ニキビは治ったのに…なんで黒い跡が残るの?
将来このままだったらどうしよう…
なかなか消えない黒いニキビ跡を、鏡で見るたびに気になってしまいますよね。
黒く色素沈着したニキビ跡は、炎症を起こしたニキビによって肌がダメージを受け、黒色の色素「メラニン」が過剰に生成されることで起こります。
ニキビ跡の黒ずみを消すためには、すでに蓄積された色素を排出させながら、新たな色素の生成を抑えることが大切です。
本記事では、ニキビ跡が黒ずむ原因と、効果的な治療法について解説します。
治療法は、セルフケア・医薬品・美容施術に分けて紹介しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
この記事でわかること
- 黒いニキビ跡の原因は、炎症が起きた箇所にメラニン色素が沈着すること
- 黒ずみの改善には、肌のターンオーバーを正常化させることが重要
- ニキビ跡の状態によっては施術をしないと黒ずみは綺麗に消えづらい
目次
ニキビ跡が黒くなるのはなぜ?

ニキビ跡が黒くなる主な原因は「メラニン色素の沈着」です。
これ以上、黒いニキビ跡に悩まないためにも、どうしてニキビが色素沈着するのかメカニズムを知っておきましょう。
ニキビが炎症して色素沈着した
ニキビが炎症を起こすことは、黒いニキビ跡の原因になります。

ニキビは、症状が悪化すると、白→黒→赤→黄と色が変化していきます。
このうち、赤ニキビと黄ニキビは炎症を起こしている状態です。
これらのニキビを、炎症が強くなるまで放置したり、無理につぶしたり、紫外線に当てたりすると黒いニキビ跡ができやすくなってしまいます。
炎症後の色素沈着はメラニンの過剰生成で起こる
黒いニキビ跡は、炎症により黒色色素「メラニン」が過剰に生成されることで発生します。
メカニズムは以下の通りです。

- 炎症による刺激を感知すると、メラニンを作る細胞「メラノサイト」が刺激される
- 刺激を受けたメラノサイトがメラニンを過剰に生産する
- 排出が間に合わず、過剰に生産されたメラニンが肌に蓄積される
そのため、黒いニキビ跡の発生を防ぐためには、ニキビが炎症を起こすまで放置せず、薬などで適切にニキビを治すことが重要です。
各ニキビの治し方については以下の記事を参考にしてみてくださいね。
▼各ニキビの治し方
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黒く色素沈着したニキビ跡の治し方

ここでは、黒いニキビ跡の治し方を紹介します。
症状によってはなかなか治りにくいことがあるので、黒ずみが濃い場合やなかなか治らない場合などは、医薬品の使用や美容施術を検討しましょう。
治療法の選択に迷う方は、以下の表を参考にしてみてくださいね。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
セルフケア | ・費用が比較的安い ・自宅で手軽に継続できる |
・効果が表れるまで時間がかかる ・重度の色素沈着には効果が限定的 ・効果に個人差がある |
医薬品 | ・セルフケアより高い効果 ・根本的な改善が見込める ・(処方薬の場合)医師の診断に基づく適切な処方 |
・副作用があらわれる可能性がある ・継続的な使用が必要な場合がある ・処方には受診の手間がかかる ▶オンライン診療がおすすめ! |
美容施術 | ・より確実で早い効果 ・重度の色素沈着にも対応可能 ・専門家による施術を受けられる |
・費用が比較的高い ・ダウンタイムが必要な場合がある ・複数回の通院が必要なことが多い |
セルフケアで治す

軽度な黒ずみである場合や、皮膚科での治療に抵抗がある場合には、セルフケアでニキビ跡を改善していきましょう。
セルフケアは、効果が出るまで時間がかかる傾向にあるので、毎日コツコツと続けることが重要です。

紫外線はメラニンの生成を促進するため、既にある色素沈着をさらに濃くします。
紫外線が刺激となって、メラノサイトが刺激され、メラニンが過剰生成されてしまうからです。
加えて、紫外線で肌が乾燥すると、新しい肌細胞の再生が妨げられます。
これにより、ニキビ跡の改善が妨げられてしまうのです。
日焼け止めは季節に関係なく、毎日必ず塗りましょう。

肌を擦り過ぎると、刺激が加わって炎症が悪化し、色素沈着の改善が遅れる可能性があります。
また、化粧品の成分が肌に合わなければ、それも肌に負担となり炎症を悪化させてしまう場合があります。
肌への刺激を抑えながら洗顔し、ご自身に合ったアイテムで保湿しましょう。
▼正しいスキンケア方法やアイテムの選び方についてはこちら

良質な睡眠をとることで、正常な肌のターンオーバーを促すことができます。
睡眠時間が短い、または、睡眠の質が悪く寝不足が続くと、肌のターンオーバーのサイクルが遅くなってしまいます。
ターンオーバーが滞ると、メラニンが肌の表皮から排出されず、ニキビ跡の改善が妨げられてしまいます。
良質な睡眠をとるためには、毎日同じ時間に布団に入る、入眠前にリラックスするなどを心がけましょう。

ニキビ跡の改善には、ビタミン・タンパク質などの栄養素が重要な役割を果たします。
例えば、ビタミンCやビタミンEは抗酸化作用があり、肌のターンオーバーを促します。
そしてタンパク質は、コラーゲンの生成を助ける働きがあります。
▼コンビニでも買える肌にいい食べ物についてはこちら

医薬品で治す

黒いニキビ跡の改善には、処方薬の使用がおすすめです。
処方薬は、市販薬に比べて成分の配合量が多い傾向にあり、より高い効果を期待できるためです。
ここでは、おすすめの外用薬と内服薬をそれぞれ2つずつ紹介します。

処方薬と市販薬の違いは以下の通りです。
処方薬 | 市販薬 | |
---|---|---|
入手方法 | 医療機関を受診し、医師に処方してもらうことで購入できる | ドラッグストアなどで誰でも購入できる |
配合成分濃度 | 比較的高い | 制限されている |
処方薬は配合成分濃度が高く、即効性が期待できます。
ただし、配合成分濃度が高い分、副作用のリスクも高まるため医師の診察のもと処方されます。
副作用のリスクはありますが、医師の指導のもと服用できるため、疑問点や不安を医師に直接相談できます。
一方、市販薬は医師の指示がなくても安全に服用できるよう、成分の配合量に上限があります。
そのため、副作用のリスクが低減しますが、その分処方薬より効果が緩やかです。

- 強力な美白作用を持つ外用薬で、シミや色素沈着の治療に使用される
- メラニン色素の生成を抑えることで、ニキビ跡の色素沈着を薄くする
- 濃度が高いほど効果は強いが、皮膚刺激のリスクも高まる
- メラニンの生成を抑え、色素沈着を改善
- ニキビ跡の赤みや茶色いシミを薄くする
- 肌のトーンを均一にする
- 1日1回、夜に薄く塗布
- ニキビ跡の部分にのみ塗る(広範囲に塗らない)
- 皮膚刺激(赤み、かゆみ、乾燥、皮むけ)
- 白斑(まれに、色素が抜けて白くなることがある)
▼ハイドロキノンの効果や使い方などの詳しい解説はこちら


- ビタミンA(レチノイド)の一種で、肌のターンオーバーを促進する
- 古い角質を剥がし、新しい肌細胞を生成することで、ニキビやニキビ跡を改善
- 皮膚科で処方されることが多く、市販品には含まれていない
- 角質を剥がし、肌の生まれ変わりを促進
- メラニンの排出を助け、ニキビ跡の色素沈着を薄くする
- 皮脂分泌を抑え、新たなニキビをできにくくする
- 少量を薄く塗布し、最初は2〜3日に1回から開始
- 乾燥や刺激を感じる場合は、保湿をしっかり行う
- ハイドロキノンと併用することで、美白効果を高められる
- 皮膚刺激(赤み、かゆみ、乾燥、皮むけ)
- 光線過敏症(紫外線に当たると皮膚トラブルが起こりやすくなる)
- 一時的にニキビが悪化する「好転反応」が起こることがある
▼トレチノインの効果や使い方などの詳しい解説はこちら


- メラニンの生成を抑え、炎症を鎮める内服薬
- 元々は止血剤として使用されていたが、色素沈着の改善にも有効
- 抗炎症作用があり、ニキビの炎症や赤みを軽減
- メラニン生成を抑え、ニキビ跡やシミの色素沈着を改善
- 炎症を鎮め、ニキビや肌荒れの悪化を防ぐ
- 肝斑や日焼けによる色素沈着にも効果を発揮
- 1日2〜3回、適量を服用
- 最低でも2〜3ヶ月は継続して服用することで効果を実感しやすい
- 消化器症状(胃の不快感、吐き気、下痢)
- 血栓ができやすくなるリスク(血栓症のある方・ピルを服用している方は注意)
- まれにアレルギー反応(発疹、かゆみ)
▼トラネキサム酸の効果や使い方などの詳しい解説はこちら


- ビタミンA(レチノイド)の一種で、肌のターンオーバーを促進する
- メラニンの生成を抑え、肌のターンオーバーを正常化
- ニキビ跡の色素沈着や肌荒れの改善に効果的
- メラニンの生成を抑え、色素沈着やシミを予防
- 抗酸化作用により、肌の老化やダメージを軽減
- コラーゲン生成を促し、肌のハリや弾力を維持
- 1日2〜3回、適量を服用
- 空腹時よりも食後に飲む方が吸収が良い
- 継続して飲むことで、肌のトーンアップ効果が期待できる
- 胃の不快感、吐き気(高濃度で摂取した場合)
- まれにアレルギー反応(発疹、かゆみ)
- 過剰摂取による尿路結石のリスク(長期間の高用量摂取に注意)
▼シナールの効果や使い方などの詳しい解説はこちら

処方薬を使用するには、医療機関の受診が必要です。
忙しくてなかなか皮膚科に行けない方は、オンライン診療がおすすめです。
東京美肌堂のオンライン診療は、
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と、手軽に始められるサービスです。

受付:9:00〜22:00(土日祝も休まず診察)
※本サービスを利用したオンライン診察は保険適用外の自由診療となります。
「ホワイトシャインLC 180錠」は、色素沈着の緩和に効果的な第3類医薬品です。
1日あたり1,000mgのビタミンCと240mgのL-システインを含み、色素沈着を抑制します。
また、ビタミンE、B2、B6も配合されており、肌の健康をサポートします。
「ケシミンクリームEX」は、色素沈着対策に特化した医薬部外品のクリームです。
アルブチンとビタミンC誘導体の2つの有効成分がメラニンの生成を抑え、美白作用を促します。
プレミアム処方で、肌本来の美しさを引き出すことを目指しています。
美容施術で治す

黒いニキビ跡を、すぐに確実に治したい場合は、美容施術がおすすめです。
高い効果を期待できる一方で、副作用が出る可能性もあるため、よく理解した上で選択しましょう。

レーザー治療とは、特定の波長のレーザー光を用いて、メラニン色素を分解・破壊する治療法です。
光エネルギーが皮膚に吸収されることで、色素沈着を引き起こす細胞に熱を与え、その部分のメラニンを分解します。
メラニンの色素沈着を薄くしていくことで、ニキビ跡を目立ちにくくさせていきます。

ピーリングは、肌表面の古い角質を取り除くことで、皮膚のターンオーバーを促進する治療法です。
施術では、グリコール酸、サリチル酸などの薬剤成分を肌に直接塗布して肌のターンオーバーを活性化させます。
色素沈着したニキビ跡以外にも、凹凸のあるニキビ跡の改善にも効果を期待できます。
黒いニキビ跡を早くきれいに治したいなら皮膚科を受診

黒いニキビ跡は、症状によっては治りにくいことがあるので、黒ずみが濃い場合やなかなか治らない場合などは、医薬品の使用や美容施術を検討しましょう。
医療機関を受診することで、医師の知見をもとに症状に合わせて、適切な治療法を見つけやすくなります。
とはいえ、忙しくてなかなか病院に行けない方や、ニキビ跡での病院の受診をためらう方もいるかと思います。
そんな方には、「東京美肌堂」のオンライン診療がおすすめです。
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