ユベラの効果って具体的には何?
肌に良いって聞くけど…。
既にユベラを服用している方や、服用を検討中の方は、ユベラの効果を詳しく知りたいと思いますよね。
ユベラは、様々な美容効果や健康効果を持つ医薬品です。
「若返りのビタミン」とも呼ばれており、アンチエイジング効果が期待できます。
本記事では、医療用医薬品のユベラの効果を徹底的に解説します。
ユベラにはいくつか種類があるため、種類ごとに効果を詳しく解説するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
この記事でわかること
- ユベラには様々な美容効果や健康効果が期待できる
- カプセル・錠剤・軟膏があり種類ごとに治療の目的や対象が異なる
- ユベラの美容効果は3ヶ月の服用を目安に実感しやすいと言われている
目次
ユベラの効能・効果
ユベラとは、「トコフェロール酢酸エステル」というビタミンEを有効成分とする医薬品名です。
トコフェロール酢酸エステル(ビタミンE)には、主に4つの働きがあります。
ユベラの働き
- 体内で発生する過酸化脂質の増加を抑える作用
- 血行促進作用
- 肌の老化(サビ)を防ぐ抗酸化作用
- ホルモンバランスを整える作用
これらの働きで、ユベラは様々な美容効果や健康維持に効果を発揮します。
医薬品にはカプセル・錠剤・軟膏の3つの形状があり、それぞれ「ユベラN」「ユベラ錠」「ユベラ軟膏」という名称です。
各医薬品ごとで、期待できる効果が異なります。
「ユベラN」と「ユベラ錠」は医療用医薬品のみの取り扱いのため、医師による処方がないと服用できません。
以下で、各医薬品の特徴と効果を詳しく解説します。
ユベラNの効果
以下に該当する場合に効果的
ユベラNの効果
- 高血圧症の改善
- 閉塞性動脈硬化症に伴う末梢循環障害の緩和
ユベラNとは、カプセル・ソフトカプセル状の医薬品です。
ビタミンEに、ビタミンB群の一種である「ニコチン酸」が結合したトコフェロールニコチン酸エステルが含まれています。
血流を改善する作用や、脂質代謝を促進する作用があり、高血圧症や高脂質血症、閉塞性動脈硬化症の治療に用いられます。
また、ユベラNには着床障害を改善する効果があります。
着床障害の原因は様々ですが「子宮内膜」という子宮内部の粘膜組織が薄いことが原因の一つだと考えられています。
ユベラNの血流を改善する働きが子宮内膜の壁を厚くすることで、着床障害の改善に期待できます。
服用方法
通常の成人の場合、1日3〜6カプセルを3回に分けて服用します。
※年齢や症状によって服用量は異なる場合があります。
副作用
まれに食欲不振・下痢・胃部不快感・腹痛・悪心・便秘症といった消化器症状を中心とした副作用が出る場合があります。服用中に副作用が現れた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
ユベラ錠の効果
以下に該当する場合に効果的
ユベラ錠には、様々な美容効果と健康効果が期待できます。
主成分である「ビタミンE(トコフェロール酢酸エステル)」は、幅広い症状に働きかけるためです。
ユベラ錠の美容効果
- シミ・肝斑・ニキビ跡の改善
- シミ・シワ・たるみの改善(アンチエイジング効果)
ユベラ錠の血行促進作用で、肌の新陳代謝(肌のターンオーバー)が促進されることで、シミ・肝斑、色素沈着性のニキビ跡が改善されます。
シミや肝斑、色素沈着性のニキビ跡は、メラニン色素が蓄積することで発生します。
肌のターンオーバーにより、古い角質とともにメラニンが肌の表面から排出されると、改善につながります。
ユベラ錠の抗酸化作用により、シミ・シワ・たるみの改善が期待できます。
肌が酸化すると、シミやシワ、たるみが発生しやすくなります。
この肌の酸化は、紫外線やストレスなどが原因となり引き起こされます。
ユベラは、肌の老化の原因である「肌の酸化」を抗酸化作用で抑制します。
「若返りのビタミン」と呼ばれることがあるのは、このようなアンチエイジング効果が期待できるためです。
ユベラ錠の健康効果
- 手足の冷えの改善
- 肩こりの改善
- 過酸化脂肪の増加の防止
- ビタミンE欠乏症の予防・改善
ユベラ錠には、血行促進作用があり、血液が行き渡らせることで、手足の冷えや肩こりの改善に効果が期待できます。
ビタミンEが不足すると、冷え性・肩こりなどが起きやすくなりますが、ビタミンEを主成分とするユベラは、このような「ビタミンE欠乏症の予防や治療にも処方されます。
さらに、抗酸化作用により、過酸化脂肪の増加を防止することで、高血圧症などの改善にも働きかけます。
また、ユベラ錠にはホルモンバランスを整える働きがあり、生理不順やストレス、生理前の肌荒れに対し補助的に服用されることがあります。
主成分であるビタミンEには、ホルモン分泌指令を出す脳下垂体の働きを助ける作用があるためです。
服用方法
通常の成人の場合、1日1〜2錠を2~3回に分けて服用します。
※年齢や症状によって服用量は異なる場合があります。
副作用
まれに便秘、胃部不快感、下痢、発疹といった副作用が出る場合があります。服用中に副作用が現れた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。
ユベラ軟膏の効果
以下に該当する場合に効果的
ユベラ軟膏の効果
- 手やかかとの乾燥の緩和
- しもやけの改善
ユベラ軟膏とは、ビタミンEとビタミンAを主成分とする軟膏状の外用薬です。
しもやけの改善効果と、手やかかとの乾燥を改善する効果が期待できます。
手荒れ(進行性指掌角皮症)の治療にも、効果的な場合があります。
ビタミンEとビタミンAには、肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する作用があります。
肌のターンオーバーを促すことで、古い角質を排出し、新しく水分を保持しやすい肌細胞へと生まれ変わらせることで、効果を発揮します。
服用方法
通常は、適量を1日に数回患部に塗ります。
※年齢や症状によって用法・用量は異なる場合があります。
副作用と注意点
紅斑やかゆみといった副作用が出た場合はすぐに医師に相談しましょう。ユベラ軟膏にはシミなどへの美容効果は認められていないため、美容目的での使用は避けましょう。
ユベラの美容効果が感じられるまでの期間
ユベラの服用を始めてから、どのくらいで美容効果を実感できるかには個人差があります。
1ヶ月程度で効果を感じられる人もいますが、目安は3ヶ月とされています。
肌質や肌の状態を改善するには、1ヶ月程度の周期で行われる肌の新陳代謝が関わるためです。
肌のターンオーバーとは、肌細胞の生まれ変わりのことで、20代で約28日の周期で一度行われると言われています。周期は、加齢とともに遅くなる他、生活習慣によっても変化します。
このような理由から、美容効果の実感までの期間には個人差があり、3ヶ月程度の長期服用が必要な傾向にあるのです。
ユベラを服用する上での注意点
ユベラは副作用の発現率が1%未満(ユベラ錠における臨床試験では0.89%の人に副作用が報告された)とされており、基本的には安全性が高い医薬品ですが、服用方法には注意が必要です。
ここでは、ユベラを服用する場合の注意点を2つ解説します。
ビタミンEの過剰摂取に気をつける
ユベラを服用する際は、ユベラの主成分であるビタミンEの過剰接種に注意しましょう。
「ビタミンE過剰症」を引き起こすことがあります。
発症すると、下痢や、血液が止まりにくくなるなどの症状が現れやすくなります。
ユベラNとユベラ錠の併用は避ける
ユベラNとユベラ錠の併用は可能な限り避けましょう。
どちらもビタミンEを主成分としているため、ビタミンEの過剰摂取につながるリスクが高まるためです。
併用が必要な場合は、事前に医師に相談して問題ないことを確認してから、併用を開始してください。
安心してユベラを購入するなら美容皮膚科を受診
ユベラには様々な美容効果や健康効果が期待できます。
ただし、医薬品は、個人の体質や症状に合わせた服用が必須です。
症状の状態を見分けられずに、個人の判断で服用することは推奨しません。
安心してユベラの服用を続けるなら、医療機関を受診しましょう。
美容目的でユベラの処方を受けるには、美容皮膚科を受診する必要があります。
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都丸真依子 医師
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