「腕にあるシミのせいで、老けて見えるのでは…?」「腕のシミが目立つので、半袖の服を着づらい…」
腕にシミができてしまうと、このような悩みを抱えてしまいますよね。
シミにはいくつか種類があり、種類によって対処方法も異なります。そのため、自分の腕にできるシミの対処法を正しく理解し、適切な薬を使うことがシミを進行させないためのポイントです。
イボ状に隆起してしまうシミもあるので、その種類ごとに適切な治療をしましょう。
この記事では、腕にできてしまうシミの種類や治療方法、今日から実践できる予防方法まで詳しく紹介しています。
腕にできてしまったシミをなるべく早く薄くして、より自信の持てる肌を取り戻しましょう!
目次
腕にできるシミの主な原因は紫外線
腕にできてしまうシミの大きな原因は、紫外線です。
紫外線は肌に対してどのような影響を及ぼすのでしょうか?
まずは、紫外線によってシミができる過程を解説します。
- 紫外線などの外的刺激によって肌の中のメラノサイト(シミを作る工場)が活発化
- メラノサイトの活発化によって、黒色メラニンが生成される
- 紫外線の浴びすぎで黒色メラニンが過剰生成・ターンオーバーの乱れにより黒色メラニンが排出されづらくなる
- 肌の表皮に黒色メラニンが溜まりシミとして見えるようになる
通常は肌のターンオーバーにより、生成された黒色メラニンは排出されますが、紫外線を浴びすぎるとターンオーバーが乱れてしまうため、排出がうまく機能せずシミができやすくなってしまいます。
腕にできやすいシミの種類と特徴
腕にできるシミは、どれも同じように見えませんか?
実は、シミにはいくつか種類があり、特徴や発生の原因が異なります。シミの種類を見分けるためには、以下の2つを意識してみてください。
・思い当たる原因
・見た目の色や大きさ
腕にできやすいシミは大きく分けて4つあります。それぞれの種類について紹介します。
老人性色素斑(日光性黒子)
腕にできてしまうシミのほとんどが老人性色素斑だと言われています。
老人性色素斑は、薄茶色や茶色のシミで、形は円形や楕円形に近く不定形であることが特徴です。
紫外線や老化の影響で、生成されたメラニンが肌のターンオーバーで正常に排出されず蓄積することでシミになってしまいます。
外で過ごすことが多い方や日焼けが好きな方、年齢を重ねた方に多く見られます。
▼こちらの記事では、老人性色素斑の治し方について詳しく紹介しています。気になった方はチェックしてみてくださいね。
【老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)】シミの代表格の原因と治療法炎症後色素沈着
やけどやニキビ、虫刺され等の強い炎症が皮膚に生じた際、メラニンが過剰に生成されてしまうことがあります。
このような皮膚に炎症が起こってしまった際に皮膚を過剰に触る・擦るなどした結果、シミとして残ってしまったものを炎症後色素沈着といいます。
また、皮膚に炎症が起きていなくても、日々のスキンケア時の摩擦ダメージの積み重ねなどによって発症することもあります。
炎症後色素沈着の特徴は、炎症部分にできることと、色や形はさまざまな点です。
一般的には一時的に発生するシミですが、治療せずに放っておくと慢性的なシミになってしまうことがあります。
▼こちらの記事では、炎症後色素沈着の治し方について詳しく紹介しています。気になった方はチェックしてみてくださいね。
炎症後色素沈着とは?シミが治る期間や跡が残りやすい人の特徴を知ろう雀卵斑(そばかす)
そばかすと聞くとシミとは別物だと思う方も多いと思いますが、そばかすもシミの一種です。見た目がスズメの卵の形と似ているので雀卵斑(じゃくらんはん)とも呼ばれます。
薄い茶色で三角形の形をしたものが多く、3歳頃の幼少期に発症し、思春期頃までにかけて濃くなることが多いと言われています。
そばかすの原因には、「MCR1」という遺伝子が関係していると言われており、遺伝的要因で現れたものが紫外線の影響で濃くなることが多いです。
▼「そばかすと他のシミの違いが知りたい…」と思った方は、こちらで紹介しているので参考にしてみてくださいね。
そばかすとシミの違い・見分け方を知ろう!効果的な治療法と予防法も花弁状色素斑
形が金平糖状から花びらのようなシミが多発すると、花弁状色素斑と呼びます。
花弁状色素斑は、極端な日焼けをした後に肩や上背部、腕に現れることが多いです。
症状は、基本的に老人性色素斑と同じため見分けることは難しいですが、長時間屋外にいた後や紫外線を多く浴びた後にできたシミであれば、花弁状色素斑である可能性があります。
皮膚科でできる腕のシミを消す方法
ここまで、シミの種類や原因を紹介してきました。
皮膚科でのシミ治療は顔に行うものが多いですが、腕のシミに対する治療もあります。
「シミを完全になくしたい」という方は、シミの種類や進行段階によって適切な治療方法が異なるので、皮膚科に相談してみましょう。
ここでは、皮膚科で受けられる「腕のシミ」の治療方法を紹介します。
レーザー治療
レーザー治療とは、専用のレーザーを使用してシミの原因であるメラニン色素を破壊し、肌のターンオーバーを正常化してシミを改善する治療方法です。
腕のシミに対するレーザー治療には、一般的に顔のシミ治療と同じく「Qスイッチレーザー」が使われます。
「Qスイッチレーザー」は、メラニン色素のみを熱破壊するため、発熱による周囲組織への影響を最小にするという特徴があります。
腕はターンオーバーの周期が顔よりも遅いため、レーザー治療後にできるかさぶたがとれるまでに時間がかかる場合があります。
フォトフェイシャル
フォトフェイシャルは、「IPL」と呼ばれる特殊な光を顔全体に当てます。
この光がメラニンに当たると、光エネルギーが熱に変化しメラニンにダメージを与え、肌を活性化することで症状を改善していきます。
「IPL」と呼ばれるフォトフェイシャルの光は、広範囲に当てたとしてもメラニンの黒い色素のみに反応するので周囲の肌を傷つけにくいです。
また、フォトフェイシャルは、シミだけではなく肌のくすみや毛穴など、さまざまな肌悩みの改善に用いられます。施術後のダウンタイムがないといった特徴もあります。
内服薬を使う
「レーザー治療やフォトフェイシャルに効果があるのはわかるけど、費用もかかるし不安がある…」という方には、皮膚科で内服薬をもらう方法がおすすめです。
皮膚科で処方してもらえる薬はすべて医療用医薬品です。医療用医薬品は、体内からシミを改善する有効性が認められています。
ここでは、シミの改善に効果的な医療用医薬品を3種類紹介します。
L⁻システインには、ターンオーバーを正常化して肌のバリア機能を回復させることで、シミの治りを早くしてくれる効果が期待できます。
また、L₋システインはアミノ酸の一種で抗酸化作用があるため、シミの原因であるメラニンの過剰な生成を抑え、肌表皮に現れた黒色メラニンを無色化してくれます。
▼こちらの記事では、L-システインを主成分とした「ハイチオール」の使用方法を詳しく紹介しています。シミ改善以外の効果も期待できるので気になった方は、チェックしてみてくださいね。
ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説
トラネキサム酸には、肌内部の炎症を抑える抗炎症効果やシミの原因であるメラニンの生成を抑制する効果があります。
色素沈着によるシミに対してメラノサイトの活性化が継続的に抑制されることで美白効果が期待できます。
また治療効果は、服用開始から1~2か月後に感じられると言われています。
トラネキサム酸には、上記以外にも肝斑に対する美白効果などがあります。
▼トラネキサム酸の効果をもっと知りたい方は、こちらの記事でさらに詳しく紹介しているので、チェックしてみてくださいね。
トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?
「ビタミンE」には、体内の血流を改善し皮膚の代謝を高めることで、肌のターンオーバーを正常化する効果があります。
そのため、ビタミンEを摂取することで、正常なターンオーバーへ改善しやすくなるため、シミ改善にも効果が期待できます。
また、抗酸化作用もあるため、メラニンの黒色化防止にも効果的です。
外用薬を使う
「皮膚科でのレーザーや内服薬の副反応が心配」
「レーザー治療をするほどシミが濃くない」
などといった方には、皮膚科でもらえる塗り薬がおすすめです。
皮膚科でもらえる外用薬も内用薬と同じく医療用医薬品なので、シミの改善効果が認められています。
ここでは、シミ治療の塗り薬を2種類紹介します。
「トレチノインクリーム(トレチノイン)」には、皮膚の浅い層にできるシミの改善やターンオーバーを正常化してくれる効果があります。
ターンオーバーが正常になると、肌に溜まってしまった黒色メラニンを排出できるので、シミの改善が期待できます。
市販の化粧品にもシワ改善に効果的と言われる「レチノール」配合の商品があります。レチノールの生理活性の強さを1とすると、医療用医薬品のトレチノインはその約50~100倍の強さがあります。
トレチノインを塗ることでターンオーバーが早くなり、皮膚に赤みが生じることがありますが、使い続けると赤みはおさまります。
トレチノインには、上記の効果以外にニキビや毛穴、小じわにも効果があると言われています。
▼こちらの記事では、トレチノインの効果についてさらに詳しく紹介しているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!
ハイドロキノンクリーム4%には、シミの原因であるメラニンの生成を抑制する効果や、メラニンを作る細胞であるメラノサイトそのものを減少させる効果があます。
メラノサイトからメラニンが生成される過程も防止できるため、シミを改善するだけではなく、シミ自体の発生を防止する効果が期待できます。
ハイドロキノンは、市販のシミ治療クリームに含まれていることも多いですが、病院でもらえる成分量の100分の1程度と少量しか含まれていません。
使用後にアレルギー反応を起こすことがあるので、使用前には試し塗りをすることが推奨されています。
▼「もう少し詳しく知ってから使いたい…」という方は、こちらの記事でハイドロキノンについて徹底的に解説しているので、チェックしてみてくださいね。
「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?「シミを綺麗になくしたい」という方は、美容皮膚科での治療を検討してみるとよいでしょう。
皮膚科に直接通う時間が取りづらい方は、まずはオンラインで専門の医師に相談する方法もあります。
東京美肌堂では、オンライン診療サービスを提供しており、毎日22時まで診察を受け付けています。
スキマ時間を使って気軽に専門の医師に肌に関する相談ができるので、日中忙しい子育て中の方にもおすすめです。
自分のシミについて相談してみたい方は、下のリンクから予約してみてくださいね。
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自宅でできる腕のシミを改善する方法
腕のシミは、自宅でのケアによって完全に治すことは難しいですが、ケアをすることでいわゆるシミ予防軍の進行を抑制することができます。
ここでは、自宅でできる腕のシミを改善する方法を2つ紹介します。
市販薬を使う
「薬を使って治療したいけど、まずは気軽に試せる市販薬を使いたい」という方は、ぜひ市販薬を選ぶポイントを知っておきましょう。
市販薬には、飲み薬と塗り薬がありますが、塗り薬は基本的に医薬部外品であることが多いです。
ここでは、シミ治療の市販薬を選ぶときの5つのポイントを紹介します。
- 老人性色素斑には、「L-システイン」や「ビタミンC」が含まれているもの
老人性色素斑は、ターンオーバーの乱れと紫外線によるメラニンの蓄積によってできます。
そのため、ターンオーバーを正常化する効果やシミのもとになる活性酸素を除去する効果のある「L-システイン」や「ビタミンC」の入っているものを選びましょう。
- そばかすには、抗酸化作用のある「ビタミンE」を含むもの
そばかすは、遺伝が主な原因ですが年齢を重ねるとともに色が濃くなってしまいます。
抗酸化作用のある「ビタミンE」を取り入れることがおすすめです。
また、「ビタミンE」には、メラニン生成に関係する活性酸素を排除する効果もあります。
- 炎症後色素沈着には、「ビタミンB群」の含まれているもの
炎症後の色素沈着は、炎症によって過剰生産されたメラニンが正常に排出されないことで発生します。
そのため、肌の代謝を高めると同時に肌のターンオーバーを促進してくれる「ビタミンB群」の含まれているものを選びましょう。
- トラネキサム酸は、750㎎含まれているもの
トラネキサム酸は、メラニンの発生を予防してくれる効果があります。
医療用医薬品に含まれるトラネキサム酸は、最大2000㎎含まれていますが、市販薬では配合量が750㎎までと決められています。また、「トラネキサム酸配合」と書いてあるだけだと、トラネキサム酸が微量しか含まれていない場合があります。より改善効果の高めるには、市販薬の場合はトラネキサム酸が750mg配合されているものにしましょう。
- 形状や摂取回数など続けやすいものを
シミを改善するための市販薬はターンオーバーを促進させるものが多いです。
市販薬の服用によってターンオーバーを正常化させるためには、最低でも1~2カ月間の継続的な服用が必要になると言われています。
1日の服用量や回数が多くて継続できないと、飲んでいても効果を感じられなくなってしまいます…。そのため自分が服用を続けやすいものを選びましょう。
具体的に、腕のシミを改善するおすすめの市販薬を2つ紹介します。
「市販薬を選ぶポイントを参考にしても、選ぶのが難しい…!」という方は、まずは以下の市販薬から試してみるとよいでしょう。
・ハイチオール ハイチオールCプラス2
「ハイチオールCプラス2」は、肌の代謝をよくすることでシミや色素沈着などを改善する効果があります。
また、食べ物をエネルギーに変える代謝を生み出す「TCAサイクル」という代謝サイクルを改善することで、過剰な活性酵素による肌や体へのダメージを軽減することができます。
・TRANSINO トランシーノ ホワイトCクリア
「トランシーノ ホワイトCクリア」は、ターンオーバーの正常化を目指し、作られた黒色メラニンを無色化して、シミやそばかすを薄くする効果があります。また、使い続けることによりシミ予防軍の発生も防ぎます。
妊娠中や授乳中でも使用することができるお薬です。ですが、妊娠中にお薬を使用する場合は念のためかかりつけ医に相談してから使うようにしましょう。
腕のシミを予防する美白成分
自宅でシミを改善する方法の1つとして、シミの原因になるメラニンの働きを抑制する美白成分を摂取することがおすすめです。
サプリメントなどでも以下のような成分を意識して摂取すると、シミを薄くしたりシミ予防軍の進行を防ぐことができます。
ここでは、美白成分をそれぞれの効果と一緒に紹介します。
ビタミンやリコピンには、シミのもとになるメラニンの生成を抑制する抗酸化作用があります。
ビタミンの種類はいくつかあり、それぞれのビタミン成分が含まれている食材を紹介します。
ビタミンAは、肌のバリア機能低下を防止する作用があります。
また、皮膚の粘膜の健康を保つことで抵抗力を高めてくれる役割があります。
これらの食材は、油に溶けることで吸収がアップする性質があるため、油を使った料理で摂取するとビタミンAを効率よく吸収することができます。
ビタミンCは、皮膚や細胞に必要なコラーゲンの生成や免疫力の強化、抗酸化作用など肌の健康を維持するには欠かせない成分です。
また、ビタミンはストレスに抵抗する働きのある「アドレナリン」の生成にも欠かせません。
ビタミンCは、体内で自ら合成して作ることができないので、食事やサプリメントで摂取する必要があります。
ビタミンEには、強力な抗酸化作用があり、体内の余分な脂質が酸化してくれるのを防止してくれる効果があります。
他にも、紫外線や外的刺激から肌を守る役割もあるため、肌のバリア機能低下を防止してくれます。
さらに、血行促進効果もあるため、メラニンの排出を促進する効果も期待できます。
リコピンは、主にトマトに含まれています。リコピンには、強い抗酸化作用や血流の促進効果があります。
そのため、メラニンの酸化やメラニンの排出が遅くなってしまうのを防止することができます。
リコピンの吸収効率をよくするためには、ジュースやペースト状で加工されたものがいいと言われています。
▼「美肌に効果的な栄養素や摂取方法をさらに詳しく知りたい!」という方は、こちらの記事をチェックしてみてください。
美肌効果のある「栄養素」とは?効率的な取り入れ方やおすすめ食材を解説カモミラETやトラネキサム酸には、シミの原因であるメラニンの生成指示を抑制する働きがあります。
「カモミラET」は、ハーブのカモミールに含まれている成分のことです。
この結果、メラニンを生み出すメラノサイトが通常よりも活発に働かないため、シミができる原因を軽減することができます。
「コウジ酸」は、味噌や醤油など麹菌由来の成分で、「アスコルビン酸」はビタミンCの一種を吸収しやすい形に変えたものです。
コウジ酸やアスコルビン酸には、メラニンの働きを促進してしまう「チロナーゼ」という酵素の働きを抑える役割があります。
そのため、シミの発生を予防したりメラニンによる色素沈着の進行を防止することができます。
「リノール酸S」は、サンフラワーなどの植物系の油に含まれる成分です。
リノール酸Sには、メラニンの働きを促進してしまうチロナーゼを分解する働きがあります。
チロナーゼが分解されることで、メラニンを生成するメラノサイトの働きが疎くなり、シミの発生を防止することができます。
「エナジーシグナルAMP」は天然酵母由来の成分で、「レチノール」はビタミンの一種で化粧品に含まれていることが多い成分です。
エナジーシグナルやレチノールには、メラニンの排出を促進する効果があります。
どちらもメラニンの蓄積を抑えることで、シミとしての色素が皮膚に残ってしまうことを防ぐことができます。
腕のシミを増やさないセルフケア方法
ここまで、シミを薄くするための方法を紹介してきました。
シミは、メラニンが蓄積することによって、私たちの目に見えるシミという形になって現れてしまいます。
では、メラニンを蓄積させないためには何をすればいいのでしょうか?
ここでは、メラニンの蓄積防止のために日頃からできることを紹介しますので取り入れてみましょう。
一年中紫外線対策をする
みなさん、紫外線対策は一年中できていますか?
夏の紫外線は強いため対策をしている人が多いですが、冬場でも紫外線は降り注いでいます。
以下のグラフは、気象庁が発表している紫外線量をグラフ化したものです。
夏と比較すると強くないですが、冬でも紫外線が降り注いでいることがわかります。
この記事の最初でもご紹介したように、シミの原因の大部分を占めているのは、紫外線です。
そのため、日差しの強くない冬でも紫外線対策を怠らないことが、シミ予防には大切です。
紫外線には、「UVA」と「UVB」の2種類があり両方の紫外線の対策をすることが大切です。
特にシミ対策をするためには、肌の深層までと届く「UVA」の対策をする必要があります。
UVAは、日焼け止めに書かれている「PA値」でどのくらい防ぐことができるかがわかります。
一方でUVBは、「SPFの値」でどのくらい防ぐことができるのかわかります。UVBを対策すると、ニキビなど他の肌悩みも防止できるので「SPF」も気にしてみるのがおすすめです。
以下のグラフでは、シーン別のSPF・PA値目安が書かれているので参考にしてみてくださいね。
日焼け止めを一年中使うなら、肌に優しいものを使いたいけど、どうやって選べばいいの?
日焼け止めによる肌荒れが気になる方は、「ノンコメドジェニックテスト済み」や「アルコールフリー」「パッチテスト済み」と書いてあるものがおすすめです。
肌荒れしにくい低刺激設計のものに記載されていますよ。
▼紫外線対策の方法や日焼けをした後のケアについてより詳しく知りたい方は、以下の記事も読んでみてくださいね。
日焼けを治す「アフターケア」を解説!72時間以内に行う黒くならない方法クリームを使って腕を保湿する
肌の乾燥とシミは、一見関係のない肌悩みに見えますが、乾燥肌にはシミができやすく治りにくいという特徴があります。
肌が乾燥してしまうと、肌の再生機能であるターンオーバーを崩しやすく、紫外線の影響を受けやすくなってしまいます。
温泉医科学研究所によると、入浴後は角質から水分がなくなりやすいので、10分以内に保湿ができると望ましいです。
「保湿ケアが大切なのはわかるけど、何から手を出せばいいかわからない…」
保湿アイテムはたくさんあるので、このような悩みを抱える方も多いですよね。
そんな方は、使い心地で選ぶことをおすすめします。
ローションやミルクは水や親水成分が多く含まれているので、塗った後でもさらっとしたものが多いです。
ローションはミルクよりも油分が少ないため、よりさっぱりとした塗り心地になります。
ここでおすすめするのは、ローションタイプの「ヒルドイド ローション」です。
ヒルドイドシリーズに含まれている「ヘパリン類似物質」には、血行促進・保湿・抗炎症の効果があり、保湿対策と同時にシミ対策もできます。
ローションタイプは、伸びがいいので腕など体に塗り広げるのに適しています。
オイルやバター、軟膏は、植物油や鉱物油を主成分としたもので高い保湿力としっとり感が特徴的です。
ここでは、「ヒルドイドソフト軟膏」を紹介します。
シミ対策と同時に保湿できるのが特徴です。
テクスチャが硬いために塗った場所に密着しやすく、ピンポイントで保湿したい場所がある方におすすめです。
▼ヒルドイドについて、さらに詳しく知りたい方には以下の記事をおすすめします。こちらの記事では、ヒルドイドの種類別の特徴・効果を詳しく紹介しています。
【医師監修】ヒルドイド(ヘパリン類似物質)の美容効果と正しい使い方を解説!ストレスを発散する
「ストレスでニキビができやすくなる」というのは、よく聞きますよね。
実は、シミにも同じことが言えて、ストレスが過度に溜まりすぎてしまうとシミができやすくなります。
ストレスを過度に抱えてしまうと、活性酸素と呼ばれるメラノサイトを刺激する成分が発生します。
メラノサイトが刺激されて活性化してしまうと、シミのもとであるメラニンを多く生成してしまい、結果的にシミが増えてしまいます。
また、ストレスを抱えすぎてしまうと、ホルモンバランスが崩れてターンオーバーを崩してしまうこともあります。
趣味や娯楽など、自分の好きなことと向き合う時間を定期的に作り、ストレスを適度に発散しましょう。
ファンデーションを使った腕のシミの隠し方
「腕にできたシミ、まだ治らないけど隠したい…!」と思う方は、メイクでシミを隠しましょう。
ファンデーションを使うと、気になる腕のシミを目立ちにくくすることができます。
ファンデーションの中には、日焼け止め効果のあるものやトーンアップ効果のあるものもあるため、シミを隠しながら日焼け対策をしたり、腕を綺麗に見せることもできます。
ただし、明るすぎるファンデーションを腕に塗ると、顔色が悪く見えてしまうことがあります。
自分に合った適切なファンデーションを使いましょう。
腕のシミをなくしたい方は皮膚科へ
腕にできてしまったシミは、セルフケアだけでは、なかなか治りにくいという特徴があります。
腕にできてしまうシミの原因は紫外線であることが多いですが、シミの種類によって適切な治療方法が異なるため、自分のシミの種類を適格に判断することも重要になります。
「腕にシミができたけど、自分のシミの種類は何かわからない…」
「病院に行って先生に相談したいけど、病院に行く時間がない…」
このような方は、一度オンライン診療を使って皮膚科の先生に相談してみましょう。
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