠せないことが多く、コンシーラーとの併用が必要になります。
コンシーラーを使うときに、ファンデーションが厚塗りされているとメイク崩れの一因になります。
そのため、シミ隠しのメイクは、ファンデーションを薄塗りし、隠しきれない部分をコンシーラーで隠します。
そばかすにはコンシーラーをピンポイントにのせる
そばかすは、広範囲に斑点状にできる特徴があります。
そばかすの範囲以上にコンシーラーを塗ると、立体感のない仕上がりになります。
そのため、そばかすを隠すときは、そばかすの上だけに薄く塗ることが大切です。
そばかすの上にコンシーラーを薄く塗ると綺麗に仕上がらないという方は、以下を試してみてください。
- ミルフィール塗り
- ピンク系の色味の入ったコンシーラーを使う
- ピンク系のチークをのせる
ミルフィーユ塗りとは、コンシーラーとパウダーを交互に塗り重ねることを指します。
コンシーラーとパウダーを交互に2回ずつ塗ってみましょう。
肝斑にはオレンジ色を重ねる
肝斑は、褐色や灰色の色味が特徴的なシミです。
肝斑の色味を隠すためには、肝斑にオレンジ色を塗り重ねるのがおすすめです。
オレンジ色は、肝斑特有の色味を中和してくれる効果があります。
ファンデーションやコンシーラーをオレンジ系のものにする方法が取り入れやすいかと思います。
赤みのあるシミを隠すには黄色を重ねる
シミが赤みを帯びている場合もあります。
赤みのあるシミには、黄色の色味を取り入れると効果的です。
黄色は、赤色の対照色のため、赤みを中和し、肌の色を均一にする特徴があります。
ただし黄色を塗り広げると、肌がくすんで見えやすくなるため、赤みのあるシミの上のみに塗りましょう。
濃いシミにはミルフィーユ塗りでしっかりカバーする
濃いシミを綺麗に隠すためには、コンシーラーとパウダーを交互に塗り重ねるミルフィーユ塗りを取り入れましょう。
コンシーラーだけを重ね塗りするよりも、落ちにくく、自然に重ね塗りすることができます。
濃いシミだけではなく、シミを自然に隠したいという方も、ミルフィーユ塗りは効果的です。
広範囲のシミにはコンシーラーを重ね塗りする
広範囲にできたシミの場合、シミがある範囲以外にもコンシーラーを塗るのはやめましょう。
メイクの仕上がりに立体感がなくなってしまいます。
また、重ね塗りしていなくても厚化粧に見えてしまう可能性があります。
シミが広範囲に広がる場合も、シミの上のみにコンシーラーを塗るようにしましょう。
シミを薄くすることでシミを隠さなくていい綺麗な肌へ
シミをメイクで隠すためには、シミの種類や色に合った道具を使うと綺麗にカバーしやすくなります。
ただし、メイクを工夫しても、治療やケアをしないと、肌表面にメラニン色素は残り続けてしまいます。
顔のシミに悩まれている方は、美容内服薬でシミを薄くしていくのもおすすめです。
シミが薄くなると、メイクの難易度も下がるかと思います。
忙しい方や皮膚科が近くにない方は、オンライン診療で美容内服薬を処方してもらうことをおすすめします。
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