シミが消える前兆で、シミが濃くなることがあるの…?
シミ治療を続けているのにシミが濃くなると、悪化したのかと不安に思いますよね。
もしかすると、シミが濃くなったのは、シミが消える前兆かもしれません。
一方で、メラニンが過剰生成されてシミが濃くなり、単に悪化している場合もあります。
今回は、シミが消える過程について解説します。
シミが悪化しているのか、改善しているのかを見分けて確実にシミを薄くしていきましょう!
この記事でわかること
- シミは消える前兆としてメラニンが肌表面に近づき濃くなる
- 消える前兆として濃くなる可能性のあるシミは「肝斑・老人性色素斑・炎症後色素沈着・そばかす」
- 「新たなシミの発生」「医師の説明のない慢性的な不快症状」がある場合は悪化の可能性が高い
目次
シミは消える前兆に濃くなるの?

シミは消える前兆で一時的に濃くなることがあります。
シミが改善される過程に起こる現象で、メラニンが表皮から排出されようとしているサインだからです。
なぜ、シミは治る前に濃くなってしまうのか、理由を見ていきましょう。
シミが消える前兆で濃くなることがある一方、単なるシミの悪化で色が濃くなることもあります。

シミは、メラノサイトという細胞でメラニン色素がつくられて、肌表面に現れることで出現します。
紫外線や乱れた生活習慣、間違ったスキンケアなどは、メラニン色素の生成の促進や、メラニン色素の排出を抑制してしまいます。
そのため、これらの原因によりメラニンが蓄積することで、シミが濃くなっている場合も考えられます。
この記事ではシミが消える前兆と悪化を見極めるポイントも解説しているので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
シミが消える前に濃くなる「好転反応」とは

「シミの好転反応」とは、シミが改善する前に一時的に悪化したような状態になることを指します。
シミの好転反応には、最終的に症状が改善する治療過程の一部である場合と、ハイドロキノンという外用薬の使用で生じる一時的な赤みである場合があります。
以下でそれぞれについて詳しく解説します。
最終的に症状が改善する「治癒過程の一部」
シミ治療の過程に、シミが濃くなることは好転反応である可能性があります。
シミが消える前兆に濃くなるのは、シミのもとであるメラニン色素が肌表面に近づいていくからです。
このメラニンが肌表面から排出されることで、シミが消えます。
この過程でメラニンが肌表面へと近づくため、以前よりシミが濃くなってしまうのです。
シミが消えるまでの詳しいメカニズムを見ていきましょう。

シミは肌のターンオーバーが正常に行われることで、改善します。
ターンオーバーとは、皮膚細胞の生まれ変わりのことです。
ターンオーバーにより、肌に蓄積しているメラニン色素が肌表面から排出されます。

メラニンが排出される際に、メラニン色素が肌表面に近づくことで、シミが濃くなることがあります。
メラニンは黒色の色素で、シミのもととなります。

メラニン色素が完全に排出されると、シミが消えます。
この時、肌表面は新しく生成された皮膚細胞に生まれ変わった状態になっています。
このように、シミが濃くなるのは、最終的にシミが消える過程の一部に起こる好転反応である可能性があるのです。
「ハイドロキノン」の使用で生じる一時的な赤み
「ハイドロキノン」での治療中、一時的に赤みが出ることは好転反応である可能性があります。
ハイドロキノンとは、シミの改善に効果を期待できる外用薬です。

ハイドロキノンには、メラニンを生成する細胞「メラノサイト」の数を減らす作用と、メラニンを生成する酵素「チロシナーゼ」を抑制する作用があります。
この2つの作用により、シミの改善効果を期待できます。
▼「ハイドロキノン」の詳しい効果については、こちらも参考にしてみてください。

ハイドロキノンによる好転反応として、一時的に赤みが生じることがあります。
ただし、ハイドロキノンの副作用も、この好転反応に似ている点に注意が必要です。
ハイドロキノンの好転反応と副作用の違いは以下の通りです。
好転反応 | 副作用(短期使用) | |
---|---|---|
症状 | 肌の赤み 軽い乾燥・皮むけ |
肌の赤み 炎症 |
症状の原因 | 成分が肌に浸透していてシミに届いているという効果の現れ | 刺激の強い成分に対して肌に耐性ができていないこと |
対処法 | 使用を中止する その後、シミが皮むけと同時にはがれる |
一時的に使用を中止する 赤みや炎症が続く場合、医師に相談する |
好転反応と副作用は、いずれの場合でも治療を一度中断する必要があります。
そのため、肌の赤みの症状が出た場合はハイドロキノンの使用を中断し、医師の指示に従いましょう。
好転反応か副作用かにより、今後の使用方法が異なる場合があるので、自己判断での使用は控えるようにしてください。
消える前兆に「濃くなる可能性があるシミ」の種類と特徴
シミには、いくつかの種類があります。
消える前兆に濃くなるシミは、肌の浅い層にできやすい傾向にあります。
ただし、単にシミが悪化して濃くなる可能性もあり、この場合はより適切なケアが必要です。
肌の浅い層にできやすく、消える前兆として濃くなる可能性がある4種類のシミを紹介します。
名称 | 肝斑 | 老人性色素斑 | 炎症後色素沈着 | そばかす(雀卵斑) |
---|---|---|---|---|
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特徴 | 頬や鼻の下に現れる 薄くぼんやりと広がる |
茶色~黒色の丸い形が多い | 炎症が起こった箇所に茶褐色で現れる | 頬や鼻上に帯状に点々と現れる 薄い茶色で細かい斑点の見た目が特徴 |
原因 | 明確な原因は不明だが、ホルモンバランスの乱れの影響が大きいと言われている | 紫外線によるダメージが主な原因だと言われている | 肌で炎症が起こった際にメラニン色素が過剰分泌されることが原因である | はっきりとした原因は不明だが、遺伝的な影響が大きいと言われている |
消える前兆として濃くなる可能性があるシミは、肝斑・老人性色素斑・炎症後色素沈着・そばかすの4つです。
以下でそれぞれが消える前兆について詳しく解説します。
▼ご自身のシミの種類が分からなかった人はこちらも参考にしてみてください。

肝斑

肝斑とは、ホルモンのバランスが乱れが原因で発生するシミと言われています。 頬骨の高い位置や鼻の下などに現れやすく、左右対称に薄くぼんやり広がるのが特徴です。
肝斑は消える前兆に濃くなることがあります。
治療により肌の新陳代謝が促進されると、メラニン色素が肌表皮に押し上げられるためです。
一方で、何も治療を行わず肝斑が濃くなった場合には、悪化の可能性が高いため注意が必要です。
肝斑は、ホルモンバランスの影響や、紫外線や摩擦の影響などにより濃くなってしまいます。
治療をしていない場合は、さらに悪化してしまう前に適切な治療を行いましょう。
ただし、肝斑は治療中でもホルモンバランスの乱れにより、薄くなる⇔濃くなるを繰り返す可能性もあります。
そのため、肝斑が濃くなったのが消える前兆か分からないときは、医師に相談しましょう。
▼肝斑治療についてはこちらも参考にしてみてください。

老人性色素斑

老人性色素斑とは、紫外線が主な原因で発生するシミです。別名「日光性色素斑」とも呼ばれます。
老人性色素斑は、シミが消える前兆で濃くなることがあります。
老人性色素斑は、もともと浅い層で発生するシミですが、治療によりメラニンが排出される際にさらに肌表皮に近づくことで濃くなります。
一方で、何も治療を行わず肝斑が濃くなった場合には、悪化の可能性が高いため注意が必要です。
特に、紫外線を多く浴びる方は悪化している可能性が高いため、紫外線対策と治療を行いましょう。
また、加齢により肌の新陳代謝機能が衰えることで、老人性色素斑が酸化し、濃くなった可能性もあります。
その場合は、治療により肌のターンオーバーを促すことが効果的です。
▼老人性色素斑の治療についてはこちらも参考にしてみてください。

炎症後色素沈着

炎症後色素沈着は、傷などの炎症が色素沈着して発生するシミです。やけどやニキビが原因で、顔に発生することもあります。
炎症後色素沈着は、消える前兆として濃くなることがあります。
炎症後色素沈着の原因であるメラニンは、肌表皮から排出されて改善されます。
そのため、メラニンが排出される過程で、メラニンが肌表面に近づき、一時的にシミが濃くなることがあります。
ニキビや傷などが完治していない場合は、単にシミが悪化して濃くなった可能性もあるので、確認してみましょう。
▼炎症後色素沈着の治療についてはこちらも参考にしてみてください。

そばかす(雀卵斑)

そばかすは遺伝が原因で発生するシミで、頬の上部から鼻にかけて斑点上に広がるという特徴があります。別名「雀卵斑」とも呼ばれます。
そばかすは、消える前兆として濃くなることがあります。
ただし、レーザー治療などの治療中に限られることに注意が必要です。
そのため、治療しておらず、そばかすが濃くなった場合は、悪化している可能性が高いです。
そばかすは紫外線により悪化しやすいシミなので、濃くなった場合には紫外線対策と治療を行いましょう。
▼そばかすの治療についてはこちらも参考にしてみてください。

シミが消える前兆と悪化を見極めるポイント

シミが濃くなったとき、それが消える前兆か悪化なのか見極めることは難しいですよね。
シミが消える前兆と悪化の見極めには、「新たなシミが治療部位以外にも現れていないか」「慢性的に予期せぬ不快症状が出ていないか」を確認することがポイントです。
ここでは、治療中にも関わらずシミが濃くなってしまった場合を前提としているので、治療をしていない場合は単なる悪化と考えましょう。
以下でそれぞれについて詳しく解説します。
新たなシミが治療部位以外にも現れていないか
「新たなシミが治療部位以外にも現れていないか」は、消える前兆と悪化を見極めるポイントです。
シミが濃くなった時、治療部位以外に新たなシミが現れていたら悪化の可能性が高いです。
原因としては、薄いシミ・肝斑へのレーザー照射、治療後の日焼けなどの不適切ケアが考えられます。
肝斑をシミと誤認識し、レーザー治療を行ってしまうと、かえってシミが濃くなる場合があります。
そのため、レーザー治療は特に、信頼できる医師のもと施術を行うようにしましょう。
また、治療をしていても紫外線を浴びることで、シミが悪化する場合があります。
治療後は医師の指示に従い、適切なケアを行いましょう。
慢性的に予期せぬ不快症状が出ていないか
「慢性的に予期せぬ不快症状が出ていないか」は、消える前兆と悪化を見極めるポイントです。
レーザー治療や外用薬「ハイドロキノン」のように好転反応がある治療の場合、医師から事前に説明があります。
好転反応の場合、医師の指示に従い適切に対処することで、シミは改善されます。
一方で、説明のない不快症状が長く続いている場合、それは悪化の可能性が高いです。
そのような症状がある場合は、自己判断せず医師に相談しましょう。
濃くなったシミが消える前兆か迷ったら皮膚科で相談を

シミが消える際、メラニンが肌表面の近くに移動するため、前兆として色が濃くなることがあります。
一方で、単にシミが悪化して濃くなってしまったケースも考えられます。
濃くなったシミが消える前兆なのか迷ったら、皮膚科で相談しましょう。
見極めを誤ってしまった場合、シミがさらに悪化し続けてしまうからです。
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東京山手クリニック
藤原東華 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。