「頬のニキビが治しても治してもまたできる…」、「ニキビ跡になったらどうしよう」
そんな経験はありませんか?
実は、頬は目立つ部位なのにニキビができやすい原因がたくさんあるんです。
今回はそんな頬のニキビに悩む方のために、対処法と予防法を症状別にご紹介します。
気になる頬のニキビを治して、マスクで隠す必要のない肌を手に入れましょう!
目次
「頬ニキビ」ができやすい原因
ニキビって顔の色々な場所にできて困りますよね。
特に頬はニキビができたら目立つので、どうしても人目が気になってしまいますよね。
それなのに、頬は顔の中でもニキビができやすい場所なんです…!
その理由は大きく分けて以下の6つです。
- 頬は乾燥しやすい
- 頬は呼吸器の不調の影響を受ける
- 頬は腸の不調の影響も受ける
- 頬は肝臓の不調の影響も受ける
- 頬は皮膚が厚く毛穴が詰まりやすい
- 頬は外からの刺激を受けやすい
頬にニキビができやすい理由を知って、頬ニキビの対策に役立てましょう。
頬は乾燥しやすい
通常、ニキビができる原因は「皮脂の過剰分泌」ですが、頬の場合は違います。
肌は、分泌される皮脂によって乾燥から守られています。
しかし、頬は皮脂腺が少ないので皮脂の分泌量が少ない場所です。
その結果、頬は乾燥しやすく肌荒れを起こしやすいのでニキビができやすいのです。
頬は呼吸器の不調の影響を受ける
内臓の不調は、顔に肌荒れとなって現れます。
特に、頬は呼吸器の不調の影響を受けます。
足ツボは、足のどの部分が痛いかによってどの内臓が悪くなっているかわかりますよね。
顔も同じように、顔のどの部分にトラブルが起きているかによってどの内臓に毒素がたまっているのかを教えてくれます。
つまり、呼吸器が炎症を起こしてしまうと、頬あたりにニキビや肌荒れなどが起きてしまうということです。
頬は腸の不調の影響も受ける
腸の状態が悪くなると、風邪を引きやすくなったり咳や鼻水が出たりします。
つまり、腸の不調によって呼吸器も不調になってしまうのです。
先ほど頬は呼吸器の不調の影響を受けると言いましたが、腸の不調の影響も受けるということですね。
腸の不調では特に、便秘に気をつけるようにしましょう。
便秘になると、腸内に毒素が溜まってしまいます。
それが血液によって運ばれ、皮膚から排出されることで肌がダメージを受けてしまいます。
頬は肝臓の不調の影響も受ける
肝臓には大きく分けて2つの機能があります。
それは、「解毒」と「代謝」です。
しかし、肝臓が弱るとこれらの機能が弱まり、肌に不調が現れます。
解毒機能が弱まると肌に有害な物質が血液を流れてきて肌荒れが起こってしまったり、
代謝機能が弱まると肌のターンオーバーが遅れて毛穴詰まりが起こりやすくなったりしてしまいます。
そのため肝臓の不調が、ニキビとなって頬に現れるのです。
頬は皮膚が厚く毛穴が詰まりやすい
頬は顔の中でも特に皮膚が厚い部位です。
ニキビの主な原因は毛穴詰まりですが、皮膚が厚いと毛穴が詰まりやすいのです。
よって、頬は毛穴が詰まりやすく、ニキビができやすいと言えます。
頬は外からの刺激を受けやすい
皮膚への刺激も、頬のニキビ発生の原因となります。
皮膚が刺激を受けることで皮膚が炎症を起こし、さらに刺激から皮膚を守ろうとすることで皮脂の分泌量が増えてしまいます。
これらの理由から、皮膚への刺激は頬のニキビの直接的な原因となります。
頬は面積も広いですし、それに加えてマスクによる摩擦や湿気など、外からの刺激を受けやすい場所です。
このような外的要因からも、頬にニキビはできやすくなります。
即効!「頬ニキビ」の治し方
頬のニキビって、一度治ったと思っても繰り返しできてしまいますよね。
頬はニキビができやすく、目立つ場所ですので、「今すぐ治したい!」と困っている方も多いのではないかと思います。
ここでは頬のニキビの治し方を解説していきます。
しかし、ニキビは症状の進行度によって対処法が変わってきます。
このチェックシートであなたのニキビの症状進行度をチェックしましょう!
それぞれの症状の詳しい治し方などが気になる方は、以下の記事をチェックしてみてくださいね。
さて、主に次の3つの方法で頬にできたニキビを治すことができます。
- 外用薬を使う
- 内服薬を使う
- 漢方薬を使う
それでは、それぞれ頬ニキビの症状別の治し方を見ていきましょう。
外用薬を使う
頬のニキビの治療には、まず外用薬を使うのことをおすすめします。
なぜなら、ニキビは皮膚の病気なので、直接的に皮膚に作用する外用薬が最も効果を期待できるからです。
ここでは、ニキビの進行度別におすすめの外用薬を3つ紹介します。
ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビには「アダパレンゲル」を使いましょう。
アダパレンゲルに含まれている「アダパレン」という成分には、毛穴詰まりを改善する効果があります。
毛穴詰まりが主な原因の白・黒ニキビにはもってこいですね。
ニキビの炎症段階である赤ニキビには「べピオゲル」を使いましょう。
べピオゲルに含まれている「過酸化ベンゾイル」という成分には、殺菌作用とピーリング作用があります。
赤ニキビは、毛穴内の細菌によって炎症を起こしてしまうことが多いため、「べピオゲル」は効果的な選択肢と言えます。
頬ニキビの化膿段階である黄ニキビには「クリンダマイシンゲル」を使いましょう。
クリンダマイシンゲルに含まれている「クリンダマイシン」という成分は、細菌を殺菌し、その増殖を抑える抗生物質です。
ニキビの原因菌が繁殖してしまっている黄ニキビを綺麗に治したいなら、このクリンダマイシンゲルが効果的です。
このような塗り薬は医療機関にて処方してもらえます。
東京美肌堂ではオンライン診察を行っているので、忙しくて皮膚科に行く時間がないという方におすすめです。
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内服薬を使う
頬ニキビの治療には、内服薬も効果的です。
内服薬の良い点は、外用薬との併用ができるところです。
しかし、内服薬の中には体内に耐性菌ができてしまうものがありますので気を付けなければなりません。
それは、赤ニキビや黄ニキビの治療に使われる「抗生物質」です。
ですので、抗生物質を含む内服薬を服用するときは医師に言われた通りに服用するようにしましょう。
しかし、ニキビの初期段階である白ニキビや黒ニキビには、ビタミンが含まれた市販薬で対処することができます。
ビタミン薬には抗生物質は含まれていないので、耐性菌ができる心配がないので安心して服用できます。
漢方薬を使う
漢方薬も頬ニキビの治療に有効です。
多くの内服薬は、症状を抑える「対症療法」によって症状を改善するものです。
しかし、漢方薬は症状を体質ごと根本的に改善する「原因療法」によって症状を改善します。
また漢方薬には、耐性菌が発現する心配をしなくていいというメリットもあります。
肌の乾燥には「当帰飲子」がおすすめです。
この漢方薬には、皮脂の分泌が少ないことに由来する、カサカサとした肌の乾燥や肌のかゆみを改善する効果があります。
頬に出来るニキビの根本原因となり得る喉の不調には「甘草湯」がおすすめです。
この漢方薬を服用することで、咳や喉の痛みといった症状を改善することが出来ます。
胃腸が弱っているときは「五苓散」を飲みましょう。
胃腸の健康状態は頬にできるニキビと密接な関係があります。
この漢方薬は、腹痛や下痢、急性胃腸炎などの症状を改善する効果を持っています。
肝臓が不調をきたしている時は「黄連解毒湯」を服用するのがおすすめです。
この漢方薬には、その名の通り解毒作用があります。
ですので、お酒を飲みすぎた時は黄連解毒湯を服用することで、肝臓への負担を減らすことが出来ます。
症状が進行してしまった頬の黄ニキビには「十味敗毒湯」が効果的です。
この漢方薬は、皮膚のかゆみや化膿を改善する効果を持っています。
細菌が繁殖してしまって膿が発生してしまっている黄ニキビには非常に効果的です。
「頬ニキビ」の発生と悪化の防ぎ方
頬にできたニキビの治し方は分かっていただけたかと思いますが、まだ気を付けなければならない事があります。
それは、今できているニキビの悪化を防ぎ、これ以上ニキビを作らないように予防するという事です。
ここでは頬のニキビの予防・悪化防止法をご紹介します。
頬のニキビに特に効果的な予防・悪化防止法は次の6つです。
- 頬の保湿をしっかり行う
- 喉の乾燥・炎症に気をつける
- マスクを肌への刺激が少ないものに変える
- 腸に負担をかけないようにする
- 肝臓に負担をかけないようにする
- 頬のニキビを潰さない
一つずつ詳しく見ていきましょう。
頬の保湿をしっかり行う
頬ニキビの予防に最も効果的なのが保湿です。
先ほども述べた通り、頬は皮脂腺が少ないのでとても乾燥しやすいです。
ですので、絶対に保湿を欠かさないようにしましょう。
しっかりと保湿を行い肌のバリア機能を高めることで、頬のニキビの発生を防ぐことができます。
ニキビができた肌を保湿するために効果的な化粧水は、以下の記事を参考にして選ぶようにしてくださいね。
【ニキビ化粧水選び】大人と思春期で違う!おすすめ商品&効果的な使い方をご紹介喉の乾燥・炎症に気をつける
呼吸器の不調がニキビとなって頬に現れてしまいます。
それを防ぐためには、喉の乾燥・炎症に気をつけなければなりません。
湿度が極端に下がる冬は特に注意が必要です。
加湿器などを使って部屋を保湿したり、こまめに水を飲んだりして喉を保湿するようにしましょう。
マスクを肌への刺激が少ないものに変える
頬は外からの刺激を受けやすい部位ですが、特にマスクとの摩擦による刺激が大きいです。
肌への刺激はニキビの大きな原因となります。
しかし、花粉症の時期などはマスクを着けたい方も多いですよね。
そんな方のために、ここでは肌への刺激が少ないマスクの選び方を紹介します。
マスクを選ぶときは、以下の2つのことに注意すると肌への刺激が少ないマスクを選べます。
- 素材はシルクかコットンのものを選ぶ
- 形状は立体構造のものを選ぶ
それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう。
普通のマスクと言ったら、やはり不織布マスクを思い浮かべるのではないでしょうか?
しかし、不織布マスクはゴワゴワしていて肌への刺激が大きいです。
マスクの素材は、「シルク」か「コットン」がおすすめです。
シルクはなめらかな肌触りで、肌との摩擦を大幅に軽減できます。
またそれだけでなく、シルクは吸湿性・放湿性ともに優れているためマスクの中が蒸れたり乾燥したりしにくいのも肌への刺激を減らす一因となっています。
しかし、シルクは希少性が高いためどうしても値段が高くなってしまいます。
その中でも、比較的お手頃価格のシルクマスクを2つ紹介します。
「マスク代にそんなにお金はかけたくない」という方は、コットン素材のマスクがおすすめです。
コットンはふんわりと柔らかく、肌あたりがとても良いです。
また、コットンもシルクと同様に吸湿性・放湿性ともに優れているため肌への刺激を減らす効果が大きいです。
加えて、シルクよりも値段が安いので手軽に購入しやすいのが良いところです。
コットンマスクも、おすすめのものを2つ紹介します。
マスクの肌との摩擦は、マスクの形状によっても減らすことができます。
マスクの形状は、「立体構造」のものがおすすめです。
立体構造のマスクを使うことで、マスクと口元・頬に隙間が生まれます。
それにより、肌への接触を最小限に抑え、肌への刺激を大幅に減らすことができます。
立体構造のマスクで、おすすめのものを2つ紹介します!
腸に負担をかけないようにする
腸に負担をかけると呼吸器が不調になり、呼吸器の不調が頬にニキビとなって現れてしまいます。
それを防ぐためには食生活に気を使いましょう。
まず、暴飲暴食は絶対にダメです。腸に大きな負担がかかってしまいます。
加えて、便秘も腸にとって良くない状態です。
便秘にならないように、食物繊維を意識して摂るなどの工夫をしましょう。
肝臓に負担をかけないようにする
肝臓に負担がかかると、肝臓の機能が低下してしまいます。
肝臓の機能が低下してしまうと、頬のニキビができたり悪化したりしてしまいます。
肝臓に負担をかけないためにも、お酒はほどほどにしておきましょう。
頬のニキビを潰さない
「頬のニキビが目立って嫌だから早く治そうと思って潰してしまった…」という経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、これは絶対にやってはいけないNG行動です!
ニキビを潰してしまった場合、ニキビの中にいた細菌が広がってさらに繁殖します。
そうなってしまうと、新たなニキビの発生や頬ニキビの悪化の可能性が非常に高くなってしまいます。
そのうえ、頬のニキビを潰してしまうと目立つ「ニキビ跡」ができる可能性が高いです。
特にクレーター状に陥没したニキビ跡が頬にできてしまうと、治すのが困難な上にとても目立つので頬ニキビを潰すのは絶対にやめましょう。
「そんなこと言われても、もう潰してしまった…!」そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか?
すでに頬ニキビを潰してしまった方は、以下の2つのことを実践することで、被害を最小限に抑える事ができます。
頬にニキビができている時のメイク
「ニキビができている時って普通にメイクしていいのかな…?」と悩んだことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ニキビを隠すためにちゃんとメイクしたいけど、ニキビが悪化しそうで困りますよね。
ここでは、頬にニキビができている時のメイク法・メイク用品の選び方について解説します。
頬にニキビができている時のメイクで気をつけることは主に次の3つです。
- ノンコメドジェニックテスト済のものを使う
- 肌への負担を減らす
- 紫外線予防をする
一つずつ詳しく見ていきましょう。
ノンコメドジェニックテスト済のものを使う
「ノンコメドジェニックテスト」とは、その製品を繰り返し塗って「コメド」というニキビのもとができないことを確認する試験のことです。
つまり、メイクをする時にノンコメドジェニックテスト済のメイク用品を使えば、ニキビができにくく悪化もしにくいということです。
肌への負担を減らす
メイクをすると、どうしても少なからず肌に負担をかけてしまいます。
ですので、肌への負担を最小限に抑えるメイク法・メイク用品選びが重要なのです。
肌への負担の小さいメイク方法は、肌当たりの優しいパフやスポンジを使い、ゴシゴシせずにポンポンと置くようにメイクすることです。
また、肌への負担が小さいメイク用品の特徴は次の3つです。
- 天然のミネラルが主成分
- 保湿成分(コラーゲンやヒアルロン酸など)が豊富
- 肌を刺激するタイプの油分(鉱物油など)が入っていない
以上のポイントに気をつけて、メイクの際の肌への負担を減らしましょう。
紫外線予防をする
紫外線は肌にとって大きなダメージとなります。
紫外線はニキビの発生・悪化の原因になるだけでなく、「ニキビ跡」の原因にもなってしまうのです。
メイクを行う際は、紫外線対策も一緒に行うようにしましょう。
しかし、日焼け止めの成分が強すぎるとニキビにとっては大きな刺激となってしまい、悪化の恐れがあります。
日焼け止めを使うときは、SPFは20~30まで、PAは++までを目安にしましょう。
ニキビができている肌のメイクに関しては、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
ニキビ肌のメイクを成功させよう!上手な隠し方からおすすめアイテムまで頬のニキビを治してニキビを繰り返さない美肌へ!
今回は頬にできるニキビについてご紹介しました。
頬のニキビについてもう一度おさらいします。
- 頬はニキビができやすい
- ニキビの症状ごとに治し方が違う
- 喉の乾燥・炎症には特に注意
- メイクをするときは肌への負担を最小限に
頬のニキビの治し方と原因・予防法を理解して、マスクを外しても恥ずかしくない肌を取り戻しましょう!
特に赤ニキビ/黄ニキビまで症状が進行している方は、皮膚科を受診することをおすすめします。
東京美肌堂では、
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AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)
尾崎宥文 医師
美容外科・美容皮膚科
当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。