ニキビ肌をきれいに治すために、最適な方法をご紹介します!
ニキビができやすい理由には、皮脂が多く分泌されやすい肌質や肌の状態が大きく関係してます。
今回は「ニキビ肌」の特徴と、正しい対策方法を解説していきます。
この記事でわかること
- 「ニキビ肌」とは皮脂が多く分泌されやすくニキビができやすい肌のこと
- もともとの肌質と現在の肌状態によって皮脂が多く分泌されやすくなる
- 皮脂の過剰分泌を防ぐには毎日の正しいスキンケアが大切!
目次
ニキビ肌とは
「ニキビ肌」とは、ニキビが多くできている肌や、ニキビが頻繁にできやすい肌のことです。
ニキビができる主な原因は、皮脂の過剰分泌と肌のバリア機能の低下です。
元々の肌質や、生活習慣の乱れなどによる肌状況の悪化でニキビができやすくなります。
肌の状況によって、ニキビができる原因と適切なケア方法は異なるので、まずは自分の肌の状況を理解しましょう。
皮脂の分泌量が多い肌
ベタつきやきめの粗さが目立つ肌は、脂性肌(オイリー肌)です。
ニキビの原因の一つは、皮脂の過剰分泌です。
脂性肌は、他の肌質に比べて皮脂量が多いため、毛穴に皮脂が溜まりやすく、ニキビができやすい傾向にあります。
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脂性肌(オイリー肌)にニキビができる原因とは?対策のコツを解説!うるおいが不足した乾燥した肌
カサつきが多く、水分の不足を感じる肌は、乾燥肌に分類されます。
乾燥による皮脂の過剰分泌やターンオーバーの乱れは、ニキビの原因の一つです。
肌が乾燥して内部の水分不足を感じると、肌細胞を保護するために皮脂分泌を促します。
また、皮脂の排出を行う肌のターンオーバーは、乾燥している状態だと、通常よりも急いで行われてしまうため、不均一でバリア機能が弱まり、角層細胞が作られてしまいます。
肌の新陳代謝が正常に行われないことで、ニキビの原因となる毛穴詰まりを引き起こします。
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乾燥肌にニキビができる原因と肌にやさしいスキンケア方法を紹介!バリア機能が低下した敏感な肌
肌が紫外線に弱い、化粧品の使用でヒリヒリ感を感じやすい方は、敏感肌に分類されます。
敏感肌は、肌を外部の刺激から守るバリア機能が低下しており、本来は肌表面にいるはずのアクネ菌が毛穴に侵入しやすく、炎症性のニキビができやすい傾向にあります。
また、肌の水分と油分のバランスが崩れて肌のターンオーバーが乱れやすいのもニキビができやすい一つの要因です。
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敏感肌にニキビができやすい原因とは?季節別のケア方法や予防法を解説環境の変化に弱いゆらぎ肌
乾燥している部分と、皮脂でべたつきやすい部分が混在している肌は、混合肌(インナードライ)です。
混合肌では、乾燥と皮脂の過剰分泌に加え、生活習慣や季節による肌の「ゆらぎ」が起きやすいため、ニキビができやすくなります。
外的刺激や不規則な生活習慣の影響を受けて、肌状態が安定しにくい点が特徴です。
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混合肌(インナードライ)のニキビの原因と治し方とは?スキンケアのポイントも紹介ニキビ肌を改善するスキンケア用品の特徴
ニキビができやすい「ニキビ肌」を改善するには、日々のスキンケアが重要です。
日々の肌状態を健康な状態に保つためにはスキンケアが欠かせません。
また、もともとの肌質の弱点も、正しくケアすることで対策できます。
皮脂対策ができる
ニキビは、皮脂が毛穴が詰まることで、発生します。
また、皮脂はニキビの原因菌であるアクネ菌の栄養源にもなります。
そのため、ニキビの発生を防ぐためには皮脂の過剰分泌を抑える、皮脂調整成分を含むスキンケア製品が有効です。
例えば、β-グリチルレチン酸やビタミンB6には、皮脂の過剰な分泌を抑える効果があります。
また、皮脂の過剰な分泌を抑えるには、肌の水分バランスを整えることも重要です。
肌が乾燥すると皮脂の過剰な分泌を招き、ニキビができやすくなるため、保湿成分を含む化粧水や乳液を使用しましょう。
高い保湿効果を期待できるヒアルロン酸やセラミドなどの成分が含まれる製品の使用がおすすめです。
角質や毛穴詰まりの対策ができる
角質や毛穴の詰まりを解消するには、角質を柔らかくして、毛穴の汚れを取り除く成分が含まれた製品が効果的です。
例えば、サリチル酸は角質層を柔らかくし、毛穴の詰まりを改善するのに役立ちます。
また、クレイやチャコールなどの成分は、毛穴汚れを吸着するのに効果的です。
また、角質が厚くなることと、毛穴の詰まりを防止するには、保湿も重要です。
アクネ菌の殺菌効果ができる
ニキビの原因菌であるアクネ菌は、ニキビの炎症を引き起こします。
そのため、アクネ菌の殺菌効果のある化粧品は、炎症を伴う赤いニキビの改善や予防に効果的です。
具体的には、アクネ菌の殺菌効果に加えて、同じくニキビの原因となる皮脂の毛穴詰まりを防止するサリチル酸やイオウが配合された製品を使うのがおすすめです。
ほかにも、比較的肌にやさしい天然成分由来成分のティーツリーオイルには、アクネ菌の殺菌効果を期待できます。
ニキビ肌におすすめのスキンケア方法
ニキビ肌を改善するには、皮脂の過剰分泌を抑えるための保湿と、皮脂を落とすことが重要です。
以下の方法で、日頃からスキンケアをしていきましょう。
化粧をしない日も「クレンジング」をする
クレンジングは、メイク汚れを落とすだけではなく、毛穴に詰まった汚れや皮脂を除去する役割があります。
ニキビや肌トラブルを防止するためには、化粧をしない日でも日焼け止めは塗ったほうがいいですが、日焼け止めも洗顔だけでは落とせないものもあるため、化粧をしていない日もクレンジングをしましょう。
クレンジングにはジェルやオイルなど、さまざまなタイプがあります。
自分の肌質にあったものを使うことで、ニキビや肌トラブルの予防につながります。
メイクだけでなく、ニキビの原因となる毛穴汚れや角栓までしっかりと落としてくれます。
毛穴を引き締める効果のある緑茶エキスも配合されています。
水溶性の保湿成分がたっぷり配合されており、うるおいに特化したクレンジングクリーム。
美容成分も50%以上配合されているため、ベタつかずにしっとりとした洗い上がりが特徴です。
肌に優しいアミノ酸を使用した洗浄成分が含まれており、敏感肌を考慮して作られています。
皮膚科医による、敏感肌のパッチテストやアレルギーテストも実施済みのクレンジングミルクです。
「洗顔」は泡立てて行う
洗顔を行う際は、以下のポイントを守りましょう。
- 摩擦を防ぐためにしっかりと泡立てた泡でやさしく洗う
- 皮脂の落とし過ぎを防ぐために30~35度のぬるま湯で洗い流す
摩擦は、肌に刺激を与えてニキビの原因となります。
温度が高すぎると、必要な皮脂まで落として、かえって乾燥につながります。
また、洗顔のしすぎは、肌の乾燥を招くため、洗顔の回数は朝夜の一日2回にしましょう。
余計な皮脂をしっかりと落とす、さっぱりとした洗い上がりが特徴の洗顔料。
消炎成分も配合されているので、ニキビの炎症を防ぐ効果も期待できます。
洗浄力の優しいアミノ酸系の肌に優しい洗顔料。
グリセリンやプロパンジオールなどの保湿成分や、肌のバリア機能を強化するセラミドやナイアシンアミドも含まれています。
手で顔を包むように「化粧水」を塗る
化粧水で肌を保湿することで、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を防ぎましょう。
洗顔後は、水分が蒸発して、特に肌が乾きやすくなるため、すぐに優しく包むように、化粧水をに塗りましょう。
水のような軽く、さっぱりした使用感が特徴の化粧水。
重ね付けしてもべたつかないため、たっぷり保湿しやすい点がおすすめです。
セラミド機能成分やユーカリエキス配合で、しっとりした使用感の化粧水。
無着色・無香料・アルコールフリーで、敏感肌の方にも比較的使いやすい商品です。
「乳液」でうるおいを閉じ込める
乳液には、肌に浸透した化粧水のうるおいを閉じ込める役割があります。
脂性肌の人やベタつく感触が苦手な人も、化粧水のみの使用では保湿が不十分になりがちです。
そのため、化粧水で補った水分を保持するためには、乳液でフタをしましょう。
ベタつかずさっぱりとした使用感でありながら、保湿効果の高さを期待できます。
そのため、脂性肌だけではなく、混合肌の方にもおすすめできる乳液です。
独自の保湿成分配合で、ベタつかずにうるおいをキープしてくれます。
無香料・無着色など、比較的低刺激な設計で構成されています。
「日焼け止め」で紫外線対策をする
紫外線のダメージは、肌のバリア機能を低下させて、ニキビの発生につながります。
ちょっとした外出の際でも日焼け止めは必ず塗るようにしましょう。
毎日使う日焼け止めが自分の肌に合わないと、肌荒れの原因にもなるため、以下のポイントを確認して日焼け止めを選びましょう。
- ノンコメドジェニックテスト済みのニキビが形成されにくい製品を選ぶ
- 紫外線吸収剤の不使用(ノンケミカル)の製品を選ぶ
- のびがよく石鹸でも落とせる肌にやさしい成分構成の製品を選ぶ
ジェル状なので伸びのよさがポイントの日焼け止め。
ノンコメドジェニックテスト済み・アレルギーテスト済みで、ニキビができにくい成分構成になっています。
「ファンデーション」はノンコメドジェニック処方を選ぶ
ニキビの初期段階の状態をコメドと呼びます。
ノンコメドジェニックとは、ニキビの初期段階である「コメドができにくい成分でできている」ことを意味します。
ニキビの原因となるアクネ菌の増殖を促す油分を抑え、毛穴が詰まるのを防ぐ効果を期待できます。
軽い使用感で、肌への負担感が比較的抑えられたリキッドファンデーション。
ウォータープルーフ・皮脂プルーフ ・ タッチプルーフで、汗や皮脂への強さを期待できます
「ノンコメドジェニックテスト済み」の化粧品は以下で詳しくチェック!
ノンコメドジェニックとは?どんなテスト?化粧品選びのポイントニキビ肌が治らない場合はインナーケアもおすすめ
ニキビ肌の改善には、日々のスキンケアが重要な役割を担っています。
しかし、スキンケアの見直しだけで、なかなか肌の状態が変わらない方は、内側からアプローチするインナーケアを取り入れることも大切です。
ニキビ予防にはビタミンを摂る
ニキビを予防するためには、ビタミンCや、ビタミンB群を摂るのがおすすめです。
ビタミンCは抗酸化作用で肌のバリア機能を高め、ビタミンB群は皮脂の分泌量を調節する役割を果たします。
Nature Made | スーパーマルチビタミン&ミネラル
偏った食生活でビタミンやミネラルが不足しがちな方におすすめです。
シナール
シナールは、医療用医薬品の一つです。
サプリメントとの違いは、ニキビの予防や改善に効果的な成分の配合が科学的に認められている点です。
ビタミンCとビタミンB5が主成分のビタミン剤で、抗酸化作用によって、肌のバリア機能を高めて、ニキビの発生を防ぎます。
シナールについて以下で詳しくチェック!
シナールの効果的な飲み方を解説!シミやニキビへの美容効果と注意点も紹介ニキビを治すには内服薬で治療する
ニキビの治療には、インナーケアとして医療用医薬品の内服薬が処方されることがあります。
医師の診断のもと、二キビの進行度合いに合わせて、以下のような処方が出される場合があります。
ハイチオールの主成分であるL-システインは、肌のターンオーバー促進作用と抗酸化作用を持ちます。
皮脂の分泌を抑え、角質の異常な角化を正常化することでニキビの改善に作用します。
ピドキサールの主成分であるビタミンB6には、ニキビの原因となる皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。
炎症を伴わない白ニキビなどの治療に効果を期待できます。
自分のニキビに合う対処法がわからない方や、なかなかニキビ肌が改善されない場合は、医師の診断を受けることをおすすめします。
皮膚科に通う時間がなかなか取れない方は、オンライン診療の活用もおすすめです。
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