肝斑は皮膚科で治したほうがいいの?
皮膚科での肝斑治療には、保険が適用されるの?
肝斑(かんぱん)を治そうと思っても、具体的な治療方法や費用が分からないとなかなか治療に踏み切れないですよね。
この記事では、肝斑の治療方法と保険適用の範囲について、わかりやすく解説していきます。
費用面での不安を取り除き、適切な治療を受けられるよう必要な情報をお伝えします。
肝斑治療の正しい知識を身につけて、透明感のある肌を取り戻しましょう!
この記事でわかること
- 肝斑の治療は自由診療なので、保険適用外で治療費は全額自己負担
- トラネキサム酸やシナールなどの飲み薬・ハイドロキノンなどの塗り薬・レーザー施術などの治療法がある
- 診察料/再診料/相談料が無料のサービスや割引クーポンを利用すると節約になる
AI Beauty Clinic(エーアイ美容クリニック)
尾崎宥文 医師
美容外科・美容皮膚科
当院では、美容医療技術とテクノロジーを組み合わせた新しい治療を提案しています。特に痩身治療では、医療と最新のAIの技術を使いながら、確実に患者様のライフスタイルを改善して、目指す体型に導くサポートをいたします。 美容外科治療では、大手美容外科クリニックの院長を務めた経験を活かしながら、効果を最大限に引き出しつつリスクやコストを最小限にできるような治療を提供いたします。 これらの組み合わせにより、患者様の全身・局所両方にアプローチすることで、 健康と美を同時に実現し、自己実現欲求を満たすことを目指しています。
目次
皮膚科の肝斑治療に保険適用はされる?
ここでは、肝斑治療に保険適用されるかどうかを、適用基準と一緒に解説していきます。
保険適用の有無によって、患者の負担する治療費が異なるので、肝斑治療を始める前に確認しておきましょう。
肝斑治療は自由診療のため保険が適用されない
肝斑における治療は基本的には保険適用はできません。
肝斑の治療は皮膚疾患の治療ではなく、肌を綺麗にする美容目的として分類されるため、公的な保険が適用されないのです。
皮膚科・美容皮膚科どちらにおいても保険適用外
肝斑は、皮膚に現れる加齢による色素沈着の一種です。
美容上の理由から治療を希望する場合、皮膚科や美容皮膚科を受診しても、公的な医療保険の適用対象にはなりません。
一般的に、医療保険が適用されるかどうかは、症状や治療目的が「疾病の治療」に該当するかどうかで判断されます。
肝斑は健康上の問題ではないため、美容目的とみなされ、治療は保険適用外となります。
なお、肝斑に効果のある「ビタミンC」や「ビタミンE」は、治療目的で処方される場合は保険が適用されることがあります。
自由診療は保険診療の範囲外の治療に対応できる
自由診療では、保険診療より治療選択肢が広がり、症状や体質に合わせた最適な方法を選べます。
一方で、全額自費となり費用は高くなります。
しかし、同等の効果が見込める複数の選択肢があり、費用と効果を相談しつつ自分に合った治療方法を選べるのがメリットです。
そのため、治療法が豊富なクリニックを選び、自分に合った方法で治療することをおすすめします。
「自分の肌状態を相談したい」「まずは美容内服を試してみたい」という方はオンライン診療サービスで相談してみてもいいでしょう。
いきなり美容皮膚科に行くよりもハードルが低く、自分の肌悩みを解決するきっかけが見つかるかもしれません。
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皮膚科でできる肝斑の治療方法
肝斑の治療で皮膚科に行くべきか悩んだ経験がある方は多いのではないでしょうか?
メラニンを薄くするためには市販薬を使う方法と皮膚科で治療する方法がありますが、有効成分の配合量の違いなどから皮膚科での治療のほうが効果的です。
そもそも肝斑は女性ホルモンの乱れにより、メラノサイトが刺激されることでメラニン色素が過剰に生成されて発生します。
肝斑を治すためには溜まったメラニンの排出を促進する・メラニン色素を抑制することが必要なのです。
メラニン色素に対して治療を行うことで、肝斑特有の色味を解消することができます。
メラニン色素を生成しているメラノサイトの働きの抑制やメラニン色素の排出には時間がかかるため数カ月治療を続ける必要があります。
皮膚科でできる治療法は、肝斑が発生するメカニズム自体にアプローチする方法です。
飲み薬や塗り薬の処方、施術などを用いて肝斑の原因であるホルモンバランスやメラニンの蓄積など複合的な要因に対処していきます。
有効成分を含む「飲み薬」と「塗り薬」
肝斑を治すために使われる医薬品には「トラネキサム酸」「シナール」の飲み薬と「ハイドロキノン」「トレチノイン」の塗り薬があります。
それぞれの効能と服用方法をチェックしてみましょう。
肝斑の治療法では、美白効果を持つトラネキサム酸の服用が特に効果的であるとされています。
肝斑の原因であるメラニン色素を作っているメラノサイト細胞の活性化を抑制する作用により、新しいメラニンの生成を防ぎます。
トラネキサム酸は副作用が起きる可能性の低い成分ですが、血栓症のリスクを高めたり、まれに皮膚のかゆみや食欲不振、頭痛や眠気などを引き起こすことがあります。
服用の際は、必ず専門医の指示に従うようにしましょう。
トラネキサム酸の持つ効果について詳しくはこちら
トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?
シナールはビタミンCの一種であるアスコルビン酸を主成分とした内服薬です。
アスコルビン酸は、肝斑のもととなるメラニン色素の生成を抑制する作用を持ちます。
また、抗酸化作用により老化とともに増加する活性酸素から、細胞を守る働きをします。
シナールはこれらの作用から、すでにある肝斑を薄くする効果が期待できることに加え、予防にもつながります。
ビタミンCは水溶性なので、尿と一緒に排出されやすく、効果を実感するまでの時間がかかります。
最低でも1か月は服用するようにしてくださいね。
シナールの働きや様々な効果についてはこちら
シナールの効果的な飲み方を解説!シミやニキビへの美容効果と注意点も紹介
ハイドロキノンは、メラニンに対して高い還元性を持つ外用薬で、メラノサイトを減少させて肝斑の進行・発生を抑える作用があります。
市販薬や個人輸入でも入手できますが、市販薬では配合濃度が薄いものが多く、個人輸入のものは表示成分と含まれている成分が異なる場合があります。
低リスクで効果的に使用するためにも、きちんと皮膚科で処方してもらうのがおすすめです。
なお、ハイドロキノンは紫外線に当たると逆に肝斑を濃くしてしまう可能性があるため、1日1回夜の洗顔後に使用します。
ハイドロキノンについて詳しくはこちら
「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?
トトレチノインは、メラニン色素の体外排出を促進し、肝斑を改善する外用薬です。
主成分はビタミンA誘導体で、皮膚のターンオーバーを早め、皮膚細胞の分裂や増殖を促進させる作用を持ちます。
通常肌のターンオーバーのサイクルは約1~2か月ですが、トレチノインを使用することで約2週間~4週間ほどに早まります。
この作用により、メラニンの排出を促すことで肝斑の改善が期待されます。
使用方法は、スキンケアをしっかりと行ってから1日1回気になるところに塗布してください。
トレチノインについて詳しくはこちら
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!レーザートーニング・ポテンツァなどの施術
かつては、肝斑治療は主に飲み薬や塗り薬で対応することが一般的でした。
なぜなら、施術によってメラノサイトを刺激されると、かえって肝斑を悪化させるリスクがあったからです。
しかし、最近では医療技術の進歩により、リスクを回避しつつ治療できる方法が開発されました。
そのため、施術で治療するケースも増えています。
肝斑治療には主にレーザートーニング、ポテンツァ、ピーリングの3種類の施術が用いられます。
ただし、これらの施術は肝斑に対して確かに有効ですが、肌には強い刺激となるため、メリットとデメリットを十分に検討することが重要です。
肝斑のレーザー治療では「レーザートーニング」という治療法で治療するようにしましょう。
レーザートーニングとは平らな形をした低出力のレーザーを顔全体に均一に照射する施術で、ムラなく光を当てることができます。
また、微弱なレーザーで少しずつメラニン色素を破壊するため、メラノサイトを活性化させることなく、肝斑の改善が期待できます。
レーザートーニングによる治療は一度では完了せず、2週間おきに8回以上の施術が必要とされています。
ポテンツァとは、皮膚の表面にごくわずかな穴をあけ、針の先からメラノサイト周辺にエネルギーを照射する施術です。
この施術によりメラノサイトの働きを徐々に弱らせることができるので、肝斑のもとになるメラニン色素の生成を抑制できるのです。
また、ポテンツァによる穴を修復するためにターンオーバーが促進するため、肌に蓄積したメラニンの排出にも繋がります。
一般的にポテンツァは、2週間に1度のペースで5回~10回程受けるとより効果的だとされています。
ピーリングとは、皮膚の表面にピーリング剤を塗布し、余分な角質や汚れを除去することで肌のターンオーバーを促進させる施術です。
肝斑はメラニン色素が表皮に蓄積している状態なので、肌のターンオーバーを促進させることにより、メラニン色素が排出され、改善が期待できます。
ピーリングは、肝斑以外にも顔のくすみ、ニキビ跡、毛穴詰まりなど様々な肌悩みに効果的です。
肝斑治療目的のピーリングは2週間おきに5~10回行うのが理想的とされています。
改善効果には個人差があるため、専門の医師とよく相談しながら治療を行うようにしてくださいね。
保険適用外の肝斑治療の費用を抑えるには?
肝斑治療は自由診療になるため、治療費が全額自己負担となりますが、できるだけ金銭的コストは減らしたいですよね。
保険適用外の場合の治療費は基準が国で定められていないため、クリニックが独自の裁量で決めることができます。
そのため同じ治療内容でもクリニックによってかかる費用が異なります。
肝斑の治療費を抑えるためには、適切な価格のクリニックを選ぶことが非常に重要です。
クリニック選びでは、以下のようなポイントをよく確認するようにしましょう。
診察料・再診療・相談料などを確認する
自由診療の場合、薬代に加えて診察料・再診料・相談料・処方箋料などが自己負担の治療費に含まれる可能性があります。
これらの価格は病院側が独自で設定できるので、その病院でどんな診察・治療を受けられるのかを事前に確認し、適正価格なのかを確認しましょう。
なお、クリニックのオンライン診療サービスを利用する際は、処方薬の配送料がかかる場合もあるので要チェックです。
事前に確認する方法としては、クリニックのホームページや直接問い合わせる、口コミを見るなどの方法があります。
自由診療で受けられる治療方法を確認する
肝斑治療のような自由診療の場合、クリニックによって対応している治療方法の種類が異なります。
受けたい施術や処方してもらいたい薬がある場合は、事前にホームページを見たりクリニックに問い合わせて確認しましょう。
特に「ハイドロキノン」や「トレチノイン」など国内未承認の薬は、取り扱いがクリニックによって変化しやすいです。
オンライン診療の割引制度を利用する
オンラインで診療を行っているクリニックの中には、初回の支払い時に使えるクーポンや定期購入による割引サービスがあるところもあります。
例えば、オンライン診療サービスを提供している「東京美肌堂」では、肝斑治療に有効な以下のような処方例があります。
ビタミンC | |
ビタミンE | |
トラネキサム酸 |
肝斑のもとになるメラニンの生成を抑制してシミを予防するのに効果的な処方例です。
トラネキサム酸は、肝斑治療に効果を期待できるとされています。
またビタミンE(ユベラ)には、血行促進や抗酸化作用の働きがあり、新しいシミの発生やシミの進行を予防する効果が期待できます。
内服薬や外用薬はセット処方ではなく、単品で処方してもらうこともできます。
※単品処方の際も、最低3か月間の定期継続が必要になります。
例えば、セット内容は上記の「とことん美白対策入門セット」のままターンオーバーを正常化する「ハイチオール」を単品でプラスすることでより高いシミ・肝斑の改善効果が期待できます。
ハイチオールには肌の代謝促進、抗酸化作用の働きがあり、メラニン色素の抑制に働きます。
まずは1つずつ試してみたいという方や、セットよりも値段を抑えて肝斑治療したい方には単品処方もおすすめです。
ハイチオールについて詳しくはこちら
ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説オンライン診療サービスを展開している「東京美肌堂」では、お薬をまとめて購入することで数か月分の料金がお得になるプランが用意されています。
長期的な肝斑治療を検討している方や、自由診療の治療費をできるだけ抑えたい方におすすめです。
肝斑の治療は皮膚科に相談しよう
肝斑治療には基本的に保険が適用されないので、治療費用や薬代が全額自己負担になります。
しかし、皮膚科では専門医が肝斑の原因や症状に合わせた適切な治療法を提案できるため、自己判断によるケアよりも効果的な改善が期待できます。
自由診療の場合でも、クリニック独自の割引制度をうまく活用することで費用を抑えることができます。
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