ユベラを長期服用しても問題はないの…?
そんな疑問をお持ちの方もいるかと思います。
結論、ユベラは、医師の指示に従って正しく服用すれば、長期的な服用でも危険性はないと考えられます。
ただし、場合によっては中毒症状が起きるリスクがあるため、注意は必要です。
本記事では、ユベラの長期服用がもたらす効果や、ユベラの効果的な服用方法をご紹介します。
この記事でわかること
- ユベラは健康上の問題がない限りは、医師の指示のもと長期的に服用できる
- 継続して服用することで、美容効果を実感しやすくなると考えられる
- ユベラの処方を受けるには、皮膚科や美容皮膚科を受診する必要がある
目次
ユベラを長期間服用しても問題ない?
特徴 ビタミンEが主成分 抗酸化作用と血行促進作用を持つ 美容目的での治療で長期的に服用することがある 美容面での効果 ニキビ・シミの改善 しわ・たるみの改善 副作用 便秘・胃の不快感 |
結論、ユベラは、健康状態に特に問題が生じていなければ、医師の指示のもと長期的に服用できます。
ユベラの長期服用による過剰症状や副作用のリスクは低いとされています。
実際に、副作用の発症例は、総症例3,586件のうち32例(0.89%)と報告されています。
ただし、まれに過剰症状や副作用が現れることもあります。
もし副作用による症状が現れた場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
ユベラはどのくらい長期服用できるの?
ユベラは脂溶性ビタミンですので、極端に多い量を長期的に飲み続けると体内に蓄積され、過剰症を起こしてしまうことがあります。しかし、用法用量を守って服用していただければ基本的には期間を決めずに服用されても問題はありません。
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「ユベラ」の効果と副作用を徹底解説!処方薬と市販薬の違いとは?ユベラの長期服用がもたらす効果
ユベラは、身体の内側から肌悩みや肌質改善にアプローチする美容内服薬です。
美容内服薬は、長期的に服用することで効果実感しやすくなります。
美容内服薬は、服用開始から3カ月程度で効果を実感し始める方が多い傾向にあります。
ユベラの長期服用がもたらす効果を4つの点から見ていきましょう。
ユベラは、ビタミンEを主成分とする医薬品で、肌のターンオーバーを促す作用を持ちます。
肌のターンオーバーが促されることにより、シミ・肝斑のもととなるメラニンが肌表面に押し上げられ、体外に排出されます。
これにより、シミ・肝斑の改善を期待できます。
色素沈着によるニキビ跡は、ニキビが炎症を起こした際にメラニンが過剰生成されることが原因です。
ユベラの新陳代謝を促す働きにより、蓄積されたメラニンの排出を促されると、色素沈着タイプのニキビ跡の改善に効果を発揮します。
ニキビ跡には他にも、赤みがあるタイプや凹みがクレーター状のタイプ、蚯蚓腫れ(みみずばれ)のようなケロイド状のタイプがあります。
そのうち、クレーター状のタイプ、ケロイド状のタイプのニキビ跡には、ユベラの効果は期待できないとされています。
ユベラは、肌のハリを保つ線維芽細胞である「コラーゲン」を生成する作用を持ち、肌にハリを与えます。
また、ユベラには抗酸化作用があり、シワを解消するなどの肌の老化を防ぐ役割があります。
肌のツヤは十分な水分と潤いによって生まれます。
ユベラの血行促進作用により、肌のターンオーバーが促されると、水分を保持しやすくなります。
肌が水分を維持しやすくなると、潤いが十分にあることで透明感が増し、自然なツヤがもたらされるのです。
さらに詳しいユベラの美容効果の解説はこちら
ユベラの美容効果を徹底解説!適切な用量や長期服用時の注意点を知ろうユベラの効果的な服用方法
次に、ユベラ(ユベラ錠)の効果的な服用方法をご紹介します。
服用方法を守り副作用リスクを抑えつつ、服用を継続することで、より効果を実感しやすくなります。
ユベラの成人の服用量は、通常1回あたり1〜2錠を、1日2〜3回接種します。
1錠あたり質量は430mgで、そのうち有効成分「ビタミンE」(トコフェロール酢酸エステル)を50mgを含みます。
用法・用量は、個人によって異なる場合があるため、処方を受ける際の医師の指示に従いましょう。
ユベラは、毎日同じ時間帯に服用することで、より高い効果を期待できます。
一般的に、内服薬が効果的に働くためには、血液中の薬の濃度を一定に保つことが大切です。
血中濃度は、毎日同じ時間帯に薬を服用することにより、安定しやすくなります。
1日2回服用するユベラは、おおよそ12時間の間隔をあけることがおすすめです。
また、ユベラは食後に服用することで、より高い効果を得られます。
ユベラの主成分であるビタミンEは脂溶性ビタミンです。
食事からとれる油分に溶け込むことで、ビタミンEの吸収が良くなります。
そのため、12時間間隔での朝食後・夕食後を目安に服用するといいでしょう。
ユベラ50mgを昼13時、夜18時に服用しております。服用期間の間隔等問題ないでしょうか。
現在の服用のタイミングでよろしいかと思います。ただし、一般的に内服薬が効果的に働くためには、血液中の薬の濃度を一定に保つことが大事ですので、1日2回の場合は約12時間の間隔をあけて服用していただくとさらによろしいかと思います。
効果の現れ方には個人差がありますが、ユベラは3ヶ月以上の服用で効果を実感しやすくなると考えられます。
一般的に、内服薬は血中濃度が上がるまでに時間がかかり、さらに効果を示すまでにも時間がかかります。
目安としては、3ヶ月以上の服用で効果を感じやすくなると考えられています。
また、服用をやめてしまうと肌が元の状態に戻ってしまう懸念があります。
美肌治療目的での服用で肌の健康状態を維持したい方は、長期的にユベラを服用するのが効果的と言えます。
長期的に服用することにより、肌状態の改善と状態の維持への効果が期待できます。
ユベラの長期服用で注意すべきこと
ユベラの主成分であるビタミンEは脂溶性ビタミンです。
脂溶性ビタミンとは、水に溶けにくく、油脂やアルコールに溶ける性質のビタミンのことです。
そのため、極端に多い量を長期的に飲み続けると、体内に蓄積され、過剰症を起こしてしまう場合があります。
以下に、現れうる過剰症の例をご紹介します。
ユベラの主成分であるビタミンEは、極端に多く接種すると血液が止まりにくくなることがあります。
ビタミンEの過剰摂取は、ビタミンKの働きを妨げる可能性があると言われています。
ビタミンKは、血液を凝固させる役割を果たしています。
そのため、ビタミンEの過剰摂取により、ビタミンKの機能が妨害されてしまうと、血液が固まりにくくなり、出血しやすくなることがあります。
ユベラの主成分であるビタミンEの過剰接種では、下痢を引き起こす場合があります。
ビタミンEは脂溶性ビタミンのため、推奨される上限量を超えて摂取をすると、体内に吸収されずに蓄積されてしまうことがあります。
吸収されなかった余分なビタミンEは、腸内に残り、刺激となって下痢を引き起こしてしまうのです。
過剰症が現れた場合は、すぐに担当の医師に相談しましょう。
ユベラの長期服用が推奨されない人
最後に、ユベラの長期服用が推奨されない人についてご説明します。
ビタミン剤くらいは大丈夫だろうという考えは危険であるため、注意が必要です。
妊娠中の女性は、ユベラを医師の許可なく長期間服用しない方が良いでしょう。
妊娠中はホルモンバランスの変動で身体が敏感になっていたり、体質が変化するため、異常が現れやすくなります。
また、母親の身体と胎児は繋がっているため、薬によっては胎盤を通じて胎児の血液中に入ることがあります。
胎児の身体は未熟で、体内に入った薬を十分に排泄する機能が備わりきっていないため、十分な注意が必要です。
授乳中の女性には、ユベラを長期間服用することは推奨されません。
母親が薬を服用すると、その成分が血液を通って母乳へ移行することがあります。
そのため、赤ちゃんに影響を与えてしまうため、医師の許可なく長期間の服用は推奨されません。
ユベラの長期服用に不安のある方は美容皮膚科で相談
ユベラには、血行促進や抗酸化作用などの働きでさまざまな美容効果を発揮します。
より美容効果を実感したいという方は、シナールやトラネキサム酸など他の美容内服と併用するケースもあります。
ビタミンCとビタミンEは、併用することで、美肌治療に相乗効果をもたらすと言われています。
シナール | トラネキサム酸 |
---|---|
ビタミンC(アスコルビン酸)とビタミンB5を主成分とし、抗酸化作用により肌の老化を防止する内服薬。 ▶さらに詳しくはこちら |
抗プラスミン作用で肝斑のもととなるメラニンの生成を抑制し、肌の炎症を抑える内服薬。 ▶さらに詳しくはこちら |
「東京美肌堂」では、より多くの方に美肌効果を実感いただけるよう、個人の肌状態に応じて、ユベラとシナールなどをセットで処方した処方例があります。
とことん美白対策入門セット|7,800円/月
ビタミンC | |
ビタミンE | |
トラネキサム酸 |
シミのもととなるメラニンの生成を抑制してシミを予防するのに効果的です。肝斑に効果を期待できるトラネキサム酸も含まれています。お肌のシミ・くすみを改善して、美白を目指したい方におすすめです。
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東京山手クリニック
藤原東華 医師
当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。