赤ニキビや黄ニキビといった炎症性ニキビは、アクネ菌や黄色ブドウ球菌の増殖によって引き起こされます。 クリンダマイシンリン酸エステルはこれらの菌を殺菌し、治癒を促します。

ニキビの主な症状である炎症は、主にアクネ菌の増殖によって引き起こされます。 クリンダマイシンリン酸エステルは、アクネ菌などに対して抗菌作用を持つ成分です。 そのため、ニキビの炎症症状の軽減が期待できます。

ニキビは、主にアクネ菌の増殖によって炎症や膿を伴い悪化することがあります。 クリンダマイシンリン酸エステルは、アクネ菌などの増殖を抑えることで、ニキビの悪化や再発のリスクを軽減する一つのアプローチとして期待できます。ただし、漫然とした長期使用は避け、必ず医師の指示に従ってください。

ニキビの炎症が悪化すると、毛穴周辺組織にまでダメージが及ぶことがあります。その結果、皮膚の深部に瘢痕（ニキビ跡）が残ったり、炎症後にメラニン色素が生成され色素沈着が生じたりする可能性があります。 クリンダマイシンリン酸エステルは、ニキビの原因菌の増殖を抑えることで炎症の悪化を防ぎ、これらの瘢痕や色素沈着のリスクを間接的に低減するアプローチとして期待できます。 ただし、直接的な治療効果は示されていません。

効能・機能

・リンコマイシン系の外用抗菌剤で、細菌の蛋白合成を阻害することにより、殺菌作用を示します。

・通常、ざ瘡（化膿性炎症を伴うニキビ）の治療に用いられます。

成分

1g中、次の成分を含んでいます。

・クリンダマイシンリン酸エステル10mg

用法・用量

1日1回、洗顔後、患部に適量を塗布。

・皮膚のみに使用し、眼には使用しないでください。

・誤って眼に入った場合はすぐに水で十分洗い流してください。

・耐性菌の発現等を防ぐために、炎症が治まったら使用を止めてください。

副作用

使用後、主な副作用として、かゆみ、発赤、蕁麻疹、刺激感、ヒリヒリ感、つっぱり感などが報告されています。このような症状に気づいたら、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

妊婦、又は妊娠している可能性のある方、妊娠予定、授乳中の方は使用を避けてください。