グルタチオン

グルタチオンが持つメラニンへのアプローチは、主に以下の2つの働きに分けられます。

① メラニンの過剰な生成を抑える働き
シミの根本原因となるメラニンは、「チロシナーゼ」という酵素の働きによって生成されます。グルタチオンは、このチロシナーゼの働きを阻害することで、メラニンが作られるプロセスそのものにアプローチします。

② 作られるメラニンの種類をシフトさせる働き
メラニンには、肌を黒く見せる「ユーメラニン（黒色メラニン）」と、明るく見せる「フェオメラニン（黄色メラニン）」の2種類が存在します。グルタチオンは、黒いユーメラニンの生成を抑え、明るいフェオメラニンの生成を促す作用があるとされています。

この2つの働きによって、肌の色ムラを整え、明るい印象の肌へと導くことが期待されています。

グルタチオンには、アルコールなどの有害物質を無害化する解毒作用があります。この働きにより肝臓の機能をサポートし、二日酔いの軽減や疲労回復効果が期待できます。

また、体内に蓄積した有害物質の排出を促進するため、肌トラブルの原因となる毒素を取り除き、ニキビや吹き出物の予防・改善にも効果があるとされています。

グルタチオンには強力な抗酸化作用があります。体内で増加した活性酸素などを無害化し、酸化ストレスを軽減します。酸化ストレスはシワやたるみなどの肌老化を引き起こす原因となるため、グルタチオンを摂取することで肌の老化を防ぐ効果が期待できます。

※年齢に応じたお手入れのこと

グルタチオンは、ビタミンCやビタミンB3（ナイアシンアミド）といった成分と一緒に摂取されることがあります。

グルタチオン、ビタミンC、ビタミンB3は、互いに作用し合うことで、体内の抗酸化システムを効率的にサポートしています。

① ビタミンCの働き
ビタミンCは、体内の活性酸素を除去する働きがあります。この際、ビタミンC自身は力を失い、「酸化型」の状態になります。

② グルタチオンの働き
グルタチオンは、酸化型になったビタミンCを、再び作用できる「還元型」の状態に戻す働きがあります。この過程で、グルタチオン自身は酸化されます。

③ ビタミンB3の働き
ビタミンB3（ナイアシンアミド）は、酸化されたグルタチオンが、再び還元型に戻るのを助ける働きがあります。

このように、3つの成分がそれぞれの役割を果たすことで、効率的な抗酸化サイクルが維持されます。これが、「相性が良い」と言われる理由です。

効能・機能

・体内で発生する過酸化物や活性酸素種を還元する強い抗酸化作用があります。

・一種の解毒剤で、体の代謝機能にかかわる酵素を活性化させ、毒物の代謝を促進します。

・解毒作用のほか、肝機能改善作用や抗脂肪肝作用、抗アレルギー作用なども期待できます。

成分

1g中、次の成分を含んでいます。

・グルタチオン100mg

用法・用量

1回1錠を、1日2回服用。

・年齢や症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。

・飲み忘れた場合は、気がついたときにすぐに飲んでください。

・誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。

医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

副作用

服用後、主な副作用として、まれに胃不快感、悪心、嘔吐、下痢、胃痛などの症状が現れる場合がございます。
このような症状に気づいたら、必ず医師・薬剤師に相談してください。

注意事項

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