シミは何歳からできるの?10代~40代の年齢に応じたエイジングケアを解説

シミは何歳から増え始めるの?

加齢とともに、発生しやすくなるシミは、具体的に何歳から発生するのか気になりますよね。
実は、人によって、発生するシミの種類や、シミができ始める年齢は異なります。

今回は、年代別のシミの特徴と、効果的な対策方法について詳しく解説します。
シミの悩みを年代別に解決するヒントが詰まっているので、ぜひ参考にしてくださいね。

この記事でわかること

  • シミは20代から気になり始め、30代から加齢とともに増えやすい傾向
  • 年齢によっても発生しやすいシミの種類が異なる
  • 年齢に関係なく早くから対策を行うことが重要

シミは何歳からできるの?

「自分には何歳からシミが出来てしまうのか」と、ふと気になった方もいるかと思います。

シミができる年齢には個人差がありますが、一般的に20以降にできやすいと言われています。

具体的に、シミは何歳からどのように目立ち始めるのか、年代ごとに見ていきましょう。

「20代」から気になり始めることがある

シミが、20代からでき始めたという方も少なくありません。

シミは、肌の層にメラニン色素が蓄積することで発生します。
通常、メラニン色素は、肌細胞の生まれ変わりであるターンオーバーが行われる際に、排出されます。

しかし、肌のターンオーバーが滞ってしまうと、メラニン色素が排出されずに、シミができやすくなります。

この肌のターンオーバーの周期は、一般的には、30代頃から加齢とともに遅くなっていきます。

ただし、スキンケアや紫外線対策が不十分であると、20代でも肌のターンオーバーが乱れやすくなります。
その結果、メラニン色素が蓄積されて、シミができてしまいます。

「30代」でできる人が多い傾向にある

30代に入ると、シミができやすい傾向にあります。
これには、加齢により肌のターンオーバーの周期が遅れていくことが関係しています。

20代の頃までは、ターンオーバーの周期は、約28日と言われています。

そして、30代頃に入ると徐々にターンオーバーの周期が長くなっていきます。

肌のターンオーバーが行われると、シミのもととなるメラニン色素が排出されます。

そのため、30代に入り、メラニン色素が排出されるまでの間が長くなると、肌にメラニン色素が蓄積されます。
これにより、シミが発生しやすくなるのです。

「40代」で加齢とともに悪化しやすい

40代に入ると、30代と比較して、さらに代謝が衰えることで、シミが悪化しやすくなります。

シミのもととなるメラニンは、代謝が衰えると排出されず、肌に蓄積され続けます。
そのため、肌のターンオーバーの周期が遅くなる40代になると、メラニンの蓄積に排出が追い付かず、シミが濃くなりやすいのです。

また、40代は更年期にさしかかる年齢のため、ホルモンバランスが乱れやすい面からも、シミが悪化しやすい時期と言えます。

男性は40代でシミが増えやすいと言われている

男性の場合は、40代で急に大きなシミができやすいという研究結果が発表されています。

また、男性はシミのもととなるメラニンの集合体「メラノソーム」の含有量が多く、女性のシミと比較して、根深く濃いシミができやすいと言われています。

年齢別のシミの経過

シミにはいくつか種類があり、種類によってもできやすい年齢層が異なります。
シミの種類によっては、10代からできるものもあります。

10代 そばかすができやすい 遺伝的な原因で思春期に増えやすい
20代 老人性色素斑が増えやすい ダメージの蓄積で、年齢と共に徐々に現れやすい
30代~40代 肝斑ができやすい 妊娠や更年期などホルモンバランスの乱れが原因で現れる
50代後半~ 肝斑が薄くなりやすい 更年期を終えホルモンバランスが安定し徐々に薄くなる

それぞれの年代で、できやすいシミの特徴について、詳しく解説していきます。

10代は「そばかす」が増えやすい

10代の思春期では、そばかすが増えやすい傾向にあります。
そばかすとは、頬や鼻あたりに茶色くぽつぽつと現れるシミです。

明確な原因は、判明していませんが、遺伝的な要因でできると言われています。
もともと色白であったり、両親にもそばかすがあると、できる可能性が高いです。

10代で、そばかすができやすい理由は、この時期に現れる方が多い傾向にあるためです。
早くて5歳あたりからそばかすが出現し、10代になると増える・濃くなるケースが多いです。

一般的には、年齢とともに、自然と薄くなると言われています。
しかし、紫外線ダメージを多く受けるなどすると、悪化したり消えづらくなります。

以下の記事でさらに詳しく解説

「そばかす」とは何?原因や消す方法を解説【診断シート付き】

20代は「老人性色素斑」ができ始める

20代では、老人性色素斑ができ始めるかもしれません。
老人性色素斑とは、一般的に「シミ」と認識されているものです。
一つひとつのシミの境界がはっきりと現れるのが、見た目の特徴です。

老人性色素肝斑は、加齢で、肌のターンオーバーの周期が遅くなる40代から好発しやいと言われます。
ただし、10代・20代のときに、紫外線を多く浴びてしまうと、メラニンが蓄積されて、シミが現れる可能性が高くなります。

主に、紫外線によるダメージでのメラニンが蓄積することが原因で現れます。
メラニン色素は、通常肌のターンオーバーで排出されます。
しかし、メラニンの排出が追い付かなくなると、シミができてしまいます。

「老人性色素斑」は顔だけでなく手の甲にも現れやすい

老人性色素肝斑は、紫外線を浴びる部分であれば、さまざまな部位に現れてしまう可能性があります。特に、手の甲などは日焼け止めを塗り忘れやすく、服などでも覆われていないため、シミが出来やすいので注意しましょう。

老人性色素斑の予防法は以下をチェック

【老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)】シミの代表格の原因と治療法

30~40代は「肝斑」が濃くなる可能性がある

30代・40代では、肝斑が濃く現れる可能性があります。
肝斑とは、頬あたりに左右対称にぼんやりと現れるシミです。
左右対称に現れる点が、最大の特徴になります。

明確に判明してはいませんが、肝斑は、ホルモンバランスの乱れで発生すると言われています。

特に、妊娠時期や更年期などでは、ホルモンバランスが乱れやすくなります。
そのため、ホルモンバランスが乱れやすい30代・40代では、肝斑の発生や発生した肝斑が濃くなりやすいと言われています。

また、肝斑の正体はメラニン色素の蓄積です。
30代・40代では、加齢によって、メラニンを排出する肌のターンオーバー周期長くなることでも、肝斑が濃くなる可能性が高いのです。

30代・40代で増えたシミの原因は以下で詳しく解説

30代のシミの原因とは?できやすい人の特徴や増えたシミを消す方法 40代でできるシミの原因と特徴とは?シミがない人との違いや対策法

50代後半からは「肝斑」が薄くなっていく

日本人女性の平均閉経年齢は50~55歳ですが、閉経後は肝斑が薄くなっていくと言われています。

先述した通り、肝斑は女性ホルモンの変動と密接に関係しています。
閉経後は女性ホルモンの分泌が30代や40代の頃よりも減少することで、、肝斑が薄くなると考えられているのです。

肝斑が治らない方は薬での治療も要検討

肝斑(かんぱん)に効果的な「市販薬」や「皮膚科の薬」を徹底解説!
年齢に関係なく発生する「炎症後色素沈着」

炎症後色素沈着は、やけどやニキビ跡、虫刺されなどが起きた箇所に、メラニンが蓄積して発生するシミの一種です。やけどや虫刺されなどは、どの年齢の人にも起こり得るため、年齢に関係なく発生しやすいシミと言えます。

炎症後色素沈着とは?シミが治る期間や跡が残りやすい人の特徴を知ろう

シミ対策は何歳から必要?

シミ対策は、早めに始めるほど効果的と言えます。

年代によって現れやすい身体の不調に対処しながら、シミ対策をすることが重要です。
この章では、10代から40代まで、特に意識すべき対策を紹介します。

10代から紫外線対策を始める

さまざまなシミの発生や悪化を招く紫外線への対策は、10代の頃から行いましょう。
屋内でも、天候が悪くても、紫外線は降り注いでいます。
そのため、毎日日焼け止めを塗るなどで、対策が必要です。

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20代ではターンオーバーの周期を整える

肌のターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりのことです。
シミのもととなるメラニンは、肌のターンオーバーを通じて排出されます。

20代では、通常であれば、約28日の周期で、肌細胞が生まれ変わります。
しかし、肌の乾燥や生活習慣の乱れで、肌のターンオーバーの周期は長くなります。
スキンケア不足や睡眠不足などには、気をつけて過ごしましょう。

ターンオーバーの周期は、30代に入ると、加齢に伴い遅くなっていきます。
20代の頃から、きちんとケアしておくことで、加齢による肌老化をできるだけ進行させないようにしましょう。

30代ではホルモンバランスを安定させる

30代では、紫外線対策に加えて、ホルモンバランスを整えることも意識しましょう。

30代では、妊娠・出産などを経験される方もいるかもしれません。
妊娠や出産の時期は、ホルモンバランスが乱れやすくなります。

また、代謝が落ちやすい年代のため、ダイエットを始める方もいるかもしれません。
実は、過度なダイエットや食事制限も、ホルモンバランスの乱れを引き起こす一要因です。

ホルモンバランスが乱れることでも、ターンオーバーの周期は長くなります。

特に、ホルモンバランスを安定させるためには、以下のような点を意識しましょう。

  • 1日8時間程度の十分な睡眠をとる
  • ストレスをため込まない
  • 入浴や適度な運動で体をあたためる

ホルモンバランスの乱れを整えるには漢方も有効

【医師監修】シミに効く漢方薬の種類を解説!漢方でシミは薄くなる?

40代では抗酸化作用を持つ栄養を摂る

40代では、特に肌のターンオーバーの周期が遅くなります。
肌のターンオーバーが滞ると、シミのもととなるメラニンの排出が追い付かなくなります。
そこで、メラニンの生成を抑える抗酸化作用を持つ栄養を意識的に摂りましょう。

具体的には、ビタミンC・ビタミンE・ポリフェノール類・ミネラル類に、抗酸化作用が含まれます。

また、抗酸化作用は、肌のうるおいとハリを保つコラーゲン・エラスチンの分解を防ぎます。
肌のハリやうるおいが保たれることで、肌のターンオーバーの正常化にもつながります。

何歳からでも意識したいシミ対策

上記では、特に年代ごとに意識したいシミの対策法を紹介しました。

しかし、シミは年齢に関係なく、メラニンが蓄積したタイミングで出現してしまうのも事実です。
そのため、どの年齢であっても、肌にメラニンを蓄積させないことが重要と言えます。

最後に、年齢を問わず、何歳からでも始められる3つのケアを紹介します。

美白化粧品を使ったスキンケア

毎日のスキンケアは、肌を良い状態へと保つために欠かせません。
特に、シミの発生を防ぐには保湿が大切です。

朝・晩の1日2回、化粧水や乳液を塗りましょう。
シミのもととなるメラニンの抑制を助ける成分が含まれた「美白化粧水」などを使用するのがおすすめです。

メラニンの生成と肌荒れを防ぐ
「美白化粧水」

透明感のあるみずみずしい肌へと導く化粧水。
甘草由来の有効成分が、シミのもととなるメラニンの生成と肌荒れの発生を抑えます。

美白化粧水16選を紹介!

【医師監修】シミ対策におすすめ美白化粧水16選!選び方のコツとケア方法

食事やサプリメントでのビタミン摂取

普段の食事で、肌の健康状態を維持するのに必要な栄養素を摂りましょう。

特に、抗酸化作用でメラニンの生成を防ぐビタミンCや、肌の新陳代謝を促進するビタミンEを、意識して摂るのがおすすめです。
ブロッコリーや、パプリカなどの緑黄色野菜には、ビタミンC・ビタミンEが豊富に含まれます。

シミ予防を助ける食材を詳しくチェック

「シミに効く食べ物」内側からシミ対策できる食事とは?【美容レシピあり】

シミ予防の有効成分を含む美容内服

シミ予防の一つの手段として、食事やサプリメント以外のインナーケアに、美容内服が挙げられます。
美容内服とは、何らかの肌悩みの改善効果を医学的に認められている処方薬(医療用医薬品)です。
サプリメントとの違いは、シミを改善する効果を医学的に認められた成分が配合されている点になります。

シミの改善・予防に効果的な代表的な美容内服には、以下などが挙げられます。

トラネキサム酸 美白有効成分として厚生労働省に認められたトランサミンが主成分の内服薬。メラニンの生成を抑えます。
ハイチオール L-システインというアミノ酸を主成分とした内服薬。
肌のターンオーバーを促進して、メラニンの排出を助けます。
シナール アスコルビン酸(ビタミンC)とパントテン酸カルシウム(ビタミンB5)が配合された内服薬。メラニンの生成を防いで、肌を白く保つ効果が期待できます。
ユベラ 血行促進作用でターンオーバーを促進、また抗酸化作用でメラニンの生成を抑制してシミの改善・予防に効果を発揮します。

何歳からでも始めやすい美容内服でシミを予防しよう

より効果的にシミを予防したい方は、美容内服を検討してみてください。
医学的にシミへの有効性を認められた内服では、体の内側からメラニンの排出を促せます。

美容内服は、継続することで、より効果を実感しやすくなります。
継続するためには、オンラインで処方を受けられるサービスを活用するのもおすすめですよ。

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この記事の監修医

東京総合美容医療クリニック

福田麻衣 医師

美容皮膚科/美容外科

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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