「大人ニキビがなかなか完治せず、繰り返しできてしまう…」
「10代の時は肌が綺麗だったのに、20代になってから急にニキビが増えた…」
ニキビや吹き出物と聞くと思春期に多いイメージがありますが、実は大人になってもニキビで悩んでいる方が多いです。
この記事では、大人ニキビの原因や思春期ニキビとの違い、治し方や日々のケアの見直し方を紹介します。
繰り返しできてしまう大人ニキビにさよならしましょう!
目次
大人ニキビの原因
一般的に20代以降にできるニキビのことを「大人ニキビ」と呼びます。
大人ニキビは、吹き出物の一種です。
ここでは、大人ニキビの原因を3種類紹介します。
肌の乾燥
私たちの肌の角質層には、「バリア機能」という役割があり、皮脂膜という膜で覆われています。
このバリア機能が、肌からの水分の蒸発を防ぐ役割や外的刺激から守る役割を担っています。
しかし、肌が乾燥してしまうと本来のバリア機能が低下し、乾燥したり外的刺激を受けやすくなります。
この結果、肌が刺激に敏感な状態になり大人ニキビのできやすい状態を作ってしまいます。
ホルモンバランスの乱れ
「エストロゲン」と「プロゲステロン」という2種類のホルモンが女性の体の調子を調節しています。
この2つは、周期的に分泌されますが年齢によって分泌量が異なります。
8歳頃から始まったエストロゲンの分泌量はこの時期にピークを迎えます。
この時期のことを「性成熟期」とも言います。
20代や30代は社会に出て仕事を始めたり、家庭を持ったりと環境の変化やストレスを抱えやすい年代です。
女性ホルモンは、過度のストレスや睡眠不足などの影響を受けやすく、負荷がかかるとホルモンバランスが崩れやすくなります。
30代半ばから40代を過ぎたこの時期のことを「更年期」と言います。
更年期に入ると、エストロゲンの分泌量が急激に減少し、「更年期障害」と言われる体調不良やホルモンバランスの乱れが起こりやすくなります。
このように年代によって原因は異なりますが、大人になってからはどの年代でもホルモンバランスが崩れやすくなります。
ホルモンバランスが崩れると、もう一つの女性ホルモンの「プロゲステロン」という皮脂分泌を促すホルモンだけが過剰に分泌されてしまい、大人ニキビに繋がってしまいます。
肌のターンオーバーの乱れ
肌は下から「皮下組織(ひかそしき)」「真皮(しんぴ)」「表皮(ひょうひ)」の3つの層からできています。
よく聞く「角質層」は3層のうち一番表面にあり、表皮に含まれます。
表皮を形成する「ケラチノサイト」と呼ばれる角化細胞が表皮の一番下にある基底層で作られます。
新しいケラチノサイトが作られると、古いケラチノサイトは上へ上へ押し出されて角質層に移動します。
最終的に、上へ上へと押しだされたケラチノサイトは、垢として剥がれ落ちます。
このようにして皮膚は新しくなり、この流れのことを「ターンオーバー」と言います。
肌は常にターンオーバーが繰り返されて、新しい皮膚が作られることで、外的刺激から体を守ることができます。
では、ターンオーバーが乱れるとはどのような状態のことでしょうか。
ターンオーバーが乱れるということは、古い皮膚が剝がれ落ちる工程が正しく機能しないことを意味します。
ターンオーバーが乱れると、「メラニン」と呼ばれるシミやニキビ跡の原因になる色素が肌に残ってしまい、肌トラブルが起こりやすくなります。
一般的に肌のターンオーバーは、約28日周期で起こると言われていますが、年を重ねるとターンオーバーの周期が遅れることがあります。
周期が長くなり、ターンオーバーの頻度が低下すると古い皮膚が生まれ変わらないので、ニキビやしみ、そばかすなどの肌トラブルの原因にもなる可能性があります。
このように周期は年齢によって遅くなることがありますが、ターンオーバーの乱れは年齢関係なく10代や20代の若い世代の方でも起こりえます。
大人ニキビのできやすい場所
大人ニキビの原因が日常生活に起因しているように、大人ニキビはUゾーンや体の一部など皮脂腺とはあまり関係のない場所にもできやすいです。
ここでは、部位別に大きく分けて3つ紹介します。
顎や口回り
顎は、顔の中でも皮脂腺が多く存在している一方で、汗腺が少ないという特徴があります。
通常、汗腺から排出される汗で角層に潤いを与えることができますが、顎は皮脂腺が多い割に汗腺が少ないので乾燥しやすくなります。
乾燥してしまうと、皮膚の乾燥をカバーするために多くの皮脂を分泌してしまうため、毛穴つまりを起こしやすくなります。
また、口周りに生えるひげや産毛を処理するためにシェーバーを使う人も多いと思いますが、このひげを剃る工程で雑菌が毛穴に入りニキビになってしまうこともあります。
顎や口周りのニキビで悩んでいる方は、以下の記事で原因や治し方を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
顎(あご)ニキビの原因とは?即効性のある治し方と繰り返さないための予防法 唇ニキビの原因とすぐ治す方法とは?ヘルペスとの違いもわかりやすく解説!輪郭(フェイスライン)
輪郭(フェイスライン)は、顔の一番外側にあるように外的刺激を受けやすい場所です。
この外的刺激は、自分の意識していないところから受けることが多いです。
例えば、髪の毛や衣服との摩擦、就寝中の寝具との摩擦、知らない間についている頬杖です。
特に髪の毛や手は綺麗に見えても、見えない細菌が付着していることがあります。
このような見えない細菌が肌に付着し、そこからニキビに繋がってしまいます。
フェイスラインのニキビで悩んでいる方は、以下の記事で原因や治し方を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
フェイスラインにできるニキビの原因と予防法!内臓の不調が関係しているかも?顔以外の体の一部
大人ニキビは、顔以外の背中や首、デコルテにもできやすい特徴があります。
これらの部位には、外的刺激と洗顔料のすすぎ残しが原因となりニキビになってしまうことがあります。
特に背中は、洗顔料が流せているかどうかが自分の目では見えにくいので日頃から気を付ける必要があります。
また、髪の毛や衣服の影響も受けやすいです。
「衣服を着た時に少しチクチクする」などいつもと違うことがあれば衣服を工夫することも大切です。
背中や首、胸などの顔以外の部位のニキビで悩んでいる方は、以下の記事で原因や治し方を詳しく解説しているので、ぜひ読んでみてくださいね。
【皮膚科医監修】背中ニキビの原因とは?症状別の治し方を徹底解説! 首ニキビの原因と3つの治療法を解説!自宅で簡単にできる対処法とは? 胸ニキビの原因を知ってキレイな胸元へ!効果的な対処法と予防法大人ニキビと思春期ニキビの違い
ここまで、大人ニキビについて説明してきましたが、「思春期ニキビと何が違うの?」と思った方もいると思います。
大人ニキビと思春期ニキビは鏡で見ても全く同じで、ニキビ自体に違いはありません。
そこで、ここでは大人ニキビと思春期ニキビの違いを整理していきます。
思春期ニキビは、名前の通り、思春期という一時期に発生するニキビのことを指します。
思春期前のまだ毛穴の小さい状態で成長期によって急に皮脂分泌が増加してしまうことが大きな原因です。
皮脂分泌が急速に進んでしまうことで、皮脂腺の処理が追い付かず、皮脂が毛穴に詰まりニキビになってしまいます。
思春期ニキビは、皮脂分泌と大きく関係しているため、Tゾーンを始めとする皮脂腺の多い場所にできやすいです。
思春期ニキビは、一時的なものなので自分のニキビにあった薬を使えば比較的治りやすいニキビです。
「自分は思春期ニキビかも?」と思った方は、以下の記事で治し方を解説しているので是非読んでみてくださいね。
思春期ニキビの原因とは?皮膚科医が教える効果的な予防・治療法
大人ニキビは、大人になってからもできてしまうニキビのことを指します。
これまで説明してきたように大人ニキビは、日々の生活習慣や肌の乾燥が原因で起こります。
そのため、皮脂の分泌量とはあまり関係のない場所にもできる特徴があります。
大人ニキビは、発生する原因が思春期ニキビとは異なるため、思春期ニキビと同じような対策をしてもあまり効果がないことがあります。
また、日々の生活がニキビの原因に関係しているので、薬だけでは完治せず、大人のニキビは繰り返しやすく治りにくいという特徴があります。
大人ニキビの治し方
大人ニキビは、思春期ニキビとは違って一定の時期が過ぎたらできなくなるものではありません。
また、大人ニキビは思春期ニキビとはできる過程や原因が異なるため、思春期ニキビと同じように対策をしてもあまり意味のないものになってしまうこともあります。
大人ニキビを治すためには、薬を用いてニキビ自体を治療する方法と、日頃のケアを見直し、改善することの両方を並行して行う必要があります。
薬を使う際は、自分のニキビの状態と相談して薬を選ぶことも重要です。
医薬品を使う
医療用医薬品は、医師の処方箋や指示に従って使用する薬のことです。
そのため、市販薬よりも有効成分の含有量が多く、高い効果が期待できます。
外用薬はたくさんの種類がありますが、炎症や赤みの有無に応じて薬を使い分けることが早く治すためのカギです。
ここでは、できてしまったニキビの種類別に外用薬を紹介します。
炎症や赤みがまだ起きていない状態のニキビは、白ニキビや黒ニキビの可能性が高いです。
白ニキビや黒ニキビは、ニキビの初期段階なので、毛穴の詰まりを改善してくれる角質剥離効果の入っている薬が適しています。
- アダパレン
アダパレンは、細胞の正しい角化を導く効果のある薬です。
毛穴の入り口が塞がってしまうことによるニキビの発生を防止します。
皮膚の乾燥やかゆみなどの副作用は出やすい薬ですが、2週間程度で落ち着き、効果が実感できるようになります。
炎症や赤みの出ているニキビは、赤ニキビである可能性が高いです。
赤ニキビは、ニキビが少し悪化してきている段階で、放っておくとさらに悪化する可能性があります。
このようなニキビには、抗炎症効果や鎮静効果の含まれている薬が効果的です。
- ナジフロキサシン
アクアチムは、アクネ菌の殺菌効果や皮膚表面の細菌の増殖防止効果があり、ニキビの進行を防止できます。
また、赤ニキビ特有の「赤み」の治療にも効果的な薬です。
アクアチムは、クリームタイプとローションタイプがあるので付け心地が選べるのも魅力的です。
効果は抜群ですが、副作用として皮膚への刺激がある場合があります。
炎症や赤みに加えて膿んできているニキビは、黄ニキビの可能性が高いです。
黄ニキビはニキビが進行した最終形で、自己流で治療すると跡になってしまうかもしれません。
このようなニキビには、抗生物質の含まれている薬を使って早急に処置することが大切です。
- クリンダマイシンリン酸エステル
クリンダマイシンは、細菌のタンパク質合成を阻止してくれるので、細菌の増殖を防止できます。
また、細菌の抗菌や殺菌により、ニキビの炎症を抑えてくれる効果も期待できます。
ニキビ治療における内服薬は、炎症の強いニキビが多発している場合に使用することが多いです。
ニキビの治療に使う内服薬は、ビタミン剤や抗生剤がありますが、中等度以上のニキビが生じている場合は、抗生剤を使うことが多いです。
抗生物質は長期間飲み続けると、「薬剤耐性菌」という薬の効果がなくなる菌ができてしまうので、「必要な期間だけ適切な量を服用する」ことを守りましょう。
日本皮膚科学会の「尋常性ざ瘡治療ガイドライン2017」にて炎症を伴うニキビ治療に最も勧められている内服薬です。
抗菌作用のある抗生物質で、アクネ菌増殖の防止効果が期待できます。
妊婦の方の使用ができない点は注意が必要です。
市販薬を使う
「病院に行く時間がないから、薬局で薬を手に入れたい」
「まずは手軽に手に入る薬で試してみたい」
という方は、市販薬を使いましょう。
先ほど紹介した外用薬の使い分けと同じように、市販薬もニキビの進行度具合で選ぶと効果的です。
ここでは、効果別に市販薬を3種類紹介します。
殺菌効果:イハダ アクネキュアクリーム ¥880
アクネキュアクリームは、ニキビの炎症を鎮めてくれる「イブプロフェンピコノール」とアクネ菌を殺菌してくれる「イブプロフェンメチルフェノール」という2つの有効成分が配合されています。
炎症が起きてしまっているニキビに最適です。
また、透明なジェル状の薬なので患部への負担が少ないうえ、油分が必要最小限に作られているのでメイクのよれる心配が少ないという特徴があります。
殺菌効果と毛穴の閉塞防止効果:クレアラシル ニキビ治療クリーム ¥1340
ニキビ治療クリームは、殺菌効果や消炎効果に加えて皮脂吸収効果があります。
毛穴の詰まりも改善してくれるので、炎症の起きていない初期段階のニキビである白ニキビや黒ニキビに最適です。
殺菌効果や抗炎症効果:ペアアクネクリームW ¥680
この薬は、アクネ菌の抗菌効果や炎症の鎮静効果に加えて白ニキビの発生も予防してくれる効果があります。
大人ニキビのできやすいフェイスラインにも効果的です。
塗ると透明になるという特徴があります。
使用するタイミングは、洗顔後いつものスキンケアの前なので習慣化しやすいです。
漢方薬を使う
大人ニキビは、不規則な生活によるホルモンバランスの乱れにより、「気」のめぐりが悪化し、熱がこもることが要因と言われています。
漢方は体の内側のバランスを整えることができるので、大人ニキビに効果的です。
タイプ別に2種類紹介します。
過労や栄養不足の方:当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)¥1351
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)は、全身に大切な栄養素を与えながら血行を良くするほかに、水分代謝を整えてくれる効果もあります。
そのため、貧血や過労により体内の血の巡りが悪い方や生理不順などの女性の悩みを抱えている方におすすめです。
生理前などホルモンバランス由来のニキビの方:桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)¥930
桂枝茯苓丸加薏苡仁(ケイシブクリョウガンカヨクイニン)は、血の巡りをよくすることで、月経や更年期など女性のホルモンバランスを整えてくれる効果や体内の偏っている栄養素を肌まで行き渡らせてくれる効果のある薬です。
そのため、ホルモンバランスの乱れで女性の悩みを抱えている方や肌トラブルを抱えている方におすすめです。
生活習慣を見直す
「大人ニキビに効果的な薬を使ったのに、なかなか効果を実感できない」
「薬を使って一旦大人ニキビは治ったけど、しばらくしてまたニキビができてしまった」
という方は、生活習慣を見直せていますか?
最初の大人ニキビの原因のところでもお話ししたように、大人ニキビと生活習慣は複雑に絡み合っています。
自分のできている大人ニキビに適切な薬が使えていても、生活習慣が原因で大人ニキビの治りを遅くしていることがあります。
薬を使うだけでは大人ニキビは繰り返しやすいので、生活習慣を見直しましょう。
大人ニキビのNG行為
大人ニキビを早く解決したいと焦ってしまい、自己流でやっていることがニキビの治りを遅くしているかもしれません。
大人ニキビを早く治すためにも、次の3つの行為に気を付けましょう。
ニキビを潰す
大人ニキビを治す過程で一番やってはいけないのは、ニキビを潰すことです。
ぷつっとした大人ニキビができてしまうと、どうしても見た目が気になり触って潰したくなりますよね。
ですが、ニキビを潰してしまうと毛穴に傷がついてしまいニキビ跡に繋がってしまいます。
また、膿を自分で押し出しても毛穴の中に皮脂が残っていれば、炎症が治まることはありません。
ニキビを潰すことによるメリットはないのでやめましょう。
マスクをして隠す
大人ニキビのできやすいフェイスライン周りは、マスクをすれば隠せる場所なので、マスクをしたくなりますよね。
ですが、マスクによる摩擦や蒸れによってニキビの細菌が繁殖してしまいます。
また、マスクによる刺激でニキビが悪化してしまうこともあります。
大人ニキビのできている状態でマスクをするときは、通気性に気を付け正しいつけ方をしましょう。
メイクを厚塗りする
女性であれば、毎日メイクをしますよね。
メイクで使うファンデーションもニキビの原因になってしまうことがあります。
ファンデーションには、油分が多く含まれているからです。
ここで、ニキビの原因になりにくいように工夫されたファンデーションを紹介します。
ノブ リキッドファンデーションUV オークル10 ¥3761
この商品は、オイルフリー・紫外線吸収剤不使用・ノンコメドジェネティックテスト済みという肌への負担を最小限に工夫されています。
肌へ与える刺激は低刺激ですが、カバー力もしっかりあるので大人ニキビのできている方でも使いやすくなっています。
ノブの低刺激シリーズはどれも肌への負担が考慮されているので気になった方は、チェックしてみてくださいね。
かみそりで刺激する
口周りや顎のひげをそるときに、かみそりを使う方も多いと思います。
ですが、口周りや顎は大人ニキビのできやすい場所で、かみそりを過度に使ってしまうと大人ニキビの原因になってしまうかもしれません…。
かみそりを使う際は、清潔な道具とシェービングフォームを使うなどの対策をして、肌への影響を最小限にしましょう。
大人ニキビの予防方法
大人ニキビを予防するためには、肌のターンオーバーを崩さないことが大切です。
肌のターンオーバーは日々の生活習慣と大きく関わっています。
毎日少しずつできることから始めることが美肌の第一歩です。
まずは、自分のできていないところを次のチェックリストで確認してみましょう。
どのくらいチェックがつきましたか?
ここで、それぞれの予防法について説明するので、自分のできそうなことから始めましょう。
十分な睡眠時間をとる
皮膚の細胞は、私たちが寝ている間に再生・修復されます。
ターンオーバーを促すためにも十分な睡眠時間はとても大切です。
厚生労働省の「健康実態調査」によると、20代から50代の方の平均睡眠時間は6から7時間と分かっています。
睡眠時間には、個人差があるため一概に何時間がいいとは言えませんが、「自分の睡眠時間が少ないかも」と思った方は、6から7時間という数値を一つの目安としてみてもいいかもしれません。
食生活を見直す
大人ニキビには、体の外側からのケアも大切ですが、内側からのケアも同じくらい大切です。
特に、毎日の食事は美肌を保つためにとても大きな役割を果たしています。
偏った食事や糖分・油分の過剰摂取は、肌のターンオーバーを崩す原因になり、結果的に大人ニキビを引き起こしてしまいます。
バランスの良い食事は大人ニキビ予防だけでなく、肌自体を綺麗にすることにも繋がります。
「バランスの良い食事をしようと思っても、どんなことから始めればいいの?」と思った方は、摂取する食材を工夫してみたり一汁三菜の食事を取り入れてみましょう。
大人ニキビには、ビタミンやタンパク質、食物繊維をバランスよく摂取する事が効果的な予防に繋がります。
下にはニキビに良い食材を並べてみました。
まずは、この食材を自分の食事に取り入れることから始めてみましょう。
一汁三菜は、日本の伝統的な食事スタイルで健康的な献立で食事をすることができます。
その他にも、肌にいい栄養素や効果的な栄養素の摂取方法をこちらの記事では紹介しているので、気になった方はチェックしてみてくださいね。
美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説クレンジングを徹底する
「疲れているから、メイクを落とすのは朝起きてからでいいかな…」
「後で洗顔するし、なんとなくメイク落をとせていれば大丈夫なはず!」
こう思ったことある方は、要注意です!
私たちの普段使っている化粧品には、毛穴汚れの原因がたくさん含まれています。
毎日、メイクを綺麗に落とせていないと、大人ニキビの繁殖する原因を自分で作ってしまうことにもなります…。
クレンジングをする際は、手に力を入れずにくるくるとやさしく肌をなでるようにして行います。
手に力が入ってしまう方は、中指や薬指など力の入りにくい指を使うのも一つの方法です。
クレンジングには、たくさん種類がありますが、シート状のクレンジングはシートと肌の摩擦で肌への負担が大きいので、毎日の使用は控えるのをおすすめします。
メイクもしっかり落としたいけど、クレンジングによる肌への負担を最小限にしたい方は、潤いの特徴のあるバームタイプや、使い心地がなめらかなオイルタイプを選ぶのがおすすめです。
下の図を参考にして、自分にぴったりのクレンジングを見つけてみてくださいね。
正しい方法で洗顔する
毎日行う洗顔で肌に悪影響を与えないためのポイントがたくさんあります。
間違った方法で洗顔を毎日行っていると、大人ニキビがいつまでも完治しなくなってしまうことがあります。
ここでは、洗顔のポイントを確認していきます。
1. 手を清潔な状態にする
2. ぬるま湯で顔を洗う
3. 手や洗顔ネットで泡をたててから顔にのせる
4. 手に力を入れないでやさしく洗う
5. フェイスラインや髪の毛の生え際などすすぎ残しがないように泡を流す
6. 清潔なタオルを使ってやさしい力で拭く
洗顔は、やり方を間違えると大人ニキビの原因にもなってしまいます。
実践できていないことがあれば、毎日の洗顔に取り入れてみましょう。
保湿をする
乾燥は大人ニキビの大敵です。
肌が乾燥してしまうと、水分の蒸発や外的刺激から肌を守っている皮脂膜の働きが悪くなります。
すると、肌の乾燥を防ごうと角質層が厚くなってしまい、毛穴に汚れがたまりやすくなってしまいます。
このように、クレンジングや洗顔が正しい方法でできていても、保湿ができていないと洗顔の意味がなくなってしまいます。
保湿のやり方がわからなくてなんとなくやっている方は、次の手順でやってみましょう。
- 化粧水や美容液を塗る
- 五点置き
- やさしく伸ばす
- ハンドプッシュでなじませる
保湿のやり方だけではなく、使う保湿剤も大人ニキビに効果的なものにしたいという方は、抗炎症成分と保湿成分の両方が含まれていて、低刺激のものをおすすめします。
ここでは、薬局で買える大人ニキビ向けの商品を2つ紹介します。
イハダ 薬用ローション ¥1650
この商品は、「アラントイン」などの抗肌荒れ成分に加えて、アルコール無添加で弱酸性の低刺激設計の化粧水です。
また、高精度ワセリンが含まれているので保湿効果も抜群です。
ナリスアップスキンコンディショナー ¥437
この商品は、ビタミンC誘導体が含まれているローションです。
また、大容量なうえに値段もリーズナブルなので、いつものスキンケアにプラスで取り入れやすくなっています。
こちらの記事では、化粧水について値段や肌質別におすすめのものを詳しく紹介しています。
気になった方は、こちらもチェックしてみてくださいね。
【ニキビ化粧水選び】大人と思春期で違う!おすすめ商品&効果的な使い方をご紹介紫外線対策をする
紫外線を浴びてしまうと肌へ3つの悪影響を与えてしまいます。
- 肌を乾燥させる
- 活性酸素を作りすぎてしまい、結果的に毛穴つまりの悪化やシミの原因になる
- ターンオーバーを崩し、肌本来のバリア機能を壊してしまう
このように、紫外線のもたらす肌への影響はとても大きいです。
大人ニキビを治すためにも、日傘や日焼け止めを使って紫外線対策を欠かさずに行いましょう。
「日焼け止めが大人ニキビの原因になってしまうことはないの?」と気になる方は、「ノンコメドジェネティックテスト済み」の日焼け止めを使いましょう。
ニキビの原因であるコメドを作りにくい商品につけられているマークです。
また、日焼け止めには、リキッドタイプとスティックタイプがあります。
外出時は、塗りやすいスティックタイプにするなど使う状況に応じて使う日焼け止めを工夫をしてみると、日常生活に取り入れやすいですね。
大人ニキビを繰り返さないために…!
大人ニキビは、思春期以降の肌にできるニキビのことで、原因が日常生活に隠れていることが多いため、繰り返しやすいです。
また、年齢によって生活環境やホルモンバランスが異なり、これらも大人ニキビに繋がります。
厄介な大人ニキビを治すためには、薬を使いながら食事や睡眠など生活習慣を見直すことが大切です。
少しの意識で大人ニキビを予防することができるので、できることから始めて大人ニキビを予防しましょう。
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