ニキビができたら皮膚科に行くべき?早期治療のメリットや病院で治すべき症状

ニキビができて皮膚科に行くべきか迷う方も多いのではないでしょうか。

ニキビを診てもらうのが恥ずかしいと感じる方もいるかもしれません。

しかし、ニキビは軽度であっても皮膚科または美容皮膚科での診察を受けることをおすすめします。

本記事では、皮膚科で早期治療することのメリットや、必ず病院に行くべきニキビ症状のレベルをお伝えします。

この記事でわかること

  • ニキビが少しでも気になったら皮膚科への通院がおすすめ
  • 早期治療をすることでニキビ跡や再発の防止になる
  • 痛みを伴うニキビの場合は早急に皮膚科に行く必要がある

ニキビができたら皮膚科に行くべき

ニキビができただけで皮膚科に行ってもいいの?

結論、ニキビができて気になる場合は皮膚科に行って問題ありません。

自分では「症状が重くない」と感じる場合でも、大丈夫です。

早期に皮膚科にかかるメリットを以下に紹介します。

ニキビかどうか判断してくれる

ニキビだと思っていたできものが、実は別の皮膚の病気である可能性も考えられます。

急に大きくなる場合には、まれに悪性の腫瘍である場合もあります。

皮膚科では、専門の医師が症状の診断や必要な検査をしてくれます。

自分の症状が何か明確にわかることで、肌悩みに対して的確で効果的な治療を進められます。

早期治療でニキビ跡になるのを防げる

ニキビはできるだけ早く治療することが大切です。

ニキビを放置すると炎症や膿を伴った状態に進行し、跡になりやすくなります。

ニキビの悪化を防ぎ、ニキビ跡の発生を最小限に抑えるためには早期治療をしましょう。

ニキビの再発防止になる

皮膚科でのニキビ治療は、単に現在の症状を改善するだけでなく、ニキビの再発を防ぐためにも効果的です。

ニキビは繰り返し発生することがあり、再発を防ぐためには根本的に改善していくことが大切です。

皮膚科にかかることで、ニキビができる原因や自身の肌質の特徴も知ることができる場合があります。

皮膚科に行くべきニキビのレベル

ニキビと思われる症状が1つでも出たら、皮膚科に行って治療をしましょう。

セルフケアで改善できない場合やニキビでストレスを感じるようなら、早めの受診をおすすめします。

また、特に以下のような場合はニキビが重症化している可能性が高いため、なるべく早く皮膚科を受診しましょう。

  • ニキビに痛みや膿がある
  • ニキビが広範囲にできている
  • ニキビが何度も繰り返しできている
  • ニキビ跡ができている

それぞれ具体的な症状と皮膚科にすぐに行くべき理由をお伝えします。

ニキビに痛みや膿がある

痛みや膿を伴うニキビは、炎症性ニキビと呼ばれます。

ニキビの原因菌であるアクネ菌が増殖した結果、患部に炎症を起こしている状態です。

炎症性ニキビは、放置したり、触れることで痛みを伴います。

さらに、炎症が進行すると膿がたまることがあります。

膿がたまると、ニキビは黄色くなり、痛みが増すことがあります。

炎症を伴うニキビは「赤ニキビ」、膿を伴うニキビを「黄ニキビ」とも呼びます。

炎症や膿を伴う場合は、細菌が広がり、ニキビが広範囲にできるリスクや、凸凹状のニキビ跡になる可能性があります。

そのため、皮膚科で適切な治療をする必要があります。

ニキビが広範囲にできている

ニキビが広範囲にできた場合は、早めに皮膚科を受診し治療をすることで、さらなる拡大や進行を防ぎましょう。

広範囲にニキビができる原因として、炎症を伴うニキビの細菌がほかの範囲にも広がっている可能性が考えられます。

また、細菌や外部の刺激から守る肌のバリア機能が全体的に低下している傾向にあります。

この場合、さらにニキビが広範囲に広がる可能性や、既存のニキビが悪化しやすくなります。

ニキビは自分で触るとさらに悪化しやすくなります。さらに細菌が広がる恐れもあるため、早めに専門医の診断を受けて適切な治療を始めることをおすすめします。

ニキビが何度も繰り返しできている

何度も繰り返し発生するニキビは、再発性ニキビと呼ばれます。

再発性ニキビの原因は、多岐にわたります。

例えば、ホルモンバランスの乱れ・過度な皮脂分泌・ストレスや睡眠不足による肌の代謝の悪化・合わない化粧品の使用などが考えられます。

再発性ニキビは、長期間にわたって続くことがあり、その間に肌へのダメージが蓄積する可能性があります。

ニキビをこれ以上繰り返すのを防ぐためにも、皮膚科で肌質や生活習慣を含めて相談するのがおすすめです。

ニキビ跡ができている

特に炎症性ニキビができた後にニキビ跡はできやすくなります。

ニキビ跡は、セルフケアでは治療することが難しい場合が多いです。

大きく2種類があり、それぞれ施術での治療を用いられる傾向にあります。

特徴 治療方法
色素沈着型 赤褐色や茶色の斑点として現れ肌のトーンが不均一に見える
炎症で生成されたメラニン色素が皮膚に残り発生する
・イオン導入
・メソフェイシャル
凹凸型 クレーター状の窪みや隆起
ニキビができて皮膚の組織が損傷し、正常に戻り切らない場合に発生する
・フラクショナルCO2レーザー
・ダーマペン
※治療方法は症状の進行度合いやクリニックによって異なる場合があります。

皮膚科に行くと受けられるニキビ治療

皮膚科では、ニキビの進行度合いや肌質に合わせて治療を行います。

皮膚科で処方を受けられる代表的なニキビ治療薬を紹介します。

外用薬で治療する

外用薬は、薬品を患部に直接塗布して治療を行う方法です。

毛穴詰まりを解消する治療薬や、ニキビの炎症を抑える治療薬などがあります。

※いずれの治療薬も副作用が発生する場合があります。副作用と思われる症状が出た場合は早めに医師に相談しましょう。

毛穴詰まりを改善する「アダパレン」

アダパレンは、毛穴に皮脂等が詰まるのを防ぐ作用を持ちます。

ニキビは、皮脂が毛穴詰まりを起こすことで発生します。

炎症を伴わない白ニキビ・黒ニキビの予防と改善効果を期待できます。

副作用として、使い始めの初期の頃には、肌の乾燥やピリピリ感が現れやすい傾向にあります。

アダパレンという外用薬の画像 アダパレンの「ニキビ治療の効果と副作用」を解説!正しい使い方と注意点をチェック

抗菌作用がある「ベピオゲル」

ベピオゲルは、ニキビの原因菌であるアクネ菌の増殖を抑える効果と、ピーリング作用を持ちます。

炎症を伴う赤ニキビ、炎症を伴わない白ニキビと黒ニキビに対して改善効果が期待できます。

ベピオゲルのピーリング作用では、皮膚表面の古い角質を取り除き、毛穴詰まりを予防します。

副作用では、肌にかゆみや赤みがでることもあります。

ベピオゲルという外用薬の画像 べピオゲルの効果と副作用を解説!赤みはいつ引く?やめどきと使い方のポイント

炎症を抑える「ゼビアックス」

ゼビアックスは、ニキビの原因菌「アクネ菌」を抗菌する作用を持ちます。

赤ニキビの炎症を抑えて改善する効果を期待できます。

副作用として、肌のかゆみや乾燥が出る可能性があります。

「ゼビアックス」はニキビに効果あり!油性クリームの使い方や副作用を解説


炎症や化膿を抑える「アクアチム」

アクアチムは、強い抗菌力を持ちます。

炎症を伴う赤ニキビや、膿を伴う黄ニキビの改善に効果を期待できます。

副作用として、肌にかゆみや赤み、刺激感を感じることがあります。

「アクアチム」のニキビ治療薬としての効果や軟膏・クリームの正しい使い方

内服薬で治療する

内服薬では、身体の内側から肌の調子を整えることで、ニキビの改善や予防を目指します。

皮脂の分泌を抑える「ピドキサール」

ピドキサールは、ターンオーバーの機能を正常化する作用を持ちます。

ターンオーバーとは肌の代謝のことです。

ターンオーバーが正常化されることで、ニキビの原因となる皮脂を排出して、毛穴詰まりを解消します。

副作用として、ビタミンの過剰摂取により、発疹・吐き気などの症状が現れる可能性があります。

「ピドキサール」はニキビを治すビタミン剤!美容効果や副作用まで徹底解説

炎症を抑える「ビオチン」

ビオチンは、ビタミンB群の一種で、炎症を抑える効果があります。

そのため、炎症を起こした赤ニキビの改善に効果を期待できます。

副作用は、特に報告されていませんが、過剰摂取すると下痢・食欲不振を起こす可能性があります。

「ビオチン」の美肌効果や白髪への影響を解説!効果的な飲み方でつるつるの肌に

代謝を促進しニキビを改善する「ユベラ」

ユベラは、ビタミンEを主成分とした内服薬です。

肌のターンオーバーを正常化させて、皮脂の排出を促すことで、ニキビの改善に作用します。

抗炎症作用があり、赤ニキビの炎症を抑える効果を期待できます。

また、抗酸化作用でニキビ予防の効果も期待できます。

副作用として便秘や胃部の不快感を生じる可能性があります。

ユベラという内服薬の画像 「ユベラ」の効果と副作用を徹底解説!処方薬と市販薬の違いとは?

抗酸化作用でニキビの発生を防ぐ「シナール」

シナールは、ビタミンCとビタミンB5の配合錠です。

抗酸化作用と、肌のバリア機能を高める作用を持ち、赤ニキビの炎症を沈静化させる効果を期待できます。

副作用として、下痢や嘔吐など、消化器の不調が現れる可能性があります。

シナールという内服薬の画像 シナールの効果的な飲み方を解説!シミやニキビへの美容効果と注意点も紹介

ニキビができたら早めに皮膚科に相談しましょう

ニキビができて気になる場合、もしくは、重症化してしまった場合は皮膚科に行くことを推奨します。

ニキビを皮膚科で治療する重要性は理解していても、時間がなく皮膚科に通うことができないという方も多いのではないでしょうか?

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この記事の監修医

東京山手クリニック

藤原東華 医師

美しさを求めるすべての人たちに

当院は「あなたのお肌のかかりつけ」をコンセプトに、皆さんのお肌を作り直すサポートをしていきたいと考えております。ただ肌悩みを改善するだけではなく、健康で美しいお肌を取り戻し、笑顔で日々を過ごせるよう、お手伝いさせていただければ幸いです。

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