シミ取りをしたいけど、種類が多くてどれがいいかわからない。費用は抑えたい…。
シミの種類によって効果的なシミ取りの方法は、異なります。
一般的にはシミ取りは、保険が適用されない自由診療で行われる美容目的での治療となります。
ただし、病気と見なされるシミの種類の場合は、保険が適用され、費用を抑えられる場合もあります。
今回は、シミの種類別に効果的な治療法やクリニックの選び方、治療の際の注意点などについて紹介していくので、参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
- シミ取りは美容施術と医薬品を用いた施術に分けられ、シミの種類や予算により最適な治療法は異なる
- 治療が必要な皮膚疾患の場合は、保険適用でシミ取りを行うことができる
- 肌を綺麗にしたいという美容目的の場合は、保険適用されず、自由診療で行われる
目次
皮膚科でのシミ取り治療法
皮膚科でのシミ取り治療法には、複数の治療方針があります。
自分のシミの種類や状態、予算や希望の治療期間などによって最適な治療法は、異なります。
皮膚科でのシミ取り治療法の特徴
レーザー治療 | 光治療 | 内服薬 | 外用薬 | |
---|---|---|---|---|
施術内容 | レーザーを照射してメラニン色素を破壊する | 光を照射してメラニン色素を破壊する | メラニン生成を抑える/排出を促す薬を飲む | メラニン生成を抑える塗り薬を用いる |
効果 |
濃いシミに有効 即効性を期待しやすい |
濃いシミに有効 レーザー治療に比べて効果は穏やか |
肝斑とシミ予防に有効 継続的な使用で徐々に改善 |
軽度のシミや予防に有効 継続的な使用で徐々に改善 |
副作用 |
ダウンタイムあり 一時的な赤みや腫れ/色素沈着 |
ダウンタイムあり 一時的な赤み・腫れ/色素沈着 |
稀に胃腸の不調・肝機能の低下 | 肌のかぶれ・かゆみ/乾燥 |
施術回数/ 治療期間 |
1回〜数回 | 数回 | 数ヶ月~長期間 | 数ヶ月~長期間 |
各治療法の特徴を詳しく解説していきます。
美容施術
シミ取りの治療法の一つに、美容クリニックでの施術が挙げられます。
シミに効果的な美容施術は「レーザー治療」と「光治療」の大きく2つに分類できます。
レーザー治療は、目立つシミや濃いシミにも効果がある治療法で、シミ取り治療のなかでも比較的浸透している方法です。
高い効果が期待できる反面、他の治療法に比べて料金が少し高かったり、副作用が出やすい特徴があります。
また、レーザー治療にも様々な種類があるので、自分のシミに適した施術を見つけやすいのがメリットです。
メリット | デメリット |
---|---|
即効性が高く、濃いシミにも効果的 比較的、短期間で効果が実感できる 特定の部位に集中的に施術可能 |
施術後の赤みや腫れ、色素沈着のリスクがある ダウンタイムがある 費用が比較的高額 痛みを感じやすい |
代表的なシミ取りレーザーの種類
施術名 | 特徴 | 推奨される施術回数 | 1回あたりの価格の目安 |
---|---|---|---|
Qスイッチルビーレーザー | 短いパルスのレーザー光を使って色素に直接作用する。 | 1~6回 | 3万円 ~5万円 |
アレキサンドライトレーザー | メラニンに特に反応する波長を使い、シミやそばかすを薄くする。 | 1~5回 | 2万円~4万円 |
Qスイッチヤグレーザー | 高いピークパワーのレーザーでメラニン色素を破壊する。比較的深い層まで到達可能。 | 2~6回 | 3万円~5万円 |
ピコレーザー | 極めて短いパルスを用いて色素粒子を微細に破壊する。通常のQスイッチレーザーよりも高速で、肌へのダメージが少ない。 | 2~4回 | 5万円~10万円 |
レーザートーニング | 低出力のレーザーを使って肌全体のトーンを均一にする。メラニンの生成を抑制しながら施術を行う。 | 5~10回 | 1万円~3万円 |
光治療は複数の特殊な波長の光を肌に照射し、メラニンやヘモグロビンなどを破壊する治療法です。
レーザー治療とは異なり、シミのない部分も含めた肌全体に光を照射するので、広範囲に渡るシミやそばかすなどに効果が高いと考えられます。一方で、シミの一種である肝斑を悪化させる場合があるので、注意しましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
皮膚への負担が少なく、比較的痛みが少ない ダウンタイムが短く、日常生活への影響が少ない 広範囲に渡る施術が可能で肌のトーンが均一になる シミやそばかすを全体的に薄くすることができる |
効果が出るまでに時間がかかる場合がある 一度の施術では効果が限定的で複数回の施術が必要 肝斑を悪化させる可能性が高い 日焼けしている肌にはNG |
代表的な光治療の種類
施術名 | 特徴 | 推奨される 施術回数 |
1回あたりの価格の目安 |
---|---|---|---|
フォトブライト | IPLを使用して広範囲の光を皮膚に照射 | 2~4週間に1回 計5~10回 |
1~2 万円 |
ライムライト | IPLの一種で、日本人の肌に合わせて開発された光治療 | 3~4週間に1回 計3~5回 |
1~3万円 |
医療用医薬品
皮膚科でのシミ取り治療法では、美容内服薬や外用薬などの医療用医薬品が用いることがあります。
美容施術に比べて、効果実感までには、時間がかかる場合があります。
美容施術よりも費用を抑えたい方や、ダウンタイムを避けたい方は、相性が良いかもしれません。
美容内服薬とは、肌状態を健康に保つための有効成分が配合された内服薬のことを指します。
肌のターンオーバーを促したり、活性酸素の働きを抑制することで、メラニンの排出を助け、シミへの改善効果が期待できます。
「美容内服薬」は一般的には処方薬のことを指します。
医師の診察を受けたうえで、必要と判断された場合のみ、処方されます。
メリット | デメリット |
---|---|
内側からのアプローチでシミ予防にも効果が期待できる 肌全体へ作用し、広範囲のシミに対応できる 副作用は稀であり、日常生活に支障が出にくい |
効果実感までには長期間の服用継続が必要 稀に胃腸の不調や肝機能の低下などの副作用がある 他の飲み薬と併用できない場合がある |
トラネキサム酸は、シミや肝斑などに高い効果があるとされている美容内服薬です。
トラネキサム酸には、シミの原因となるメラノサイトを刺激するプラスミンの合成を抑制する作用があります。
シミや肝斑の発生を抑え、美白効果を期待できます。
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トラネキサム酸の美白効果や副作用を解説!飲み続けると白髪になる?
ハイチオールは、シミ・そばかすの治療薬として広く使用されている内服薬です。
メラニンを抑制する作用があり、シミ・そばかすの予防に効果を発揮します。
肌のターンオーバーを促進する作用もあるため、シミやそばかすの改善にも効果を期待することができます。
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ハイチオールは医薬品?シミ改善だけではない美容効果や副作用を解説医療用医薬品の外用薬は、皮膚科でのシミ取り治療の選択肢の一つです。
クリーム状のシミ取り効果のある外用薬は、市販でも販売されていますが、医療用医薬品と比較すると、有効成分の含有量が少ない傾向にあります。
厚生労働省で認可されている有効成分の最大含有量が、市販薬と医療用医薬品で異なるためです。
有効成分がより多く配合されている処方薬で治療を進めるとより有効的と考えられます。
メリット | デメリット |
---|---|
肌全体へ作用し、広範囲のシミに対応できる スキンケアにプラスして治療を実践しやすい |
即効性が低く、効果が出るまでに時間がかかる場合がある 効果が限定的で濃いシミには効果が出にくい可能性がある 肌の赤みや腫れ・乾燥などの副作用が出やすい |
皮膚科や美容皮膚科で、広く処方されるシミに効果のある外用薬は以下の2点です。
トレチノインには、肌のターンオーバーを促進する作用があります。
表皮近くに存在するメラニンを排出してシミを薄くします。
比較的肌に刺激が強いため、使用方法を誤ると、副作用が出てしまう可能性があります。
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トレチノインの効果と使い方とは?ハイドロキノンとの併用療法や副作用も解説!
ハイドロキノンは、メラニンの生成を抑える作用があります。
主に、老人性色素斑・炎症後色素沈着・肝斑に効果が高いとされています。
トレチノインと併用することで、より相乗効果を感じられます。
ただし、肌への刺激も発生しやすいため、使用の際は注意しましょう。
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「ハイドロキノン」とは?効果的な使い方や副作用を解説!いつから効果を感じられる?シミ取りができる皮膚科の選び方
シミ取り治療を受けられる皮膚科やクリニックは多数あります。
どこでシミ取り治療を受ければ良いのか、判断がつきづらく、お悩みの方もいるのではないでしょうか。
シミ取り治療を行う際のクリニックの選び方のポイントは、以下となります。
- ニキビ跡は、ニキビの炎症により、肌の細胞が破壊されることでできる
- 肌の深い層までダメージが及んでいる場合は、自力で治すのが難しい
- ニキビ跡は皮膚科では治療できないため美容皮膚科を受診すべき
さらに、どのような点を重視して選ぶべきか理解しておきましょう。
シミ取りにかかる料金の相場を確認する
まずは、シミ取りにかかる料金の相場を確認しましょう。
シミ取り治療は、シミの種類にもよりますが、一般的な美容目的での治療であれば、美容皮膚科でしか受けられません。
美容皮膚科は、基本的には自由診療になるため、クリニックによって、価格が大幅に異なります。
レーザー治療 | クリニックによって異なる。使用するレーザーの種類や範囲によって変動。 |
光治療 | クリニックによって異なる。一般的に複数回の治療が必要。 |
医療用医薬品 | クリニックによって異なる。内服薬や外用薬、処方内容によって変動。 |
具体的な費用は、各クリニックの公式サイトなどで直接確認しましょう。
治療方針が自分に合ったクリニックを選ぶ
シミ取りの治療の種類は、豊富です。
クリニックによって、取り扱いのある治療法は異なる場合が多いです。
そのため、自分のシミに合う治療を選択できるクリニックを選びましょう。
また、自分に適したシミ取りの種類がわからないという方は、様々なアプローチのあるクリニックを選び、専門家の診断を受けて決めるのも一つの手段です。
実績や診察方法が開示されているクリニックを選ぶ
効果的なシミ取り治療を受けるには、実績や診察方法が開示されているクリニックを選びましょう。
多くのクリニックの公式サイトでは、実際の症例や治療の実績などが掲載されています。
なかには、診察から施術までの流れなども紹介しているクリニックもあるので、初めてのシミ取り治療で不安がある方はぜひ活用してみてください。
一般皮膚科と美容皮膚科が併設しているクリニックを選ぶ
シミ取り治療を行っているクリニックの中には、一般皮膚科と美容皮膚科が併設しているところもあります。
シミの種類や状態によっては、美容目的での治療となる場合、一般皮膚科で保険適用の治療が受けられません。
もしも、一般皮膚科でのシミ取り治療が受けられないとなった場合でも、美容皮膚科が併設していれば、すぐに美容皮膚科での治療方針を立てやすいのがメリットです。
また、2種類の皮膚科が併設していることでその分、治療方法が幅広く展開されていることに期待できます。
自身のシミがどういう状況か判断がつきづらいという方には、有効なクリニックの選び方です。
通いやすいクリニックを選ぶ
シミ取り治療を受けるうえでは、通いやすいクリニックを選びましょう。
シミ取りは、1回の施術や治療で完治できるものは少ないです。
数回の施術や長期間の医薬品の使用が必要になった際に、すぐに通いやすいと治療を続けやすいかと思います。
通いやすい立地の場合は、通院費用を抑えることにもつながるので、アクセスは気にしておくと良いでしょう。
東京美肌堂では、自宅からでも気軽にオンライン診断を受けることができるサービスを提供しています。
美容施術の取り扱いはありませんが、医師の診断のもと個人の症状に合う内服薬・外用薬を処方します。
通院が困難な方や、通院している時間がないという方に、おすすめです。
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シミ取り治療における保険適用の条件
シミ取り治療は、基本的に、保険が適用されない自由診療で行われます。
ただし、シミの種類によっては保険が適用され、治療費用が抑えられる場合があります。
-
保険適用で治療できるシミの種類
太田母斑
扁平母斑
異所性蒙古斑
外傷性色素沈着
-
保険適用されない自由診療の治療となるシミの種類
老人性色素斑
そばかす
肝斑
炎症後色素斑
ADM
脂漏性角化症
保険が適用されるシミと、自由診療のシミの違いを紹介していきます。
治療が必要な皮膚疾患が対象の場合は保険適用される
治療が必要になる皮膚疾患は、保険適用で治療することが出来ます。
症状の状態にもよりますが、以下の4種類のシミは、保険適用での治療が可能な場合があります。
太田母斑(おおたぼはん)は、顔の片側だけにできることが多い青あざの一種です。
おでこや目の周り、頬、上唇といった領域に現れる傾向にあり、稀に顔の両側にできることもあります。
生後すぐに現れる「早発型」と思春期に現れる「遅発型」の2種類がありますが、思春期以降に現れる場合が多いと言われています。
一度発生すると自然に消えることはなく、レーザーでの治療が推奨されています。
扁平母斑(へんぺいぼはん)は、生まれつき発症することが多い茶色いあざのようなシミです。
ほくろのように皮膚の盛り上がりはないため、「盛り上がりのないあざ」という意味で、「扁平母斑」と呼ばれています。
数ミリから数センチ程度で、顔や手など、身体のどこにでも現れる可能性があります。
稀に思春期に発生することもありますが、多くの場合生まれつき存在していたり、生後間もなく発症します。
自然に消えることはないため、レーザーによる治療が必要になります。
異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)は、青あざの一種です。
蒙古斑という生まれつきおしりに見られる「斑」が、他の箇所に発生し、消えずに残ってしまったものです。
身体のどこにでも現れる可能性があります。
自然に消える可能性は少ない傾向にあるため、レーザーによる治療が必要になります。
外傷性色素沈着は、怪我などによってできた傷に異物が混入してその色素が残ってしまったものです。
傷口から砂やタールなどの異物が侵入し、そのまま傷口が閉じられることで、発生します。
基本的には、レーザーによる治療が行われますが、色素の濃さや傷の深さによっては手術が必要になる場合もあります。
美容目的の治療は保険適用されない
治療目的での対象範囲で治療を受けられない場合は、美容目的でのシミ取り治療となります。
- 健康状態へ害を及ぼさないシミを取りたい
- 肌を綺麗にしたい
健康への悪影響がなく、見た目の審美性のために治療を受けたい場合は、保険適用外での治療範囲となります。
美容目的の治療には、保険適用がされず、自由診療で行われます。
保険適用で治療を受けられないシミの種類には、主に以下の6つが当てはまります。
老人性色素斑は、紫外線などのダメージでできるシミです。
一般的に広くシミと認識されているものが、老人性色素斑に当てはまります。
紫外線などのダメージを受けて、シミのもととなるメラニン色素が過剰生成され、蓄積することで発生します。
30代からできる人が多く、50代以上の約8割の人に老人性色素斑があるとも言われています。
▼さらに詳しい老人性色素班の特徴はこちら
【老人性色素斑(ろうじんせいしきそはん)】シミの代表格の原因と治療法
そばかすは、遺伝的要因や紫外線によってできる茶色で小さく斑点状に現れるシミです。
特に、遺伝的要因が強いと言われており、生まれつき色白の方に多く見られます。
幼少期に出現し、10代の思春期にかけて徐々に濃くなっていきます。
加齢に伴い、薄くなっていく場合もありますが、個人差があります。
▼さらに詳しいそばかすの特徴はこちら
「そばかす」とは何?原因や消す方法を解説【診断シート付き】
肝斑は、主に女性に見られる左右対称の茶色いシミです。
ホルモンバランスの変化が主な原因と言われており、紫外線のダメージなどで悪化することがあります。
左右対称に同じ大きさ・形で現れるのが最大の特徴で、全体的に輪郭薄くぼやけた形で見えます。
女性ホルモンのバランスが崩れがちな30代から40代あたりの女性にできやすい傾向にあります。
他にも、妊娠やピルの使用による女性ホルモンの変化の影響を受けて発生する場合があります。
▼さらに詳しい肝斑の特徴はこちら
肝斑(かんぱん)の原因&治療法を解説!紫外線以外にもあるシミ発生要素とは
炎症後色素沈着は、ニキビや怪我などによる皮膚の炎症後に生じるシミです。
皮膚が外傷ややけどなどのダメージを受けると、シミのもととなるメラニンが過剰に発生します。
これにより、肌の層にメラニンが蓄積することで、シミが現れてしまうのです。
どのような年代にも発生する可能性があります。
例えば、転倒による外傷・ニキビ・かみそりでの傷・ヘアアイロンでのやけどがきっかけで発生する場合があります。
▼さらに詳しい炎症後色素沈着の特徴はこちら
炎症後色素沈着とは?シミが治る期間や跡が残りやすい人の特徴を知ろう
ADMは、真皮内にメラニンを含むメラノサイトが増加することによって生じる青黒いシミです。
原因は不明で、遺伝的要因が関係していると言われています。
肝斑などと見た目は似ていますが、発生場所が異なります。
ADMは、皮膚の深いエリアである「真皮」にできるシミを指します。
両頬や下まぶたなどに対称的に現れることが多い傾向があります。
20歳前後の女性に後天的に発生する場合が多いと言われています。
脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)は、皮膚にできる良性の腫瘍です。
原因は、明確にはわかっていませんが、「老人性イボ」とも呼ばれ、年齢と共に増える傾向があります。
見た目は茶色や黒色で、隆起しているのが特徴です。
通常は健康状態への影響としては、無害です。
主に40代以降に発症し、80代になると、ほどんどの方に現れると言われています。
日常的に紫外線に当たることが多い方は、20代など若い頃から発症する場合もあります。
シミ取り治療を行う際の注意点
シミ取り治療には、治療に対する副作用などの様々なリスクが伴います。
失敗しないためには、「ダウンタイムは何か」「副作用の症状を少しでも軽減するためのポイント」を押さえておきましょう。
ダウンタイムや副作用が現れる場合がある
シミ取り治療の後には、ダウンタイムや副作用が現れてしまう可能性があります。
ダウンタイムとは、治療後に肌がもとの状態まで回復するまでの期間を指します。
レーザー施術では、肌に刺激が加わることなどが要因で、赤み・痛みなどが発生します。
この副作用が、発生している期間をダウンタイムと呼ぶのです。
治療内容や個人の状態によっても差はありますが、シミ取りレーザー後には、ダウンタイムが1週間ほど発生します。
特に、肌が敏感な方や、刺激の強いレーザー治療を行った場合に、ダウンタイムは発生しやすくなります。
ダウンタイムを避けたい方は、ダウンタイムが起こりにくい治療内容や、レーザー治療ではない内服薬・外用薬を用いた治療方針が取れないかを医師に相談しましょう。
※内服薬・外用薬でも副作用が起こらないわけではありません。
治療前後に肌を保護する必要がある
シミ取り治療を受ける前後には、新たなシミの発生やシミの悪化を防ぐために、肌を保護する必要があります。
治療中や治療後の肌は、非常に敏感で、少しの刺激にも反応しやすい状態であるためうです。
保湿・紫外線対策など、外部からの肌の刺激はできるだけ軽減できるよう対策しましょう。
保湿を徹底する
シミ取り治療を行う際は、保湿を徹底しましょう。治療を受けた後はもちろん、受ける前から保湿を意識して行うことが大切です。保湿して肌の水分・油分のバランスを整えておくことで、肌を外部の刺激から守るバリア機能を強化することができます。
紫外線のダメージは、さまざまなシミの種類に共通して挙げられることが多い原因の一つです。治療中や治療後の敏感な肌に、紫外線のダメージが加わると、新たなシミができたり、シミが濃くなる懸念があります。医師の指示に従いながら、日焼け止めを塗るなどで対策しましょう。
紫外線と同様に、肌に触れることで生じる摩擦や、作用の強い化粧品の成分などは肌への刺激となります。バリア機能が低下して敏感になっている治療前後の肌には、少しの刺激でも大きなダメージになってしまいます。できるだけ肌には触らない・低刺激な設計の化粧品を使うなどして、肌への刺激を抑えましょう。
シミ取りの治療法に迷ったら専門医に相談
今回は、シミ取り治療の種類や効果などについて解説しました。
シミ取り治療には、たくさんの種類があり、シミの種類や状態ごとに有効な施術は異なります。
また、個人の肌状態によっても、レーザー治療でのシミ取りが難しい場合があります。
どれが自分に一番合うかわからないという方は、一度美容皮膚科の専門医に相談しましょう。
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