そばかすを消す方法とは?自力でできるスキンケア対策や皮膚科での治療法を解説

そばかすは、遺伝的にできると言われるシミの一種です。

顔にできると目立つので、綺麗に消したいと思う方も多いのではないでしょうか。

そばかすを薄くするには、美白有効成分の入ったアイテムを活用することが大切です。

美白有効成分は、そばかすの原因である「メラニン」の排出を促進してくれます。

この記事では、セルフケアでそばかすを薄くする方法と美容皮膚科での治療に分けて解説していきます。

この記事でわかること

  • そばかすを自力で消すには、美白有効成分入りの市販品を使う
  • 医療用の内服薬や外用薬を使って、メラニンに直接アプローチするとより効果的
  • そばかすを消す最適な方法は「今すぐ消す」か「根本から消す」

そばかすをセルフケアで消す方法

そばかすはセルフケアで完全に消すことは難しいです。

それは、蓄積されたメラニンにセルフケアだけで直接働きかけることが難しいためです。

しかし、日々のケアでそばかすの進行を抑える/色を薄くすることはできます。

美白有効成分の入った市販薬を使う

美白有効成分とは、シミ・そばかすへの効果が認められた成分のことです。

この成分が含まれていることで、メラニンの増加を抑制し、そばかすが濃くなるのを防止する効果が期待できます。

美白有効成分は、市販品の配合量に限度があるため下記数値を参考に選んでくださいね。

成分名 市販品の最大配合量
トラネキサム酸 750mg
L-システイン 240mg
ビタミンC 1000mg

次から、美白有効成分が、市販品の最大配合量含まれている商品を紹介します。

ドラッグストアなどで商品を選ぶ際の参考にしてくださいね。

L-システインとビタミンCが最大量配合された医薬品

「トランシーノ ホワイトCクリア」は、美白有効成分が最大量配合された第3類医薬品です。

肌内部に蓄積したメラニンを無色化し、肌の再生機能を正常化することでそばかすが薄くなる効果が期待できます。

妊娠・授乳期でも安心して使用できる薬を探している方にもおすすめです。

抗酸化作用のあるL-システインが最大量配合された医薬品

「ハイチオールC ホワイティア」は、美白有効成分L-システインが最大量配合された第3類医薬品です。

抗酸化作用のあるL-システインにより、メラニンの過剰生成を抑制し、無色化する効果が期待できます。

この結果、メラニンをスムーズに排出し、そばかすが濃くなるのを防ぐことができます。

市販品でそばかす改善効果のある薬を選ぶには?

市販品には、そばかす改善効果のある「薬」と改善効果のない「サプリメント」があります。

この2つを見抜くには、「第〇類医薬品」の記載があるかを確認しましょう。

美白有効成分を含んだ化粧水やクリームでスキンケアをする

メラニンの色素沈着が関係しているそばかすは、美白有効成分を含んだアイテムを使うことが効果的です。

含まれている美白有効成分が、メラニンの生成・増殖を予防する効果があります。

おすすめの美白有効成分とその効果や特徴を紹介します。

成分名 効果・特徴
ビタミンC誘導体 ・メラニン生成を引き起こす「チロシナーゼ」の活性抑制
・メラノサイトの働きを抑制
トラネキサム酸 ・メラノサイトを活性化させる「プラスミン」の抑制
・すでにある色素沈着を薄くする。
レチノール ・ビタミンAの一種
・肌のターンオーバーを正常化
・肌内部に溜まったメラニンの排出を促進
ハイドロキノン ・「肌の漂白剤」とも呼ばれる
・他の美白成分よりも10~100倍強い美白作用
・新しいメラニンの生成を阻害

これらの美白有効成分が含まれたアイテムを、「化粧水→クリーム/乳液」の順番で塗ります。

化粧水で肌内部に水分を与え、クリームや乳液で肌にふたをして、水分の蒸発を防ぎます。

「化粧水→クリーム/乳液」の順番を守ることで、効果的にスキンケアを行うことができます。

最後に、美白有効成分の入った化粧水やクリームを紹介します。

ビタミンC誘導体の入った化粧水

「メラノCC 薬用しみ対策 美白化粧水」は、高浸透ビタミンC誘導体が配合されています。

高浸透ビタミンC誘導体により、肌内部まで美白有効成分が行き届き、メラニンの生成を抑制します。

抗炎症成分も配合されているため、炎症による色素沈着の予防も期待できます。

純ハイドロキノンが高濃度配合されているクリーム

LANTELNO「ホワイトHQクリーム」には、純ハイドロキノンが5%と高濃度に配合されています。

ハイドロキノンは、メラニンの産生を妨げる働きがあり、そばかすが濃くなるのを防ぐ効果が期待できます。

肌のターンオーバーを正常化するレチノールも含まれており、正しい肌サイクルによるメラニンの排出も期待できます。

なお、シミやそばかすに効く成分の入った化粧水について、以下でも詳しく紹介しています。

【医師監修】シミ対策におすすめ美白化粧水16選!選び方のコツとケア方法

紫外線対策で肌をダメージから守る

紫外線を浴びると、肌を紫外線ダメージから守ろうとしてメラニンが生成されます。

メラニンが大量に生成されると、排出が追い付かなくなり、角質層にメラニンが溜まります。

この結果、そばかすがどんどん濃くなる・広がるという状態が発生します。

そばかすを濃くしないためにも、日焼け止めや日傘を使った、十分な紫外線対策はとても大切です。

そばかすを悪化させない栄養素を摂取する

そばかすを消すためには、外側からのケアだけでなく、体の内側からのケアも欠かせません。

抗酸化作用のあるビタミンC・A・Eを体内から取り入ることで、メラニン色素の生成を防ぐ効果が期待できます。

吸収率にこだわったサプリメントでビタミンCを摂取する

「リポ₋カプセル ビタミンC」は、田中みな実さんも愛用していることで有名なビタミン剤です。

リポソームという脂質のカプセルの中に、ビタミンCを含むことで、体が吸収しやすいサプリメントになっています。

甘味料・着色料・香料・防腐剤不使用のため、海水のような味がする特徴があります。

1粒で高配合のビタミンAが摂取できるサプリメント

DHC「天然ビタミンA」は、一粒で3,000μgRAEのビタミンAが摂取できる高配合なサプリメントです。

ビタミンAに加えて、トコトリエノールというビタミンEも一緒に摂取できるため、効率よく栄養素を摂取できます。

コスパ良くビタミンのバランスを整えたい方におすすめです。

抗酸化力の高い食材を摂取する

メラニンを初期段階で無色化したり、メラニンの生成を抑えるためには、抗酸化力のある食材が効果的です。

ビタミンCはメラニン色素に関係するだけでなく、コラーゲンの合成にも関係しています。

コラーゲンは、真皮に網目状に張り巡らされていて、健康な肌を保つためには欠かせません。

肌に良い栄養素については、効果的な取り入れ方なども以下でも詳しく紹介しています。

美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説

メイクでそばかすを隠しながらケアする

そばかすをすぐに消したい場合、メイク用品を使ってそばかすを自然に隠す方法があります。

ただファンデーションを厚塗りすると、周囲の肌と馴染まず自然に隠すことができません。

そばかすを隠すためには、以下のポイントを押さえてメイクをしましょう。

  • ファンデーションだけでなく、リキッドタイプのコンシーラーも併用する
  • そばかすの範囲からはみ出ないようにコンシーラーをのせる
  • 少量のコンシーラーを数回に分けて重ねる
  • チークをのせて、カモフラージュで隠す

使うコンシーラーは、美白有効成分が含まれているものがおすすめです。

美白有効成分が含まれていることで、メイクをしながらそばかすの進行を防ぐことができます。

美白有効成分の含まれたコンシーラーを2つ紹介します。

トラネキサム酸の配合された美白ケアがかなうコンシーラー

「トランシーノ 薬用UVコンシーラー」は、コンシーラーとしての役割もしながら美白ケアができるアイテムです。

美白有効成分のトラネキサム酸に加えて、SPF50・PA++++と紫外線対策もできます。

ビタミンC誘導体やアルブチンで美白ケアするコンシーラー

「DHC 薬用PWコンシーラー」は、そばかすの原因であるメラニンの生成を抑える、ビタミンC誘導体が含まれています。

高い光拡散性により、そばかすによる肌の色ムラを整えることができます。

美顔器で美容液や薬の浸透効果を高める

美顔器には、肌のターンオーバーを正常化し、コラーゲンの生成を促進する効果が期待できます。

また、肌内部の状態を整えることで、美容液や薬の浸透力を高めることができます。

美顔器で、そばかすを直接消すことはできませんが、肌の状態を整えることで、結果的にそばかすを薄くする効果が期待できます。

そばかすを美容皮膚科で消す方法

セルフケアのみで、そばかすを消すには限界があります。

本格的にそばかすを改善したい場合は、美容皮膚科における治療を検討してみてもよいでしょう。

美容皮膚科ででできるそばかす治療は、セルフケアよりも短期間での効果が期待できます。

以下では、そばかすの治療方法を体のインナーケア・アウターケアに分けて紹介します。

外用薬で体の外側からケアする

ハイドロキノン

ハイドロキノンは、メラニン色素の生成に関わる「チロシナーゼ」の働きを抑制します。

この作用により、新しいそばかすの発生・増加の防止効果が期待できます。

副作用として、赤み・ピリピリとした痛みが生じる場合があります。

ハイドロキノンが効くそばかすと効かないそばかすがある?

ハイドロキノンは、肌の表皮にできたシミ・そばかすに効果を表します。

このため、遺伝などの原因で肌の奥にできたそばかすは、効果を感じにくい可能性があります。


▼ハイドロキノンについては以下の記事でも詳しく紹介しています。

「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?

トレチノイン

トレチノインには、肌のターンオーバーを促進する作用があります。

ターンオーバーの促進により、肌の内部に溜まったメラニンの排出効果が期待できます。

また、トレチノインはハイドロキノンと併用することで、高い美白効果を発揮します。

副作用として発赤、皮剥け、痒みが生じる場合があります。

ハイドロキノン・トレチノインは妊娠中使える?

ハイドロキノン・トレチノインは、妊娠中・授乳中の方は使用することができません。

また、妊娠希望中の方も胎児への影響を考え、使用を避けるのをおすすめします。


▼トレチノインについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。

トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!

内服薬で体の内側からケアする

体の外側からのケアだけでは、皮膚の角質層までしか美白成分が浸透しません。

しかし、そばかすの原因となるメラニンが生成される場所は、角質層よりもさらに肌の奥の部分です。

そばかすを根本から治すためには、体の外からのケアだけでは届きにくい角質層の奥にアプローチする必要があります。

そのためには、次から紹介する内服薬を使った体の内側からのケアが効果的です。

トラネキサム酸

トラネキサム酸には、メラニン生成を活性化させる物質を阻害する働きや抗炎症作用があります。

メラノサイト活性化因子を阻害することで、新しいメラニンの生成を防ぎます。

メラニン生成が抑制されることで、肌の色ムラなくなり、美白効果も期待できます。

▼トラネキサム酸について以下の記事でも詳しく紹介しています。

トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?

L-システイン

L-システインには、肌のターンオーバーを促進する作用や抗酸化作用があります。

正常な肌のターンオーバーは、メラニン色素を排出するために欠かせません。

抗酸化作用は、体内の「活性酸素」を減らす働きがあります。

活性酸素は、細胞を酸化させやすい特徴があり、そばかすの原因となりえます。

この二つの働きにより、そばかすの改善が期待できます。

▼L-システイン(ハイチオール)については以下記事も参照してみてください。

ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説

ビタミンC

ビタミンCには、メラニン色素を薄くする作用やメラニンの生成を抑える作用があります。

そばかすの特徴である茶色い斑点は、メラニンが原因です。

メラニンの抑制は、そばかすによるくすみの改善効果が期待できます。

▼ビタミンC(シナール)について以下の記事でも詳しく紹介しています。

シナールの効果と飲み方を解説!副作用や他のシミ・ニキビ治療薬との違いは?
美容内服薬を使うなら市販薬ではなく医薬品が効果的

美白有効成分の内服薬は、市販薬でも手に入れることができます。

しかし、処方される医薬品のほうが1日あたりの上限量が多い場合があります。

成分の含有量が増加するため、医薬品のほうが効果を実感しやすいでしょう。


「そばかすに効く成分の医薬品が欲しいけど、病院に行く時間がない…。」

こんな方には、オンラインで薬をもらう方法があります。

東京美肌堂では、診察から薬の処方・配送までオンラインで完結することができます。

診察や相談は無料でできるので、相談だけでもしてみたいという方は、チェックしてみてくださいね。

受付:9:00〜22:00(土日祝も休まず診察)

※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。

初回購入で使える!

施術で体の外側から治す

美容皮膚科で受けられる施術で、メラニン色素に直接アプローチして、そばかすを薄くする方法があります。

美容施術は、早く効果を実感できる分、費用の高さやダウンタイムを伴うなどの側面を持ちます。

こちらでは、そばかす治療に効果がある施術を、二種類紹介します。

レーザー治療

レーザー治療は、肌の奥まで熱エネルギーを届けて、メラニンを分解・除去する施術です。

レーザーによる熱エネルギーは、色素を分解する力が強いため、1回あたりの効果は比較的強力と言えます。

向いているそばかす ・狭い範囲にできたそばかす
・色の濃くなったそばかす
痛み 針で刺される程度(個人差があります)
ダウンタイム 痛み・赤み・腫れなど(個人差があります)

フォトフェイシャル(IPL)

フォトフェイシャルは、光照射による熱でメラニンを破壊し、かさぶたとして除去します。

光照射の光は刺激が少ないため、1回でメラニンを薄くしたり、除去することは難しいです。

向いているそばかす ・広範囲のそばかす
・色の薄いそばかす
痛み チクっとする程度(個人差があります)
ダウンタイム かさぶたができる場合がある

そばかすを消すにはどの方法が最適?

そばかすを消すための改善方法は多数ありますが、即効性やダウンタイムの有無などは様々です。

以下の比較表を参考に、ご自身にあったそばかすの改善方法を選んでくださいね。

処方された医薬品の使用 市販薬でのセルフケア レーザー フォトフェイシャル
即効性 3カ月程度 医薬品よりも遅い 1回目から効果あり 複数回施術が必要
ダウンタイム なし なし 赤み・かさぶたなど かさぶた
向いている人 ・美容施術に抵抗がある方
・根本からそばかすを消したい
・皮膚科に行く前に自分で試したい方
・そばかすを薄くしたい方
・すぐにそばかすを消したい
・色の濃いそばかすの方
・色が薄く広範囲にそばかすがある
・施術による肌への負担を最小限にしたい方

よくある質問

そばかす治療に用いる薬について、よくある質問と回答を紹介します。

皮膚科医の尾崎先生が答えてくれます。

飲み薬だけでそばかすを消すことができますか?

相談者
相談者

飲み薬だけで、そばかすを消すことはできますか?

尾崎先生
尾崎先生

そばかすを完全に消すことは難しいかもしれませんが、そばかすを薄くする効果は期待できます。

内服薬に加えて、トレチノインやハイドロキノン等の外用薬を使用すると、より効果を実感しやすいかと思います。

内服薬はどのくらいで効果を実感できますか?

相談者
相談者

内服薬はどのくらいで効果を実感できますか?

尾崎先生
尾崎先生

結果が見えてくるまでに個人差もありますが、3カ月程度継続したあたりから実感できる方が多いです。

その後も継続して服用することで、より効果を感じられます。

そばかすを完全に消したい方は美容皮膚科へ

そばかすは、セルフケアで薄くしたり、隠すことはできますが、完全に消すことは難しいです。

そばかすを、より効果的に薄くするには、美容皮膚科での治療が効果的です。

美容皮膚科におけるそばかす治療では、薬での治療や、施術を受ける方法があります。

比較的、施術のほうがそばかすを薄くする即効性を期待できます

しかし、そばかすは遺伝的な要因で発生していることが多く、施術後に一時的に消えても、再発する可能性もあります。

そばかすを少しでも薄くするためには、シミが濃くなるのを防ぐ効果を持つ美容内服を併用すると、より効果的でしょう。

美容内服を希望する方は、一度専門医に相談しましょう。

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この記事の監修医

AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)

尾崎宥文 医師

美容外科・美容皮膚科

健康と美を同時に実現し 自己実現欲求を満たすことを目指します。

当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。

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