ユベラの効果って具体的には何?
どのタイプが自分に合っているか知りたい…。
ユベラはビタミンEが持つはたらきにより、さまざまな効果を持ちます。
医療用医薬品のユベラには、カプセル・錠剤・軟膏と3つの剤形があり、それぞれ期待できる効果が異なります。
本記事ではユベラの効果を種類ごとに詳しく解説していきます。
この記事を読んで、ご自身に合ったユベラを見つけてみてくださいね。
この記事でわかること
- ユベラはビタミンEの作用により、さまざまな症状の改善を助ける
- ユベラにはカプセル・錠剤・軟膏があり種類ごとに治療の目的や対象が異なる
- 自分の症状に合う種類のユベラを使用することが大切
目次
ユベラはビタミンEのはたらきを持つ医薬品
ユベラとは、ビタミンE(トコフェロール)の作用を示す医薬品です。
※ここでいうユベラとは、ユベラN・ユベラ錠・ユベラ軟膏の3つの総称です。
ビタミンEには、主に4つの働きがあります。
- 血行促進作用
- ホルモンバランスを整える作用
- 肌の老化(サビ)を防ぐ抗酸化作用
- 体内で発生する過酸化脂質の増加を抑える作用
これらの働きにより、ユベラは様々な症状に効果を発揮します。
ユベラにはカプセル・錠剤・軟膏の3つの形状があり、それぞれ「ユベラN」「ユベラ錠」「ユベラ軟膏」という名称です。
それぞれで、期待できる効果が異なります。
ユベラの種類別の効果
まずは、ユベラの種類別の効果についてご紹介します。
以下の表は、ユベラの種類別の違いについてまとめたものです。
ユベラN | ユベラ錠 | ユベラ軟膏 | |
---|---|---|---|
剤形 | カプセル ソフトカプセル ![]() |
錠剤![]() |
軟膏![]() |
対象となる症状 | コレステロールや 中性脂肪の増加 着色障害 |
シミ・肝斑・ニキビ跡 手足の冷え 肩こり 過酸化脂肪の増加 ビタミンE欠乏症 |
しもやけ 手足の冷え |
ユベラNについて 詳しく知りたい方は こちらをクリック! |
ユベラ錠について 詳しく知りたい方は こちらをクリック! |
ユベラ軟膏について 詳しく知りたい方は こちらをクリック! |
「ユベラN」と「ユベラ錠」は医療用医薬品のみの取り扱いのため、医師による処方がないと服用できません。
▼ユベラを処方してもらう方法について詳しく知りたい方はこちら

ここからは、各医薬品の特徴と効果について詳しく解説します。
ユベラNの効果

ユベラNの効果
- 高血圧症の改善
- 着床障害の改善
ユベラNとは、カプセル・ソフトカプセル状の医薬品です。
ビタミンEに、ビタミンB群の一種である「ニコチン酸」が結合したトコフェロールニコチン酸エステルを主成分としています。
そのため、ビタミンEとニコチン酸の両方による作用を持ちます。
血流改善や脂質代謝を促進する作用があり、高血圧症や高脂質血症、閉塞性動脈硬化症の治療に用いられます。
また、ユベラNには着床障害を改善する効果があります。
着床障害の原因は様々ですが「子宮内膜」という子宮内部の粘膜組織が薄いことが原因の一つだと考えられています。
ユベラNの血流を改善する働きが子宮内膜の壁を厚くすることで、着床障害の改善に期待できるのです。
通常の成人の場合、1日3〜6カプセルを3回に分けて服用します。
※年齢や症状によって服用量は異なる場合があります。
まれに食欲不振・下痢・胃部不快感・腹痛・悪心・便秘症といった消化器症状を中心とした副作用が出る場合があります。
服用中に副作用が現れた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
ユベラ錠の効果

ユベラ錠には、様々な効果が期待できます。
ユベラ錠の効果
- シミ・肝斑・ニキビ跡の改善
- シミ・シワ・たるみの改善(アンチエイジング効果)
- 手足の冷えの改善
- 肩こりの改善
- 高血圧症の改善
- ビタミンE欠乏症の予防・改善
ユベラ錠は血行促進作用を持ち、手足の冷えや肩こりの改善に効果が期待できます。
血行が促進されることで肌のターンオーバーも促進されるため、シミや肝斑・ニキビ跡などの改善を助ける効果もあります。
また、抗酸化作用により、高血圧症などの改善、シミやシワ、たるみの改善にも働きかけます。
ビタミンEが不足すると、冷え性・肩こりなどが起きやすくなりますが、ユベラ錠は、このようなビタミンE欠乏症の予防や治療にも処方されます。
また、ユベラ錠にはホルモンバランスを整える働きがあり、生理不順やストレス、生理前の肌荒れに対し補助的に処方されることもあります。
ユベラの美容効果についてより詳しく知りたい方はこちら↓

通常の成人の場合、1日1〜2錠を2~3回に分けて服用します。
※年齢や症状によって服用量は異なる場合があります。
まれに便秘、胃部不快感、下痢、発疹といった副作用が出る場合があります。
服用中に副作用が現れた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
ユベラ軟膏の効果

ユベラ軟膏の効果
- 手やかかとの乾燥症状の緩和
- しもやけの改善
ユベラ軟膏とは、ビタミンEとビタミンAを主成分とする軟膏状の外用薬です。
しもやけや、皮膚の乾燥症状を改善する効果が期待できます。
手荒れ(進行性指掌角皮症)の治療にも、効果的な場合があります。
ビタミンEとビタミンAには、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する作用があります。
肌のターンオーバーを促すことで、古い角質を排出し、新しく水分を保持しやすい肌細胞へと生まれ変わらせることで、効果を発揮します。
通常は、適量を1日に数回患部に塗ります。
※年齢や症状によって用法・用量は異なる場合があります。
紅斑やかゆみといった副作用が出た場合はすぐに医師に相談しましょう。ユベラ軟膏にはシミなどへの美容効果は認められていないため、美容目的での使用は避けましょう。
ユベラを服用する上での注意点

ユベラは副作用の発現率が1%未満(ユベラ錠における臨床試験では0.89%の人に副作用が報告された)とされており、基本的には安全性が高い医薬品ですが、服用方法には注意が必要です。
ここでは、ユベラを服用する場合の注意点を2つ解説します。
ユベラNとユベラ錠の併用は避ける
ユベラNとユベラ錠の併用は可能な限り避けましょう。
どちらもビタミンEを主成分としているため、ビタミンEの過剰摂取につながるリスクが高まるためです。
併用が必要な場合は、事前に医師に相談して問題ないことを確認してから、併用を開始してください。
ビタミンEの過剰摂取に気をつける
ユベラを服用する際は、ユベラの主成分であるビタミンEの過剰摂取に注意しましょう。
過剰摂取により「ビタミンE過剰症」を引き起こすことがあるためです。
発症すると、下痢や、血液が止まりにくくなるなどの症状が現れやすくなります。
医薬品やサプリメントを併用する場合は、ビタミンEを含む可能性があるので、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。
自分に合ったユベラを服用するなら美容皮膚科を受診

ユベラはさまざまな効果を持ちますが、医薬品は、個人の体質や症状に合わせた服用が必須です。
症状の状態を見分けられずに、個人の判断で服用することはおすすめできません。
また、自己判断でユベラを服用すると、ビタミンEの過剰摂取により、「ビタミンE過剰症」を発症することもあります。
そのため、ユベラの服用をしたい方は、医療機関を受診し、医師と相談の上で薬を処方してもらうのがおすすめです。
美容目的でユベラの処方を受けるには、美容皮膚科を受診する必要があります。
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みぶ整形外科クリニック
都丸真依子 医師
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