ニキビの予防のためには何からしたらいい?
スキンケア方法や皮膚科の薬は何が最適?
ニキビは一度できたらなかなか治りづらいうえに、繰り返しできる厄介な症状ですよね。
だからこそニキビ予防をして、ニキビのできにくい肌を作りたいと考えている方も多くいるでしょう。
ニキビ予防には生活習慣とスキンケアが重要なポイントです。
本記事では、具体的な予防法とおすすめのスキンケアアイテムまで合わせてご紹介しています。
ぜひ参考にしてニキビのない綺麗な肌を手に入れてくださいね。
目次
ニキビ予防の基本をチェック
ニキビを予防するためには生活習慣を整え、正しいスキンケアを行うことが基本です。
日々の些細な行動がニキビの原因になっているかもしれません。
そこで、まずは以下のチェックリストで自分の生活習慣を確認してみましょう。
ニキビができやすい行動がないかどうか、確認してみてください。
ニキビができやすい行動をしていないかチェック!
いかがでしたか?チェックが多いほど、日常的にニキビの出来やすい行動をしてしまっているかもしれません。
次からは、ニキビを予防するうえで基礎となる生活習慣について詳しく解説していきます。
バランスのとれた食事をする
ニキビを予防するには、バランスの良い食事が大切です。
肌は私たちが食べたものから作られています。
脂っこい料理や食べ過ぎは、皮脂の過剰分泌を招き、ニキビの原因になる可能性があります。
また、便秘などで腸内環境が乱れると、老廃物が溜まりやすくなり、ニキビができてしまうこともあります。
そのため、ビタミン中心・脂質を抑えた食事と腸内環境を整えることがポイントです。
ニキビを予防するために、今一度自身の食生活を見直してみてくださいね。
ニキビを予防するには、ビタミン類を意識した食事が大切です。
特に「ビタミンB2・B6・C・E」を積極的に摂取するようにしましょう。
ビタミンB群には、体の老廃物を代謝して排出する働きがあります。
老廃物が溜まると毛穴がつまり、ニキビの原因となるので、ビタミンBを多く摂ることがニキビ予防に効果的です。
ビタミンB2、B6、Cは野菜や果物に多く含まれているので、生で食べるのがおすすめです。
加熱するとビタミンが壊れてしまう可能性があります。
一方で、脂溶性ビタミンのビタミンEは多く摂りすぎると過剰症となるため、適量を心がけましょう。
その他にもニキビ予防に役立つ食材がたくさんあります。
次の表を参考に、上手に食事に取り入れてみてくださいね。
脂質を控えめにすることで、毛穴詰まりを予防し、ニキビができにくい肌を保つことができます。
脂っこい料理ばかり食べていると、皮脂の分泌が過剰になり、毛穴がつまりやすくなります。
その結果、詰まった毛穴の中でニキビの原因となるアクネ菌が繁殖しやすくなります。
脂質の摂りすぎを避けるには、外食や加工食品はできるだけ控え、メイン料理は魚を中心としましょう。
また、料理の調理法を「揚げる」「炒める」から、「蒸す」「煮る」へと変更するだけでも、脂質が控えめの食事になります。
ニキビの予防には腸内環境を整えることも重要なポイントです。
腸内環境を整えるには善玉菌を増やしましょう。
善玉菌を増やす方法として、善玉菌のエサとなる食物繊維を十分に摂取することです。
食物繊維の中にも水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」という2つの種類があります。
善玉菌のエサとなるのは水溶性食物繊維であるため、果物や海藻類、大麦などの食材を積極的に摂るようにしましょう。
規則正しい生活をする
ニキビを予防するためには、規則正しい生活をすることも大切です。
睡眠不足やストレスが溜まると、体の免疫力や自律神経の働きが低下し、肌荒れやニキビができやすくなります。
私たちの肌には、古くなった角質を排出する「ターンオーバー」という働きがあります。
この働きは主に睡眠中に行われます。
睡眠不足の状態だと肌表面に古い角質や老廃物が溜まり、毛穴詰まりを引き起こします。
その結果、ニキビが発生してしまうのです。
また、運動不足やストレスによっても肌のターンオーバーの乱れは発生します。
そのため、日頃の生活を見直して規則正しい生活を送るように心がけましょう。
十分な睡眠時間を確保することで、ニキビを予防しましょう。
個人差はありますが、一般的に必要な睡眠時間は15歳で約8時間、25歳で約7時間、45歳で約6.5時間、65歳で約6時間と言われています。
加齢とともに必要睡眠時間は減少していくため、ニキビのできやすい10代~20代の方は8~7時間の睡眠が必要なのです。
十分な睡眠を取れている目安としては、日中の眠気で困らないこととされています。
そのため、日中どうしても眠くなってしまうという方は、今一度自分の睡眠時間を見直してみてくださいね。
日常的に運動する習慣を取り入れていますか?
適度な運動の目安とは、息が少し弾み、汗ばむくらいの運動を、1週間で合計60分程度行うことです。
適度な運動を続けると、体内の老廃物やストレスが解消されやすくなり、ニキビができにくい健康的な肌作りに役立ちます。
私たちの生活には、人間関係や仕事、家事など、さまざまなストレスがあります。
しかし、ストレスが溜まり過ぎると体調を崩しやすくなり、注意が必要です。
ストレスが溜まったら、入浴を楽しむ、友人と話をする、趣味に打ち込むなど、自分なりの方法で発散するようにしましょう。
一方で、暴飲暴食や飲酒でストレスを発散しようとするのは避けましょう。
心身の不健康から、かえってニキビのできやすい肌環境となってしまう可能性があります。
身の回りの環境を整える
ニキビは身の回りの環境が原因で発生する場合もあります。
衛生環境が悪い部屋で生活をしていると、肌に細菌がついて炎症が起きます。
また、乾燥により肌の水分も失われ、皮脂の過剰分泌に繋がってしまうのです。
そのため、衛生環境や湿度を整えることでニキビの予防をするようにしましょう。
ニキビを予防するためには、寝具を定期的に洗うことが大切です。
寝具は寝ている間の汗や皮脂を吸い取るため、洗濯を疎かにしていると細菌やカビの繁殖の原因となります。
衛生状態の悪い寝具で毎日寝ていると、細菌が肌に移り、ニキビが発生してしまうのです。
そのため、日々のケアは除菌スプレーなどを使って行い、定期的な洗濯が必要です。
シーツは週に1回、枕は週に2回を目安に洗濯するようにしてくださいね。
室内の湿度を管理することで、乾燥を防ぐこともニキビ予防につながるポイントです。
空気の乾燥により肌の水分が失われると、潤いを保とうとして皮脂分泌が活発化してしまいます。
過剰分泌された皮脂は毛穴に詰まり、ニキビの原因になってしまうのです。
そのため、加湿器を使って室内の湿度を保つことが大切です。
蒸し暑くなる夏場は湿度「50~60%」、乾燥しがちな冬は湿度「40~50%」が理想的とされているため、参考にしてみてくださいね。
丁寧なスキンケアをする
ニキビの予防に欠かせないのが丁寧なスキンケアをすることです。
ニキビができやすい肌の方は、油分をできるだけ減らそうとして保湿をあまりしないという方も少なくありません。
しかし、すべての肌質の人に丁寧な洗顔と十分な保湿は必要です。
ここでは、丁寧なスキンケアをするためのポイントをご紹介します。
自分の普段のスキンケアと照らし合わせてしっかりと確認してくださいね。
まずはクレンジングでメイクをきちんと落としましょう。
パッケージに表記されている使用量を手に取り、顔全体に伸ばします。
この時できるだけ強い力を加えず、指の腹で優しくマッサージするようにメイクと馴染ませることがポイントです。
特に小鼻や顎周りはメイクを落とし残しやすい部位なので、念入りに洗うようにしてくださいね。
洗顔はよく泡立てた、たっぷりの泡で行うことが大切です。
泡立てずに洗顔をすると、その摩擦で肌に刺激が加わり、ニキビができてしまう可能性があります。
そのため、泡立てネットなどを使ってよく泡立てるようにしましょう。
洗う時はゴシゴシと擦るのではなく、泡で汚れを押し出すようなイメージで洗うようにしてくださいね。
洗顔後の肌はクレンジングや洗顔料の刺激で、水分が失われている状態です。
そのまま放置してしまうと、水分の蒸発により、肌の潤いが不足してしまいます。
そのため、洗顔後は必ず化粧水で水分を補うようにしましょう。
化粧水をつけるときも擦らず、優しくつけることを意識してくださいね。
化粧水をつけた後は必ず乳液で蓋をすることが重要です。
スキンケアを化粧水で終わらせてしまうと、せっかく補った水分が蒸発して、かえって乾燥の原因となります。
そのため、最後に乳液で乾燥を防ぐ必要があるのです。
乳液は手のひらに取り出して「額・顎・鼻・両頬」の5点置きをしましょう。
こうすることで、満遍なく乳液を塗ることができます。
ニキビのできやすい脂性肌や混合肌の方は、テクスチャーの軽い製品を選ぶことで、ベタつきがなくさらっとした仕上がりになります。
【肌質別】ニキビの予防におすすめのスキンケアアイテム
ニキビ予防に効果的なスキンケア用品は、自分の肌質に合ったものを選ぶことが重要です。
まずは、自分の肌質がどのタイプに当てはまるか確認しましょう。
次から、あなたの肌質におすすめの製品の特徴をご紹介します。ぜひニキビ予防の参考にしてみてくださいね。
クレンジング
クレンジングは、メイクや皮脂の汚れを落とす大切な役割があります。
ただし、洗浄力が強すぎると、必要以上に皮脂を落としてしまい、かえってニキビの原因となります。
- 脂性肌の方は、しっかりと汚れを落とせる洗浄力の高いクレンジングがおすすめ。
- 乾燥肌の方は、必要以上に皮脂を取り除かないよう気をつけましょう。
- 敏感肌の方は、肌に刺激の少ない優しい処方のクレンジングを選びましょう。
このようにクレンジングは、自分の肌質に合ったものを使い分けることが大切です。
脂性肌の方は、洗浄力が高いクレンジングアイテムを使うようにしましょう。
油分や水分が比較的多い脂性肌は、洗浄力が低いクレンジングを使用してしまうと、十分に汚れを落としきれない可能性があります。
肌表面に残った汚れが毛穴を詰まらせることで、ニキビの原因となります。
そのため、十分な洗浄力のあるクレンジングを選ぶようにしてくださいね。
小林製薬|オードムーゲ メイク落としジェル
この商品はニキビができやすい肌向けのクレンジングです。
炎症抑制成分である「グリチルレチン酸ジカリウム」が配合されているため、炎症のあるニキビの改善効果も期待できます。
また、保湿成分も十分に配合されているため、クレンジング後も肌に潤いを残してくれます。
乾燥肌の方は洗浄力が比較的低いクレンジングを使用することで、肌にできるだけ負担をかけずに汚れを落とすことができます。
油分・水分ともに不足している乾燥肌は、クレンジングによりダメージを受けやすい肌質です。
汚れを落とすために洗浄力の高いものを使ってしまうことで、必要な皮脂や水分を洗い流し、かえってニキビを発生させてしまいます。
そのため、できるだけ肌に優しい洗浄成分が配合されたクレンジングを選ぶようにしてくださいね。
ノブ|ACアクティブ クレンジングリキッド
このクレンジングは、マイルドピーリング作用があり、肌にできるだけ負担をかけない設計になっています。
マイルドピーリング作用とは、肌表面の皮脂や汚れを優しく剥がすことで毛穴詰まりを改善する働きのことです。
保湿成分も十分に配合されているので、洗いあがりのしっとり感も感じることができます。
混合肌の方は油分が多く、水分が少ない状態の肌質です。
肌表面の油分が多いため、脂性肌と間違いやすいですが、洗浄力の高いクレンジングを使用してしまうと肌の水分がさらに不足する可能性があります。
そのため、保湿成分がしっかりと配合されたクレンジングを選ぶようにしましょう。
また、混合肌は皮脂分泌の多いTゾーンがべたつきやすい特徴があるため、重点的に洗うようにしてくださいね。
アクネスラボ|薬用クレンジングジェル
このクレンジングは、植物由来の洗浄成分で肌への刺激を抑えながら、しっかりとメイク汚れを落としてくれます。
また、保湿成分であるグリセリルが配合されているため、洗いあがりの乾燥を予防します。
さらに、抗炎症作用のあるグリチルレチン酸ジカリウムが配合されていることで、炎症のある赤ニキビや黄ニキビの予防にも効果が期待できます。
敏感肌は通常の肌質よりも刺激に弱いため、「低刺激設計」のクレンジングを選ぶことが大切です。
クレンジングには合成香料、着色料、鉱物油、パラベンなど様々な化合物が配合されているものもあります。
これらが敏感肌に刺激を与え、かえってニキビを発生させる可能性があります。
そのため、「無添加」「低刺激」などの表記がある製品を選ぶようにしましょう。
カルテHD モイスチュア クレンジング オイルジェル
こちらは敏感肌の向けに開発されたクレンジングです。
無香料、無着色の低刺激設計に加え、アレルギーテストやパッチテスト済みなので、敏感肌の方でも安心して使用できます。
肌に不要な汚れだけを落とし、必要な潤いをしっかりと残してくれるのが嬉しいポイントです。
洗顔
適切な洗顔は、ニキビ予防における基本のスキンケアです。
丁寧に洗顔することで、しっかりと古い角質や皮脂の汚れを落とすことが大切です。
また、自分の肌質に合った洗顔料を選ぶようにしてくださいね。
脂性肌の方は泡に弾力があり、皮脂汚れをしっかりと吸着するタイプの洗顔料を選びましょう。
特に炭やクレイなどの成分は、皮脂吸着作用があります。
脂性肌は皮脂の分泌が多いため、洗顔でしっかりと皮脂を落とすことが大切です。
そうすることで毛穴つまりを予防し、ニキビの発生を防ぐことができるのです。
ロゼット|洗顔パスタ アクネクリア
この洗顔料は、ニキビができやすい脂性肌の方におすすめです。
海泥、ガスールといった2つのクレイが配合されていて、皮脂の汚れをしっかりと吸着します。
また、きめ細やかな泡が皮脂汚れを毛穴の中からしっかりと落とすことができます。
乾燥肌の方は、洗浄力は控えめで、バリア機能を高める保湿成分が配合された洗顔料がおすすめです。
特にセラミドやヒアルロン酸などの保湿成分が入っているものがおすすめです。
これらの成分は、乾燥して潤いを失った肌に潤いを補ってくれる働きがあります。
洗顔時の過剰な洗浄を避け、同時に潤いをキープできるので、乾燥肌の方に適しています。
ルナメアAC | ファイバーフォーム
この商品は天然の泥を配合し、肌を傷つけることなく汚れを落とす洗顔料です。
毛穴よりも細い繊維が入った泥なので、毛穴の奥から汚れをしっかりと落とします。
植物由来の保湿成分がたっぷりと配合されているため、洗いあがりの乾燥を心配せずに使用できるのが嬉しいポイントです。
混合肌の方におすすめなのは、保湿成分が配合されていて、適度な洗浄力もある洗顔料です。
混合肌は、皮脂分泌が多い部分と乾燥しがちな部分が共存しています。
そのため単に洗浄力が高いだけだと、乾燥部分の潤いを奪ってしまう可能性があります。
一方、保湿成分が足りないと、皮脂が過剰に出る部分が一層悪化してしまいます。
そこで、保湿力と適度な洗浄力を両立した洗顔料を選ぶことで、ニキビ予防とケアを同時に行えるのです。
Biore | ビオレ ザフェイス 泡洗顔料 アクネケア
こちらの洗顔料は、生クリームのような濃密な泡で肌のへの刺激を最低限に抑えた商品です。
高保湿成分である濃グリセリンが配合されているため、洗顔後のうるおい不足の予防にも効果的です。
また、ノンコメドジェニックテスト済みなので、ニキビができにくい設計となっています。
敏感肌の方におすすめなのは、肌に優しく、しっかりと潤いをキープできる洗顔料です。
特に、無添加処方やアミノ酸系の洗顔料がおすすめです。
刺激の少ない処方なので、敏感肌でも安心して使うことができます。
一方で、保湿力が不足していると、敏感肌がさらに荒れてしまう原因になります。
そのため、低刺激と高保湿を兼ね備えた洗顔料を選ぶことが大切です。
キュレル 潤浸保湿 泡洗顔料
こちらは肌に必要なセラミドを守りながら汚れを落とす洗顔料です。
無香料・無着色のため低刺激の設計で、保湿成分も十分に配合されています。
また、泡タイプなので肌への刺激を最低限に抑えることができるのもポイントです。
化粧水
洗顔後は化粧水で潤いを補給しましょう
化粧水も肌質に合わせて選ぶことが大切です。
脂性肌の方は、オイルフリーなどの油分の少ない化粧水がおすすめです。
一方、乾燥肌の方は、潤いを十分に補給できるよう、保湿力の高い薬用化粧水などを選びましょう。
混合肌や敏感肌向けの化粧水の選び方も後ほどご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
脂性肌の方は、油分が少なく、さらっとしたタイプの化粧水を選びましょう。
特に油分が多いと、毛穴詰まりを引き起こしやすく、かえってニキビの原因となってしまいます。
テクスチャーもトロっとした重いものだと、肌に負担を与えてしまうので、軽めのローションタイプなどがおすすめです。
MINON Amino Moist | 薬用アクネケア ローション
こちらの化粧水は、ニキビ予防に特化した商品です。
脂性肌の方はもともとニキビがきやすい肌質のため、ニキビの原因となる油分をできるだけ抑えた化粧水がぴったりです。
水のようにさらっとしたテクスチャーで、十分に保湿をしてくれます。
乾燥肌の方は、不足した水分を化粧水でしっかりと補うことが大切です。
そのため、より高い効果の期待できる薬用の化粧水を選ぶようにしましょう。
薬用の化粧水は「医薬部外品」という表記があり、厚生労働省に認可された保湿有効成分が配合されています。
そのため、一般的な化粧品としての化粧水よりもより効果的に保湿をしてくれるのです。
肌ラボ | 薬用極潤スキンコンディショナー
この化粧水は、ヒアルロン酸やスクワランといった保湿成分が配合されています。
これらの保湿成分が肌へ十分な潤いを与え、表面からの乾燥を予防します。
また、抗炎症有効成分も配合されているため、乾燥によるニキビの予防にも効果が期待できます。
混合肌の方におすすめなのは、しっかりと保湿でき、同時に肌の調子を整える化粧水です。
混合肌は、皮脂が多い部分と乾燥しがちな部分が混在しています。
保湿を怠ると、かえって全体的に皮脂分泌が過剰になってしまう恐れがあります。
そのため、高い保湿力のある化粧水を選び、潤いを保つことが何より大切です。
さらに、ビタミンC誘導体などの整肌成分が配合されていると、保湿と同時に、混合肌特有のバランスの乱れを整える働きが期待できます。
naiacne | ニキビケア 薬用スキンローション
こちらの化粧水は、高い保湿効果のあるプラセンタエキスが配合されています。
浸透力のあるテクスチャーで肌表面から角質層まで、十分にうるおいを与えます。
また、ビタミンC誘導体も配合されているため、肌の水分バランスを整えるサポートをしてくれる化粧水です。
敏感肌の方は、低刺激でありながら炎症を抑える成分が配合された化粧水を選びましょう。
刺激に弱いため、肌に負担のある化粧水を使用してしまうとかえってニキビができてしまう可能性があります。
化学物質が含まれたものではなく、ユーカリやカモミールなどの植物由来成分が配合されている化粧水を選ぶようにしてくださいね。
イハダ 薬用ローション しっとり化粧水
こちらは薬用の敏感肌向けに作られている化粧水です。
アルコールやパラベンフリーのため、化粧水で肌荒れを起こす心配がなく、安心して使用できます。
また、「アラントイン」「グリチルレチン酸ジカリウム」の2つの抗炎症成分により、ニキビの炎症を予防します。
乳液
洗顔と化粧水の後は、保湿を十分にするために乳液を使うことが大切です。
乳液には、肌の水分と油分のバランスを整える働きがあり、ニキビ予防に役立ちます。
化粧水だけで終わらせてしまうと、水分が蒸発して十分な保湿ができないためです。
乳液も自分の肌質に合わせて、ニキビのできにくい肌に整えるものを選ぶようにしてくださいね。
脂性肌の方はジェルタイプの乳液を使うことがおすすめです。
もともと油分が多いため、乳液をあまり好まない方が多いですが、脂性肌にも乳液は必須です。
そのため、比較的油分の少ないジェルタイプのものを選ぶようにしましょう。
さらっとしたテクスチャーで、ベトベト感が苦手な方でも気軽に使用することができます。
FANCL | アクネケア ジェル乳液
この乳液は、べたつかずさらっとしたテクスチャーが特徴です。
適度な油分を与えながら、肌表面はさらっと仕上がるため、ベトベト感が気にならないのでおすすめです。
乾燥肌の方におすすめなのは、肌の水分蒸発を防ぎ、適度な油分も補うミルク状の乳液です。
ミルク状の乳液には、肌表面に薄い膜を形成する働きがあります。
この膜が水分の蒸発を防ぎ、潤いをしっかりキープしてくれます。
さらに、抗炎症などの機能性成分が配合されていると、ニキビ予防の効果も期待できます。
MINON | 薬用アクネケアミルク
こちらは乾燥しがちな肌にやさしく油分を与えてくれる乳液です。
ニキビを予防するアミノ酸と植物性有効成分が配合されているため、乾燥によるニキビをしっかりと防いでくれます。
保湿成分も十分に配合されているため、睡眠中の乾燥もしっかりと予防します。
混合肌はべたつき過ぎない乳液を選ぶようにしましょう。
肌表面がべたつきやすい混合肌は、さらっとしたテクスチャーで保湿を十分にする乳液がおすすめです。
NOV | ノブ ACアクティブ モイスチュアミルク
この乳液はミルクタイプでさらっとしたテクスチャーが特徴です。
AHAやヒアルロン酸、セラミドなどの保湿成分がたっぷりと配合され、肌に充分な潤いを与えます。
また、グリチルレチン酸ステアリルが配合されているため、肌あれ予防にも効果が期待できます。
敏感肌には、アルコールやオイルが配合されていない低刺激設計のものがおすすめです。
そのため、できるだけ天然成分で作られた優しい乳液を選ぶようにしましょう。
スキンケア用品を「敏感肌用」の表記があるもので揃えてみると良いでしょう。
無印良品 乳液・敏感肌用・しっとりタイプ
こちらの商品は、低刺激設計で敏感肌におすすめの乳液です。
アルコールやオイル、パラベンが配合されていないため、乳液による肌荒れを防ぐことができます。
また、しっとりとしたテクスチャーで肌内部に潤いをしっかりを閉じ込めてくれることもポイントです。
【症状別】薬・サプリメントを使ったニキビの予防法
ニキビができてしまったら薬やサプリメントを使用して改善することがおすすめです。
しかし、一言にニキビといっても炎症を起こす前の「白ニキビ・黒ニキビ」、炎症が起きている「赤ニキビ」、膿を持った「黄ニキビ」に分けられます。
ここでは、症状別に合わせて飲むべきサプリメントや医薬品をご紹介するので是非参考にしてみてくださいね。
市販のサプリメントを飲む
ニキビを予防するための食生活のサポートとして、市販のサプリメントを活用するのも一つの方法です。
ただし、サプリメントの効能は症状によって異なるため、自分の肌の状態に合わせて適切なサプリメントを選ぶ必要があります。
市販で簡単に手に入るため、まずはサプリメントでの予防から始めるのもおすすめです。
ただし、過剰摂取や飲み合わせには十分注意するようにしてくださいね。
白ニキビや黒ニキビを予防するためには、肌のターンオーバーを促進するサプリを選びましょう。
毛穴詰まりは肌のターンオーバーが正常に働くことで老廃物や皮脂が体外に排出され、白ニキビや黒ニキビの予防につながります。
肌のターンオーバーを促進する栄養素としては「ビタミンB」や「ビタミンE」がおすすめです。
赤ニキビや黄ニキビは炎症をさせないことで予防できるため、抗炎症作用のあるサプリメントを使用しましょう。
特に白ニキビのでき始めに、目立たせたくないという方におすすめです。
抗炎症作用のある栄養素としては、EPA、DHA、グレープフルーツ種子エキス、プロポリスエキスが挙げられます。
また、ビタミンCも赤ニキビの原因となる活性酵素を抑制する作用があるため、予防に効果が期待できます。
皮膚科でもらえる内服薬・外用薬を使う
ニキビが重症化した場合や、なかなか改善が見られない場合には、医師による適切な治療が必要になります。
皮膚科で処方される内服薬や外用薬には、慢性的なニキビを治療する働きがあります。
そのため、ニキビの予防を目的とする方にもおすすめです。
処方薬は市販のサプリメントより高濃度なので、より確実な効果が期待できるからです。
ただし、一部の医薬品には副作用のリスクもあるため、必ず医師の指示に従って使用しましょう。
自己判断での使用は避けるようにしてください。
効果的にニキビを予防したい方は、皮膚科を受診し、症状に合わせた薬を処方してもらいましょう。
白ニキビや黒ニキビを予防するためには内服薬の服用が効果的です。
肌のターンオーバーを促進し、毛穴詰まりを解消することで発生を防ぎます。
主に皮膚科で処方されるものとしては「ハイチオール」「ユベラ」といった内服薬が挙げられます。
どちらもターンオーバーを促進する働きがあるため、白ニキビや黒ニキビを予防する効果が期待できるのです。
ハイチオールやユベラの効果についてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説 「ユベラ」の効果と副作用を徹底解説!処方薬と市販薬の違いとは?赤ニキビや黄ニキビを予防するためには、毛穴詰まりを改善する外用薬を使用しましょう。
外用薬にはピーリング作用があるものがあるため、アクネ菌の繁殖を防ぎ、炎症を予防することができます。
中でも「アダパレン」や「トレチノイン」といった外用薬がおすすめです。
ただし、これらの外用薬は使用方法を誤ると副作用を生じる場合があるため、必ず医師の指示のもと使用するようにしてくださいね。
アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!ニキビは予防から医師の適切なアドバイスを受けることが大切
ニキビは一度できてしまうと、なかなか治りにくく再発しがちです。
そのため、ニキビを予防し、皮膚にダメージを重ねないことが綺麗な肌を保つためには重要です。
ニキビ予防には、自分の肌質に合ったスキンケアと生活習慣の改善が欠かせません。
併せて、医師から処方される内服薬や外用薬を活用するのも効果的です。
医師から処方される薬剤は、市販のセルフケア用品よりも高い治療効果が期待できます。
ニキビ対策で自分に合う方法が分からない場合は、ぜひ一度皮膚科を受診し、専門家のアドバイスを仰ぐことをおすすめします。
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