まぶたが乾燥し、赤くなりカサカサしている…。
まぶたは皮膚が薄く、皮脂の分泌がされにくい部位であるため、乾燥しやすい傾向にあります。
ただ乾燥しているだけではなく、ヒリヒリとした軽い痛みやかゆみがある方もいるかもしれません。
今回は、そんなまぶたの乾燥により起こる肌トラブル、まぶたの乾燥の治し方や予防法などを解説していきます。
この記事でわかること
- まぶたは皮脂腺が少なく刺激を受ける機会が多いため乾燥しやすい部位
- まぶたが乾燥することで肌トラブルや目の病気を引き起こすことがある
- 乾燥を改善するためには治療薬の使用やセルフケアを行うことが大切
目次
まぶたは乾燥しやすい部位の一つ
まぶたは、乾燥しやすい部位の一つです。
まぶたの皮膚はとても薄く、皮脂腺の数も少ないため水分を保持する力が弱いのが特徴です。
また、化粧品成分による刺激や目をこすった際の摩擦によって、皮膚のバリア機能が低下することでも乾燥します。
そのため、まぶたには保湿を意識したスキンケアを行うことが重要です。
まぶたの乾燥を防ぎ、うるおいを与えることで様々な目の周りの肌トラブルを予防していきましょう。
まぶたが乾燥する原因
まぶたの乾燥が起こる原因はさまざまなです。
ここではまぶたの乾燥が進む原因とメカニズムについて解説していきます。
内部要因と外部要因どちらも考えられるので、自分の行動がまぶたの乾燥に繋がっていないか確認してみてくださいね。
加齢による新陳代謝の低下
まぶたの乾燥の原因の一つに、加齢による新陳代謝の低下が挙げられます。
肌はもともとターンオーバーという働きにより、約4週間かけて細胞を生まれ変わらせています。
しかし、加齢とともにターンオーバーの働きは低下してしまいます。
ターンオーバーが遅くなると古い細胞が体外に排出されず、肌の表面に溜まります。
この古い細胞は保湿力が低いため、潤いが十分に保たれずまぶたの乾燥を招いてしまいます。
加えて、コラーゲンやヒアルロン酸などの皮膚の保湿成分も、加齢に伴って減少していきます。
保湿成分が不足すると、肌のハリやツヤがなくなり、たるみやくすみが生じやすくなります。
ドライアイによる眼精疲労
ドライアイから生じる眼精疲労も、まぶたを乾燥させる原因の一つです。
ドライアイとは、目から分泌される「涙」の量が不足することで目の疲れや乾きが生じる病気です。
パソコンやスマホを長時間使用したり、メガネやコンタクトの影響により目に負担がかかることが原因で生じます。
ドライアイ状態が続くと、物を見るときに目を凝らすことで目の周囲の筋肉が硬直して眼精疲労に繋がります。
この眼精疲労により、目が重い・痛い・かすむ・充血するなどの症状が出てしまうのです。
さらに眼精疲労が蓄積すると、血行不良を招きます。
この血行不良により、まぶたの皮膚のターンオーバーが乱れ、乾燥の原因となってしまうのです。
スキンケアの不足
顔のスキンケアをするときに目の周りまで化粧品を塗っていますか?
特にまぶたには何も塗っていないという方は要注意です。
目元は他の部位よりも乾燥しやすいにも関わらず、スキンケア不足で乾燥が進んでいる場合があります。
洗顔後にまぶたの皮膚から水分が失われ、乾燥によってバリア機能が低下してしまうのです。
また、保湿成分が配合されていないクレンジングや洗顔料の使用は、肌荒れや古い角質を作りやすくします。
そのため、正しいスキンケアを意識して行うことが、まぶたの乾燥を防ぐポイントです。
目元への外的刺激
目元への外的刺激もまぶたの乾燥を引き起こす原因の一つです。
具体的には、紫外線や化粧品、メイク時の摩擦が挙げられます。
まぶたの乾燥を予防するには、外的環境要因からの刺激をできる限り回避することが重要です。
まぶたの乾燥の原因として、紫外線によるダメージも大きな要因です。
紫外線は皮膚を構成するコラーゲンやエラスチンなどを壊す作用があります。
そのため、まぶたの皮膚も紫外線によって老化が促進され、水分保持力が低下していきます。
特にUV-Aは皮膚の奥深くまで到達するため、シワやたるみといった光老化の原因にもなってしまうのです。
化粧品の成分による刺激も、まぶたの乾燥を引き起こす原因として挙げられます。
洗浄成分の界面活性剤や、紫外線吸収剤として配合される有機化合物は、肌に刺激が強く肌荒れの原因となります。
香料や防腐剤、着色料なども肌に刺激を与え、炎症を伴う皮膚の乾燥が生じてしまうのです。
肌に合わない化粧品の使用を避け、できるだけ無添加に近いものを選ぶことをおすすめします。
メイク時の摩擦もまぶたの乾燥を招きます。
アイシャドウやアイライナーを塗布する際の刺激は、まぶたの薄い皮膚を傷つけてしまいます。
メイクをする時の刺激により表皮が傷つくことで、保湿力が低下し、乾燥してしまうのです。
また、メイクを落とすときにゴシゴシと摩擦を加えている方も要注意です。
できるだけ優しい力で摩擦を与えないようにメイクをするように心がけてくださいね。
まぶたの乾燥により起きる症状と治し方
まぶたの乾燥が引き起こす症状には主に以下のようなものが挙げられます。
まぶたの乾燥は肌の炎症から目の病気まで様々な症状を引き起こす可能性があります。
症状によっては医療機関での治療が必要となる場合もあるため、自身の状態を早めに把握することが重要です。
そのため、まずはこの章で症状の特徴と治し方を確認してみましょう。
かゆみ・赤み・腫れ
まぶたの乾燥によって起こりうる代表的な症状の一つが、かゆみや赤み、腫れです。
乾燥でバリア機能が低下した目元の皮膚は、刺激に対する防御力が下がるため、かゆみを引き起こしやすくなります。
かゆみが強くなるとこすったり掻いたりしてしまう可能性があり、さらに皮膚は傷つき、炎症を招いて赤みや腫れが生じます。
応急処置としては保冷剤で冷やすことや、洗眼剤で目を洗うことが有効です。
軽度の炎症であれば、市販の目薬で緩和する場合もありますが、炎症が強い場合は角膜を傷つける可能性もあるので、眼科を受診することをおすすめします。
ヒリヒリ感・皮がむける
まぶたの乾燥が進行すると、ヒリヒリ感を感じたり皮がむけたりする症状が現れます。
特に、かゆみや赤みがひどくなる場合や、掻きむしってしまった時に生じる可能性が高いです。
炎症が進行することで痛みを感じ、ヒリヒリしてしまうのです。
また、まぶたの保湿力が弱まると肌表面の細胞が剥がれ、皮向けが発生します。
このような症状が生じた場合は、保湿を重視したスキンケアと炎症抑制作用のある医薬品を使用しましょう。
しかしまぶたの皮膚はデリケートなので、まぶたにも使える成分を専門家に確認するようにしてくださいね。
ニキビ
まぶたの乾燥がニキビを発生させる原因にもなります。
乾燥によって肌のターンオーバーが乱れ、古い角質が肌表面に溜まることで毛穴が詰まりやすくなります。
詰まった毛穴には、皮脂や老廃物を餌としてアクネ菌が増殖してしまうのです。
また、乾燥状態が続くと肌のうるおいを保とうと皮脂が過剰に分泌されます。
皮脂の過剰分泌によっても毛穴を詰まらせ、ニキビを作ってしまうのです。
まぶたのニキビには内服薬を使った治療が効果的です。
主に、皮脂の分泌量を調節する「ピドキサール」や炎症を抑制する「トラネキサム酸」「ビオチン散」が使われます。
まぶたのニキビの原因や治し方、医薬品についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてみてくださいね。
たるみ・しわしわ
長期的なまぶたの乾燥は、たるみやしわの原因にもなります。
乾燥が進むとコラーゲンやヒアルロン酸などの皮膚の保湿成分が不足し、ハリや弾力が失われます。
すると重力や表情筋の動きによる力で皮膚が伸び、たるみやしわが生じてしまうのです。
たるみやしわを改善するためには肌のターンオーバーを促進し、肌細胞を生まれ変わらせることが大切です。
スキンケアや生活習慣の見直しはもちろん、医薬品を使った治療法も検討しましょう。
特に「ハイチオール」や「ユベラ」などが処方されます。
エイジングケアの観点からも乾燥対策は欠かせないため、保湿を意識したケアでうるおいを保つようにしてくださいね。
接触性皮膚炎
接触性皮膚炎とは一般的に「かぶれ」と言われる症状で、まぶたの乾燥が原因で生じる場合もあります。
特に乾燥したまぶたは、接触性皮膚炎を引き起こしやすい状態です。
乾燥によって肌のバリア機能が低下しているため、肌に合っていない化粧品や目薬などの刺激物質に対する防御力が下がっています。
そのため、外的刺激との接触で過敏反応を起こしやすくなってしまうのです。
この過敏反応には、皮膚が赤くなったりかゆみを引き起こしたりなどの炎症が見られます。
代表的な原因物質として、クレンジングや洗顔の界面活性剤、マスカラやアイシャドウ、ティッシュペーパーなどが挙げられます。
接触性皮膚炎を避けるにはこれらの原因となる刺激を避けつつ、炎症を抑える薬を使うようにしてくださいね。
アレルギー性粘膜炎
まぶたの乾燥は、アレルギー性粘膜炎を引き起こす原因になる可能性もあります。
アレルギー性粘膜炎は、アレルギー反応によって目の粘膜が赤く腫れ上がる症状です。
主に花粉やハウスダストなどのアレルゲン物質が原因で発生します。
通常は肌のバリア機能により、これらのアレルゲン物質は体内に侵入しないようになっていますが、乾燥状態のまぶたは肌のバリア機能が低下しています。
そのため、アレルギー反応でヒスタミンなどの炎症を引き起こす物質が過剰に分泌され、結膜やまぶたの粘膜組織が炎症を起こしてしまうのです。
アレルギー結膜炎は、専門の医療機関でアレルゲンの特定と除去をすることで治療を行います。
また、抗アレルギー薬を使うことで症状をやわらげることも期待できます。
ものもらい・麦粒腫(ばくりゅうしゅ)
まぶたの乾燥は、ものもらい(麦粒腫)を引き起こす場合もあります。
ものもらい(麦粒腫)とは、ウイルスがまぶたの裏側に付着し、感染することで炎症を引き起こす症状です。
まぶたにかゆみを生じるだけでなく、赤みや痛みを伴うできものが発生するのが特徴です。
放置すると膿を持ち、症状が悪化してしまう場合もあります。
そのため、ものもらい(麦粒腫)ができたときはできるだけ早めに眼科を受診するようにしてくださいね。
眼瞼炎(がんけんえん)
眼瞼炎(がんけんえん)も、まぶたの乾燥が原因となって発症することがあります。
眼瞼炎はまぶたの辺縁部を中心に起こる炎症性疾患です。
主な原因はダニやミツバチなどの刺激に対するアレルギー反応ですが、乾燥に伴うバリア機能低下がアレルゲンの侵入を許してしまうケースも少なくありません。
目の中に何か入っているような違和感を生じたり、目とまぶたにかゆみや熱さを感じたりすることが主な症状です。
また、目ヤニが過剰に出るといった特徴もあります。
眼瞼炎は原因が様々で、自力で治療することは難しいため、必ず眼科を受診するようにしましょう。
皮脂欠乏性湿疹
皮脂は、肌の保護膜のような働きをしますが、その皮脂が欠乏すると皮脂欠乏性湿疹を起こします。
皮脂欠乏性湿疹とは皮脂の不足が原因となる皮膚炎で、主に目尻やまぶたの部分に見られます。
これは目の周りやまぶたの皮脂分泌量が少ない性質から、乾燥により皮膚表面から水分が蒸散しやすくなってしまうのです。
目の周りに赤いぶつぶつが生じていたら皮脂欠乏性湿疹かもしれません。
皮脂欠乏性湿疹は、外用ステロイド剤や軟膏などで炎症を鎮めつつ、皮膚の保湿を十分に行うことが大切です。
まぶたの乾燥で皮がむけるのを治す薬
まぶたの乾燥がひどくなると皮がむけてしまう場合があります。
皮むけは乾燥がかなり進んだ状態で、なかなか改善が難しくなってしまいます。
そのため、皮むけが起きたときは医薬品を使って治すことが大切です。
ここでは、まぶたの乾燥による皮むけを治す市販薬と治療薬をご紹介します。
保湿を行っても乾燥が改善しない場合や、かゆみや赤み、腫れなどの炎症が起きている場合は皮膚科を受診しましょう。ただし、目ヤニがひどい、充血しているといった目の状態が生じている場合は眼科を受診するようにしてくださいね。
市販薬
まぶたの乾燥による皮むけに効果的な市販薬としては、保湿効果の高いものを選びましょう。
特に「クリームタイプ」と「ローションタイプ」の薬は保湿成分が多く配合されているものが多いため、まぶたの乾燥に使いやすいという特徴があります。
自身のまぶたの乾燥の状態に応じて使用する市販薬を選ぶようにしてくださいね。
クリームタイプの市販薬には、「キュアレアa」がおすすめです。
クリームタイプは肌のバリア機能が低下したまぶたを優しく保護することで、乾燥を防ぎます。
炎症を鎮める成分である「ジフェンヒドラミン」と「グリチルレチン酸」を配合し、炎症によるかゆみや赤みを抑制します。
また、生後29日以上の赤ちゃんにも使用できるため、とても肌に優しい設計になっています。
そのため、デリケートなまぶたや目の周りにも安心して使えることがポイントです。
ローションタイプの市販薬には「ヒルマイルドローション」があります。
保湿成分であるへパリン類似物質が配合され、乾燥しやすいまぶたをしっかりと保湿してくれます。
ただし、目の周りにローションタイプを使うときは必ず目に入らないように注意しながら使用してくださいね。
治療薬
市販薬では改善しなかった場合や、より効果的な治療を行いたいという方は、皮膚科で治療薬を処方してもらうことをおすすめします。
ここでは、保湿効果の高い「ヒルドイド」と「ワセリン(プロペド)」をご紹介します。
市販薬よりも有効成分の配合が多いため、より効果的な治療を行うことが期待できます。
ヒルドイドは、まぶたの乾燥による皮むけに効果的なステロイド配合軟膏です。
抗炎症作用の高いステロイドと、保湿成分のヘパリン類似物質が配合されています。
特に、炎症・腫れの強い時の治療に適しています。
使用感も伸びがよく、サラサラとしたテクスチャで塗り広げやすいのが特徴です。
副作用が少ないため比較的安心して使用することができますが、粘膜につくと炎症が起こる場合があるため注意するようにしましょう。
ワセリン(プロペト)は、皮膚の保護を目的とした外用薬です。
石油から精製したワセリン100%の成分で、水分蒸散を防ぐ皮膚保護作用があります。
他の軟膏の基剤として配合されることも多く、単体での使用も可能です。
このような高い保湿効果から、まぶたの乾燥による皮むけの治療にもおすすめです。
ただし、抗炎症作用はないので、炎症が起きる前の保湿が主な役割ということに注意してくださいね。
皮膚科を受診するまとまった時間が取れない、という場合はオンラインでの診察を受けることもおすすめです。
「東京美肌堂」では、土日祝でも夜22時まで診療を行っていて、診察から薬の配送まですべてオンラインで完結します。
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まぶたの乾燥を防ぐセルフケア
まぶたの乾燥を防ぐためには日頃からセルフケアを心がけることが大切です。
日常の習慣によってまぶたの乾燥が進むことが多いため、まずはその予防に取り組んでみましょう。
この章では、自宅で簡単にできるケアを紹介するので、ぜひ今日から実践してみてくださいね。
まぶたのスキンケアを見直す
まぶたの乾燥を防ぐには、まず日頃のまぶたのスキンケアを見直すことが重要です。
基本的なポイントとしては、メイクや皮膚の汚れをきちんと取り除き、保湿ケアを徹底することを心がけましょう。
また、スキンケア時に加わりがちな摩擦をできるだけ避けるようにしてくださいね。
メイクが濃くなりがちな目の周りは、アイメイクリムーバーを使ってメイクをきちんと落とすようにしましょう。
オイル成分を含むクレンジング料を使用することで、マスカラやアイシャドウなどの水に溶けにくいメイクも浮かして取り除けます。
落としにくいマスカラは、コームタイプのリムーバーを使って落とすこともおすすめです。
コットンがヒタヒタになるくらいの量を付けましょう。
この時、量が少なすぎるとコットンの摩擦によりまぶたに刺激を与えてしまうため要注意です。
メイクとリムーバーの液が混ざりあうまでなじませましょう。
ゴシゴシと摩擦を与えないように優しくメイク汚れをふき取りましょう。
この後、マスカラがまつ毛についていたら「マスカラリムーバー」を使うことがおすすめです。
乾燥しがちなまぶたは、化粧水とアイクリームを使った保湿を行うことが大切です。
化粧水は保水成分を含み皮膚の水分バランスを整え、アイクリームは油分を配合しているためバリア機能を高めることができます。
化粧水を目元全体に優しく塗布し、上からアイクリームを重ねるように塗りましょう。
保湿ケアをする際は、粘膜を避けてまぶたと周囲の皮膚に集中的に塗るようにします。
この時もこすらず「優しく塗る」を意識してくださいね。
外出時はまぶたにも日焼け止めを塗っていますか?
まぶたは普段から紫外線対策が手薄になりがちな部位ですが、きちんと日焼け止め対策を行うことが大切です。
肌のバリア機能が低下しやすいまぶたは、紫外線によるダメージを防ぐことができず、更なる乾燥を招く可能性もあります。
そのため、目の周りの細かい部位まで日焼け止めを塗るようにしてくださいね。
ただし、日焼け止めの成分が目に入らないように十分注意しましょう。
目元に使う用品を見直す
まぶたが乾燥しやすい方は、一度普段から目元に使っている製品を見直してみましょう。
マスカラやアイライナーなどのメイク用品だけでなく、コンタクトのような目に装着するアイテムの見直しも必要です。
使っている商品の成分をよく見て、できるだけ刺激の少ないものを選ぶようにしてくださいね。
まぶたへの負担を避けるには、アイメイク用品を使う前にパッチテストをすることが大切です。
マスカラやアイライナーといった目元コスメには、防腐効果などのため保存料や香料、着色料といった刺激の強い成分が含まれることがあります。
そのため、肌に合わない場合アレルギー反応を起こして炎症してしまう可能性があります。
アイメイク用品を初めて使う場合は、製品を腕の内側に乗せ、数時間放置するパッチテストをしましょう。
その後、異常反応がなければ使用できますが、かゆみや赤みが出た場合は避けるようにしてくださいね。
まぶたの乾燥がひどい場合は、つけまつ毛やまつ毛エクステの使用を控えることをおすすめします。
つけまつ毛は接着剤で目元の皮膚を覆うため、接触皮膚炎を引き起こすことがあります。
また、まつ毛エクステにも刺激性の強い成分が含まれているものが多く、アレルギー反応で炎症を招き乾燥を悪化させます。
もし使う場合は接着力の弱い物や成分の安全性が高いものを選び、使用頻度を抑えるよう心がけましょう。
まぶたの乾燥を防ぐ上で、コンタクトの管理も忘れてはいけません。
コンタクトに付着した汚れや古くなったレンズを使い続けると、感染症のリスクが高まるだけでなく、最悪の場合失明する可能性もあります。
また、コンタクトに付いた細菌による角膜の炎症が、まぶたの乾燥や炎症を引き起こしてしまうのです。
そのため、レンズケースの定期的な洗浄や、正しい交換サイクルで使用することが大切です。
目元の疲れをとる
まぶたの乾燥ケアには、目元の疲れを積極的にとることもポイントです。
目を閉じた状態でのストレッチやマッサージを取り入れることで、目の周りの緊張がほぐれます。
また、目の健康に良い栄養素を食事から取り入れることも効果的です。
それ以外にもブルーライト対策や適度な睡眠といった生活習慣の見直しも、積極的に行うようにしてくださいね。
目元の疲れをとる方法として、目元の体操やマッサージを取り入れることがおすすめです。
目元の血行を良くすることで自律神経への刺激とリラクゼーション効果が期待できます。
特に、デスクワーク中心の方やスマホの画面をよく見る方は、目の疲れ回復につながるため、眼精疲労の予防にもなります。
以下のおすすめの体操方法は、すきま時間に簡単にできるものなのでぜひやってみてくださいね。
- 両目をできるだけ大きく開けて5秒キープし、力いっぱい閉じて5秒キープ
- 目を上下左右にゆっくりと動かす
- 指の腹で目の周りを優しくマッサージする
目の疲れを防ぐ栄養補給として、ビタミンやミネラルを積極的に取り入れるようにしましょう。
まぶたの乾燥を防ぐためには外側からのケアももちろん大切ですが、バランスよく栄養素を取り入れることでの内側からのケアも大切です。
特にプルーンやかぼちゃなどの食材は眼精疲労に良いとされているため、積極的に取り入ることをおすすめします。
以下の栄養素も様々な面で目の疲れの解消に役立つので、ぜひチェックしてくださいね。
また、乾燥は水分不足も原因となるため、定期的な水分補給にも心がけましょう。
栄養素 | 働き | 代表的な食材 |
---|---|---|
ビタミンB2 | 充血や目の疲れの解消 | 乳製品、レバー、うなぎ |
ビタミンE | 血行促進、目の疲れの解消 | かぼちゃ、アーモンド |
βカロチン | 目や目の粘膜の代謝促進 | 小松菜、人参 |
まぶたの乾燥によるトラブルは皮膚科に相談
まぶたは皮脂腺が少ないという特徴を持ち、外部からの刺激を受けやすいことから乾燥しやすい部位のひとつです。
そのため、できるだけ十分な保湿と炎症を防ぐケアを行うことが大切です。
また、まぶたが乾燥することでものもらいや眼瞼炎が生じる場合もあります。
このような病気の可能性がある場合は、眼科を受診して専門医に相談するようにしてくださいね。
乾燥による皮膚の症状がみられるときは皮膚科を受診することをおすすめします。
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